ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバーのレビュー・感想・評価
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とにかく長い
ディズニープラスで鑑賞。 青い海中人が登場する、海で戦いが繰り広げられる点からアバターWoWのような作風になっていました。 ただ、もう少しティ・チャラのエピソードについて触れて欲しかったです。約2時間半ある割には彼のことにあまり触れておらず、前作と比べてアクションも控えめのように感じました。そのため、途中から話についていけなくなり、どんな内容だったかほとんど覚えてないぐらい印象に残りませんでした。 他のMCU作品との接点もあまりないため、無理して見る必要はないかなと思いました。それでも気になる場合は、途中で区切りながら見ることもおすすめします。
制作上の困難と物語上の困難が重なる
主役の死というアクシデントを乗り越えて制作された本作。物語もチャドウィックの死をなぞるようにティ・チャラ国王の病死から幕を開ける。役者にはペルソナがあり、あらゆるキャスティングは役者の持つペルソナを考慮しながらされるが、ティ・チャラというキャラクターはチャドウィックのペルソナなしでは成り立たないと判断したからこそ、こういう展開しかなかったのだろう。 本作は誰が主役なのか、曖昧な状態からスタートする。複数の女性キャラクターが中心となって国王不在のワカンダを立て直そうと奮闘し、新たな脅威に対応せねばならない状況を描く。次の主役が立ち上がり成長するまでの過程をたっぷり時間を使って描いているのが良かった。主役の死というのは、簡単に代替できるものではないのだ。チャドウィックはそれぐらい大きな存在だったのだ。 圧倒的な資源とテクノロジーを持つワカンダと世界は上手くやっていけるのか、その課題は次に持ち越しとなった。この困難な課題に対して、どんな回答を示すのか。
悲しみを乗り越え各々が力強く躍動する
この映画は悲しみと共に幕を開ける。主役を失ったシリーズは果たして機能しうるのか。かつてない制約を抱えながら、登場人物たちは「自分には何ができるだろう」と葛藤を続ける。そうやって国家の守護者ブラックパンサーが果たしてきた重責を共に担おうとする女性たちに光が当たる本作は、前作とは色彩やテンポや流れを大きく変え、もはやヒーロー物であること以上に一つの国家を主人公にした物語として勢いがある。強さがある。答えなきところから何かを掴み取ろうとする意欲に満ちている。そしてアバターかと見まごうほどの海の民がフィーチャーされるのも面白い。彼らの生態、戦い方、文化、歴史、境遇。なるほど、このシリーズが決してアフリカだけにスポットを当てたものではないのを示す巧みな展開部である。一場面でふと映し出される「鎖」が印象的だ。これはいわばあらゆる意味で解き放たれ、自らの意志で生き方を決断する物語と言えるのかもしれない。
映画と現実をリンクさせ、新たな道へと進む「ブラックパンサー」。そしてMCUのフェーズ4のラストを飾る作品。
本作の上映時間は161分となっていて、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)関連の映画では、「アベンジャーズ エンドゲーム」の181分に次いで2番目の長さに。 ただ、この長さには意味があり、何といっても前作の「ブラックパンサー」の主人公を演じたチャドウィック・ボーズマンが2020年8月に病死してしまったことがあるでしょう。 普通であれば、かつて「アイアンマン」の脇役のキャストが何事もなかったように代わっていたりした如く代役を立てるものなのかもしれません。しかしチャドウィック・ボーズマンの存在感はあまりに大きく、映画では現実社会とリンクさせる決断をしました。 そして、「スーパーヒーロー映画」として初めてアカデミー賞で「作品賞にノミネート」という快挙を成し遂げた前作に続く作品として、物語を展開する必要もあります。 さらには、「MCUのフェーズ4のラストを飾る作品」としての役割もあるわけです。 この大きな3つの柱を背負い、新たな船出です。 前作のラストでは、高度な科学技術を持つベールに包まれていた文明国家「ワカンダ」を明らかにすることを国連で演説していました。そうなると、希少でパワーの源である鉱石「ヴィブラニウム」の存在も明らかになります。 その結果、世界はどのように動くのか? また、映画の中でも「ブラックパンサー」が亡くなり、次の「ブラックパンサー」はどうなるのか? さらには、「本作の後」の話として、ディズニープラスでドラマ化が決まっている「アイアンハート」が登場するなど、フェーズ5への方向性を示す役割もあり、これらの流れをフルで展開していくのです。ちなみに、この「アイアンハート」はコミックでは、次の「アイアンマン」とされていますが、映画の中ではどうなるのかも今後の注目点となります。 前作の知識があれば本作は丁寧に分かりやすく作られていると思います。 強いて言えば、「ワンダヴィジョン」という配信ドラマから始まったMCUのフェーズ4は、世界感がどんどん大きくなり収拾がつくのか分からなくなりつつありますが。 そんな中、「ブラックパンサー」については、地に足のついた物語を構築していて、映画と現実がリンクし、サブタイトルの「ワカンダ・フォーエバー」は名優「チャドウィック・ボーズマン」の存在を意味しているように思えます。
