劇場公開日 2022年7月8日

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こちらあみ子のレビュー・感想・評価

全113件中、61~80件目を表示

3.0あみ子を理解してくれる人や、あみ子の居場所があったら、もっとあみ子...

2022年9月19日
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あみ子を理解してくれる人や、あみ子の居場所があったら、もっとあみ子は生きやすいだろうなぁ……
本来なら父親がその役割だったんだろうけど、父親自身に何も情報得られずにいて、その結果あみ子を実家に預けるしか選択肢がなくなった。
もしかしたら、1番の理解者は兄だったのかも。
いずれにしろ、居場所って必要なんだなということは、この映画を観て改めて感じた。

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yoccy

2.0変化に乏しい

2022年9月15日
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原作小説映画化した作品で風変りな女の子の日常を描いたドラマ。少女の日常生活を淡々と映し出しているが変化に乏しく面白みに欠ける。
2022-154

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隣組

5.0自分の意思が不変であれば人間は生き続けられる

2022年9月11日
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鑑賞方法:映画館

 あみ子から見る世界はけっして壊れていない。
 弟(妹)の死は、「生まれてきたもん。生まれてきたけど死んどった」
 母親は心の病になり、兄は不良になり、両親は離婚へ。あみ子も不登校に。
 端から見ると壊れているのに、あみ子の世界はやはり壊れていない。
 そこに、壊れていく運命に翻弄される少女の姿はない。
 その類のお涙頂戴の物語は数多くあるけれど。

 運命は変えられない。世間の目も変わることはない。
 でも自分の意思はいつでも変わらない。
 自分の意思が不変であれば人間は生き続けられる。
 原作の今村夏子のポリシーが、見事なまでに再現される。
 映像でしか描けない、あみ子この一瞬見せる悲しげな表情にぐっとくる。
 あみ子のイメージにぴったりの大沢一菜に目が潤む。

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ジョー

4.0待っているよ

2022年9月10日
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atararui

2.0タイトルなし

2022年9月8日
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鑑賞方法:映画館

話の流れも表現もカットも非常によく、エドワードヤンや相米や神代や様々な監督の名前が想起された。でも決定打がない。何故この映画を撮ったのだろう。さっぱりわからない。名匠たちのカットの真似事をしたかったのかな?映画監督にあるまじき事だと思う。

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kazuyuki

4.0最後は

2022年9月5日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

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トミー

4.0子供時代との決別。

2022年8月30日
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泣ける

怖い

知的

人は皆自分の内なる世界を持っている。同じ世界に住んではいても人々の内なる世界はそれぞれ異なる。社会においては成長する過程において皆が内なる世界を捨て、あるいは外の世界と折り合いをつける術を身に着けてゆく。
あみこはそれが出来ないかあるいは人より遅れている。だからなにかと外の世界では変な子と見られてしまう。

画一化を目指す今の日本の学校教育では天才は育たないと言われる。子供の個性を伸ばすのでなく同じように行動する人間の育成が第一だからだ。かつて軍隊や工場労働者の大量生産のためにはそれでよかったのかもしれないが、現代において新たな発想ができる突出した能力の育成には不向きであろう。

あみこは学校でもつまはじきにされ、家庭も崩壊してゆく。父にも捨てられたあみこは内なる世界の住人と別れを告げる。そうして彼女は子供時代との決別を遂げるのであった。

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レント

3.0現実世界の外側で。

2022年8月25日
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鑑賞方法:映画館

観賞後の疲労感足るやなかなかのものでした。予告の限りでは風変わりな女の子と家族が繰り広げるハートウォーミングな日常の物語と思っていたけど、甘かった。

小5のあみ子は落ち着きがなく思い付いた事に猪突猛進。空気が一切読めず一人で喋り続けている。劇中言語化はされていないものの発達障がいを抱えているのは明らかで、家族は四六時中振り回され続けている。

自分が実際家族として関わることを想像すると気持ちが持たないかもしれないと思った。家族はもちろん地域や学校の理解は必須。でもそれがないあみ子の家族は結局崩壊してしまう。母親の違和感。父親の無関心。兄の逃避。なんだかんだ一番の理解者が名前すら覚えていないクラスメイトというのは皮肉だ。この先あみ子がどう成長してゆくのか。壊れたトランシーバーから返信はない。

