「あの頃の音楽好きにはたまらない」ショック・ドゥ・フューチャー よしえさんの映画レビュー(感想・評価)
あの頃の音楽好きにはたまらない
電子音楽の夜明けは、フランスにおける女性の音楽業界での地位向上のための第一歩でもあった、ということで、これは音楽映画でありつつフェミニズム映画でもあった。
でーんと部屋に鎮座するアナログシンセサイザーの巨大なモジュール群は、あの時代を少なからず知ってるわたしからしたら垂涎の的ですよ。ほとんどのシーンがそのしつないだけでかんけつするところもなかなか良い。
TG(スロッビング・グリッスル)だとかアクサク・マブールだとか、普段聴いてはいるけど言われてみればあの頃の電子音楽カテゴリだったな、というくらいで、今まで自分が聴いてきた音楽の見方がちょっと変わった。サントラについてはもうちょっと詳しく知りたい。聴いてるはずだけど聴き分けられてない曲がかかってた気がする。
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