アントマン&ワスプ クアントマニアのレビュー・感想・評価
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フェーズ5開幕🎉 意味わカ〜〜ンらんけど、満足カ〜〜ンはあったかな?
「MCU」シリーズの第31作目にして、『アントマン』シリーズの第3作。
予期せぬ出来事により量子世界へと迷い込んでしまったラング一家。そこは想像をはるかに超える摩訶不思議な世界だった…。
○キャスト
スコット・ラング/アントマン…ポール・ラッド。
ハンク・ピム…マイケル・ダグラス。
ジャネット・ヴァン・ダイン…ミシェル・ファイファー。
新たなキャストとして、スコットの娘であるキャシー・ラングを演じるのは『レディ・バード』『名探偵ピカチュウ』のキャスリン・ニュートン。
量子世界の住人でジャネットの旧友、クライラー卿を演じるのは『ゴーストバスターズ』シリーズや『グランド・ブダペスト・ホテル』の、名優ビル・マーレイ。
製作はケヴィン・ファイギ。
とうとう「MCU」もフェーズ5に突入〜🎉
セットアップに注力するあまり、物語が全く前に進まなかったフェーズ4。
しかもマルチバースやセレスティアルズなど、壮大すぎてイマイチピンとこない設定が登場するわ、Disney+限定コンテンツが乱立してきて追いつけなくなるわで、正直もうわけわかめ。
ここいらで引退するか…、と思っていましたがとりあえず『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』までは頑張ってみようということで、この作品の鑑賞に至った次第でございます。
さて、フェーズ5の幕開けは『アントマン』シリーズの第3作。
なんだかあまりパッとしないシリーズではありますが、考えてみると、『1』は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の直後、『2』は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の直後と、重要な転換点にはいつも『アントマン』シリーズがあったような気がします。
そう考えると、軽くて明るい『アントマン』シリーズは、「MCU」シリーズ全体がシリアスに傾きすぎないよう、バランサーとしての役割を果たしているのかも。
比重が小さいようでいて、実はとても重要なシリーズなのかも知れません。
今回も過去作同様、明るくて軽いポップコーンムービー。
『スターウォーズ』を思わせるSF味溢れる量子世界を、所狭しと大冒険してくれます♪
ゼリー人間や顔面カンテラ人間、顔だけ人間モードックなど、どうかしちゃってるとしか思えないキャラクターの数々には大いに笑わせていただきました😂
今回、最大の目玉はなんといっても「征服者」カーンの登場でしょう!!
正確にはドラマシリーズ『ロキ』ですでに登場しているらしいんだけど、映画作品では今回が初。
全ての時間を支配する、サノス以上の怪物。量子世界に一大帝国を築き、全マルチバースを征服しようとしているヤバすぎるヴィラン。
こんな強敵に、アントマン&ワスプだけで立ち向かうなんて絶対に無理。これは絶対死んだわ。さらば、スコット・ラング…😢
と、思ったら!いやお前が勝つんかいっ!!💦
てっきりここでスコットがやられて、彼の意志を継いで娘のキャシーが3代目アントマンに就任するという展開になるのかと思ってた。というか、どう考えてもクライマックスのタイマンはそういう展開への布石だったでしょ!
まぁあんまり湿っぽくなるのも『アントマン』シリーズっぽくないし、なんやかんやでスコット・ラングのことは好きだから死んでほしくなかったし、これはこれで良かった良かった。
時間も2時間ちょうどくらいで観やすいし、悪いやつをやっつけて完!というお気楽さも好ましい。
とはいえ、正直言ってお話は全くといっていいほど理解できなかった。
カーンが何者なのか、何を言っているのか、量子世界とはなんなのか、もうちんぷんかんぷん。
時間の檻がなんちゃらで、カーンはカーンによって追放されていて、分岐した世界が…なんか収束して…、シュレディンガーの猫で可能性がどうたらで分裂してこうたらで……、あー……、誰かトロトロ持ってきて。
なんか連載漫画を途中から読んでいるかのような置いてけぼり感。
マルチバースだの神々だの量子世界だの、そんな種々雑多なイミフ要素に加え、今度は時間まで!?もう無理キャパオーバー🤯
「カーンは帰ってくる」っていってたし、なんかまだまだいっぱいいたし、今後カーンがアベンジャーズのメイン・ヴィランになるっぽいんだけど、こいつマジでなんなのかさっぱりわからん。
というか、強いのか弱いのかもよくわからん。アントマンでなんとか出来たんだから、他のキャラなら余裕で倒せるんじゃね?
