ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバーのレビュー・感想・評価
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新しいブラックパンサー!
最初はティ・チャラが亡くなることから始まります
病気だったようですが何の病気かはわからず、、
マーベルロゴが出てくるところで
チャドウィックさんが出てきたところをみて
ほんとに亡くなったんだなと思って寂しくなりました😢
シュリが兄と母の死を乗り越えて
新たなブラックパンサーになる姿、、
良かったです!
これからブラックパンサーと海底帝国タロカンが
どうMCUに関わるか楽しみですね〜
そしてアイアンハートがついに出てきました!
アイアンハートの映画が今から楽しみです😊
さらにミュータントという言葉出てきました!
MS.マーベルでそれっぽい遺伝子がどうとかは出てましたが、、
X-MENの映画もさらに楽しみです!
MCUの世界はどんどん広がっていきます!
死ぬまで終わるかな🤔笑
気楽に楽しみのが吉
いきなり前作主人公が亡くなって、身近な人たちの葛藤と成長を描きつつ新しい敵と戦う感じ。
突っ込みは禁止でお気楽エンターテイメントとして楽しむのが正解だと思います。
長く自分の力と付き合ってきたはずなのに一週間前までは超人ではなかった新生ブラックパンサーや普通の高校生をしていたアイアンハートに負けてしまう悲しいネイモアさんとか、数百年海底に引きこもっていたせいで世間に疎くなっていたとかネイモアさんとかは言っちゃだめですね、ティ・チャラならともかく、シュリぐらいのヒーローなら一山いくらでごろごろしてる世界ですのに。
見応え充分
確かに弱いブラックパンサーでは物足りない部分あれど、次のブラックパンサーの誕生としては、ストーリーはきちんと描かれており、映画は充分見応えあり、個人的には嫌いではない。 途中のシーンで涙が出てきた程感情移入出来ます。女性が主人公でも、いいじゃないか、先ずは映画見に行こう。
チャドウィックが本当に残念でたまらない。ワカンダフォーエバー。
ワカンダフォーエバー!
コミックは未読です。
一昨年他界したチャドウィック・ボーズマン扮するティ・チャラ/ブラックパンサーはアベンジャーズ の一員として超重要な位置付けだった。
そのチャドウィックの追悼作品的な今作だけど、冒頭とエンディングで、映画と現実をリンクさせてのMCUファンへのチャドウィックとのお別れの機会を与えてくれたかのようなシーンにはちょいとウルっときたけど、でもそこ以外、何だかなぁ…な作品でありました😢
もちろん映像はスゴイし、戦闘シーンもそれなりに…でもそれだけな感じ⤵️
どこかで観たようなシーン、キャラ、アーマーのオンパレード💨
MCUフェイズ2までではヒーロー映画での究極に近い感動を体験させてもらってるだけに、時間の経過や作品が進むにつれ新鮮さや驚きが薄れていくのは仕方ないけど、CIVIL WARでのブラックパンサーが突然スクリーンに登場した時の、ウィンターソルジャーとキャプテンとの三つ巴バトルの、あの興奮と感動はもう得られないのかと思うと、ちょっと淋しいなぁ。
井の中の魚 マルチバースを知らず
俳優が亡くなり、同じく演じていたキャラクターも死んだものとして映画が製作される、、、というのを初めて見ました。
これまでアイアンマンが死のうがブラックウィドウが死のうが、言ってしまえば映画のキャラクターが死んだという演出に過ぎなかったのですが、本作の追悼シーンはかつてないほどに心にくるものがありました。
本当に映画の世界に入り込んだかのように悲しく、映画単体の評価としてメタ的・反則的ではありますが、ここまで感情移入できたのは新鮮でした。
内容に関しても、復讐モノとして非常によくまとまっていたと思います。
世界を燃やし尽くしたいほどに引き裂かれたシュリの心が徹底的に表現されていて、彼女の行く末に目が離せませんでした。
