「ユダヤVSユダヤ」復讐者たち 葵蘭シネマさんの映画レビュー(感想・評価)
ユダヤVSユダヤ
今年もホロコーストをテーマにした作品が沢山公開されました。
個人的には、今のイスラエルがパレスチナに対してやっていることは、現代のホロコーストじゃないかと疑問に感じているのであまり好んで観ることはないのですが…
今作がこれまでの作品と少し趣が異なるのは、生き延びたユダヤ人たちがホロコーストの復讐計画を実行するというもの。
虐げられてきたユダヤ人たちがナチス残党を狩っていく‥
そのうち過激なグループが「目には目を。600万人には600万人を!」と、ドイツの一般市民への無差別テロへ動き出す。
興味深いのは、ここでユダヤ過激派VSドイツとなるのではなく、ユダヤVSユダヤで物語が進んでいくこと。
イスラエル建国のために、ここで非人道的な行動をして欲しくないユダヤ人グループとの攻防を描いたサスペンスドラマ。
俳優たちの鬼気迫る演技や、緊迫感のあるストーリーは良かったのだけど、丸く収まって良かったね風の終わらせ方にはちょっと違和感も…
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