SEOBOK ソボクのレビュー・感想・評価
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ソボクの属性を盛り過ぎだが、特撮とロードムービー調は悪くない
韓国映画でSFサスペンスアクションというのは珍しい気がするけれど、クリーチャーやゾンビが出てくる娯楽作はいくつかあったので、超現実的なスペクタクルをCGで描画する技術力はそれなりに蓄積されてきたのだろう。主人公ギホンが護衛することになるクローン青年、ソボクが操る念力によって人や物が吹っ飛んだり破壊されたりする場面の視覚効果はなかなかのクオリティだ。 それにしてもタイトルロールの彼、人類初のクローンで、永遠の命を持ち、おまけにテレキネシスの使い手なんて、属性盛り過ぎのキャラクターではないか。あまりに無敵すぎるとサスペンスにならないが、そこはうまく弱点を持たせてバランスをとっている。 逃避行を続けるギホンとソボクが、少しずつ心の距離を縮めていく感じ、これもまあロードムービーによくある展開だが、それなりにしみじみと味わいがあり、アクションパートとの対比も効果的だ。
❇️感情移入できひんかった。なんやろうな。知らんけど🤭
ソボク 🇰🇷韓国 極秘実験でクロン人間が完成していた。不老不死能力と脳波で気流を操る事ができる『ソボク』と名付けられた少年。 余命一年と申告される頭痛持ちの主人公がソボクをドナーにと付き人を依頼されるが、謎の拉致軍団に移動中襲われる! 極秘実験関係者も謎の拉致軍団も信用できないまま、主人公とソボク逃避行。運命は⁉️ ◉64点。 ★彡やや感情移入しにくい流れだったし、絆も浅くて無理があったなぁ〜 ⭕️良かった点。 1️⃣クローンから言われるさりげなく何気ない言葉の数々が、深く主人公に刺さる。 ★彡また最後のセリフには泣けました😢 ❌残念な点。 1️⃣ソボクの能力がいまいちわからなくて、シーン毎にそんな圧をかけられるんだ?などと、ある意味もっと最初から使ってれば良いのになどと思ってしまった。 ★彡リミッターがあったとしても、腑に落ちない。 2️⃣ラストの鳩も🐦なんか嫌いな演出でした。 ★彡CG感もあるし… ^_^🥹🤮😈👨🔬🧑🔬👩🏻🔬🤱🏻👟🪨❄️🌫🍜🛳🌃🕳
死を恐れる者たちへの最終兵器。
クローン技術によって生まれた実験体ソボクをめぐる米韓とバイオ企業との攻防を描く。
テロにより研究所所長が暗殺され、国家ぐるみでのクローン研究が明るみになるのを恐れた韓国諜報機関は安全のため実験体の移送を行う。
その護衛としてすでに退職した脳腫瘍末期のギホンが選ばれる。ソボクはその骨髄から抽出したips細胞により人の病を治すどころか不老不死までをも与える力を持っていた。
ソボクを護衛すれば、その臨床試験を受けられ腫瘍を治せると聞いたギホンは依頼を引き受けるのだが、そこには罠が潜んでいた。
米韓の密約により秘密裏にソボクをアメリカ側に引き渡すための捨石としてギホンは利用されたのだ。しかし、それに気づいたバイオ企業は傭兵を使って彼らを拉致する。
からくも脱出したギホン達であったが、味方にも傭兵部隊にも追われる身となり、二人の逃避行が始まる。
追手からの攻撃に身を挺して自分を守ろうとするギホンにソボクは何故かと尋ねる。ソボクの存在が自分の命を握っているからだと言うギホンにさらに尋ねる。
何故そうまでして生きたいのか、人間はいずれは死ぬ存在なのに。そうまでして生きるに値する人間なのかと。
かつて、自分の命欲しさに親しい同僚を見殺しにしたギホン。そうまでして生に執着したにもかかわらず皮肉にも末期の腫瘍で死期が迫る。
それでも生きたい、死は恐ろしい。みっともないまでに生にしがみつくギホンを、死を知らないソボクは冷徹なまなざしで見つめる。
人とは異なる遺伝子を持って生まれたソボクを研究員は人ではないただの実験動物だと言う。しかし、ソボクには心があった。
自分を産んだ母への思い、母の息子にはなれない自らの運命を悲しむ心が。
