人肉村のレビュー・感想・評価
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人肉ようこその一軒の家
原題:BUTCHERS
景色を楽しむ映画かと思えるほど登場人物が少ない。
残虐な場面は、血の量は少なめでBGMと効果音で恐怖を表現しています。
オマージュなのかリメイクなのか『悪魔のいけにえ』のシチュエーションに似ていると思いました。
新鮮さやインパクトは邦題だけでした。
【”ウワワ!”鑑賞後の不快感が尋常でない作品。”フライヤーには”セブン”のタッチを狙ったとあるが、どこがだ!こんな作品を爽やかな日曜日の朝に観ている私は変態ですか?ハイ、立派な変態です。”】
■ドライブ旅行を楽しんでいた4人の若者たちの車が故障し、郊外の一本道で孤立してしまう。そんな彼らを“獲物”として狙う者たちがいた。
その村に住むワトソン一家と親戚の男は、捕獲した男は一番ヤバいオックスフォードの食料にし、女は繁殖の道具として利用していた。
やがて、一家の襲撃が始まる。
◆感想
・完全な作品選択ミスである。
・鑑賞理由は手元に、は今作のフライヤーがあり、そこには”エイドリアン・ラングレー監督は、デヴィッド・フィンチャー監督の”セブン”のタッチを狙った。”と記載されていたからである。
ー どこが、”セブン”のタッチだ!-
・ついでに言うと、”世界各国のファンタステック映画祭で絶賛された”。とあるのだが・・。
ー 本当かよ!関係者出てこい!-
<バッドエンド極まりない、救いのないホラー映画。
ストーリー展開もなあ・・。スラッシャーでもないし・・。
心温まるヒューマン映画で、気分を治そうっと・・。>
生きるか死ぬかそれが問題である。
男は食料に女は繁殖の道具に。狂気の中にいる者たちが獲物を持つ森がある。そうとは知らず、若者達は迷い込み、、
生きる死ぬかそれが問題であると、狂気の兄弟に捕まり孕まされ家畜のような扱いを受けていた女性がとった行動は考えさせられた。彼女は、一緒に逃げようと提案されたのだが、まず自分の腹を刺しそして自殺を遂げるのだ。人間は誰しも生たいと思う力を有してる考える。だか、彼女がとった行動は自分の腹を刺して自決するという最期の狂気の兄弟に対する抵抗であり、矛盾するようだか人間らしさであった。
それに対して、狂気の兄は「誰が親かもう悩まなくてすむな」と一言添えるのである。
何故“人肉村”???
ちょっと「人肉村」って言う割には“肉肉しく”なくて、怪しい山小屋の主は 良くある 凶暴な兄と知能の低い弟的な感じで、それプラス得体のしれない生物という…。
不思議とこの界隈で車のトラブルが起きて、この兄弟(+叔父さん?)に捕まって お肉にされるんだけど、女の人は(気に入られれば)生かされて監禁生活を余儀なくされる訳で…どっちにしろ精神崩壊は免れない…。
それと、本当に解らないんだけど、あの兄弟は人肉を食べてたの???そういった描写もないし、出てくるのは手斧でバラすシーンだけ。それも良く見えない。
最後に出てくるオックス?とか言う謎の生物も、私には良く解らなかったんだけど、三兄弟?ってことなのかな?
なんかもっと生々しい感じを期待していたけど、そういう意味では拍子抜けした。
センスが無い邦題に内容も・・・
この邦題がすごいセンスが無さすぎる。(笑)
タイトルだけ見たら、『食人族』の村バージョンと勘違いすると思う。
原題まんまで良かったのでは、誰でも思うんじゃないかな。
まぁいいや。
『悪魔のいけにえ』マニアが作った現代版と思えばいい。
若者が、イカレタ兄弟に襲われるとなる。
問題なのが、テンポも悪ければ、緊張感も無い。
オマケでゲロゲロ描写もそんなにない。
さらに、捉えた女性が、捕獲→逃走→捕獲→逃走。
同じ展開で引っ張るのも何だか何だか・・・
聖書になるのかな?
この要素なんか、「もっとうまく使えばいいのになぁ。」とか、多少は褒めれる部分はあるんだけど、アイディア不足ってのが結論かな。
村?