特にキルモンガーが出てきたところは最高です。ハーブの儀式で祖先と対話するという前作の設定を踏襲した上で、想像を180度覆すキルモンガーの登場。でも復讐心に囚われているシュリの前にキルモンガーが現れるのは必然で、前作の設定とキャラを満点に活かした秀逸なシーンだったと思います。
フェーズ4のフィナーレを飾る本作、シュリが復讐を躊躇無くやり遂げてもう世界がシッチャカメッチャカ!なんてこともMCUならばやりかねないかもと思って見てましたが、ラストは無難に落ち着きましたね。
別に本当にシッチャカメッチャカにしてほしかったわけではないですが、終戦の演出がややあっさりしており、あまりにも無難でありがちすぎる展開に終わってしまったのは少し惜しいなと感じました。
また、もう1点惜しいなと感じる部分として、後半ネイモアの魅力不足があります。
空を飛び回って無双して地上全員に喧嘩売ってた時は底知れない怖さがあったのですが、いざ戦い始めると思ったより弱い。。。
勿論単体で見たときの強さは申し分無いんですが、地上全員を敵に回せるほどの軍事力も威圧感も無いので、どうしても井の中の蛙感が否めなかった。
Dr.ストレンジ一人いれば全員封じ込めるんじゃないかと思うぐらいの規模感で、よくこれで地上全員と戦おうと思ったなと。
全宇宙の神とか、インフィニティストーンとか、セレスティアルズとか、神聖時間軸とか、マルチバースとか、特にフェーズ4に入ってからのMCUはもう途方も無い世界観になっていて、この先起きるであろう超常規模の争いはもう想像すら出来ない領域まで来ています。
ネイモアくん、足首パタパタさせてる場合じゃないのよ?
とまあこんな感じでちょっとノリきれない部分もあったのですが
・シュリを中心としたワカンダ国民の心情描写
・キルモンガーやネイモアとの復讐心の対比
・比類なき追悼映画
これらの点が特に素晴らしく、満足の出来映えでした。
アクション要素抑えめ、人間ドラマ深堀りのフェーズ4、MCUファンの需要とはマッチしてないのかもしれませんが、個人的には最高でした。
前作と評価が真逆になるかも
前作は独特の世界観に基づいた若干哲学チックな雰囲気が一程度のファンを獲得したようですが、その種の人々からみれば今回は何とも深みがないんでしょうね。
一方前作が面倒くさいと感じた人は、今回のように中身はなくともスーパーヒーロー物の王道的なド派手アクションには拍手喝采です。
尤も、以前としてカタカナ固有名詞の乱発で細かいストーリーや人間関係はわかりませんが、とにかく大悪役をやっつけるという大筋さえ押さえておけばなかなか面白いです。
どうせ前作同様だろうけど話題作だからまあ観とくか、くらいだったのに期待に外れて傑作でした。
とここまで書いて、単に大スクリーンで観たから面白かっただけかな?とも思いますけど。
見た目をコピーしただけの偽物たち
キャラクターに魅力が欠けており、ストーリー展開も冗長だったので2時間半がとてつもなく長く感じた。
加えて、3Dの効果も薄く、長時間重いメガネをかけさせられた意味が分からなかった。
純粋な映画として観れたかは分からないけど
鑑賞。
ずっと楽しみにしてた作品。
このために今年はあった。
とりあえず冒頭のマーベルロゴで泣いた。
あかんよ。
お兄ちゃんが本当に必要な時に一緒に入れなかった的なセリフがあったけど、それはスタッフ陣がチャドウィック・ポーズマンに思ってた事なのかなーとかも邪推してしまった。
とりあえず、シュリのヒーローとしてのオリジンストーリーとして落とし込んでるのがすごいよね。
何かを失って前を向くっていうヒーローの成り立ちが良かったのかな。
敵のネイモアも自国を守るためっていう正義があるから、余計「戦争」としての葛藤が生まれるしね。
エムバクとシュリの対話のシーンとか良かった。
観客が亡くしたものと、キャラクターが亡くしたものがリンクしてるのが有ったせいか、より感情移入してしまった。
ラストのネイモアがなんか、本当に政治的な嫌らしさがあってうわぁーとなりました。
海辺で服を葬るシーンは、やっぱりグッとくるよね。
泣いたよ。
良い曲だし。
ティ・チャラの血は残ってたんかーいってなりました。
