「IMAX3D版は細かいことを考える暇がない」ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス 劇場の天使2さんの映画レビュー(感想・評価)
IMAX3D版は細かいことを考える暇がない
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IMAXの入場者特典のミニポスター(A3サイズ)をプレゼントされ、劇場へ入るとほぼ同時に『トップガン マーヴェリック』の本編特別映像5分間のフルサイズのIMAX上映が始まって度肝をぬかれました。さらに本編前に『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』と『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のIMAX3D版の予告編があって興奮は最高潮に。そこで冒頭の宇宙を舞台としたアクションがフルサイズの3DIMAXで始まったのでアッという間に映画の中に没入しました。
頼りにしていた関連の3種類のプログラムが公開日に売り切れとかで作品の事前情報は限られたものになってしまいました。ドクターストレンジの前作や今回の重要な役ワンダが主役のDisney+のオリジナルドラマ『ワンダヴィジョン』もよく知らないし、どうなることかと思いましたが、細かい設定やキャラクターを知っていればより楽しめるのでしょうが、知らなくても全く訳が分からないということはありませんでした。そのようなことを考える暇がないほど驚異的な映像の連続で最後まで飽きさせません。
別の宇宙を生きる「マルチバース」とは何か。ワンダの家族構成だけを理解しておけば十分楽しめると思います。サム・ライミ監督らしくホラー映画の要素が満載なのも面白く観ました。ある対決場面でクラシック音楽の音符同士が闘うという音楽と連動した趣向に唸りました。最終的には愛について考えさせる映画でした。
例によってエンドロールのメインの後におまけ映像、長いエンドロールの最後にもオチがあるので最後まで席を立たないことをおすすめします。
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