劇場公開日 2021年10月15日

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「【記憶/菊池亜希子さんとレシピ】」かそけきサンカヨウ ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0【記憶/菊池亜希子さんとレシピ】

2021年10月17日
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僕の一番古い記憶は、実家が現在の場所に引っ越す前に住んでいた家で飼っていた犬、日本スピッツと玄関先で遊んでいたことだ。

よく吠える犬だったが、真っ白で無茶苦茶美人の犬だった(と記憶にある)。

事情があって引っ越しの際に手放すことになった犬だったが、3歳の僕の唯一の記憶らしい記憶で、随分経ってから、僕がその犬の名前も覚えていたことに、僕の両親は感慨深げだった。

少し視点を変えるだけで、少し踏み出すだけで、ちょっと辛い記憶も、優しい記憶に甦るかもしれない。

それは、生きている今も同じだ。

ちょっと考えてみたり、ポジティブなスパイスを振りかけるだけで、前向きな気持ちを後押しして、良い記憶として残り続けることはあるのだ。

映画のレビューだって同じだと思う。

シュートしたボールが、失速して手前に落下するように、想いが届かないようなこともきっとあるだろう。

でも、チャンスは一回だけじゃない。

バスケのゲームだって、4つのQで合計40分は続くし、人生のゲームも一瞬で終わりなんてことは決してない。

だから、可能な限り何度でも繰り返してみたら良いと思う。

サンカヨウの花言葉は幸せだ。

※ この作品で、菊池亜希子さん演じる美子が、陽の大切にしてるレシピノートを手に取る場面がある。

随分前に、「問題のあるレストラン」というドラマがあって、レストラン企業で働く菊池亜希子さん演じる五月が、ハラスメントの末、そこを辞め失意のうちに実家に帰る際、両親から受け継いだ手書きのレシピノートを仲間に残し、その中でも特に格別なポトフのレシピを中心に、近くのビルの屋上で仲間たちが青空レストランを始め、このハラスメントのレストランに一矢を報いるという物語だった。

これを思い出した。

坂元裕二さん脚本で、僕は、このドラマで初めて菊池亜希子さんを知った。

キャストはそうそうたるメンツで、僕の大好きなドラマでもある。

今回、わざわざテアトルの舞台挨拶をの回を予約したのは、菊池亜希子さん見たさだった。

やっぱり素敵な女性だった。

マイペースでも着実に作品に出続けて欲しい。

いろんな意味で、大好きな作品。

ワンコ
マキさんのコメント
2021年10月22日

こんにちは!今作のエンディング曲先程聴きました!とっても素敵な曲でしたよね😉

マキ
2021年10月18日

この美しさは反則ですよね(о´∀`о)
萌えw

黒リネン
2021年10月17日

ワンコさん。こんばんは。
花言葉。
親愛の情 幸せ 清楚な人
タイトルが全てを語っていますよね。
美しい。

黒リネン