映画 五等分の花嫁のレビュー・感想・評価
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夢から覚めて欲しくない。
原作読了済。原作にはまるのが遅く、急ぎアニメも消化し、なんとか上映して終了までにと予定を開けて映画館に駆けつけました。
結末は知っていたのですが、アニメになると泣きっぱなしで少なくとも5回は泣いたように思います。
原作者、作画の方、声優さん、映画館さん、こんなコロナの時代に心揺さぶる作品を世に出していただいて本当に感謝です。
後3回は見に行きたいです!
良かった!が、思ったよりって感じ
カットされている部分も多々あるけど、内容は原作通りでキチンと伝わってくるけど、なんか物足りなかった。TVアニメでみていた時のあのワクワク感がなかった…。個人的には”五等分の花嫁”のコメディ要素と好きだったが、映画ではそうゆう所がカットされていたからかもしれない。映画でするよりも、TVアニメでやった方が良かったんじゃないのかと思ったが、学園祭から終わりまでの内容だったらやっぱり映画の方が良いのかなと思ったり…。なので、コレだけ興行収入もあるのだし、是非ともTVアニメ版を作って欲しい。
アップの時の作画は”さすが!”という感じだったが、アウトの時の作画が”ちょっと荒くない!?”と思ってしまった。TVアニメの時はそんなに気にしなかったから、やっぱり大きいスクーリンのせいかな?だから、前もってもう少しアウトの時も作画をもう少しキレイに作ってくれたらなぁと思った。
四葉の過去のシーン見ている時、めっちゃ心が痛かった。原作読んでる時は”なんかちょっと嫌だなぁ”程度だったが、映画では”ズーン”って感じで心が痛かった。
学園祭終わった後、一花とフータローがスポッチャでバドミントンするシーンがお気に入りやったけど、そこがカットされてて残念やったなぁ。
舞台挨拶の竹達さんが超かわいかった。ぶっちゃけ五つ子たちよりもかわいかったかも!。竹達さんも言ってたけど、マジでニ乃の”ラブ⭐︎バケーション”のMVは作ってほしい!
あと、映画のパンフが¥3000って!高くてめちゃビックリした!
入場特典のクリアファイルも嬉しかった!
隣で号泣してる人がいたくらい良作
アニメ、原作既読の状態で観ました。
原作を過不足なくアニメで再現されていました。内容的には、原作の完全再現+αで、原作既読の私からすれば、少し物足りないと感じることもありましたが、声優さんパワーもあり大満足の完成度でした。
80点
映画評価:80点
原作を読んでないアニメ畑からの者です。
情報を遮断しきれず、
誰と結ばれるのか知ってしまった状態で
映画館にて視聴して来ました。
正直フータローの選択に対して納得いかないし、
アニメ版では一番消極的な存在でした。
そんな彼女を好きになる理由が
アニメ版だけだと見つからない。
しかし、この映画版では
彼女の化けの皮がめくれて、
結構やんちゃで自己中だった事も判明した。
一番五つ子にコンプレックスを抱いていた彼女にフータローは惹かれたのか?
それはフータローにしかわかりませんが。
この映画版の見所は
結婚相手が誰だったかではなく、
彼らが学園祭で一喜一憂しているところ。
一花の我慢しない所や、
ニ乃の純粋に突き進む所、
三玖の積極的な所や、
四葉が誰かを頼れた瞬間、
五月が本当に追いかけたいものを見つけた時、
その全てが見所で
余す所なく全力疾走な彼らを
2時間越えで観られた喜び。
第三者の私からしたら、
そこに感動して、そこが楽しかった。
こんな素晴らしいアニメに出会わせてくれて
ありがとうございました!
ps.本当の父親の展開はアニメ版にねじ込む必要あったのかな?
