ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3のレビュー・感想・評価
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Just The Way You Are
試写会にて
マイナーなチームから大人気のMCU映画へと駆け抜けたガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの3作目にして最終作。予告編からも完結の匂いが漂うが、実際本編を見てみるといつも通りに言い争いしながらどんちゃん騒ぎしていく作品に。でも最後にはホロリと泣かせにきて、終わりを感じさせる展開に…まだ終わらないでと願い続けた。
今まで以上に激しく騒がしい上に、ハイエボリューショナリーのキャラがMCUの中でも群を抜いて非倫理的でダークであったので、かなり振り回されてとっ散らかっている印象だった。しかしながら、監督が「今作は『自分』の物語であり、宇宙ではなく自分自身を救っていく」と語っていた通りの物語となっており、ロケットの物語や敵の優生思想を軸としてチームが自分と向き合うこと、見つめ直すことにテーマを持っていき、そして思いがけない自己肯定へと繋がっていく。
完璧なものなんてない。上も下も存在しない。君は劣ってなんかいない。ザ・スースクと同じくどんな生き物にも別け隔てない愛を注いでいく優しさをハイエボリューショナリーによる優生思想の脅威から守ることで描いていく。サノスがマトモに見えてくるくらいに思想が怖い。結局優生思想とはいっても、並外れた知能を持つロケットは実験の失敗作であったことと自分よりも賢いという嫉妬からハイエボリューショナリーに下等生物とみなされ捨てられた。ここはロケットとナチスのホロコーストやT4作戦と重ね合わせていると思う。
生物のなにが劣っていて優れているなんかの線引きは至極曖昧でありそれを司る者の尺度で変わる碌でもない思想だ。ガーディアンズたちは除け者たちの集団だ。銀河を救うまでは常に蔑まれながら生きてきた。心のなかに潜在的に宿る暗い過去と劣った感情。それが攻撃性となって自他ともに素直になれずにいた。本作は優生思想の危険性ではなく、もっと抽象的な自分は劣ってなんかいないと思いたいがためにトラウマや弱さと向き合えない心を描いている。
君は劣ってなんかいない。優れてなんかもいない。いや、そんなことどうでもいいじゃないか。改造された下等生物のアライグマだろうが、君は君のままでいればいいんだ。だから素直でいてくれ。最後に"アライグマ(Lacoon)"を見つめる姿が非常に感動的。いつもアライグマではないと意地を張っていた彼の本当の受容が終わった。
ドラックスは父親であることを受け容れた。ガモーラを失くした失意で亡き彼女の幻影を追い続けていたクイルも今の彼女のありのままを肯定して道を違えていく。自分の中にある弱さに向き合った証拠だ。そして、彼もまた嫌悪していた自分のルーツを辿っていく。
自分の弱さを受け容れ、素直になることで相手にも素直になれる。それが人を愛し優しくなれることだと説く監督の卓越した優しさ。これまでのガーディアンズの旅路があったからこそ到達したであろう自己の物語にもなっていて説得力がある。一度キャンセルで路頭に迷ったガン監督だからこそ様々な自戒がこめられているのだろう。自分の過去や弱さを受け容れて愛を育み前に進む物語。監督らしい。他者と容易に比較できるようになって劣等感を溜め込みやすくなったSNS社会だからこそ突き刺さるものもある。
敵が思いの外ショボかったとか、最強のアダムウォーロックがわりとコメディリリーフ的で未熟だったのは拍子抜けしつつも納得の範疇。今後に期待できるなら期待したい。
全体を通してロケットの過去のシーンが緩急の緩となっており、現時点での物語は最後まで止まらずに駆け抜けていく。過去の挿入の仕方がやや強引でありつつも、話が停滞せずに進んでいく感覚がありながらしっかりと緩急がある作りになっているのは映画全体のテンポのよさに繋がっている。(ただ、とっ散らかりの要因にもなっている。)
今回はハイエボリューショナリーの設定から今まで以上にキャラのデザインの際立ちが顕著でスターウォーズ的な王道のものから一線を画すようなB級感のあるちょっとキモく感じるようなモブが多い。トイ・ストーリーのシドの改造を彷彿とさせるような悍ましいものもある。そういった意味でもかなりキツめの印象はあるかもしれない。
コメディは安定のバカさ加減で、無駄に言い争って「ロケット救うのが先だろ!」って毎度言われて終わるのが面白い。どんなに窮地に陥っても笑うことを忘れない。それでいてお互いが支え合ってキッチリ目的をこなしていく様は良い。ガン監督の描くチームプレーは本当に良い。
ピースメーカーで素晴らしい演技をしていたチャックイウジのハイエボリューショナリーは良かった。他、ザ・スースクに出ていたラットキャッチャー2役のダニエルメルシオールやハーコート役で監督のパートナーでもあるジェニファーホランドも出ているので要注目。
最高の一言に尽きる。
『GotG:VOLUME 3』
完成披露試写で鑑賞。
最高だったとしか言えない‼️
なんの情報も、誰の感想も読まずに、
とにかく早く観てほしい!
いままでのガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの物語の集大成となる作品なので、GWで時間があれば是非以下フルコースで復習してから観ることをオススメします。
【復習フルコース】
□ GotG(2014)
□ GotG Vol.2(2017)
□ I am Groot(2022)
□ Avengers: Infinity War(2018)
□ Avengers: Endgame(2019)
□ Thor: Love and Thunder(2022)
□ GotG: Holiday Special(2022)
ガーディアンズオブギャラクシーvol.3
銀河には助けを求める命がたくさんある。
銀河には俺たちが必要だ!
って訳で、1作目では、ロナンがザンダー星を手始めに、銀河を滅ぼそうし、2作目では親父が銀河を滅ぼそうとしていました。今作では、仲間を助けることをきっかけに、多種多様な人や生き物たちを自分の所有物だとして好き勝手に扱う一企業(銀河的企業)から守るという作品になっていました。
お互いの弱さも強さもあるがままに認めて、自律しながら、チームになることが拡大されていて、これがみんなでできたら銀河中で争いがなくなるのではという勢いでした。
このまま逃げれば目的は達する。ここで進めば絶望的に強い相手が待っている。だけど、それにより救える命が、会ったこともない命がある。そういう状況で肩を並べて歩き出すガーディアンズたちに心の中で拍手喝采、マスクの中でニヤニヤしながら、泣きそうでした。その後の、いつカット切るのっていう戦闘シーンを含めて、最高の時間でした。
個別の部分では
ナルニア国物語にでてきた従兄弟訳のウォルターくんがアダム・ウォーロックなのに、雰囲気がナルニアのときと同じだというのは面白かったです。ただかっこいい格好をしていました。
監督の弟さんのお腹のぽっこり感が気になりました。なんとかならんのかね。中年の雰囲気がいいのか。
コスモって、クドリャフカなのかね。
ズーン(Zune)とは、マイクロソフトの作ったiPodみたいなもので、iPodとはiPhoneの音楽再生機能だけを搭載した機器です。念のため。
外側で言えば、
ガーディアンズの1と2を見ているとキャラクターに親しみが持てるので、より楽しめるはずです。
Disney+で見られるホリデースペシャルは1と2を見ているのであれば、見ておくと舞台設定に納得がしやすいです。
アベンジャーズなどゲスト登場作品については見なくても問題ない作りになっていました。
銀河の危機を救うっていうでっかい話と、ホリデースペシャルの楽しいノリが混ざった楽しませて、笑わせて、興奮させて、感動させてと、監督のやりきった感が伝わってきました。
かかっている曲の解説を誰かがしてくれたら、それを知ったあとでまた見たくなるに違いない。ガーディアンズはいつもそう。一度見終えたのに、まだまだ楽しめそうな良い映画です。
最高で最強のラストバトル!!
ガーディアンズオブギャラクシーvol.3
面白かった!
これぞガーディアンズ!
ガーディアンズオブギャラクシーは全シリーズを通して、家族/ファミリーとは何なのかを常に投げかけてくる作品だと思っています。いつも理性よりも気持ちを優先してしまうピーターを船長に、冷静沈着なガモーラ、猪突猛進ドラッグス、破壊的天才ロッケット、皆んなの愛すべき弟グルート、癒し担当マンティスそして永遠の反抗期ネビュラ。作品ごとに増えていく愛すべきファミリーと一緒に、絶望的な展開から抜群のチームワークで気づいたらあっという間に形成逆転していくその展開が大好きで大好きで、ちょっと過激に困った人たちを救うヒーロー達の姿に毎度、笑いと感動を貰っています。
そして、今回の最新作はそんな彼らしさが存分に発揮されているのはもちろん、情景にぴったりな音楽に乗せて進む驚きの展開とその先にある彼らの結末に言える感想は最高しかありません!