「クライモリ」を彷彿とさせるテーマの作品だが、丁度同じ様な時期にそちらがリフレッシュされた内容でリメイクされており、頭の狂った人間をボケーッと見るという上では本作のほうが「クライモリ」感が出るかもしれない。「人肉村」というタイトルで更にそのイメージが強くなるが、内容はと言うと狂人一家に命を狙われる若者のサバイバルを描いたものである。そう、舞台は村ではないのだ。「犬鳴村」等の村シリーズに影響を受けたのだろうか。
本作の設定上、どうしても触れなくてはいけない作品がある。それが「悪魔のいけにえ」だ。トビー・フーパー監督の作品であり、その完成度の高さからルーヴル美術館にそのマスターフィルムが保存されている不朽の名作だ。
本作はどうもファンが作ったのではないかと思う程内容が酷似している。カメラワーク等の雰囲気もどこか似ているように思えてならないが、ここで思ったのが1974年の「悪魔のいけにえ」の完成度の高さだ。短い本編に分かりやすくシンプルにまとめ、そこに巣食う狂気を濃密に描いていた、本当に怖い映画だったと改めて思った。
本作には圧倒的にそれらが不足している様に思える。狂気さは伝わったものの、最も常軌を逸したいわゆる「レザーフェイス」の様なキャラクターを出し惜しみしすぎた印象が強い。三兄弟のキャラクター設定はしっかりと物語に絡めていたが、人肉を喰らうのは三兄弟の中でも最もイカれた存在の末っ子だけだ。上二人はその食料として人間を捕らえていたのである。もちろん異常な一家だが、カニバリズムを真っ向から描いた社会派ホラーの要素ももちろん持っておらず、かと言って最も重きを置くべきである狂気さも至って普通に描かれている。他ホラー作品を観すぎた事による麻痺の可能性もあるが、テンポが良くない為か印象に残るシーンや恐怖を覚えるシーンが少なかったのが残念だった。だが、もし本作が20年以上前に製作された作品だったら、今でも語り継がれる名作の一つになっていたかも知れない。何かそういう匂いのする作品だった。
邦題で損している
他の方も書いていますが、邦題もったいないです。「損している」と思います。この放題では映画を見ようと思う人が半減してしまいます。超ストレートすぎて、繊細な子供や女性は観る気持ちになれません。しかしながら映画の制作はとてもしっかりとされています。脚本も練り込んでいると思います。撮影技術もとても繊細な雰囲気を醸し出しています。特に森の中の揺らめく光をうまくとらえていました。また残虐なシーンが繰り広げられる倉庫の中も、逃げ出すことが出来ない狭さを恐怖にうまく変換していたと思います。そして人間を殺戮したり、切り刻む場面も、直接的には見せず、狂気を振り上げて振り下ろす、その際顔面のアップだけに留めたりするのは非常にうまい演出だと思いました。若者4人が命を落とします。私の予想では最後の最後に2人の若者がシリアルキラーをやっつけると言うものでしたが、そうなりませんでした。予定調和を覆した結果には驚きました。そして満足しました。ちなみに現在のブッチャーと言うのは、アメリカ人の両親が子供が悪いことをした時に、「そんなことしてるとブッチャーが来るよ」と大人しくさせるツールらしい。日本中で言えば「お岩さんが来るよ」かな。古いけど。
『運だぜ!アート』のluckygenderでした
猟奇的な彼女と観てそのあと楽しんでね
原題はButcher。邦題は人肉村。フライヤーがストーリーをばらしすぎ。
ということは、まずまずの出来栄えで、その点は安心して観られるホラー映画なのだろうと。
母親が生きていたらお前らにこんなことはさせなかったはずだという解体屋の叔父さんもなかなかの悪人でしたが、障害のある弟と狡猾な兄の危なげな関係性と不気味なうなり声の正体が最後まで気になり、なかなか面白かった。
弟オズワルド役の怪演もなかなか。
兄はオーウェルでしたっけ?ジョージ・オーウェルの動物農場を連想させるケダモノの人間農場。
車のラジエーターが故障した2組の男女の浮気体質に乗じたストーリーとポラロイド写真がなかなかうまく使われておりました。
冬にエンストして捕まった女はなかなかの上玉。
アメリカの田舎にはこんな兄弟が実際いそう。土地が広いって、こうゆう輩には断然有利ですねぇ。
ビデオカメラはあっても、携帯電話はまだ普及していない時のお話。あっても、圏外なのでは?
