星空のむこうの国

劇場公開日:

星空のむこうの国

解説

「七瀬ふたたび」などで知られる小中和哉監督が1986年に手がけた劇場長編デビュー作を、「蜜蜂と遠雷」などで注目される鈴鹿央士を主演に迎えてセルフリメイクしたSF青春ラブストーリー。作家で脚本家の小林弘利が原作・脚本を手がけ、パラレルワールドに迷い込んだ少年の恋の行方を描く。高校生の昭雄は、2カ月間ずっと同じ美少女の夢を見続けていた。そんなある日、昭雄の前にその少女・理沙が現れる。理沙はある約束を果たすため、もうひとつの世界線に生きる昭雄のことを呼び続けており、そんな彼女の純粋な思いが昭雄を呼び寄せたのだ。33年に1度のシリウス流星群の接近を前に、まっすぐに惹かれ合う昭雄と理沙だったが……。

2021年製作/93分/G/日本
配給:エイベックス・ピクチャーズ
劇場公開日:2021年7月16日

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(C)2021「星空のむこうの国」製作委員会

映画レビュー

3.5【”ジュブナイルパラレルワールドラヴストーリー実写化映画。”時を越えて、障壁を越えて、少年少女の奇跡の愛は続くのである。】

2024年8月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

ー 近年、ジュブナイル実写化映画が減った気がする。昔は、大林宜彦監督の尾道三部作を代表とする、実写化映画が在ったモノだが。   けれども、今ではそれをアニメーション映画が代わりに務めてくれている。   ”ドラえもんシリーズ”や、クレヨンしんちゃんシリーズも作品によってはSFジュブナイルである。   だが、今作の様な作品を観ると、何だか懐かしい気がするのである。- ◆感想<Caution!内容に触れています。> ・今作は、所謂パラレルワールドモノであるが、そこに高校生男女の時と障壁を越えたラヴストーリーが盛り込まれている。王道のジュブナイル映画である。 ・CGなどは、予算の関係かすこーし、チープな感は否めないがそんなことは気にせずに、愉しめば良いと思う作品である。 ■なによりも、”トラックに惹かれて死んだ筈の昭雄”(鈴鹿央士)の世界では、坂口理沙(秋田汐梨)も、重い病を患っているが、二人の想いは時空や障壁を越えて、”トラックに惹かれそうになったけれど、友人のお陰で助かった昭雄”がいる世界で、二人は見知らぬ者同士(理沙がね。)での出会いがあるのだから、その設定で十分”ジュブナイルパラレルワールドラヴストーリー”なのである。 <序でに言うと、有森也実さんは”時をかける少女”なのである。分かるかな?  筒井康隆御大の作品や、眉村卓御大の作品などは好きだったなあ。  私は、映画でも、ジュブナイル物は名作が多いと思うのである。  ジュブナイルは子供向けと思っている人が多いのかもしれないが、そんな事は無いと思う。幾つになっても、ジュブナイルを愉しめる人って、素敵だと思うけれどなあ。>

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NOBU

4.0通勤でこの千葉市の懸垂型モノレールを使っていた

2024年3月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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When I am 75♥️

3.5ノスタルジックなジュブナイル作品

2021年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アオハル+パラレルワールドというジュブナイルの、今日ではメジャーなテーマを扱った1980年代の作品のリメイク版。ノスタルジックで手作り感があって優しい作品だった。 画面一杯の星空と流れ星と、主人公達の今を生きる必死な姿。 見終わったあと、季節は違うのだけれど、好きな人と花火大会や夜祭に行った後のような気分になった。

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SpicaM

2.5チープなCGが目に余る

2021年7月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

寝られる

全くと言っていいほど、映画好きからも総スカンを食らっている本作。単館系でもここまで盛り上がりに欠けるのもなかなかない。ただ、まあピュアな人が作った映画って感じ。 個人的には、鈴鹿央士と秋田汐梨を目当てに観に行ったので、その二人の演技を観れただけでかなり満足。寧ろその二人が頑張るしかない映画でもあるので、期待値は超えたといったところ。また、lolの佐藤友祐が意外な収穫。上手に作品の逸脱を防いでいた。ほぼ役者が空気を頑張って作って、編集でおじゃんにする感じ。 内容はというと、セルフリメイクだけあって割としっかりしている。実にピュアな感情で作られたのだろうと思える、疑念の少ないドラマ。役者冥利に尽きる空気感に結構ジンとくるが、描写で冷めに冷めまくる。SFらしいポイントを押さえた上でパラレルワールドの可視化を努めているが、肝心の描写が卒業制作レベルで、今どきここまで安っぽいモノも中々見れない。また、引き延ばして作った感じも多数見られ、よっこいしょが聞こえてきそうなほど色々描かれたシナリオは少しダルい。80分切っても良かったと思う。過去の栄光にすがって自慰行為をしたような映画で残念。 何度でも言うが、役者はいい。それを観るためが動機ならいいと思う。ただ、CGをぬるめに使えば冷めることぐらい分かっていて欲しかった。今やCGは違和感なく作られる時代。かなりマンパワーで乗り切ろうとした編集にため息と失念をする作品。

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たいよーさん。