何回でも観たい作品です。
ガーディアンズオブギャラクシー大好き!
今観てきたところだけど、もう一度観たい!
ガン監督のガーディアンズ !!
今回、映画.comさんの枠で試写会当選し
観させていただきました。この場を借りて運営様ありがとうございました!!
ガーディアンズは自分の中で生涯ベスト級に好きなシリーズで、今回でファイナル、期待は最高潮。結果、本当に今までありがとう!!という感じです。MCUでこんなにしっかり作品締められるんだというのがまず嬉しかったです。シリーズものはどうしても途中に微妙な1作があったりしますがそうならず、人気あるけど10巻で終わらせてもらえたジャンプ作品、そんな感じです。
【下記ネタバレはしてませんが、多少気になる方いるかもしれませんので何も知らずに!という方はここで読むのおやめ下さい。】
もう、オープニングのマーベルロゴからしっかりガーディアンズ のクライマックスとなっていたのもたまりませんでした。
今回でわかる、ロケットの過去は本当に辛くて。間違いなくロケットが主人公です。特に中盤まではそれもあってウエットな要素が強いですがそこはガーディアンズ 、相変わらず最高の音楽と会ギャグで楽しませてくれます。そして、ウエットウエットだからこそ後半で爆跳ね!!!!!大号泣してしまいました。それぞれの見せ場もしっかり用意されているし個人的に懸念していた”今あの宇宙にいるガモーラはクイルが愛したガモーラとは別人”という引っかかりもちゃんと蹴りをつけてくれて。
もう、本当に本当に大好き映画作品です。
ジェームズ・ガン監督が制作する、
Guardians of the Galaxy VOL.3、これを観られたことこの上ない喜びです。
何度でもいいます、ありがとうございました。
とにかく最高!!!
涙なくしては見られない感動のガーディアンズ!
みんなが待ってた『ガーディアンズ』! 最初に言っておくと、控えめに言って「最高です!」(この言い方、嫌いなんだけどw)
今回の『ガーディアンズ』は、ロケットの秘密! 考えてみれば、言葉を話すアライグマなんだから、普通じゃないのはわかってるはずなんだけど、なんとなく受け入れてきちゃってるよね。そのロケットの秘密が明らかになる!
しかも、すげ〜泣かせにくる! 例えは変かもしれないけど、『ワンピース』の『エピソード・チョッパー』くらい泣かせにくる! 隣で見てた女子、マジ号泣😭
さて、今回の最強の敵は “VOLUME 2” のエンドロール後の映像でその登場が示唆されていた「アダム・ウォーロック」! ちょっと強すぎてチート状態! 冒頭からガーディアンズは全滅寸前!
このアダムとの闘いで瀕死の状態になってしまったロケットを救うため、ガーディアンズの面々はロケットの過去に繋がる場所へと出発する。
「アダム」に加えて、神のようなチカラを使う「ハイ・エボリューショナリー」も登場! ちょっと強すぎてチート状態! もうアベンジャーズ案件なのでは(?)と思うほどチカラの差を感じちゃうんだけど、そこは安心のジェイムズ・ガン印。最後にはロックをバックに全メンバーがガンガン大活躍!
上映前にジェイムズ・ガンとクリス・プラットから、ネタバレせずに、SNSで拡散してくれと、無理なお願いをされたから、言いたいことはもっといっぱいあるけど、今日はこの辺で終わり。
新たな出会いと悲しい別れ。涙なくしては見られない感動の『ガーディアンズ』。これでDCに行ってしまうジェイムズ・ガン最後の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を全MCUファンはしっかり見届けよ!
家族
最高の感動をありがとう。
たくさん泣いてたくさん笑って、たくさんハラハラして、、一度にこんなにも多くの感情と感動を与えてくれたガーディアンズオブギャラクシーの仲間たちに感謝でいっぱいの気持ちです。全キャラ大好き。とにかく最高でした。公開後も何回も観に行きたい!!
試写会の機会を、ありがとうございました。
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