ソー ラブ&サンダーのレビュー・感想・評価
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今更ですが
こちらもレビューし忘れていました(´∀`;A
“MCUはもうDVDになってから観る程度でいいや”とか思っていたんですが、本作は他の作品との繋がりも少ないみたいでしたし、フォロワーさんも概ね高評価でしたし、ナタリー・ポートマンさんに観たさに劇場まで行ってきました。
MCUらしくそつ無く作られていましたね。
かなり重い話になりそうな設定ですが、タイカ・ワイティティ監督らしく、ノリの良い音楽と笑いを挟む事によって暗くなることなく(寧ろ軽くなり過ぎているように思えましたが)楽しめました。
出演者は豪華ですし、映像は文句なく素晴らしいですし、劇場で観た方がより楽しめる作品ではありますが、期待し過ぎてしまったせいか期待値を上回る感じではなかったです。
これは、ひとつには自分の試聴する環境に問題があって、幅広い年代層が楽しめるようにという配慮からだと思いますが、自分の住む街の映画館では吹替版しか上映されてないんですよね。
海外ドラマであっても字幕で観るような人間なので、やっぱり字幕で観たかったです。
あと本作はまだマシだったのですが、アクションがどんどん現実離れした方向に向かっているのが個人的にはあまり好きではないんです。
これは自分だけかもしれませんが、魔法とかそれに類する戦いは何でも有りに感じてしまうので、やっぱりアイアンマンやキャプテンみたいに(ブラック・パンサーやスパイダーマンもですが)やっぱり肉弾戦が見たいんです。
リアリティあるアクションが観たいんですが、最近のMCU作品の監督さん、アクション畑出身の方お見掛けしないような気が…。
ついでなんで更に書かせて頂くと、多元宇宙論は良いんですが、これを作品に用いてしまうと何でも有りになりそうな気がして、そうなると全く面白味がなくなるように思えるんですよね。
その辺りを含め興味が無いわけではないのですが、ネズミ帝国が今のような“ネズミーチャンネルに入らないと観れないよ”みたいなやり方を続けるのなら、選択肢のひとつとしてMCUから完全に撤退するのも有りかとも考えてしまいますね。
帰還!!
MARVEL×コメディ×アクション×愛+ヤギ。見事に融合。
タイカ・ワイティティ監督のセンスが至る所に散りばめられている。この笑いとセンスには賛否ありそうだが、個人的に大好きな緩さ。この緩さは、決してストーリーの緩さではないのでご安心を。
起承転結もしっかりと、過去作もサラッと復習させてくれて、楽しませつつ物語に愛をきっちりぶち込んでくれる。この様々な"愛"はPHASE4のMARVELの中でも断トツではなかろうか。
マイティ・ソー、決めゼリフ、ムジョルニアと気になる所はきっちりと締めてくれるのも素晴らしい。
そして本作のヴィラン、神殺しのゴア演じるクリスチャン・ベール。誰だか全くわからないくらいの役作りは流石。
続編に繋がるであろうラスト、途中から気になる事が多過ぎる。そしてヤギ。叫び声が耳から離れない。
ソーの楽観的な感じが好き
何が起こっても「まぁいっか!」って過ごしちゃうソーの陽気さがいい。
でも譲れないところはどんな反発があっても譲らない頑固さもいい。
神としての責任や世界の破滅より好きな人との時間を選ぶほど愛に生きる感じもいい。
いろんな出会いや別れなどの経験を通して成長したソーがこれからどうなっていくのか楽しみ。
美しい筋肉美に戻ったー
何と言ってもクリス・ヘムズワースを見る為の鑑賞。
いや、でも、笑いに走り過ぎてないですか?
1作目のような、本人は大真面目だけど、ちょっと笑ってしまう みたいなそんな笑いにして欲しかった…:…
けど、ちょっとずつ成長して来たソーの姿は素敵だし
素っ裸にゼウスの取り巻きが失神してしまう程の
美しい肢体には感動
カメオ出演継続も嬉しかった
ロキも出て来て欲しかったなー
クリスチャン・ベールのゴアが一番圧巻だった
全体的にギャグを減らして、シリアスな笑いを入れつつ
ゴアとの精神的な確執や、心情を浮き彫りにする
シーンなんかが欲しかった
且つ、ソーの衣装がカラフル過ぎ(笑)
もっと渋い色合いにしてよー
クリス・ヘムズワースが超合金のオモチャに見える……
とにかく、かっこよくて、超絶強くて、男前で
ちょっとお茶目で、ジェーンを愛してて
渋くて、笑顔が可愛いソーが見たいんです!!!