ブラックパンサーの世界観がいい
レティーシャ・ライトら俳優陣がみんなかっこいい。時代は女性リーダーですね。 今回のスーツもかっこよく、主人公のキャラもよかった。 ブラックパンサーの世界観、好きなんだよなぁ。 女性版アイアンマン?の今後に期待大。
Chadwick Boseman Forever
ありがとうチャドウィック。
しっかりとお別れをさせてくれる161分でした。
オープニングと最後のシュリの回想シーンでは熱くなりました。あまりにも偉大な方を亡くしてしまったんだなと。
あなたのブラックパンサー 、ティチャラは本当にカッコよく、大好きです。これからも一生忘れません。
ワカンダフォーエバー。
シュリもしっかり主役張れててよかった。
アイアンハート、好きだなぁ。
オコエも良いキャラになってきたし。
シュリと邂逅するのがまさかのキルモンガー。
そこでキルモンガーと繋がってくるのね。
今の時代に重ねた復讐と戦争の話。
私たちの復讐に民を巻き込むわけにはいかない。ほんとそれ。
正直フェーズ4の映画はNWHとこの2本しか満足じゃなかったかなぁ。
シュリブラックパンサーも良かったので、フェーズ5に期待。
アバター?アクアマン?違う!大西ライオンだ!
国王の死を追悼し、新たな物語へと歩を進める一本。 新キャラクターの登場やキレのあるアクション。 (前作に引き続きカーチェイスシーンが最高!) 160分の長尺を感じさせない程の見応えはありました しかし、 期待外れ感があるのは僕だけではないはず... どうしてもこれまでのブラックパンサー関連作品が良すぎただけに、今作の期待もとんでもなく高いものなってしまってましたからね。 主人公の成長譚としては少し都合が良すぎる印象 ヴィランの設定はとても面白かったが、どうしてもアクアマンがちらつくし、ビジュアルもアバター観てるんかと錯覚してしまうほど既視感が拭えない。 最終的に大西ライオンみたいなのが出てきた時には吹いてしまいました。 ティチャラ追悼+MCUフェーズ4を締めくくる一本としてはツッコミどころが多くあった作品。 しかしヒーローの役割は着実に新たな世代へと受け継がれていってるので、引き続き追いかけて今後のアッセンブルに期待したいと思ってます。
二代目ブラックパンサーのシルエットがカッコイイ
ヒーロー映画にすっかり飽きてしまっていて、本作も付き合いで観ているし、前作「ブラックパンサー」もそんなに面白くなかったので、かなり期待していなかったし、ティ・チャラがいなくなったことの不安しかなかった。 出だしは追悼ティ・チャラ、追悼チャドウィック・ボーズマン、という感じで、これはダメかなと思った。 しかしほどなくして男主人公であったティ・チャラがいなくなったことで起こったシスターフッドの流れ。確かにティ・チャラと敵キャラクター以外は女性が多い作品ではあったけれど、これは盲点だったね。 思わぬ現代的アプローチの成功で、期待以上に面白い。 序盤で不安になった追悼ティ・チャラのムードも本当に最初だけでジメジメしていないのもいい。 そしてもう一つ、世代交代したことの恩恵として二代目ブラックパンサーのシルエットを上げたい。 小さく細い新しいブラックパンサーは、基本デザインは同じであっても雰囲気が全然違う。どこか忍者的で、端的に言ってカッコイイ。 なんかカッコイイぞと思ったヒーローは最初のアイアンマン以来だ。 前作では初代ブラックパンサーの誕生を描いた。そして本作では二代目ブラックパンサーの誕生を描いた。 基本的には全く同じことをしているわけだけど、ここから始まる二代目の物語としてはこうじゃなければならない。なんか投げやりに二代目襲名したのでは観ているコチラの入れ込み方が変わるからね。 恐れずに同じことを繰り返した制作陣に天晴。 終わってみればフェーズ4で一番か二番目くらいに面白かったのではないかと思う。 腕をクロスさせてワカンダフォーエバー!と何度か叫んじまった。
現実の戦争ははるかに酷い