アイアンハートは、個人的に好きなキャラ。
女性たちの軽快なやり取りが本当に魅力的だよね。
できればもう一度見に行きたいなー。
祖先の平原のシーンで、最後の最後にお母さんが出てきた時にヒーローとしてシュリがブラックパンサーに成ったのを感じてエモみ爆発してました。
93/100
喪失と再生
MCU作品は配信作品も含めて全て見ています。
感想
チャドウィック・ボーズマンに捧げる映画として満足出来る部分とMCU要素てんこ盛りの詰め込みすぎ感が共存していて、楽しめたという感情と違和感の両方を感じた。
・物語構成
国王を失い、防衛力が激減したワカンダに、海中帝国タロカンが迫り来る!という感じのあらすじ。
全体を通して、フェイズ4のメインテーマでもある喪失と再生が全面的に描かれていました。国王を失ったワカンダ国民達それぞれの苦悩と成長が全編通して、各メインキャラクターにそれぞれ見せ場をつくる事で見事に描かれていました。特にティチャラの妹であるシュリには、今作で無数の悲劇が起こり切なさに共感しました。
そして、待望のブラックパンサーの復活ですが、納得の復活の仕方で、カッコよかったです。
予想よりも、敵のネイモアの人物背景を丁寧に描いていたので、ワカンダとタロカンの決闘シーンは複雑な心情になりました。
・暗い現実とハイテンションアメコミアクションのアンバランス感
ブラックパンサーの続編としては楽しく見る事が出来たのですが、現実でも亡くなったチャドウィック・ボーズマンさんに捧げる讃歌映画としては、全体通して明るい印象を感じ違和感を覚えました。勿論、国王の死を悼む場面は多々描かれるのでその度に涙腺が刺激されました。
・アクション
アクションシーンはスタイリッシュでどれもかっこよかったです。特に序盤のカーチェイスシーンがカッコよかったです。
・新キャラについて
新キャラクターのネイモア(ククルカン)、アイアンハート(リリー・ウィリアムズ)どちらもこれまでには無かったような個性的なキャラクターで、どちらのキャラクターにも愛着が持てました。特に、メインヴィランであるネイモアは、人間味溢れる民思いの兼神で、率直にかっこよかったです。
・今後の展開
今作で、新キャラクターのネイモア、海底帝国タロカン、アイアンハートの紹介、ワカンダ国の今後の動向の示唆、新ブラックパンサーの誕生、久しぶりのあの人の登場など今後の伏線と思われる要素が大量出てきたので、今後も幅広い世界観の構築が期待できるので、その点でとても楽しみです。
総評
ブラックパンサーの続編としては満足出来たが、チャドウィック・ボーズマンさんに捧げる追悼映画としては惜しい作品。
今後の展開への伏線が多く仕込まれていたので、フェイズ5が楽しみになった。
シュリよ、君に足りないのは『ゴッドファーザー』力だ。
兄を失った悲しみ、母を殺された恨みでシュリは暴走する。
伝統とテクノロジー、つまり革新という相反する(ように見える)二つの間で揺れ悩む。
そして彼女が最後にたどり着いた答えが「我々の復讐に民を巻き込んではならない」であった。
王女そして女王としての役割=仕事=「ビジネス」は、己の私情とは無関係のところで行われなければならない。それを克明に描いて見せたのが72年の『ゴッドファーザー』である。コルレオーネファミリーは「ビジネス」で人を殺す。そこに私情をはさむことを良しとしない。感情のまま動いた長兄ソニーはその浅はかさゆえに他ファミリーに隙を見せ、ファミリー全体を危険にさらす。しかしマイケルは、父と兄の復讐と言う私情を、「ビジネス」の中で果たすという、マフィアの掟を超越するレベルで行動を起こしていった。その点においては、敵であるネイモアの方が「仕事」と「私情」のバランスをとって行動しているように見える。
