「色々な意味で考えさせられる」復讐者たち sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
色々な意味で考えさせられる
毎年言う事ですが、毎年この時期に第二次世界大戦モノで特にドイツに関連した話が必ず上映され、毎回ある意味楽しみにしてみています。
今回の本作品は、ユダヤ人側からのドイツ人に対してお話で、これも実話に基づくお話・・・・
結論と言うか最初に言ってしまえば、どの作品を見ても、結局、戦争って悲劇しか生まないね・・・・
本作品の冒頭にも、「貴方は、家族を失ったらどうしますか」的な感じ始まり、見ている私たちにも、本作品の内容の是非を問ているように感じます。
単に復習をすれば、それで済まされるのか・・・・それが当事者ではなくてもいいのか・・・・
それで自身は気が済むのか・・・・
あるシーンで、「新しい生活を始め、家族を作り、これまで以上にいい生活を作る事が復習なんだ」と言う台詞があり、自身に置き換える事もあり、大変に考えさせられました。
ユダヤの人達が起こそうと思った復習計画も、分かるのですが、別の見方をすれば、それはまた違うのかと思うし・・・
大変に複雑な気持ちで本作品を見ていました。
ただ、本作品ですが、淡々と話が進んでいくので、派手なシーンもなければ、緊迫するシーンもなく、正直山も谷もないまま内容が進んでいくだけなので、ある意味、重厚と言う言葉だけが残るかな・・・
しかし、なぜ、あれだけユダヤの人を嫌うのか・・・・
我々日本人には、理解し難いし・・・ヨーロッパの人って、誰がなに人なのかも分かりません・・・・
しかし、起きてしまった戦争のお話を単にほじくり返すのではなく、戦争を繰り返し起こさない・・・
なに人であろうと人の命は地球より重く、こうした映画をメッセージとして捉え、考えなくてはいけないと思う。
私も自身の生活の中で、「新しい生活を始め、家族を作り、これまで以上にいい生活を作る事が復習なんだ」これをある意味胸に刻み込み頑張って行こうと思う。