ジャスティス・リーグ ザック・スナイダーカットのレビュー・感想・評価
全58件中、1~20件目を表示
圧倒的ボリュームで描かれる、ダークな真のDCEU集大成
『ジャスティス・リーグ』の制作途中、ザック・スナイダー監督の娘オータムの不幸により途中降板した監督が、当初予定していたシナリオを忠実に再現し、再編集した作品。エンドクレジット前、本作の製作中に亡くなった娘への「オータムへ捧ぐ」というメッセージが切ない。
当初予定していたシナリオを忠実に再現した為か、上映時間は驚異の4時間!一応、本編を6つのチャプターに分けて描かれているので、切り替わりのタイミングで休憩を挟めるのが、配信作品である特性を活かした唯一の親切さか。
とにかくありとあらゆる要素が詰め込まれており、劇場公開版とはまるで別物。
DCEU全体のラスボスとなるはずだったダークサイドと地球の因縁、単独作品前のアクアマンとフラッシュの状況説明、サイボーグの誕生秘話と父親との溝、本作のストーリーを楽しむ上で本来必要だった要素が全て詰め込まれている。DCEU作品らしく画面の彩度を落とし、ダークでシリアスな世界観を構築している。スローモーションを多用した魅せの多いアクションシーンもザック・スナイダー監督ならではと言ったところ。
劇場公開版と比べると、明らかにストーリーのテンポ感も違う。よく言えば重厚、悪く言えば鈍重な印象も受ける。特に序盤のワンダーウーマンの活躍、繰り返しダークサイドの側近デサードに報告するステッペンウルフ、他にも要所要所のシーンにカット可能であろう細かい台詞や所作が散見され、間延びしている印象を受ける事もある。勿論、ザック・スナイダー監督が途中降板する事なく、本作が劇場公開されていたのなら、そういったシーンはカット・編集されたのだろうが。
また、DCEUはスーパーマンを神と重ねて神話的な描き方をしている為、彼が死んだ事による世界の変化についても詳細に描かれている。特に、恋人のロイスはケントを失って以降、勤務先の新聞社に出社しておらず、度々彼を偲ぶオブジェの前に足を運んでいる。彼への愛の深さ故の喪失感の強さは本作ならでは。天気もザーザー降りの雨と、ベタながら悲壮感に満ちている。
ラスボスのダークサイドは、原作のビジュアルや初登場はこちらが先なのはあるにせよ、マーベルの『アベンジャーズ』が大成功した後だと、どうしても「サノスみたい」と思わずにはいられない。太古の時代に地球侵略に失敗している事や、スーパーマンの強さが飛び抜けている事もあって、ラスボスとしての強大さは今一つ感じられなかった。この点に関しては、劇場公開版でステッペンウルフにラスボスの立ち位置を変更したのは英断だったのかもしれない。
ステッペンウルフのビジュアルは、顔に関してはこちらの方が好み。だが、金属繊維が全身を覆う様な風貌は、逆立てている瞬間はともかく、最初こそインパクトや美しさが際立っていたが、次第に角度や映り方によっては安っぽくも小物っぽくも見えてしまい、ジョス・ウェドン版のゴツゴツとした鎧の方が最終的にはカッコ良かったように思う。といっても、あちらはダークサイドの役割を兼ねたラスボスだったのに対し、本作ではあくまでダークサイドの部下に過ぎない為、このバランスで正解と言えなくもないかもしれないが。
クライマックスのステッペンウルフとの決戦は、シナリオの違いだけでなく、戦闘シーンのボリューム感も圧倒的にこちらが上。
シックな色合いのスーツに身を包むスーパーマンも、本作の雰囲気にマッチしている。ステッペンウルフに馬乗りになって殴り付けるシーンは、いくらなんでも痛ぶり過ぎだろうと笑った。
マザーボックスの解除失敗による最悪のシナリオを回避する為、フラッシュが能力で時間を巻き戻す展開は激アツ。
ステッペンウルフを下し、並び立って時空ゲートの向こうに居るダークサイドに宣戦布告するかのような勇敢な佇まい、朝日を浴びて静かに勝利を噛み締めるジャスティス・リーグの面々は、まるで絵画のような美しさとカタルシスに満ちていて格別だった。
エピローグでは、本作のキーパーソンだったサイボーグの後日談に加え、今後展開予定だった伏線のオンパレード。正直、あらゆる要素を順々に見せていくので、締めとしての清々しさは劇場公開版に劣る。これに関しては、チャプター分けの弊害だろうか。
ブルースが夢で見た、ダークサイドの進行によって破滅した未来。宿敵であるジョーカーとまで手を組まねばならない逼迫した状況、敵がスーパーマンというサプライズまで飛び出し、真相が気になって仕方ない。ザック・スナイダー監督によると、ロイスを守る約束をブルースが果たせなかった事で運命の歯車が狂ってしまった世界の出来事なのだそう。『バットマンvsスーパーマン/ジャスティスの誕生』で半ば強引に登場したフラッシュの台詞の意味もようやく繋がった。この先のストーリーが決して映像化される事が無いと思うとあまりにも惜しい。
途中、ケントの母に変身し、ロイスを励ました異星人が何者なのかも分からなかったが、ラストでマーシャン・マンハンターと名乗りを上げてくれた事で、彼がジャスティス・リーグの重要メンバーだと判明する。
