ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3のレビュー・感想・評価
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やっぱり多様性ヒーロー
映画を観ることの魅力のひとつに、新しい価値観を感じることがあると思っている。
今作はまさに新しい価値観を感じることができる作品だと思う。
そもそもチームメンバーに人間はひとりしかいない時点で多様性ありまくりであるのだか、今作では生きると言うこと、夢を持つということは誰でも尊重されるべきことであるというメッセージを感じた。
世の中にはいろいろな人がたくさんいるし、多様性の世の中と言われているけどどうしても受け入れられないと感じてしまうこともある。
そんな変化していく価値観にもゆるく寄り添いながらも新たな価値観を伝えてくれるのは流石だなと思った。
いつものはちゃめちゃさは健在で、はちゃめちゃな映像を楽しみながらもしっかりと沁みるメッセージを撃ち込んでくれる作品だった。
前作の記憶がだいぶ薄れている状態で鑑賞してしまったので出来れば復習をしてから鑑賞するべきだなとは思った。
楽しかったけど満点ではないかな
相変わらずの面々による、相変わらずの軽妙洒脱なSFアクション。
2時間半の長尺ですが、ギャグとシリアスのバランスがガン監督ならではの絶妙さで、これまでと変わらず楽しめました。
今までさほど活躍出来なかったネビュラやドラッグスが大活躍してるのは嬉しかったですね!
ただ、皆さんが言ってるほど最高!ブラボー!って感じでもないんですよね…
色々理由はあるんですが、個人的に一番はヴィランたるハイ・エヴォリューションの魅力の弱さ…
やってることは確かにエグいけど、銀河征服とかそういうデカい話に繋がる印象がないし、何よりちょっと不利になっただけでいちいち取り乱し過ぎですよ…あんな情緒不安定で今までどうやってあんだけのことやってきたんだ…
ヴィランとはちょっと違うけど、アダム・ウォーロックもなんか存在感ないし…
最近のディズニー映画に露骨なポリコレ感が薄かったのはとても良かったです!
ありがとうガーディアンズ
ガーディアンズ3作目にして、一つの区切りとなった本作。ロケットが主役という前情報通り、ロケットを中心にしたガーディアンズの絆がエモーショナルに描かれていました。
ロケットがどうしてアライグマの姿をしているのか、明らかになるロケットの過去は予想通りに壮絶でキツイものでした…。ロケットと同じように実験に使われる動物たちがたくさん出てきますが、みんなとても可哀想で観ていて辛かった…。だからこそ最後のロケットの行動には胸が熱くなります。
傷を負ったロケットを救うために一致団結するガーディアンズの面々と、巻き込まれ型のラヴェジャーズ版ガモーラ。やっぱりガーディアンズのアクションはド派手で楽しいし、ボケとツッコミてんこ盛り、音楽の使い方も最高でテンション上がる!もっと悲しい展開になってしまうかなとビクビクしていたので、いつものノリに安心しました。
アダムをはじめ、新キャラも良い味出してたし、第二章も楽しみ。
ガーディアンズの旅立ちとなったvol.3。孤独を抱え家族や愛を求めていたガーディアンズが、戻れる場所と未来を見つけられたことがとても嬉しかったです。
また会えるといいな!!
試写会にて鑑賞させていただきました!が、、、
大好きなMCUの新作であり、大好きなGOGシリーズ、トリビュートのラストを飾る作品でしたので、試写会への道中も、この作品に対してどんな賛辞を贈ることになるかワクワクしながら向かっていました。
が、鑑賞を終えた私は正直ガッカリしていました。
序盤の私はたしかにジェームズガン監督らしいギャグ要素と音楽を織り交ぜた展開にしっかり笑っていました。笑えていました。
しかし、いつからか、気付けば、母校でもない学校の卒業式に紛れ込んだような気分になっていました。
悪ノリ始まりそうだな、と感じるタイミングで予想通りキャラクターたちが代わるがわるギャグを投下するのです。それが繰り返されるたび、私は映画体験への没入感からみるみる引き剥がされていき、どんどんと冷めた目でスクリーンを眺めることになりました。
また、これは個人的な趣味嗜好の話しですが、私は映画や漫画などのヴィランには、悪のカリスマ的な要素や彼らの掲げる正義の所在を重視したいと考えています。今回のヴィランは、いわば創造主ともいえる強大で、壮大な野望をもった敵でありながら、終始、情緒不安定で、耳当たりの良くない声で喚き散らかすだけで、私は彼に愛される要素を見つけることができませんでした。
ストーリー展開については少々ネタバレに触れる可能性があるので控えますが、プロット全体に無理を感じました。
これまでのMCU作品は、世の中の酷評が比較的多めの作品でも大抵は心から楽しめていましたが、今回は少し相性が合わなかったようです。
この酷評はもちろんたった1人の感覚であり、他の方々は何回も泣いたとレビューしていたり、絶賛してらっしゃいます。
そういった、心からの賛辞のレビューをみていて、逆に自分がズレてるだけでよかったと安心しました。なんてったって大好きなGOGの締めくくりですから。
いつか違うタイミング、違う目線でみた時、私も素晴らしい作品だったと思えるよう精進してまいります。
ロケットの伏線回収と皆の意外な一面の物語
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル・・・
本作をもってMCUを離れるジェームズ・ガン(今後はDCスタジオの共同会長兼CEOとして、DC映画ユニバースの指揮を執る)、過去2作のガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(以下、GoG)には嗚咽を漏らしそうなほど泣かされてしまいましたが、今作は果たして如何に?