逃避行を続ける中でかたや生に執着するギホンを、かたや人間と同じ心を持つソボクを互いに理解しあうようになる二人。
研究所に戻った彼らを自らの私利私欲のために利用しようとする人間たちが待ち受ける。お前たちのような人間が不老不死になればこの世は地獄だと吐き捨てるギホン。ソボクを守ろうとするギホンだったが、母を殺されたソボクの怒りが爆発する。
すでに戦闘不能となった敵に対して容赦しないソボクだったが、彼は言う。自分が生きている限りこんなことはなくならない。終わりにしたいと。
生に対して冷徹だったソボクは生にしがみつくギホンと出会い、生命の尊さを知ったのかもしれない。
自分のせいでこれ以上の悲劇が繰り返されないためにもソボクは自らの命を絶つのだった。そしてギホンもまた生への執着を捨てて自分の命の終わりを受け入れるのだった。
死が間近に迫る男と永遠の命を持つ少年との出会いを通して命の尊さを訴える作品。
再投稿。
切ない映画
2023 53本目 蓋を開ければ、味方なんていない。 右に行こうが、左に行こうが、上も下も全て敵。 永遠の命とクローンの命… いくら考察しても、 このエンディング以外は成立しないストーリー。 ある意味、意地悪だ。
コン・ユ、パク・ボゴムに拍手
なぜソボクを殺害しなければならないのかいまいち曖昧。
でも時間が経つにつれて、ソボクとギホン、孤独で傷を抱える2人が、少しずつ、そして言葉少なく、お互いを思いやるようになる様子には心を動かされる。
ハリウッドなら都合よく奇跡が起きる結末になっていたかもしれないが、最期、ギホンは引き金を引く。観てる人には分かるがこれはギホンが自分の命と引き換えに行った行為。それほどまでに二人の絆は深くなっていた。
引き金を引くか悩む時間も短かったのも、却って早く終わらせてやろうとする彼の思いやりが見て取れて苦しい。
映画の中の話なのに、ギホンのこれからを心配してしまった。そういう意味でも余韻の残る映画だった。
長く生きるよりもどう生きるか
長く生きたら欲望が増長するのも分かるし、でも死ぬのも怖い。 想像していたSF映画とは違っていたけど、命がけで逃げる緊迫感の中、クローン人間のソボクと彼を守るギホンが少しずつ心を通わせていく丁寧でゆっくりとした時間の流れが素晴らしい。 生と死について考えさせられる一つ一つのセリフや風景をしみじみ噛み締めたい。
死なないということは
まあまあ面白かったかな。
不死ということはどんなことなのかちょっと考えさせられた。
まあ、死なないなんてことはないので考えても仕方ないんだけどね。
ただ、会話として印象的だったものがいくつかあってそれはれで良かったかな。
例えば人が死ななくなったら、欲望に限りがなくなり人類は滅亡する。というくだり。
なんか逆説的ですごいって思ったけど、よくよく考えるとそうなんだろうか?と思う。
死なないということは、人として時間に制限がなくなるわけでそのうちやればイイかな?と
思い行動することがなくなったり、長く生きることで経験値が高くなり、何かをすることに新鮮味は
なくなるわけで人は生きることに楽しみを見つけられなくなるのではないかな?やがて300年くらい生きたら生きる気力がなくなり肉体は死ななくても精神の死が訪れて滅亡するのではないかと。
また、生きたいのか死ぬのが怖いのかわからないというセリフ。
これはそう感じる人は多いのではないだろうか?今人生終わってもいいけど
死んだらどうなるのかわからない恐怖で死ねないという人も多いのかなと思った。
あとソボクがいった、あなたには生きる価値がありますか?というセリフ。
これはソボクが寿命が短い主人公に、そんな特別な待遇をしてまであなたを生かすことで
どんな価値があるのか?という問い。
なかなか強烈な一言。世の中生きたくても生きられない人がたくさんいる中で、あなただけが
特別に生かされるだけの価値があるのか?と問われてYESと言える人はそうそういないだろう。
それでも優先される命はあるのだろう。
などなど印象的なセリフが多かったかな。
まあ、スーパーパワーを持っているのでもっと大暴れさせてスッキリさせて欲しかった