【2022.7.6 映画館で観賞】
五つ子の物語、完結。
原作全巻所持。アニメ1期は観ましたが出来の悪さに2期は試聴せず。一原作ファンとしての評価です。
2期の終わり 学園祭の開催から、原作ラストまで描いたストーリーでしたね。原作から特に大きな変更点はなし。どうやら所々話のカット、改変?もあるようですね。映画化なのでカットは致し方なしですかね。(原作を読んだのがだいぶ前なので記憶から飛んでます。)
・良かったところ:
出てくるヒロイン全員可愛い。5姉妹の魅力・個性が最後まで原作に沿ってしっかり描かれていた。原作派ですが知っているシーンでも、声や動きがつくとかなりドキッとする。一人一人キラキラフォーカスするので推し変しそうになるくらい。
・悪かったところ:
長いです。尺は2時間ちょい、原作通り各話を順番に流すストーリー展開ですが、テンポが早すぎてなかなかに疲れます。途中中弛みしている気もしました。
自分は上記のキャラの可愛いシーンでなんとか繋いだ感じです。ストーリー展開を知っていたせいもあると思います。
・そもそもの話:
映画化せずに丁寧にアニメ3期をやって欲しかった。ぱっと見2期とそこまでクオリティは変わらないように見えたし…と一介のファンのそもそもの話でした。
・結論:
なんだかんだ面白かったし観てよかったです。最後まで描き切ってくれたのがなによりも嬉しい。6週目に行きましたがフィルムは水着の三玖ちゃんでした、嬉しい。
劇場版五等分の花嫁
まず、原作(漫画版)を見たことがなかったので、どういう結果になるかどうかわからない状態で見たこともあって、とても感動する映画だったと思います。内容はとても感動しましたし、とても見応えのある作品でした!おそらく、DVDが出たら初期生産版買うぐらい面白かったです!
五つ子に幸あれ。
個人的にアニメ版から三玖推しだったのだが、
今回の個人的優勝は二乃だった。そして四葉おめでとう!
いや、勿論、五つ子それぞれのストーリーが用意され全員にフォーカスが当てられたことで、それぞれの魅力が存分に感じられて最高だったのだが。
二乃は本当に不器用で誰よりも自分が犠牲になってしまう。そんな二乃のがんばりや不器用さを見守り理解してくれる風太郎。納得。そりゃ好きになっちゃうよね。
二乃の素敵さを誰よりも理解して包み込んでくれる人と幸せになってください…
姉妹愛に溢れたそれぞれに素敵な魅力をもった五つ子ちゃんたちに出会えて幸せでした。五つ子みんなに幸あれ。
五等分の頭脳
高校最後の文化祭、男と五つ子の女子らはお互い好きなのだが、女子らはそれぞれ個性的、男はその中から誰を選ぶのかという話。
キャラクターは皆一見まともなのだが、現実と比べると結構ぶっ飛んでいたりする世界観。
アニメの短縮版と思われるが、意表を突く話の展開の仕方など、上手い作りになっている。
良い点
・良い話。感動的。
・誰でしょうゲーム
悪い点
・短縮版なので仕方がないが、不必要な要素も若干多い
・キャラに声質が合っていないキャストが散見される
・苗字で呼ぶ
・小学生時代がクローンすぎる
・一部のキャラが違う漫画の顔
その他点
・いちか=一番まともで大人。社会的ステータスが高い。将来病んだときの落差が危険。
・にの=ツンデレ。社会に適応できればよいのだが。
・みく=病んでいる。
・よつば=病んでいる。日によく当たり体も動かすので改善の見込みあり。日焼けしていそうなので誰でしょうゲームではバレやすいのだろう。
・さつき=病んでいるし、髪のボリュームが多いし眼鏡である。容姿の型にこだわりがち。
最高だった。
最後まで見て、物語の面白さが分かった。作者は、5つ子それぞれのストーリーを創りつつ、書き上げる素晴らしいなと。
正直、四葉はどこで追い上げてくるん??と思ったけど、最後の学園祭で告った後に四葉の想いが分かって、よかった。
子供の頃の四葉はなんだか、みんなよりも1番になろうとしてたね。でもなれなくてつまづいちゃって、自分の存在価値がわかんなくなっちゃって。
人ってさ、自分の存在価値ってなんだろう?必要とされているんだろうか?なんでここにいるんだろうか?と、そういうことで悩むこともあるよね。だからあのシーンは共感したし、好きだった。
話は戻るけど、学園祭の5人それぞれのストーリーもよかった!5人それぞれが選ばれるかもしれない。選ばれないかもしれないと。その期待と不安をかかえて過ごしているのが伝わって、見ている側もそわそわした。
最初に出逢った京都での伏線も。この最後に選ぶ人に繋がっていたんだなと。とても面白かった。
1分あなたの時間を下さい
原作をほぼ端折ることなく
素晴らしい人間ドラマをアニメで観れた神作でした。
一人一人の成長と、それぞれ抱えるコンプレックスの克服が、恋愛より自分には刺さりました。
スラムダンク次第ですが今期は自分の中でNo.1です。
是非ぜーひ映画館でご覧下さい、絶対後悔はしません!