カーンのお披露目会という意味合いの強い作品だったのだが、その割にはカーンの魅力はあまり伝わってこなかった。
それともう一つ、今回お話が全然頭に入ってこなかったのは、全ての事情を知っている唯一の人間ジャネットが、中盤になるまで全く全然説明してくれなかったせいでもある。
「今は説明している時間はないのよ!」じゃねーわ!さっさと知ってることを話せっつーの💢
そもそも、「量子世界にはヤバいやつがいるから手を出しちゃダメよ」と一言言っといてくれたら、今回の騒動は起こらなかったはず。
全部アンタのせいじゃねーか!?ビル・マーレイと不倫はするし、もう本当どうしようもないババアだよ〜。
量子世界の冒険+カーンとの戦いを2時間にまとめたのはすごいと思うが、そのせいで唐突で行き当たりばったりな展開が多かったし、新キャラたちの掘り下げが出来ていなかったため、解放軍が勝利したところで何の感動も感慨もない。
ストーリーテリングという点においては褒められたものではないし、何やってるのかも意味不明だけど、まぁなんかダラっと観ている分にはとても面白い。
無駄にシリアスで長い『エターナルズ』とか『ワカンダ・フォーエバー』と比べれば、本作の方が断然好きです♪
あまり難しくカ〜〜ンがえすぎず、カ〜〜ン大な気持ちでカ〜〜ン賞するのが良いのではないでしょうカ〜〜ン。
もはや世界観の大バーゲン
小さくて、考えも及ばないようなわくわくする冒険が見られることを期待していた。
マーベルの映画は、特殊能力を持つ主人公が危機的状況を見事に乗り越えてくれるのが基本線だったはずだ。
その部分をまるっきりすっ飛ばして、とても幸せそうな日常からスタートする。
映画としてはいびつな構造だろう。キャラクターが多すぎるうえ、特徴どころか起源にも触れられない。そのことは、ヴィランであるカーンにも当てはまる。それどころか、ワスプの母である、初代ワスプのミシェル・ファイファーにも。
それぞれが、まるでスマホを使うかのように特殊能力を使っている。
あまつさえ、スコット・ラングの娘であるキャシーにもだ。唐突に成長しており、ある発明をして、世界を危機に陥れるきっかけを作ってしまうのだが、むしろ新アントウーマンとしてシリーズを立ち上げてもよかったはずだ。実際に『ホークアイ』では連続ドラマ形式で少女の2代目継承を魅力的に描いてある。
マルチバース構想も、『ロキ』において詳しく語られている。興味と時間のある人は、ディズニーチャンネルで見られるはずだ。
とにかく、主人公であるアントマンの影が薄すぎる。
アクションも、露骨にブルースクリーンとワイヤーを多用しているように見える。
『エブエブ』などともてはやされ、社会現象化しつつある、アクション映画においても、マルチバースが語られ、どっかで見たような戦闘シーンが大量に露出されている。
普通のおばあちゃんが、ヒーローよろしく切れ切れのアクションを披露する時代になったのだ。アベンジャーズのスーパーヒーローはフェイズ5どころか、曲がり角にさしかかっているのではないだろうか。
カーンを知らない
カーンを知らない。これに尽きる。
もう一つスターウォーズに登場しそうな世界を描きたかったのかなあ。
受けた印象としては(マーベルの新たなフェーズと銘打ってるためか)征服者「カーン」を登場させる為に作られただけでした。
そのカーンとは何者だったのか?マーベルの物語を知らない私にはかなりモヤモヤが残るのみだった。
時間(縦軸)やユニバース(横軸)も自在に移動できるのってどうやって?今回出て来る乗り物に乗ってなのか?そうしたらその乗り物を作った人物がカーンなのか?
