劇場公開日 2021年8月13日

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「公営住宅ってそういうものなんじゃないかな。」東京オリンピック2017 都営霞ケ丘アパート 映画館好きさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0公営住宅ってそういうものなんじゃないかな。

2021年8月5日
iPhoneアプリから投稿

住人の視点では、引越しが大変だったりコミュニティが壊されるとかあって大変なんだろうと思う。

でも、公営住宅ってそういうものなんだと思う。開発等で土地が必要になれば、都にとって有効な使い方に変更される。

住人からすれば、終の住処になってほしかった気持ちも分かる。でも、「高齢化が進んで、住人が減って、最後の1人がいなくなるまで巨大な建物を維持される」と約束されてはいないはず。未来永劫残る建物ではないし。いつか取壊し、立退があるものと分かってるはず。気持ちの面でも経済面でも影響があるのは理解できる。
冷たい言い方だけど、そうやって発展していくのだろうと思う。

都が経済的に弱い人を一方的にいじめていいなんて思わない。誰かホームレスになってしまってるなら住宅の手配や、必要なら生活保護の申請をサポートしてあげてほしい。
もし、次の住宅の提案等をしてるなら、都はちゃんと仕事してると思う。

開発の裏でこの様な問題が出るのは当然。
コミュニティ等全てを保ったまま何かを変更することはできない。全ての希望を叶えるのは難しいので、お互いが歩み寄って納得していくほかないのだろうと思う。

この映画で霞ヶ丘アパートの存在を知れたのでありがたいです。

映画館好き