五人が可愛い
タイトルが全て。それ以上でもそれ以下でもない。基本的には高評価をつけていらっしゃる他の方々の感想通り。アニメ映画にしてはちょっと長いけど、それも許される範囲かな。
終わってみれば、観終わって、またすぐにまたあの五人に会いたくなるような、素敵な映画だった。原作に忠実に作られているので、原作を含めた、五つ子ファンなら観て損はない。
で。個人的に気になった点を一つだけ。
全体的に作画が「ふらふら」しているのが非常に気になった。特に風太郎。一昔前のアニメ映画ならいざ知らず、ここにきてこれ?一期のあの悪夢が蘇るほどの場面も数箇所あった気がする……のは、果たして自分だけだろうか。
あれはなんだろう? 制作期間の問題? それとも一期へのオマージュ? もしや一期作った某Mプロへの忖度?
五人に関してはなんとか頑張っていたのもわかるし、ギリギリ許せる範囲だとしても、せっかくの「劇場版」。しかも大団円(のはず)。細部まで力尽きずに作り切ってほしかった。
そこだけが残念ポイント。
五人分の想い
アニメなら人気の『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』、今話題の『SPY×FAMILY』を見ればいいのに、こういうのを見てしまう。困った事に。
『ハルヒ』『けいおん!』『ラブライブ!』然り。ヲタと思ったり、ドン引くならどうぞ。可愛い女の子たちが登場するアニメが嫌いじゃないんだから仕方ない。
この劇場版が公開中だからか妙に気になり、試しにNetflixでまず1話見てみたら、1期2期と一気見してしまった。
で、そのままの勢いで劇場版も。しかも地元の映画館では上映してないので、わざわざ隣町の映画館まで出向いて。
やれやれ、困ったミーハーもんである。
でも…、だって、TVシリーズでは判明しなかった風太郎が五つ子姉妹の誰を選び、結婚したのか。あの“花嫁”が遂に明らかになるんだもの。
やっぱり、気になるぅ~!
まず、TVシリーズの概要やキャラを。
高校生の風太郎。学年トップの成績優秀だが、自信家で高慢な性格。友達は(そんな性格故当然ながら一人も)いないが、勉強一筋。ゴーイング・マイ・ウェイ。
ワイルドな父親とお利口さんで可愛い妹との3人暮らし。ボロ・安・狭のアパート住まいの超貧乏。
そんな彼に、高額報酬のバイトの話が。成績悪い同学年の家庭教師を務める。
これが、色んな意味で“始まり”であった…。
相手は、豪華タワマン暮らしのお金持ちの娘“たち”。何と、揃いも揃って美少女の五つ子姉妹であった…!