チャドウィックの死により、追悼ムードの本作。 クオリティは高いが、全体的に、重い。 ワカンダと海底人の争いは悲しく、どちらも応援できない。 コロナ後、現実世界でも戦争が勃発している。 現在、ロシア・ウクライナ戦争と、イスラエル・パレスチナ戦争が進行している。 現実世界の方が深刻だ。 ・スーパーヒーローはいない ・首謀者は大抵一番安全なところにいて表に出てこない ・長期化する この長期化が一番厄介だ。 MCUの中の戦争は、大抵一日足らずで決着が着く。 これ、ほとんど有り得ないことなんだなって、現実の戦争を見て実感した。 現実は国王同士で戦ったりしない。 国のトップは大抵前線から最も遠いところにいる。 そして死ぬのは気高い戦士ではなく、訳もわからず戦争に巻き込まれた普通の人々。 現実の方が悲惨で、残酷だ。 せめて映画の中ではハッピーな気持ちに浸りたいと思うようになってしまった。 フェーズ4、これからどこに進んでいくのかよく見えない。 シャンチーもエターナルズも、新生ブラックパンサーも、なんだかパッとしない。 そしてコロナ前と後で、社会のムードは一変した。 観客がエンタメに求めるものも変わってきているのではないだろうか。 アイアンマンもキャプテンアメリカもいない今、チャドウィックが生きていたら、彼が重要な立ち位置を担う筈だったのではないだろうか。 彼亡き今、MCUの方向性はまだよく分からない。
2023 116本目
やはり主演が亡くなってしまったのは痛い 亡くなったけど1、そして今作の中で行き続けています。 今回の敵はアクアマンなら楽勝?笑笑 だいぶ長く途中ウトウト 相変わらずマンネリでした
ワカンダフォーエバー?
ブラックパンサー無き今、誰がその後を継ぐのか。
敵は敵ではなく、チョロい。
アイアンマンがいないから、アイアンマンの代わりを皆でやっている。
ブラックパンサーよりよっぽどデカい存在だ。
復讐に捕らわれたまま力を得、そんな簡単に乗り越えるべきではない。
真の意味でワカンダに祝福と平和をもたらすには、余りにも足りない。
ワカンダフォーエバー。
安易にその言葉を口にすべきではない。
ブラックパンサー、フォーエバー。
この作品は、そういう映画。
もうマーベルは、真の意味で新たなヒーローを産み出せずにいる。
つまらないな。
やっぱり心配。
オープニング、無音のティ・チャラ追悼シーンですでに涙・涙。
主役の死という事で、全く別の俳優を据えることなく物語を創ってくれた製作陣には、感謝しかありません。
前情報で、ティ・チャラの死から物語が始まる事は知っていました。しかしその事実を受け入れられず、BDも購入していましたがなかなか視聴する気持ちになれませんでした。
けれど、観てよかった。
ワカンダはティ・チャラの死で、国際的にも孤立して危機を迎えていました。
そして海の帝国タロカンからの脅威。今回は手打ちとなりましたが、こちらもいつ裏切るか分からない。
けれども、ワカンダの女性陣は強かった。結束して、なんとか危機を乗り越え、シュリによるブラックパンサー継承。
ワカンダ・フォーエバー!頑張れ、ワカンダ。
けど、大丈夫か?凄く心配。
リリが仲間に加わったのは非常に心強いが、あと一人くらいは常駐するヒーローが欲しいかな。バッキーではかなり役不足。いないよりはましか。
とにかく、有事の際には、ヒーロー終結してあげて欲しい。
ヒーローのみなさん、お願いします。
ティ・チャラの息子がこの世に生をうけていた!!
また涙。
2時間41分。あっという間でした。
by TRICKSTER10
民を選ぶか、私怨を選ぶか。
本編は非常に長い…… しかし、終わり方は非常に良い。 報復は報復しか生まず。新たな王としての選択は間違えていなかったと思います。 感動しました。(T-T) 現在の戦争に通じるものもあり、簡単には言えませんが、やはり争いは決してよくない。 その上での敵だったと思います。 もとタカロンの世界を観たかった…… 古代メキシコ的な、マヤ、アステカ、テオティワカン、チチェンイツァ、ククルカン……の言葉が出て来るだけで ワクワク 現代文明と古代文明の繋がりをMARVELは感じさせてくれるとこが好きです。 『エターナルズ』もそんな繋がりがエンドロールにあった気が……
かっこいいのは分かるけど…
映像美がすごいし、戦闘シーンがかっこいいのは分かるけど、悪いの女学生だしワカンダじゃね?そりゃあ殺せば報復されるくね?ナキア差し出したらどう?ってなってしまった。 ティチャラの追悼、シュリの覚悟を示すならもうちょい違う敵との避けられない戦いへの展開でも良かったのではなかったのだろうか。 シュリを一気に成長させたかったのは分かるけどもう少し丁寧でも良かったのでは…なんか最後も盛り上がりにかけるし。marvelってこんなだったけ、、、
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