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はるたろう

3.5評論の必要性

2022年8月21日
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泣ける

知的

難しい

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いぱねま

4.5本当に心の中を語ろうとしないのは誰なのか、を考えさせる一作

2022年8月20日
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たまたま鑑賞した回が、監督や主演俳優の舞台挨拶込みだった、という幸運に恵まれた本作。子供達の生き生きとした姿が印象的な作品でしたが、撮影現場もまったくその通りだったようで、楽しそうに撮影の思い出を語る若い俳優達と、ちょっととぼけた感じでコメントする監督がとても印象的でした。

本作が劇場長編映画の初監督作品となるという森井勇佑監督ですが、そうは思えないような入念な物語構成と計算され尽くされた撮影、そしてテンポの良い編集など、舞台挨拶の穏やかな印象とは異なって、映画に対する強い熱意と愛情、そして経験の厚みが伝わってきました。

劇中ではあまり具体的には言及されていないのですが、主人公あみ子(大沢一菜)は生まれつき、あまり他者との意思疎通ができないようで、家族もあみ子に優しく接しつつ、あみ子の言動に振り回されることに疲労している様子です。学校では級友たちからも「変わった子」と見なされ、友達の輪に加えてもらえない様子ですが、あみ子は周囲の反応をそれほど気にしている様子は見られません。

だがある大きな事件がきっかけで、家族の軋轢が増していきます。実はあみ子は他者に対して共感することは難しくとも、どのような状況にあっても自らの考えについては包み隠さず、率直に伝えていることが分かってきます。一方で、あみ子よりも「正常」と考えている家族の側は、自分の気持ちを正直に周囲に話していたかというと…。しかし正直なあみ子が幸せになっていくのかというと…、と物語は決して期待したような方向に進まず、非常に印象的な着地点を見せます。

あみ子の想像と現実の狹間があいまいになっていく場面、あみ子と真っ正面から向かいあって対話を重ねていくある友人の表情、会話の内容がいつまでも印象に残りました。

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yui

1.0面倒臭い子供の映画

2022年8月18日
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鑑賞方法:映画館

原作未読です。
ベタな子供映画の傾向って絶望的不幸の連続からある程度の努力と
強運と良い人過ぎる周りの支援でその不運から脱却して
大団円を迎える安っぽい涙の感動作…なのですが
これは異色過ぎる現実的な話。
人生経験の少ない子供は空気が読めないから残酷な言動も平気だし
周りの迷惑も関係無し。あみ子も身内にはいて欲しくないタイプ。
中盤母親が継母な事が判明しなんとなく子供によそよそしいのも納得。
父親も中学生の息子がグレてもお構い無しの無関心ぶり。
後半ある事がきっかけであみ子と継母との間に埋めようのない溝ができ
祖母の家に預けられ家族離散の危機。
ここで挽回すると普通の話なのだが前記の通り異色作。
ええ〜そこで終わりかよ。
イレギュラーな話は好きだけどこれはどこが映画化する程魅力的なのか
良くわからん話だった。

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シゲ

4.5弟のお墓

2022年8月17日
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題名とポスターだけだと、なんか素朴な作品なのかと思っていたら全然違う問題作だった

映画として俯瞰して見ているから時折笑えるが、実際近くにいたら迷惑で困惑する存在だ

あるシーンでは思わず「やめてー!!ダメダメ」と心の中で絶叫

映画として見ているぶんにはいいんだけどねぇ

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うんこたれぞう

3.5おーとーせよ、おーとーせよ

2022年8月16日
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蛇足軒瞬平太

3.5受け入れることができなくても、認めることはできる

2022年8月14日
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ROKUx

3.5ひとつの家族の在り方

2022年8月12日
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hkr21

3.5嫌な思い出

2022年8月11日
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私にはあみ子、兄ちゃん、お父さん、お母さん、ノリ君、各々の気持ちが理解できます。あみ子程に重症ではありませんが、あみ子のような人物が身近に居たからです。私の場合は親の立場ではありませんでしたが、最終的にはお父さんと似た様な選択を取りました。その選択に後悔はありません。逆にそんな選択肢があったことを知らず、1人悩み続けてきた莫大な時間を後悔しています。今はようやく自分の人生を創造できているんだなと思えます。
一方、私自身もあみ子同様、目に映る外の世界を理解するのに苦労するタイプでもありました。そんな私には最初、お父さんは健気に映りました。けれど、他のレビューを見ているとどうやらその認識は見直さないといけないのかなとも思うようになってきました。これはドライブマイカーのテーマでもありましたが、「見たくないものを見ない。それに対して向き合わない。」という行為は、場合によって命取りとなるからです。お父さんを肯定する一方、余裕が生まれれば見たくないモノと向き合う瞬間も作らないといけないのかなとも思うようになってきました。あみ子の様な人と積極的に付き合きあおうとは二度と思いません。しかし、社会活動する上では避けられない場面もあります。付きっきりはしませんが、あの坊主頭の同級生の様に一瞬でもいいから損得抜きのコミュニケーション出来るようになりたい、それが出来る勇気が欲しいと思うばかりでした。それができるようになった時、自分の目に映る世界はまた変わるのかなとも思いました。