一花。
長女。小悪魔的な性格だが、長女故面倒見が良い。
姉妹の中では一番モテ、姉妹にも内緒で女優の仕事を始めた。結構ズボラな面も。
だが、バカだ。
二乃。
次女。勝ち気でズケズケ物を言う、キッツイ性格。当初は風太郎に対して最も反発心が強かった。
お洒落や料理上手など、女子力高し。性格に反して実は家族思いで、繊細でもある。
だが、バカだ。
三玖。
三女。内向的な性格で、抑圧のない喋り方、運動音痴で料理下手。髪で顔を隠し、ヘッドフォンを常に首に掛けている。
歴女で、それがきっかけで姉妹の中で最初に風太郎の勉強に向き合い…。
だが、バカだ。
四葉。
四女。元気ハツラツで、最もフレンドリーな性格。風太郎とも最初から分け隔てなく。大きなリボンが特徴。
人からの頼み事を断れず、勉強も姉妹の中で一番下(本人も自称)。それが原因で姉妹に対しある罪悪感を抱いている。
だが、バカだ。
五月。
五女。真面目で誰に対しても敬語で話す。食べるのが好きで、怖いのが苦手。
家庭教師の話の前に風太郎と会っているが、その時の出会いが最悪で、風太郎とはしょっちゅう衝突する。
だが、バカだ。
風太郎は“皆同じ顔”と言うが、髪型も性格も個性もバラバラ。
風太郎の呼び方もそれぞれ。一花「フータローくん」、二乃「上杉」、三玖「フータロー」、四葉「上杉さん」、五月「上杉君」。
幼い頃は判別出来ぬほど、見た目も髪型も服装も一緒。
個性が分かれ始めたのは、成長もだが、最愛の母の死。それぞれの立場や役割に応じて。
尚、その頃の“誰か”と風太郎には、ある関係が…。
今は個性バラバラになったが、一致する事が一つ。
勉強ダメダメ。勉強嫌い。
何かにつけて勉強をサボったり、怠けようとしたりする。
赤点ラインの彼女たちの成績を上げ、無事卒業させる。
雇い主は彼女たちの義父。娘たちとも他人行儀な距離を置く、かなりシビアな性格。もし、出来なければ…。
風太郎にとっては金の為のバイト。
姉妹も勉強したくないし、(五月曰く)あなたの頼りにはなりません!
問題山積み。
…当初は。次第に…。
姉妹たちの成績が少しずつ向上し始める。
まだまだ抵抗はあるが、一人一人、風太郎を受け入れ始める。
風太郎自身も。彼女たちと触れ合う中で、決して勉強の虫だけじゃない人間味を見せ始める。
辛辣ながらも、的確なアドバイス。
勉強も含め、それ以外の“今”や“存在”。
教師と生徒の立場を超え、欠けがえのない“パートナー”になっていく。
中間試験や期末試験、林間学校、花火大会、修学旅行…。
それらの中で、特別な感情に…。
最初に風太郎に好意を抱いたのは、三玖。でも、その性格から胸に秘めたまま。徐々に徐々に変化していく。風太郎を好きになり、表情や口数も増え、性格的に“強く”なっていく。
次に好意に気付いたのは、一花。三玖の想いを知りながらも。一見ピュアで優しいお姉さんだが、自分の気持ちに素直になるあまり、時に行動や手段を厭わない。
意外だったのは、二乃。ずっと風太郎を毛嫌いしていたが、ある事をきっかけに風太郎への想いに気付く。それからは強気な性格故、直球に告白もし、度々大胆アプローチ。恋の暴走機関車は止められない。呼び方もいつしか“上杉”から“フーくん”に。
ミーハーもんの意見で、実質のメインヒロインは五月と感じた。だから、風太郎と五月の関係性はいつも微妙。しょっちゅう喧嘩したり、和解したり、最初の最悪の出会いも含め、深い。この二人に男女の関係や想いが…? …と思ったら…。
恋愛事とは縁遠そうな四葉。風太郎とのやり取りも異性を感じさせないナチュラルさで、あどけなさから妹か子供みたいな感じ。少なからず淡い想いは抱いているようだが、他の姉妹に比べたら不相応。…が、今回の劇場版ではTVシリーズではあまり触れられていなかった四葉の風太郎への実は強い想いがしっかり描かれていて、驚き。おバカで子供じみてても、恋する乙女なのである。
…と言うように、五つ子美少女姉妹から想いを寄せられる、男子にとっては夢のようなハーレム状態なのである。
…いや、お高く止まって言うのはよそう。
羨まし過ぎるぜ、コンチクショー! 一人なんてとてもとても選び切れん!(…とは言いつつ、私の推しは三玖である)
ところがどっこい、この鈍感クン、姉妹の気持ちに気付かず。テメェ、それでも男か!