感じもあるけど。
ソボクのセリフの1つ1つが、、、
いちいち心に刺さる。 永遠の命を持ったクローンを通じ、なぜ我々は生きているのか?ということまで問われるSFアクションエンターテイメントムービー。要素が盛りだくさんで、最初から最後までハラハラドキドキしながら、人間とは何かを考えさせられる良作。
永遠の命とは
ソボクを作ったお母さんの気持ちは分かるが、クローンだからね。
そして、永遠の命を手に入れようとする悪い奴ら。
研究に生かそうとする研究員もソボクに寄り添えてないよね。
永遠の命でも、撃たれたら死ぬのか…。
見たけどあまり入り込んで見れなかった。
不老不死は不幸せ…
有りがちなテーマ。しかも本人はクローンで自由な時間なく、研究される一方。意思はあり、しかも不思議なパワーを持っている。今までよくずっと我慢してきたなと。途中ダラダラし、眠くなってしまった。アクションも中途半端だし、ラストも結局良くわからなかった。
ソボク・・・哀しきクローン
2021年(韓国)監督:脚本:イ・ヨンジュ 《命とはなにか?》 生きる意味を考えさせられる映画でした。 スケール大きいSFアクション大作、面白かったです。 永遠の生命を約束されたクローンの青年・ソボク(パク・ボゴム)と、 彼を守る役目を押し付けられた余命わずかな元情報局員・ギホン(コン・ユ) ギホンは脳腫瘍のため余命1年の宣告を受けている。 ソボクを医学的に利用して、生きたいと願っている。 ソボクを護送するギホンと2人のロードムービーとも言えます。 ソボクのパク・ボゴムが無垢な少年を演じてますが、無機質でクローンにピッタリ。 ギホンのコン・ユはいかにも頼れる兄貴がハマってます。 世間知らずで研究所と言う《鳥かご》しか知らないソボクの、 市場体験や洋服選びを楽しむシーンなどほのぼのします。 インスタントラーメンを初体験したり、かわゆい!! しかし、アメリカ軍、韓国政府、諜報機関などが、ソボクの命を狙って追ってくる。 オットットット!!! ソボクはクローンだけど、薬の副作用で、大変な超能力者なのですよ!! その展開、驚きでした。 (アベンジャーズかと思っちゃった。) 眉ひとつ動かさずに、大変な超能力を発揮いたします。 永遠の命を授かっても悩むソボク。 余命わずかなギホンも、“死の恐怖“に向き合い、 生きることの意味を問い直すことに。 美しい詩情あふれる海沿いの風景。 静かなBGMと語り口。 そして対照的にスペクタルなアクションシーン。 宿命にあらがうギホンとソドクの運命はいかに?? 観終わって、きっと涙が頬を伝いますよ。 過去鑑賞
いろんな意味でバランスが良い♥️
アクション部分とそうでない部分とか、コン・ユとパク・ボゴムの画映りとか、いろんな意味でバランスが良いわ~。 ボゴム君この時徴兵も終わって25歳過ぎてる筈なのに、もう高校生位にしかホント見えない。 ピュアで残酷なとことか丁度よい年齢設定だと思う。これ以上低年齢だと痛々しすぎるわ、私には。 あんまり幅を広げてなくて、時間内にちゃんと纏まってるところも良き。 お休みの日にたまたまWOWOW点けたらなんだか最後まで観ちゃった的な映画です。
SFというよりヒューマンドラマ
余命僅かなギホンがクローンの青年を護衛する任務を受ける。クローンのソボクの骨髄から自分の病気を治せると聞いて、必死に彼を守る。でもだんだんソボクの純粋な心に気づいて、自分の命の為というより、ソボクを守りたいと思うようになる。 実験材料としかソボクを扱わない周りの大人たち、その中の1人である女性研究者はソボクの母なのだが、彼女とソボクの間には愛情があり、ソボクもちゃんと人間の感情を持って成長している。ソボクの純真さがとても切なく、ソボクによってギホンの心の内も変化していく様子が切なく、SFというよりもヒューマンドラマでした。結末もなかなか切なかったですね。
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