うーん分からなかった。
最後にユニバースを破壊するって何?世界を破壊するってことは惑星を壊すことではなく、その世界そのものを無にすることをどの様に表現するのだろう?
そしてどうやってやるのだろうか?
またカーン自身ってそんなに強くないんじゃないの?と思ってしまった。アントマンと普通に殴り合いしてるくらいなら?アーマーの性能のみって感じたんだけどなあ。
今後その点も踏まえて描いてくれるのだろうか?広げ始めたた風呂敷を畳めないまま終わる様に感じて止まない。そして不安は尽きない。
2025アベンジャーズに向けて
マルチバースと量子世界との関係、
ロキドラマのあり続ける者と今回のカーンの関連性、
時系列など明らかになってくるのはこれからだと思うが
カーンがかなりの強敵であることが分かった今作。
よく頑張ってくれたアントマンファミリー!!
失敗ばかりの人生であったスコットが、娘は唯一の成功と
語った場面は感動的でした。
只、ロキドラマで感じたカーンの最強オーラと
比べると、少しこんなもんか感は否めなかったが、
最後のエンドクレジットでマルチバースの
変異体の多さに震えた(笑)
スコットの懸念は今後大きい事態になって返ってきそうだ。
着実に、レジェンドたちの意志を次の代へ継承している
新生アベンジャーズ。
引き続き、2025年のアベンジャーズに向けて、
各ヒーロー作品でカーンとの関わりを小出しに
してくると思うので、1本も見逃せない(笑)
そして、これまで以上にMCUドラマも完全にキーとなってくるだろう。
とりあえず無性に31が食べたい。
ちっちゃい世界の壮大なお話
私としては大満足な内容でした。
前知識として前2作は観ておくと良いです。ただ、前2作のお隣さんヒーローなアントマンが好きな人は本作の壮大なスケールはあまり合わないかも。
量子世界というめちゃくちゃちっちゃい世界で壮大なお話が展開されるというギャップが面白かったです。
カラフルで幻想的な量子世界が美しかった。
世界観や展開に『スターウォーズ』っぽさもあり、SF好きな人は特に楽しめるんじゃないかと思います。量子世界人がみんな個性的で楽しい。
展開はわかりやすい。実はジャネットの方が裏切っている?というミスリードを誘う描写も良かったです。
ダレスが再登場したのはサプライズでしたね。コミカルに描いてはいましたが、なかなかエグいことされていてかわいそう。出てくる度に『ジョジョ4部』のスタンド、ハーヴェストが頭をチラつきました…似てますよね?笑
笑える場面も適度に挟まっていて良いですね。
お気に入りはダレスがマードックと呼ばないと応答しないところ、パスワードをエスパーで読み取るところ、あとはサーティワンスコット。
共闘シーンが少なかったのは残念でした。スコット、ホープ、キャシー3人の共闘をもっと見たかった!