…しかし、風太郎も全くそういう感情が無いという訳ではない。ずっとずっと想いを寄せている一人がいた。
幼い頃、やんちゃな悪ガキだった風太郎。京都旅行で、一人の少女と出会う。
その時二人で撮った写真を今も大事に持っている。
後に不思議な“再会”をした時、“零奈”と名乗り、風太郎にとっては初恋の相手。
それは彼女にとっても。その時から、今も…。
お察しの通り、この“写真の少女”は五つ子の内の誰かなのである。
TVシリーズ第2期の最後の方で、誰かなのは判明するのだが…、それが意外な人物…!
風太郎も徐々に、“写真の少女”が五つ子の中の誰か思い始めるが、誰かは分からない。
それはつまり、風太郎も五つ子に惹かれ始めているという事。
一人の少年と五人の少女。
言わば、六角関係。
仲良し五つ子姉妹だが、恋のライバルとなると話は別。
一人占めしたい、私だけのもの、姉妹を蹴落としてでも、負けたくない。
火花バチバチ! 視点を変えれば、壮絶な恋の姉妹バトル! 修学旅行の“シスターズ・ウォー”なんて、ある意味ハラハラ…。
つくづく、罪な男だぜ、風太郎。
TVシリーズもこの劇場版も、五つ子の中の“誰か”と結婚式を挙げる風太郎の回想形式。
ここに至るまで、本当に色々あった。
笑い、悲しみ、切なさ、涙、幸せ…。
それだけに風太郎が誰を選んだか、この劇場版が気になって仕方なかった。
さて、誰を選んだか…?
それにおあつらえ向きな、学園生活最大のイベントである学園祭。今回のメイン舞台である。
学級長の風太郎と実行委員の四葉は大忙し。
一花は女優の仕事で不参加だが、二乃は他の女子と学園アイドルの助っ人、三玖はパンケーキの出店に奮闘、五月は学園祭中も勉強に勤しみ…。
それぞれの想いを抱えた学園祭。その中で、風太郎はある決心をする。
最終日までに、誰か一人を選ぶ。
遂に“六角関係恋模様”に決着。
勿論それが一番の見せ場だが、それ以外でも青春や家族のドラマとしても充実。
突然現れた、姉妹の実父。詫びを入れるが、その本性は…。“皆”でぎゃふんと言わせたシーンが痛快。
本作で改めて知った、義父の思い。娘らに関心ナシの冷淡な父親かと思いきや、実は娘たち思い。どんな思いで彼女たちの母親を愛し、姉妹たちを引き取ったか。父親としての愛情感じた。
今も姉妹たちの心に生き続ける母親。五人でいる尊さを説く。
それを受け止めた姉妹もいれば、重荷になった姉妹も…。
一花は女優、三玖は苦手な料理を練習し料理の道へ。五月は教師を目指す。彼女たちの母も教師であった。
それぞれの夢や道へ歩み出す。
二乃は義父に学園祭の招待状を送り、四葉は頑張り過ぎて疲労で倒れてしまう。言わんこっちゃない。
あっという間に学園祭最終日の夜。
姉妹は校内の別々の場所へ。その内の一つに風太郎が訪れ、つまり相手を選んだという事。
そして、風太郎が選んだのは…
TVシリーズの流れを汲むと、三玖。個人的に彼女推しであり、TVシリーズ第2期最終話のシチュエーションや彼女自身の成長ぶりから彼女であって欲しいと思ったが…。
単純に考えたら、五月。でも彼女だったら、やっぱりね…な当たり前過ぎて意外性は無い。
意外性だったら、一花や二乃の線もあったが…。
そう。
四葉。
まさか! 意外! 驚き!