浮気症の二人の方が少しは長生きするというのは子孫繁栄のDNAのせいか?
浮気してもしなくてもどうせ死ぬ運命。気まずくなることのない映画なので、カップルで楽しんでくださいな。
惜しいなあ。
邦題が一番仕事してる。邦題に合わせて脚本練り直せば面白くなりそう。
舞台もモチーフもこのままで「村」の住人役を5人増やして、エキストラを50人使えれば、村にできそう。
ブッチャーのままだったら観なかったかも。
車の日常点検は怠らないように・・・
『悪魔のいけにえ』(1974)以来、様々な残虐スプラッターが作られてきたけど、もう因果関係なし、何も悪いことしてないのに・・・と、キ〇ガイ・サイコキラーのために悲惨な運命を辿る若者たち。この作品もその一つ。カナダのテレビ界で活躍したラングレー監督はデビッド・フィンチャー、三池崇史を敬愛しているという。
邦題から『変態村』とかの排他的共同体をイメージしていたのですが、悪役はほぼ4人のみ。母親を亡くしたばかりのオーウェン、オズワルドの兄弟に加え、叔父のウィラードや正体不明のオックスフォード。罠にかかるのを待つばかりの男どもだが、ガソリンスタンドや車解体業はわかるけど、そんなに客は来るのか?ほぼ狩猟で生活しているような雰囲気もあった。
ゴア描写も多くなく、なぜかそれほど怖くない。腸を引っ張り出すところも、映像に無理があった気がする。多分、映画の編集技法が恐怖を煽るものじゃないし、被害者目線での描写が少なかったからかもしれない。最初に監禁された女性が妊娠していたのも謎のまま・・・
ま、舞台となっていたのが1998年。「25年後には動画だらけの世の中になるぜ」という台詞が印象的だったけど、それも活かされてないし、細かな設定がまったく無意味。唸るオックスフォードはどんな人間or化け物なのかという期待だけで集中して鑑賞できたけど、やっぱり低予算ぽさがにじみ出ていたなぁ・・・アブドラ・ザ・ブッチャーみたいなキャラが出てきてたら評価は上がったのに。
楽しくない
大体シリアルキラーの出る作品は胸糞悪くなるものですが、ラストどうなるかで印象が違ってきます。この映画はそういう意味ではあんまり良くなかったですね。
途中も怖いというより不快さが勝ちました。胸糞悪くても変態村くらい振りきってれば観た甲斐もあるんでしょうが、邦題でそこ狙ったのが逆効果になっていました。
羽音ばかりが気になりますね
田舎の林の中の1本道でエンストした車に乗っていた4人組が何者かに襲われる話。
雪の中男女2人の乗った車がエンストして始まるオープニングは、マイルドながらまだ期待できたけど…。
サイコサスペンス的に展開していくものの暫くどうでも良い勿体つけ描写が続き30分ぐらいしてやっとと思ったら、襲う側も襲われる側も非合理的過ぎる行動のオンパレードで、内容の割に全然ハラハラしないし盛り上がらない。
あらすじに記されている内容は確かに間違いでは無いけれど、この内容に対しては書きすぎだしズレてるし、ゴアとかカニバルを期待したら全然といって言い程そういう描写はないし、邦題の人肉村は的外れ。
耐性が全然無い人にしか通じないでしょうね。
しかもこのタイトルのせいで疑わしい流れにもならずモロバレで残念過ぎる。
これはこれで上手くつくればもっともっと面白くなりそうなのに、どんな観客をターゲットにつくったんでしょうかねぇ。
色々と厳しい
なんかつまらないしイライラする展開多くストレス溜まる展開多勝ったなぁというのが率直な感想。
そもそもタイトルにある人肉村なんていう程人の肉を食ってる描写はないしね。
ただいかれた兄弟と叔父が人殺して楽しんでる程度でその肉を食ってる食ってないは殆ど本編とは関係なく残念。
加えて主人公の女の子が3回くらい逃げ出すことに成功するのだが、逃れることありきで囚われた時の緊張感全くない。逃げ出すことに成功しても妙に落ちついてるからそこでも緊張感ない。この手の映画で緊張感ないのは色々と厳しさを感じる。
まぁ期待値も相当下げてただけに今年ワーストという程のストレスは感じなかったけどそれにしても退屈な時間だった。
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