キャシーも今後ヤングアベンジャーズとして活躍していくのかな。
ピム博士が格好良かった!クライラー卿から逃げる時にピム粒子にキスして投げるところとか、終盤のアリ引き連れてくる姿とかたまらんかったです。
ラストの「カーンを倒してしまって良かったのか…?!」と不穏さも出しつつ「まあ大丈夫でしょ!」ってなるのがスコットらしくて好きでした笑
カーンは目的がイマイチわからなかったですが、最後のおまけシーンを見るに量子世界にいたカーンは、他マルチバースのカーン達から追放されて復讐を目論んでいたって感じでしょうか。今後は彼がサノス的立ち位置になるみたいですね。
ドラマロキの続編にも繋がっていくようですし、時間がある時にまたディズニー+入会しないとかなあ。
そろそろ『アベンジャーズ』のように複数のヒーローが活躍する話も観たいところです。
やっぱりアントマンが1番好きだなあ
今回もペイトン•リード、安定のクオリティでした。
カーンは人相が悪くないだけに極悪です。それに比べてポール•ラッドの笑顔は本当に癒されます。だからMCUの中でアントマン、スコット•ラングが1番好きなのかも。
今回もアリが最後に登場。こうなると毎回こういう展開になっちゃうかもですね。アントマンだけに仕方ないですかね。にしてもマイケル•ダグラスカッコ良すぎます。一方でジャネットが何の役にもたってないのが残念。
で、やっぱりポストクレジットでロキが登場。またカーンは戻ってくるらしいですが、アントマンはスケールの小さな事件を命懸けで頑張るのがいいんだけどなあ。
それとキャシー役の女優が変わって違和感だったのですが今後の事を考えてチェンジしたんですね。
物足りない
アントマンは個人的に、初代が凄く好きで。
小さい世界と普通の世界の表現の仕方が面白くて。
小さい時は迫力ある映像で、現実では何も起きてないように見えるというシュールなのが良かった。
もうなんか普通のヒーローものだよねw
だけど、地味なんだよね少し。キャラ的にしょうがないのかもですが。
まぁマーベルだからしょうがないけど、設定も後出し感があってね。
そしてスターウォーズw
うーん、なんか物足りない感がある作品でした…
よかった
話のスケールが大きい。異次元というか量子世界の話なのに争い内容は地球と変わらない。悪者がもつ欲望がただの覇権欲で、しかしまるで別物の争いを描いても我々は理解できないかもしれない。
前作のことをすっかり忘れており、お母さんが何でこうなっているのか不明なまま見る。前作を復習してから今作を見るようなモチベーションはないのでもうどうしようもない。
劣勢だった味方チームがぐんと逆襲に転じるところはテンションが上がる。
蟻の一穴
量子の世界とやらが何かはとんと分からないし、そもそも物理を学んだことすら無い
そのため、作中で描かれた
【以下ネタバレ!!!】
生物がいて、知的生命体がいて、文明があってが“有りうる”かも分からないが、正直🐼は中盤まで
なんか~、「スターウォーズ」の焼き直しやん…
と感じた
それだけ、人間の“もし別世界があったら”の想像や創造は域が限られてるってことか
“こんな世界があるって思ってた?凄いでしょ!”を見せつけられてる感じを否めず、かつ序盤で
🐼これは、ロキが出てくるって事か!
期待感が、またもや裏切られつつあるのに気分がだらけてしまった
*名優ミシェル・ファイファーとマイケル・ダグラスの“歳いっているけど頑張り度合い”も、もういいよ…とか
しかし、“スコットがいっぱい”のシーンから変わってきた
🐼どうせ、仲間割れしだすんやろー
と思ってたら、一致団結やと?!
逆「蜘蛛の糸」
31アイスも含めて皆で協力するのに涙
そして、蟻ーーーーー!
なんて健気なんや!
お父さんのために高度な文明まで…
二重の意味で大きくなったキャシーとのやつも良かったし、マイケル・ダグラスかっこいい!
決め顔、決め台詞を熟知している故の重み
ラストシーンの安易にチューしないのも良いね
(キャップの「エンドゲーム」のシーンは別よ)
良い映画やった
面白かった
エンドクレジットの後もね!
予告編でのイヤな予感が的中
量子世界に迷い込んだアントマンファミリーが、過去の因縁から征服者カーンとの争いに巻き込まれる。
マーベル作品の中でもお気に入りのシリーズ。それは壮大なる銀河の話でも、カッコいいヒーローの話でも無く、子ども思いの父親と彼を取り巻く愛すべきキャラクター達の物語だから。
くされ縁の悪友や別れた奥さん、憎めないその夫、銭形警部のようなFBI、マヌケなマフィア。
彼らのコミカルなキャラがたまらなく好きな過去の2作品。
その良いところを全て削ぎ落とした「SF超大作」が今回の3作目。
予告編を観てイヤな予感がしていたんだけど。
カーンとの対決が必要だったとはいえこれをアントマンでやる必然性あった?
