「お気持ちだけで…。」復讐者たち Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
お気持ちだけで…。
クリックして本文を読む
1945年、強制収容所に送られながらも生きて終戦を迎えて帰った男がパレスチナを目指そうとする中、虐殺への復讐をする同胞に同調し行動する話。
復讐心という気持ちはわからなくはないが、それを実戦して行くと共に、更に大きな計画に賛同し荷担する主人公。
ホロコーストとか、ゾンダーコマンドとか、ユダヤ教とパレスチナの関係とか、その辺の知識がないと少し難しいかも知れないし、ある程度知っているユダヤ教徒以外の人がみると、ただのテロリストじゃないかとなりそう。
葛藤した人物もいるし、途中で逃げ出した人物もいるけれど、そこまでやってたら立派な共犯者で、寧ろそこだけ手を引いて良い子ちゃんはかえって汚くないですか?
自問してくれって言われてもねぇ…気持ちは判らなくはないところもあるけれど、失敗したとはいえ実行していたテロリスト思想には変わりがなくて共感は出来ず、真の復讐を目指す人達を主につくった方が良かった様な…。
コメントする