でも、意外は意外でも、一花や二乃を選ぶ“意外性”とは違う。
しっくりもきた。実は言うと…
あの“写真の少女”は、四葉。(これもてっきり五月と思っていたが…)
つまり風太郎は、あの時から抱いていた想いを、色々回り道したが、結果的に初恋の人へ成就させたのだ。
四葉が選ばれた事で、姉妹の反応もそれぞれ。応援する者もいれば、許せない者も(←誰とは言わないが)。
選ばれた四葉自身も。
何故、私…?
私でいいの…?
明るくフレンドリーに見えて、その内は複雑。
今の学校への転校も、私だけが落第したから。そんな私の為に、五つ子はいつも一緒とついてきてくれた姉妹。
幼い頃、五つ子の中で最初に個性が出(スポーツ万能で)、私が姉妹の中で一番。特別。
誰が特別ではなく、姉妹五人でいる事を教えた母。
そんな母の言葉がネックに。
幼い頃はスポーツだけじゃなく勉強でも一番だったが、成長するにつれ、スポーツだけが突出して、勉強の方は…。
私は一番じゃなかったの…?
私は特別じゃなかったの…?
そこに追い打ちをかけるように、転校の負い目。
私は必要されてない。
私の存在って…?
ましてや、上杉さんに恋心を抱くなんて…。
私は皆のサポートの立場でいい…。
でも、四葉のサポートにどれだけ支えられたか。
常に姉妹を応援し、時にアドバイス。
風太郎にとっても、入り口が堅かった姉妹への“鍵”。
彼女の底抜けの元気にどれだけ助けられたか。
作品的にもいつも好サポート。
サポートに徹していた四葉だが、今度は彼女が支えられ、自分の本当の気持ちや幸せを手に入れて、誰が責める?
悩み悩んで、自分の気持ちに気付いた四葉。いつもの元気いっぱいさで。
風太郎への想いをしっかりと認識。
風太郎も四葉の隣に立ち、共に歩む決心をする。
幸せと愛情に溢れた二人。
そんな二人を見守る姉妹。
この上ない幸福感に包まれた。
結婚式。
最後の最後の“五つ子ゲーム”もクリア。
愛があれば見分けられる。
最初はオイオイと思ったこの台詞。でもこんなにも彼女たちと触れ合い、魅了されれば、その言葉に異論ナシ! 私自身も彼女たちそれぞれの顔や個性を(ある程度)見分けられるように。
結婚式終わっても、まだまだ。
次はハネムーン。
水入らずかと思ったら、やはり五つ子!
五つ子面倒臭ェ…。
行き先もバラバラ。
例え個性や歩む道はバラバラであっても、それでいい。
心や姉妹の絆はいつも一緒。
それはもう“五等分”じゃない。
“五人分”の想い。
良くも悪くもダイジェスト感満載
タイトル通りです。良くも悪くもダイジェスト感満載な内容でした。
主人公と5つ子のヒロインによるラブコメ漫画が原作で、自分もファンの一人です(ちなみに四葉推し)。
原作が14巻まであり、10巻までをTVアニメで放送され、その続きから完結までを描いた本作。
キャラクターの各声優さん達の演技は今作でも見事で、松岡さんが演じた風太郎はより風太郎らしく、ヒロインを演じてる人気声優さん達もそのキャラクターの側面がしっかり伝わり、魅力的に聴こえました。
各ヒロイン達の可愛さは出ていたし、ヒロインや風太郎を映す時の作画は綺麗になっていました。
ただ、それ以外はTVアニメと同様チープな作画が目立つし静止画の場面も多いため、「何故このクオリティで映画にしようとしたんだ?」と正直腹立たしいです。
3期と劇場版を平行して製作された「からかい上手の高木さん」はしっかりと劇場版らしく作画のクオリティが上がっていたのに、今作はTVアニメと変わらなかったのが残念です。
また、今作では未来の風太郎の結婚相手が誰になるのか判明する重要なエピソードになります。
原作ファンとしては、シナリオ自体はほぼ原作通りに描いてたので感動もありますし、一応ある程度満足もしました。