マルチバースと量子世界の設定が雑過ぎ
アントマンはMCUの中でも好きなシリーズでしたが、私の感想としては
マルチバースと量子世界の設定の雑さが気になってストーリーに入り込めませんでした。
自分は特に科学技術の知識があるわけではありませんが、
そもそも量子世界で主人公チームはどうやって酸素吸収して肺呼吸しているのか。
量子世界であのような精密な都市をつくるってどういうこと?
あれだけの科学力を持つカーンがアントマンに頼らないと
あの球を小さくできないのは何故なのか?
今までマルチバースをウロウロしてる間にピム博士の情報とか入ってこなかったの?
カーンのビームが一般人には激しい殺傷能力があるのに主人公チームには
ちょっと痛そうくらいで全然効かないの何なの?
というか量子世界に飛ばされても、少なくともアントマンとワスプさんは巨大化すれば
元に戻れるのでは?あの量子世界は別次元か何かにあるの?
などなど、何がどうなったらヤバい、何をするのがゴール。等々の基準がよくわからないので
どのくらい真面目にあの世界観をとらえればいいのかわからず、物語に緊迫感を感じられませんでした。
エンドゲームの頃はどうするんだ?どうなるんだ?とハラハラしましたが、
最近のMCUはマルチバース展開を広げ過ぎて、
まぁ死んでも別次元があるし、とか敵を倒しても、別の次元では元気なんだろうな...など考えてしまい、「正直どうでもいい」感が映画を鑑賞する側にも漂っているように思えます。
自分のクアントマニアの感想というか最近のMCU、ケヴィン・ファイギさんに言いたいことは「とほほ~もうマルチバースはこりごりだよぉ😥」ということですね!
彼が恋しく
まずやられたのはアントマンだからさすがに配信作品と絡んでないよねと油断した事
ドラマ「ロキ」を観てないと今作から登場のサノス越えと噂のヴィラン「カーン」の設定がいまいち分からないと来た
なんか腑に落ちないなぁと思いながらのエンドクレジット後にロキが出てきた瞬間のやられた感と言ったらもう…
いい加減映画とドラマ独立させてくれないすかねえディズニーさん?
中身については、アントマンの中で1番微妙だったなぁ、が正直な感想
個人的にアントマンの良さって日常風景の中で縮小・巨大化したり、車・ビル・トーマスのサイズが変わったりする非日常感が他のMCU作品と比べてあまり殺伐としてない中で味わえるところにあると思ってる要は他の作品より親近感が湧きやすい感じ
んで今作はそれが全部無かった。
量子世界感があまり無いSTA〇WA〇Sの異星みたいなとこで戦ってもアントマンの良さは出ないと思う。完全に原住民達に飲まれてた
後、巨大化したスコットとキャシーがハグするところあれ周りに比較になる物が無いから巨大化感が出てなくてせっかくのシーンが台無しじゃんカメラアングルうんこ
そして予習ができておらずカーンについてちゃんと理解出来なかった結果そこまで悪いヤツじゃなくねと思ってしまった。
だってここを出て地球を滅ぼしてやるじゃなくて元の場所に戻って追放した奴らに仕返ししたかっただけでしょ?
寧ろ勝手かつ謎な正義感で事を荒立て結果他のカーン達に目をつけられる要因を作ったジャネットのがよっぽどアレな気がする
サノス越えを謳っておきながらアリさんに蹂躙される始末。もう全部アリさんでいいじゃん、アリさん最強!!