シュリに足りないのはこのマイケルの思想だ。しかし、今の彼女にそれを求めるのは酷であろう。シュリもまたティ・チャラによって「守られるべき存在」であったし、王になるにはあまりにも準備が足りていなかった。そんな中であの状況になれば、判断を誤るのもやむなしである。そしてそれはまた、シュリを演じたレティーシャ・ライト本人にも言えることではないか。彼女はまだ、MCUという超モンスターシリーズの主役を務めるには「準備が足りていない存在」である。2018年に彼女が『ブラックパンサー』に初登場した時、たった4年後に自分がこのシリーズを背負って立つ存在になるとは、夢にも思っていなかっただろう(吹き替え声優の百田夏菜子もしかり)。人は突然大きな役割を背負わなければならない時がある。そんなとき、正しい行いをすることはとても難しい。
この映画は、ティ・チャラ=チャドウィック・ボーズマンの追悼作品であり、作り手と受けてがともに彼を悼み、ともに乗り越えるための作品であることは間違いないと思う。しかし、そこで描かれるのは「シュリの成長の物語」である。伝統と革新は両立する。ブラックパンサーと言う力を持ってしまった彼女が、今後どう生きていくか、見ものである。
No Woman No Cry
MCUフェーズ4最終作、前作もといティ・チャラ、チャドウィック・ボーズマンという偉大な存在に立ち向かう今作、正直MCUとしてはあんまり、フェーズ4の中では一番下だなと思える作品でした。
まずチャドウィック・ボーズマンの追悼映画としては満点だったと思います。製作陣、役者陣、その中のキャラクターたち、そして観客全員が彼を、ティ・チャラを愛していたんだなとひしひしと感じました。彼で彩られたマーベルのロゴ、彼の勇姿が映るエンドロール、一時代を築いたスーパーヒーローはこれからも強く胸に残ると思いました。
ただ、それ以外は映画としてどうなのかという残念さが漂っていました。
アクションシーンは基本的に集団戦が多く、槍で突き刺したりぶっ飛ばしたり、空中戦もあれば水中で戦うなど、バリエーションは豊富ですが、終盤にゴソッと固められており、アイアンマンとアクアマンがどうしてもチラついてしまう感じになってしまっていました。すごいと思えるアクションが無かったのもありますし、アクションスタイルのチェンジもそこまで良いものではなかったと思います。
物語も壮大では無く、戦争はなぜ起こるのかというテーマをエンタメに落としきれていない気がしました。製作陣も縮めて縮めて161分だったんだと思いますが、長い割に内容が無いという感じでした。
期待はあまりしていませんでしたが、少し頭を抱える出来になっているとは思いませんでした。フェーズ4はこれで終わりで、フェーズ5へ向かいますが、アントマン&ワスプ、頼んだよ。
鑑賞日 11/15
鑑賞時間 11:30〜14:30
座席 L-8
ワカンダの危機(チャドの死を含めて)をヒーロー抜きでどうやって乗り...
ワカンダの危機(チャドの死を含めて)をヒーロー抜きでどうやって乗り越えるのかがテーマ
気になった点は、
侵入早すぎナキア、あっさり救出されるシュリちゃん
シュリちゃんとリリがインテリキャラとして被ってる
ワカンダの国際に向けての意向とか未決(でも今後の展開かな?)
ネイモアがDCのアクアマンと被ってて微妙だったり、水中描写がアバター2予告より劣っててイマイチ感がぬぐえなかったり、
二国とも文明的に戦闘場所や戦い方にイマイチ説得力がなかったりするけど、
この辺りは多分今作の伝えたいことや趣旨から外れているのであんまり重要じゃない気がするし正直粗探しみたいなレベル
他はだいたい満足。
シュリちゃんお母さんも亡くなったのに頑張った偉い。ナキアオコエそばにいてくれる人がいて良かったね。
映画全体で悲しみや喪失を感じ、最後にティチャラの思い出を振り返った時、人生への祝福、感謝の気持ちが溢れ泣く
ただポスクレの展開は他に機会を設けてあげたほうが良かったかもと思う。時間をおいてからとか
メインキャストが亡くなっていて実際の映画にも描写が反映されている映画ってなかなかないと思う
感覚的にはワイスピのポールウォーカー亡くなった時のスカイミッションみたいな感じかな
今作もブラパン1のように夕日が眩しすぎ美しすぎ
怒りや悲しみといった感情をコントロールすることは本当に難しいよ
ありがとうチャド
あなたが見たかったのは金のブラックパンサー?それとも銀のブラックパンサー?