しかし、10巻から14巻を136分で描くと色々な所を省略したりペースを早く描かないと収まらないです。なのでTVアニメ以上にダイジェスト的に感じてしまい、原作にあった感動が半減してしまったように思えます。
あと、自分は原作が好きなはずなのに何故か長く感じてしまいました。
これは恐らく、ペースが早くて「間」が無かったからだと思います。大抵の作品は盛り上がり所の隙間に「間」のような場面が挿入される事が多いです。今作はそれが全然無いことによって観てる最中に疲れを覚えてしまいます。
何度も言いますが、原作のエピソードの良さを、ダイジェスト的な内容構成によって魅力が半減してしまった感じがしました。
出来れば、3期のTVアニメとして観たかったです。
ファンとして、実に残念です。
ちょっと長いのは否めない
原作の最後までを一気に駆け抜けた映画でした。
内容が多いだけに上映時間がちょっと長いのは否めない。
駆け足で話が進みますが、姉妹の本当の父親が出てきた辺りで眠くなってしまいました。それ以外は概ね満足出来たかな。
17日に再配布になった14.5巻目当ての千客万来でびっくりw
公開初日かな?と思う程の大盛況の中で観てきました。沢山の男性ファンに支えられてるなあwと思いました。
上杉君も五等分
マンガ原作で人気作品と言うのは感じていました。しかし予告編は見てなかったし、予習もしないで観に行きました。それで魔法ものだと思っていたのです。分身の術的な……
全くハズレ。しかし、押し付けがましさのない上質な作品だったと思います。五つ子さんたちが蠱惑的な魅力も山盛りなのに、実に上品で、愛くるしい。
5回繰り返された文化祭の3日間は、見ようによってはタイムスリップの不思議な空間でもありました。私的には文化祭や体育祭開催中の高校なんて幻想と妄想の国。そこに上杉風太郎を放り込んで、5回もウロウロさせる、正にこの作品の見せ場だと思いましたね。
風太郎の方が、自分を五等分していた訳です。
5人の女子の真ん中に据えられて、我を通せずにじれったくて、結局は素気なくなる上杉君。でも、そうしてでも中野家の女子と一緒に居たい上杉君を眺めている物語。
原作ではたっぷりある家庭教師時代が、映画では描かれていませんでしたが、そこは女子たちの思い出語りのセリフから、必死に想像力を働かせました。それも愉しかった。
しっかりと、でもソフトに風太郎が「四葉」と言う結論を出す、物語の展開が本当に心地よかったです。子供時代に出会った少女探しの旅がここで完結すると言うストーリーはやや安易感も漂うけれど、騒がしいハピネスは続く。
逃げなかった
この手の複数ヒロインがいる作品では、最後まで誰も選ばず良くも悪くも現状維持で進む作品も多いなか、ちゃんと5人の中から1人を選択した事は風太郎の、そして作者含め製作陣の矜恃なのかなと思いました。
ただ実の父親を出す必要はあったのか…
実の父親を出す事によって将来の夢を確かなものと思わせたり今の父親の立場を上げる狙いだったのかと思いますが、
自分語りになりますが、自分も複雑な家庭でリアルにああいう事を経験した事があるので、あのシーンは見ていてしんどかったです。
五つ子たちと風太郎の出した「答え」
儲けの良い家庭教師のバイトにつられた主人公 上杉風太郎だったが、教え子は問題児だらけの五つ子姉妹!
そんな彼らの高校生活もいよいよ終わりに近づき受験に進路に悩みつつそれぞれの道を歩き出していく―
そして風太郎の出した「答え」は……?
いわゆるヒロインだらけのラブコメかと思いきやそれ以上にストーリーの深みを五つ子姉妹が引き出していて見て良かった~と思える映画でした。
五つ子姉妹のそれぞれに秘めた想いが胸に突き刺さります。
全139件中、21~40件目を表示