それにしても嫌な思い出を回想する羽目になり、珍しく映画を見るのが嫌になりました。それが映画の果たす役割でもあるんですけどね。次は娯楽作が観たいです。

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リプリー

3.5どこか覚えのある風景

2022年8月6日
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何の予備知識もなく鑑賞。

主人公の「あみ子」は
自分が子供の頃にいたような
覚えのある女の子。

側から見た印象と、
当人の印象は違う
当たり前のことが淡々と語られる。

率直であること
知らないこと
自分では気がつけないこと
人と合わせられないこと
察することが得意でないこと

人との間で生きていくのが得意でないこと

幸不幸ってなんだろう?
と見終わった後に考えてしまった。

鑑賞後、原作を購入して、読了。

時間経過以外は、
忠実に作られていたことが分かる。

彼女の家族がその後どうなったのか
描かれていない分
想像してしまう。
鑑賞後も読後も
後を引く作品だと思いました。

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新米エヴァンゲリスト

4.0演技未経験とは思えない存在感

2022年8月6日
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鑑賞方法:映画館

 広島に住む小学五年生の田中あみ子は「変わり者」だがお父さんとお義母さん、お兄ちゃんと暮らしていた。臨月になっていたお義母さんのおなかが破水し病院に向かうが死産してしまう。あみ子は死んだ弟の墓を作ってお義母さんを喜ばせようとして「サプライズ」を用意したが、逆にショックを与えてしまって家族がバラバラになるほどの出来事を起こしてしまった。
 『むらさきのスカートの女』で161回直木賞を受賞した今村夏子が処女作『あたらしい娘』(のちに『こちらあみ子』に改題)を初監督の森井勇佑氏がメガホンを取った。主役のあみこ子を演じたのはオーディション330人から選ばれた新人大沢一菜さんが、スクリーンいっぱいにその存在感を解き放っていた。一番強烈だったのがあみ子の兄が予想外の変化で、なぜああなったのか気になるところでした。

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keyton

4.0悪くは無いんだよ。きっと。

2022年7月31日
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すごく難しい内容でした。
実際、自分も同じクラスにあみこみたいな子がいたら、避けるだろうし、「キモッ」とか言ってしまうと思う。
だからこそ、俯瞰で観ていて苦しかったしもどかしかった。

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い

5.0文句なく、今年一番の作品かも

2022年7月30日
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鑑賞方法:映画館

感動しました!
とても美しく、愛らしく、画作りに愛情を感じる作品でした。

あみ子は、発達障害があるのでしょう。
でも、普通学級に行けるくらいの自閉症。

明るくて、元気で、まっすぐな。

自分の視点でしか物事が理解できないのです。

それを知ってから鑑賞する方が、理解しやすいかもしれません。

軽い自閉症・・・それは、彼女だけ?
誰もが自分の少年少女時代を思い出して、キリキリぴりぴり
少しほろ苦く、それでもやっぱり涼しい気分になるはずです。

それと、複雑な家庭環境(少しずつ明かされる)が判ると
大人の無責任とばかりは言っていられませんでした。

あみ子を演じる大沢一菜(かな)さんの ‘’奇跡的な‘’ 存在感、
とても魅力的でした。
(フォトだけでは、十分伝わってこないのが残念。
雰囲気は違いますが、みつばち~のアナ・トレントに匹敵?)

その元気がまるで、夏にギュッとしぼって飲み干す
レモンスカッシュそのもの!

なお、軽度の自閉障害がある元気なあみ子ですが、それを
劇中で明確に示していないのには、理由があります。

ラストは、ハッピーエンドとは言えないのかも?
でも、必ず元気がたっぷりもらえるはず!!!
そして、少し優しくなった自分に気づく ・・・ そんな感動作です!

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