早起きして前作を見返してから映画館に行きました。そのことを、今ではとても後悔しています。
ティチャラ王がこの世にあふれる困りごとに対して希望を与えてくれるかもしれない!
そんな希望にあふれたEDから5年。あの時、誰がこのような世の中に、このような事態になっていると予想しただろうか。ただ悲しさが増すばかりでした(同時に、RRR見て喜んでちゃいかんなとさえ思ってしまいました)。
本作が悲しみを共有する作品になるのだろうと予想はしていたのですが、それ以上に強く感じたのは「喪失による混乱」でした。前作であれほどたくましく、凛々しく感じたキャラクターたちが、目の前の事態に振り回され、右往左往し、道から外れそうになる姿なんて、見たくはなかった。ノーウェイホームとかアントマン&ワスプみたいに、主人公側の過失によって最悪の事態が発生するお話は嫌なんです。特に、前作で成長を遂げたであろうヒーローが続編でそのようなことになるのは、尚更嫌なんです。シュリが金のパンサーとなって復讐にはしるのも、ティチャラがシビルウォーで乗り越えたところに戻ってしまってるようで、残念に思いました(とはいえここでキルモンガーを出す演出には痺れました)
ともあれ、その辺のことは作り手だって百も承知で、意識的に使ってるのだろうとは思います。現実に国家間での戦争が発生してしまった今、振り上げた拳をいかにして収めるか、何をもって自分にブレーキをかけるのか、それを完全無欠などではない、我々と地続きの感覚をもった登場人物が示して見せるということには意義があるのだとは思います。思いますが…見たかったのはコレじゃないんだよな〜!!っていうのが本音です。
継承の物語
前作「ブラックパンサー」はマーヴェルのヒーローものでありながらアカデミーの作品賞にノミネートする等高い評価を受けた。でも個人的にはあまり高い評価にはならなかった。白人がほとんど出てこないヒーローものという意味では画期的だったし、込められたメッセージの価値もわからないではない。でも、そこまで心を揺さぶられなかった。
でも本作。とても話が重厚だった。ただのヒーローものじゃない(それは前作から継続しているけど)。悪者(ヴィラン)がいて、そいつと主人公が戦うってだけの映画は作らねーぜ!って気概を感じた。
さらに前作で主演だったチャドウィック・ボーズマンが亡くなってしまった状況で、代役をたてるのではなく、ブラックパンサーが病死したというところから始まる作り。国王を受け継いだ母と兄の死から立ち直れない妹たちの「継承」の物語だった。これがとてもよかった。ヒーローものでこんな継承があってもいい。エンドゲーム以降のマーヴェルはこんな重厚な物語が多くて面白い。今後のラインナップも楽しみだ。
追悼
チャドを追悼する作品としてはまあまあかな
ただ現実を映画に持ち込むのはどうかと思うようになってきた、現実と非現実の設定との差と言うか内容があまりにも無理がありすぎる、ブラックパンサーが現実に近づきすぎて面白くないし海中に住む民族などあまりにも設定が可笑しい
もともとアフリカ的な儀式などとアイアンマンのような技術的な要素は合い入れないと個人的には感じいる、ブラックパンサーはこれで終わりが良いかも これ以上評価は下げたくない
不毛な闘い
まず、個人的にはいつも辟易とさせられる「マーベルの他のシリーズとの関連性」はかなり薄めですが、少なくとも前作を確認してからの観賞は必須だと思います。
その上での感想としては、良い意味でも悪い意味でも、あまり気持ちの良い話ではなかったなぁ、と。
この二者が戦う必要なんて本来はなかったはずなのに。
もちろんそのつもりはなかったにせよ、結果として原因はむしろワカンダの方(前作ラストで明かした国の方針転換、そしてまた閉鎖的な政策に立ち返っていく)にあり、同じヴィブラニウムの技術を用いる者同士、歩み寄る選択もできたはずなのに。
前の王であるティ・チャラを失った理由の詳細は明かされないが、そのことで女王も王女も冷静な判断ができないでいる。
深く葛藤する雰囲気もあまり感じられなかった。