と、その前に、昨年暮れ(2022年11月25日配信)にDisney+で配信された『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』ですが、まだ観ていないとしても本筋には影響ありません。がしかし、一つ重要な「事実」があったことについて本作で説明されないため、ここで初めて知ると少し呆気にとられるかもしれません。そして、観ていれば勿論、本作の世界観にスムーズに入り込みやすいですし、特にネピュラ・マンティスのフィメール・コンビの存在感と実際の活躍についても納得がいくこともあり、ごめんなさい、結局は「事前鑑賞必須」と言わざるを得ません。まぁ、これは「GoGファンならば」ということで、皆さんに無理強いは致しませんよ。悪しからず。
で、感想ですが、、、
結局本作でも、中盤以降の決めシーンの都度、涙腺刺激され続けました。GoGにおける重要な要素「プレイリスト」は相変わらずの間違いなく、そしてハッピーで、少々下品なジェームズ・ガンの描く世界観に浸り、ガーディアンズ達の「守るべきもののための優しくて熱い言動」に、もう否が応でも泣かされてしまいます。更には「もうこれで、ジェームズ・ガンのGoGは観られないんだ」と思ってまた追い涙で、終わって欲しくないと思いつつの149分。
なんなら、この集大成な感じにジェームズ・ガン卒業も相まって「いよいよ私の観たかったMCUもそろそろ終わりなのかも」と思ったり。最近はDCも「配信待ち」に回しがちにしていますが、ジェームズ体制になれば観るのかはその時にならないと判りません。ただ、ひょっとしたら後々考えたとき、本作こそが「私とヒーロー映画の関係性の区切り」にはなるかもしれません。(現時点で6月16日(金)公開予定の『ザ・フラッシュ』も劇場鑑賞は未定)
と、ネタバレ回避のためもあり多くを語れないため、間接的な話ばっかりになりましたが、、、兎も角、ジェームズ・ガンとガーディアンズ達に、ありがとうとお疲れ様を伝えたい一本です。満足です。
笑って泣けて最高の作品
完成披露試写会にて鑑賞しました。
タイトル通り本当に笑って泣けました。
エンドゲーム以降のMARVELはマルチバースをテーマにしながらも、少し停滞感があり心から面白かったと思える作品は数える程度です。
個人的にはスパイダーマン ノーウェイホームが近年のMARVELで最高傑作でしたが、今回のガーディアンズは近年どころかMARVEL史に残る映画だと思います。
スパイダーマンはドクターストレンジや他のスパイダーマン達の力を借りて最高な作品になりましたが、ずっと見てきた馴染みあるガーディアンズ達だけで大団円を作り上げてくれたジェームズガン監督には足を向けて寝られません。
ガーディアンズシリーズ2作品とDisney+で配信中のホリデースペシャルを鑑賞しておいた方がいいかもしれません。
スターロードとガモーラの関係もあるので可能であればアベンジャーズ インフィニティウォーとエンドゲームも鑑賞をオススメします。
ソー ラブ&サンダーはそこまで重要ではなく本編にもあまり関わってきてないので未鑑賞でも大丈夫です!