そんなこんなでカーンに拭いきれない小物感を感じてしまった結果ヴィランとして完璧に完成されていたサノスが恋しくなりインフィニティ・ウォー、エンドゲームを無性に見返したくなりましたという話。
量子世界の描写
期待値が高すぎてしまったのか、ややいまいちだったかなと思う。
映像には文句ないし、アントマンの設定やキャラも好きなんだけど。
期待してたポイントは、
・「クアントマニア」というタイトルの意味
・量子世界をどう描くか
・今回の悪役「カーン」の魅力
だったのだけど、すべてなんか思ってたのと違った感じ。
「クアントマニア」というのは、直訳すると「量子狂」みたいな感じか。「ビブリオマニア」が強迫的な書籍収集家のことだから、量子の研究に取りつかれた人が出てくるのかと思ったけど、タイトルは内容に関係なかったようだ…。
未知の世界である量子世界に豊かな生態系が存在していた、というアイデアは非常に面白く魅力的だと思う。だけど、この映画では量子世界の現実の常識を超越した不思議さ奇妙さ面白さ(不思議の国のアリス的な)などはほとんど語られない。
重力も時間も光も物理法則も大気すらも地球の地上となんら変わらない。生き物を思い切り奇妙にすることで、「奇妙な世界」を演出して見せたというところだろうけど、せめてヒト型の生物がたくさんいることに対してはなんらかのフォローがほしい。
穴の数にこだわる生物はたぶんトポロジーと関係するといいたいのだろうけど、意味不明で終わっている。これではちょっとした地球外惑星の話と変わらない。せっかくの量子世界という面白い舞台設定が活かせていない。
量子世界に来る→豊かな生態系が広がっていることに驚く(単なる驚きではなく、それがありえないことだから、という驚き)→量子世界の奇妙なルールに翻弄される→徐々に量子世界のルールを理解し、それを逆手に取った行動ができるようになる
このようなストーリーの流れを(まあ勝手に)期待していた。
量子世界の不思議さを表現した場面が皆無というわけではない。主人公が分岐してどんどん数を増やしていく、というシーンがあった。ただこれも、なぜそこでだけそういう現象が起こったのかとか、なぜ急に収束したのかとか、説明されていない(ようにみえた)ので、「ちゃんと量子世界の不思議描いてますよ」といういいわけのために挿入されたシーンのように思えてしまう。
似たシーンで思い出すのは、「岸和田博士の科学的愛情」で安川くんが急に動くたびに可能性が分岐して無数に安川くんが増えてしまう、という話。うその科学でも、ちゃんとそれらしい理屈をつけて、「ありうるかも…」と信じさせてくれれば、ありえないシーンであればあるほど、面白い。映像的なインパクトだけ求めて、「なぜそうなるのか?」ということをちゃんと納得させてくれないと、「わあびっくりした」というだけの、表面的な面白さで終わってしまう。
「カーン」は、設定としてはすごく面白い。ちゃんと理解してないかもしれないけど、「未来の量子研究者(?)で、その研究の産物として、マルチバースを移動したり時間を超えたりする技術を手にいれた。それでマルチバースの自分たちにも知識を広めて、いろいろな時代の支配者とか神とかになった。ファラオのかっこうしてたカーンは、古代エジプトの王になったってことだろう。だけど、今回の映画の悪役のカーンは何か罪(?)を犯して、ほかのカーンたちに量子世界に追放された。
なんか、神のような能力をもった軍団の中の一個人が、仲間たちから追放された、みたいな話って、ぐっとくるものがある。これってなんなのかな、って思ったら、「失楽園」のルシファーのイメージだ。
「失楽園」のルシファーは、単なる子悪党じゃなくて、見ようによっては善悪が逆転するかも、ってところが魅力なのだよね。
今回の映画の「カーン」は、あまり悪役としての魅力を感じなかった。単なる暴君という以上に彼を形容する何かが思い浮かばない。彼の思想だとか、どんな罪を犯して量子世界に追放されたのかとか、量子世界の豊かな生態系とカーンはどんな関係なのか、とかもっと掘り下げてくれれば良かったと思うのだが…。
設定がチグハグ
マーベルが好きなので、無条件で星4にしました。
流石のマーベルで、映画としてはよくまとまってますし、映像や音楽なども一流です。
シリーズが好きな人なら見て損はないです。
が、冷静になって考えると、今回の設定があちこちチグハグでした。
そもそも小さくなって量子の世界に入ったのに、なんで敵も味方も全員同じサイズなの?
最終的にアントマンが巨大化してたけど、最初からやれば?