で、もちろんこの対立の虚しさとさを分かって作り手も進めているからこそ、最後の大バトルシーンもずっとどこか悲壮感を含んだ音楽が流れている。
そして最後、結局両者は本質的な理解には及ばず、終戦。
そんな不毛なやり取りをラストまで見せる作品としては、この上映時間はやはり長すぎる。
雰囲気がずっと悪いので、オコエ関連のコメディシーンもまったく機能していないし。
ピブラニウムとかキモヨ・ビーズの新たな活用とか、SF的な発展も感じられなかったし。
前作が、音楽や美術・衣装も素晴らしかったのに、本作はその辺りかバッとしない…というか、暗くてよく見えないシーンも多かった。
そしていつものエンドロールに挿入されるエピソード。
結局あの子も(わざわざ国外で秘密裏に育てているのに、本人は自分の出自を知っているということは)「悲しき血の呪縛」から逃れることはできないというメッセージとして見ると、もう悲壮感のみで2時間40分突っ走ったんだなぁ、と思えてしまう。
チャドウィック・ボーズマンの死を悼む意図は分かるが、作品として誰にも感情移入できず、胸苦しさだけをずっと感じてしまった。
良かった。
ド迫力なアクションが満載で、とても良かった。
ストーリーも良く、最後は涙ものだった。
水の爆発シーンが圧巻だった。
シュリのブラックパンサーとしての、アクションが凄くかっこよかった。
ティ・チャラの跡を継ぐ者
マーベル・ヒーロー作品として、大ヒットした続編。2020年に、主人公・ティ・チャラ/ブラック・パンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンが病死した為、続編はどうなるのかと気に病んでいたのだが、別の俳優を立てるのではなく、ストーリーの中でも病死したこととして、製作されたことが、大変、嬉しいはからいだ。
本作は、早すぎたボーズマンへの死を悼み、敬意を表した、作品ともなっている。冒頭は、ワカンダ王国でのチャラの葬儀シーンが描かれ、王国の柱を失った悲しみの中で、チャラの母・チャカが王座に就き、王国を再建しようとするシーンから始まる。これは、出演者と共に、私達、映画ファンからも哀悼の意を表したくなるシーンであった。
ストーリーは、絶対的な力と信頼を携えていたチャラが亡き後、ワカンダでしか採掘できないヴィブラニウム鉱石を巡り、世界各国が戦々恐々となる。そんな中で、新たな敵となる海の帝国・タロカンが出現する。ワカンダとタロカンは、ヴィブラニウム鉱石を虎視眈々と狙う世界への反発を強めながらも、最後の所で、意見のすれ違いが生じ、陸と海の最強国同士が、壮絶な死闘を繰り広げることになる。
今回・、チャラの跡を引き継ぎ、新たなブラック・パンサーとなって立ち上がるのが、チャラの妹・シュリ。シュリ役には、前作から引き続きレティーシャ・ライトが演じているが、若き科学者のチャラの妹としての印象が強かったたため、ブラック・パンサーになるには、線の細さを感じた。しかし、母の死を境に、次第にリーダーとしての資質を開花し、逞しさを備え2代目・ブラック・パンサーとなっていく変容振りは、見応えある演技だった。
作品の映像美という点では、前作を大きくしのぐ素晴らしいものがある。大自然の中に、相反する未来的な建造物が、見事に融合したワカンダ王国の風景、水中の中に、美しく照らし出される敵国の海中都市も、CGを駆使して描かれている。また、迫力ある戦闘シーンも、細かな動きからダイナミックな破壊シーンまで、デティールに拘り、観る者を飽きさせない。流石、マーベルの新作である。
最近は、こうした大スクリーンで、臨場感や緊迫感が溢れ、見応えのあるハリウッド作品が、少なかっただけに、本作への期待も高かったし、それに応えてくれた作品であったと思う。ただ、少し上映時間が、少し長かったかな…。
改めて、チャドウィック・ボーズマンさんのご冥福を、お祈り申し上げます。
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