めっちゃおバカ Maxクール
おバカなのに感動してしまう。コレですよ待っていたのは。
最初からおバカ全開。見るからにアホ顔の金ピカ野郎が突っ込んできたかと思えば、人語を喋るワンコが念力で対抗する。あっけに取られていると、なんとスタローンが登場。たまりません。
そして待ちに待った、RAINBOWの『
Since You Been Gone』。予告編だけでありませんようにって祈っていたグラハム・ボネットのハイトーンヴォイスが聞こえてくる。テンションが上がる上がる。
ジェームズ・ガン、あんたの選曲は最高。
ロケットの命を助けるためにオルゴ・コーポの宇宙基地にガーディアンズは向かう。この宇宙基地のフォルムも中身もふざけていて面白い。基地についた面々は真剣なんだけど、大いなる欠点を出し合うから、大爆笑。もちろん最後は決めてくれます。
不思議なんだよね。めちゃくちゃおバカでふざけているのに、最後は感動してしまう。これは、大傑作でございます。
追記
2回目は、2D吹替で鑑賞。スター・ロードは山寺宏一だけあって、演技は最高で、画面に集中できる。7.1chは、追加料金なしで立体音響も抜群でお得。
ロボコップいじりは、吹替でもバッチリあって大笑い。ハイ・エボリューショナリー役のチュクウディ・イウジは、ピースメーカーでもギョロ目で蜜を吸っていた。ジェームズ・ガンのおふざけは、大好き。
楽しめた!
久々に血が沸き立つ感覚
何回も観に行きたい!!
『スター〇ォーズ』をジェームズ・ガンが撮ったら…
いきなり結論から言うと、シリーズで一番面白かった。もちろん、これまでのキャラクターの人物描写の積み重ねがモノを言ったわけだけど、予想以上にネビュラが活躍してくれたのが、推しとしてはたまらない。
オフビートなギャグも相変わらず冴えていたし、“触手”にフェティシズムな愛情を注ぐジェームズ・ガン監督らしさも爆発。ガン監督といえば、かつて上梓した自伝小説では父子の葛藤を綴っているそうだが、よくよく考えるとそれは彼の監督作に通底するテーマ。
葛藤の後には和解があり、血縁関係はなくとも家族は作れる――『GoG』シリーズに込められているのはまさにそれ。宇宙が舞台の壮大な父子ケンカを描いた作品といえば『スターウォーズ』だが、本作はシークエル(エピソード7~9)よりも『スターウォーズ』になっていた。あのキャラを霊体オビ=ワンのように登場させている点で、もしかしたらガン監督も意識していたのかも…と考えるのは穿ち過ぎか。
ロケットの悲しき過去 アクション・笑い・そして涙
この手のシリーズものは、1作目をなかなか超えられない作品が多い中、本シリーズは2作目、そして、本作の3作目と面白さもスケールもアップ。個人的には、マーベル作品の中で、『アベンジャーズ・エンドゲーム』は別格として、最高に面白いアクション・ファンタジー作品として、今年一推しの大満足作品となった。
それは、キャプテンのスター・ロードを中心に、ガーディアンズ・チームの一人一人のキャラが、しっかりと独り立ちしていて、それぞれの個性が活かされた展開となっていること。
特に、本作ではロケットの生い立ちに関わる秘密を、ストーリーの柱に据えて、知られざるロケットの悲しい過去が紐解かれていく面白さもある。そして、相変わらずボケと突っ込みの漫才の様な、笑いを誘うシーンが各所に散りばめられていて、観客からもクスクスと笑い声も聞こえてきた。これもまた、個性豊かなキャラが成し得る、掛け合いの面白さなのだろう。
また、本作では、日本人好みの友情をテーマにした、涙を誘うストーリー展開となっていて、壮大なスケールでのスーペース・アクションを中心にしながも、笑いあり、涙ありの総合エンタ―テイメント作品となっている。
物語は、『エンド・ゲーム』で、サノスを倒したが、ガモーラを失ったスター・ロードは、その痛手から酒浸りの日々を送ってるところから始まる。そんな所に、銀河を理想的な形や生物に作り替えようという野望を抱いた強敵・ハイ・エボリューショナリーの手先・アダムの襲撃を受け、ロケットが瀕死の重傷を負う。スター・ロード達は、ロケットの命を救うため、敵地に乗り込んでいくのだが、実は、ロケット救助のカギは、ロケット自身の過去の忌まわしい出来事が見え隠れしてくる…。
今回は、吹き替えで鑑賞したが、字幕版の出演者は、本当豪華で贅沢としか言いようがない。主役のスター・ロードはクリス・プラット、ガモーラにはゾーイ・サルナダ、怪力男・ドラックスには、デイブ・パウティスタが、1作目から務めている。また、「俺、グルート」しか言わない木の宇宙人グルートの声には、ビン・ディーゼル、アライグマ・ロケットの声は、ブラットリー・クーパー、そして、大御所シルベスタ・スタローンまで登場し、それぞれが主役を張れる俳優が勢ぞろい。出演料だけでも、いったいいくらになるのだろう?
『スーパーマリオ』『コナン』が大ヒットをしているが、個人的には一押しの作品となった。これまでのシリーズを知らなくても、十分に楽しめる作品として仕上がっている。
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