マルチバースのアントマンが大量に出てきて、誰もが本物だと言ってたのに、次の瞬間にはこの世界のアントマンだけが特別になって、全員で1人を助けるのはなぜ?
新しいヴィランのカーンの強さがイマイチ分からない。単に手から光線出したりサイコキネシス使うだけで、なんで宇宙を壊せるの? サノスの指パッチン的な設定はないの?
などなど、シナリオの都合で設定を作り出してる感が多々ありました。
まあ、その辺の細かいことを考えないで、頭空っぽにして楽しむのが正解なんでしょうね。
小さきエンドゲーム
面白かった!!!!!!!!!!!!
無数の失敗であるスコットが唯一の成功を背負うスコットに手を伸ばすシーンではスパイダーバース、散り散りになった敗者たちが集結してタワーに向かうシーンではエンドゲームを彷彿とさせた。いやぁ熱かった!!!!!!!!!!!!こういうの!MARVELではこういうのが観たいんだよ!最高だった!
ダレンの豹変はディズニースタジオみがあって嫌いじゃないけどちょっともったいない気もするなぁ·····しかしフェイズ4で一貫して描かれている家族愛が今回も素晴らしい。娘の失敗を励まし説得できるのは、失敗し続けてきたスコットだけ。ゴジラサイズビッグハグには誰もが笑顔だ!
結局いつもの家系
熱心なファンではないものの
毎度ほぼ見てるマーベル作品
ブラックパンサーは
亡き主演へのリスペクト等
あって中々良かった
あれこないだ見たブラックアダムは・・
DCだっけとかそんなレベルの知識
今作はアントマンは1は観た状態で観賞
感想としては
量子世界って言われないと
ただのSWにしか見えない世界観
いつもの家系展開
あまりに目新しい部分がなく
適当な感想が見つかりません
「いつもの」でしたね
最強の敵とされるカーン
よくわかんないですが
このキャラの強さは
マルチバースで多元的に
存在するめんどくささ
何だろうなと思いつつ
あんまり作中では強さが
よくわからない感じ
また終わりかけ
スコットとホープが量子世界に
取り残されたように見えましたが
キャシーがあっさりゲートを開いて
帰ってくるあたりの
「後付け」感が露骨
色々ある終わり方から選んだ
感じがしました
実際試写の評判でそういうの
コロコロやってるそうですが
だったら観に行くたんびに
結末が変わるとかすりゃ
いいのにね
続編と食い違っても
それマルチバースなんです
って言ってさ
とうとう興収に響く
触れてはいけないところに
触れだした感じがします
いとも容易く行われる
これまでアントマンシリーズは壊れた家庭を立て直したり、家族を守ったり小ぢんまりとしたスケールの話だったのでいきなりアベンジャーズに直結!とか言われても荷が重いしアントマンの作風と合わんだろうと思っていた
でも蓋を開けてみるとちゃんと両立している
スコットもホープも一貫して愛するものの為に戦っていて、コアの中心部での無数の可能性の自分たちと協力するシーンはアントマンらしさもある印象的なシーンになっている
この“アントマンらしさ”はアリ軍団がカーンを追い詰めたり作品に繰り返し現れるモチーフで、個の実力では到底かなわない教程でも団結すればそれ以上の力になる、というポジティブなメッセージになっているが
裏返せば今回見えた全体の力がそのままマルチバースの征服者カーン軍団の恐ろしさとなってしまうというメタ的な効果もある
一方追放カーンからしても別次元の自分たちから爪弾きにされてマルチバース全部壊してでも復讐を誓っているような人物なので今回のような負け方は、一番負けたくないタイプの
相手に一番屈辱的な負け方をしてしまったようなものだろう
マルチバースを行き来するための動力源コアの暴走に巻き込まれて消えた、ということを考えても更なる怨みを募らせて戻ってくる可能性も充分考えられるプライド高そうだし
ダレンモードックがすごく良かったので使いきりなのは勿体ないなあ、邪悪なのに見た目あれだから知り合いなのも相まって親戚のおじさん感でまくってた
全76件中、21~40件目を表示