次作は、是非お願い致します
究極の世界のセリフなき応酬
福田監督作品みたいな前に進まなさ
上げ底
Disney+を退会していたのだが、のぞいたら期間限定で新規会員が1ヶ月199円になっていたので、また入ってすぐ解除した。あと1ヶ月見られる。
低所得なのでサブスクリプションには警戒している。
いま世にはKKO問題というものがあるそうだ。
KKOとは“キモくて金のないおっさん”のこと。まさにわたしのようなにんげんのことだが正確には“自覚がない”を入れるひつようがある。
問題になるのは“キモくて金がないにもかかわらず、それらの自覚がないおっさん”である。
キモくて金がなくても自覚があれば──だれか・なにかに関わらずひとりで生きてひとりでしんでくれるなら問題はない。
よって日本の多数の男たちの課題となるのは、だれか・なにかに関わらずひとりで生きてひとりでしぬこと──になる。すくなくともじぶんはそれを課題としている。
日本の男をみじめだと感じることがある。
感じることがある──というか押し並べてみじめだなあと思っている。
今後KKOはどんどん増えていくし、世間の風当たりも増していくし、生きづらくて困ってしまう。
ところでKKOの反対側に位置するおっさんとはマーベルやDC映画にでてくるヒーローをはじめとするスター俳優だろう。映画では壮年化するほど魅力が増していく魔法を目の当たりにできる。
金があり見ばえがよく白人のハリウッド俳優はまさにKKOの対極といえる。
990円のサブスクリプションを断念する、金がなくてキモい日本のおっさんがきらびやかな対極の世界を見る──図式がDisney+にはある、という話でした。
──
ヘムズワースは190㎝、対してポートマンは160㎝。相当底上げしているのは間違いないがナチュラルに収まっていた。ちなみにヴァルキリー役テッサ・トンプソンは162㎝だが映画内ではポートマンのほうがひとまわり大きい。おそらく20㎝程度は上げているのではなかろうか。
(かえりみるとマーベル周辺には低身長女性が多いような気がする。デカいのはネビュラのカレン・ギラン(180㎝)くらいではなかろうか。)
個人的におどろいたのはポートマンの二の腕だった。鍛えたのか盛っているのか解らないがすごくたくましい。華奢(きゃしゃ)な人だと認識していただけに変身に惹かれた。
映画は笑えるし泣けるし、感動するけれどお涙頂戴にしない。愛する人の喪失も含めて文科省の推薦を受けられそうな全年齢向け映画だった。
よく思うことだが、この商業映画は、“なんか色々と人生のこと人間のこと考えてますよ”という体(てい)を持つアート映画より、よっぽど愛や思いやりについて訴えるものを内包している。
で、あるなら(たとえば河瀬直美のような)アートハウスの映画に、どんな居場所があるのだろうか。
のみならず、そもそも表現力の拙い日本映画にどんな居場所があるんだろうか。──と、すぐれたハリウッド映画を見るたびに思うことを、またしても思った。
タイカ・ワイティティ監督は演出力を買われてマーベルを撮っているがマーベル映画では監督としての評価は上がらない。
ワイティティ監督の名を上げたのはBoyやHunt for the WilderpeopleやJojo Rabbitなどのアート系映画だ。
あちらでは既にブロックバスターとアートハウスの垣根がない。
マーベルのエターナルズを撮ったのはノマドランドのクロエ・ジャオだ。
それが商業映画なのか、アート映画なのか──は、つくり手ではなく観衆が判断すること──なのだ。
つまり、映画監督には演出力があればいいのであって、ワケのわからない鬼才感はぜんぜん要らない。──と、言いたいわけ。
──
ひとつ気になったシーンがあった。序盤、マーベルスタジオの商標が入ったあと、コーグ(全身岩づくりのソーのお伴)がソーの現在までの来歴を話す場面がある。今まで失ってきた家族や仲間を紹介するところでホーガン(浅野忠信)を「誰か知らん奴」と紹介した。場面にして0.3秒くらい。
日本人としてせつなかった。
楽しいけど…
ギャグ映画そのもの
おふざけとのバランスが悪い
ストームブレイカーがかわいい
にわかMCU熱も冷めつつある
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