劇場公開版と比較すると、どちらも一長一短と言ったところ。ただ、キャラクターの掘り下げやアクションシーンのボリューム、ダークでシリアルな雰囲気を貫き通した本作の方が個人的には好み。
あらゆる要素が詰め込まれているからこそ、改めてDCEUの製作陣(特にワーナーの重役や出資者らだと思われるが)は、マーベルに追い付きたいあまり結果を急ぎ過ぎたなと思う。
今となってはもう遅いのだが、本作で重要な立ち位置となるサイボーグはともかく、アクアマンとフラッシュに関しては、先に単独作品でキャラクター紹介を済ませておくべきだった。
DCワールドの語られなかった歴史・・・
どちらかと言えば、今の自分はマーベル派ですが、ヒーローものは全般的に好きなんで、DCの映画もほぼみんな鑑賞してます。
先日、「ジャスティス・リーグ」(以下、「映画公開版」と表示する。)を見直したんですが、殆んど覚えてなくて新鮮な気持ちで楽しめたので、「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」(以下、「スナイダーカット」と表示する。)と見比べてみたくなっての鑑賞です。
ただ、今回の再見に関しては、関連作品を時系列に見直しながら、深く感じたいなって思いました。
「マン・オブ・スティール」、「バットマンvsスーパーマン」と、続けて見た後の「スナイダーカット」は、やはり違いますね。
特にこの「スナイダーカット」! 四時間の長丁場ですが、密度がメチャクチャ濃い。無駄なシーンが無いって感じ。
やっぱり映画館での公開だと2時間程度って縛りがあるので、泣く泣くカットした部分もあるだろうから「映画公開版」は、はしょりすぎの感があります。
今回の「スナイダーカット」で、より細かく描写されたことによって、それぞれの登場人物に感情移入出来たかな。魅力的なキャラにすっかり引き込まれちゃいました。
全然、四時間を長く感じなかった。
【ネタバレ】
さて、本編ですが、前半はヒーロー達の紹介って感じで、勧誘がメインです。
特にサイボーグの件は切ないですね。何故、「映画公開版」でカットされちゃったのか?
まぁ、ソロ作品で詳しく作るつもりだったかもしれないけど、あのボックスが絡んでるとなると、「映画公開版」に入れたほうが自然じゃなかったかな。
後半はスーパーマンの復活、そして、ステッペンウルフとの決戦って感じです。
ステッベンウルフは、「映画公開版」でも、かなり苦戦した後に、スーパーマンが復活したら、あっさりやられちゃったのを覚えてます。ただし、「スナイダーカット」では、更なる悪の存在も明確に語られているため、そんなに違和感ないやられっぷりだった。
四時間の長丁場の作品ということで、「映画公開版」でカットされた部分を加えただけの作品なのかと思ってたら、そればっかりじゃないようです。ガラリと雰囲気が変わって、全く別の作品でしたね。
「映画公開版」は結構、笑えるところもあったような気がしたんだけど、「スナイダーカット」にその雰囲気は無いかな。
内容がズッシリと詰まった濃いドラマが展開され、単なるヒーローものじゃないですね。
まぁ、自分的にはそっち系の作品も好きなんで、ドンピシャとハマった気がします。面白かった。
おまけシーンとは、ちょっと違うと思うけど、最後の夢落ちのエピローグが、メチャクチャ良い!ジョーカーとバットマンが「ダークナイト」ばりにピリピリした雰囲気を醸し出す言い争いをする。もうここだけでも、この作品の虜になりそうでした。
なんでも「スナイダーカット」には続編の構想があったそうで・・・ 雑誌で見たんですが、これがまた面白そう。
ロイスが死んでスーパーマンが闇落ちしたり、ワンダーウーマンとアクアマンが命を落としたり、フラッシュをタイム・トラベルさせて過去を変える作戦を取るとか・・・ ぜひ見たかったですね。
マーベルは、一つ一つの作品につながりを持たせて一つの大きなストーリーにして大成功をおさめたんだけど、DCでは二匹目のドジョウはうまくいかなかった気がする。とは言え、作品自体に魅力があることから、それぞれのソロ作品ではヒットを飛ばしている。不思議なもんだね。
「スナイダーカット」の続編はあり得ないだろうけど、「映画公開版」の続きも、もうできないのかな?
面白かったけど。
ラストの方の追加シーンでのジョーカーとのやり取り等良かったシーンも多いが大体2時間半〜長くて3時間までの映画としての枠を超えている気がする、4時間以上ともなればやりたい事は詰め込めるだろう。
ザック・スナイダー リターンズ。 アブラマシマシ激濃ザック汁一丁お待ちどお!!
スーパーヒーローが一堂に会するアメコミアクション映画「DCEU」シリーズの第5作『ジャスティス・リーグ』(2017)のディレクターズ・カット版。
監督/原案はザック・スナイダー。
○キャスト
ブルース・ウェイン/バットマン… ベン・アフレック(兼製作総指揮)。
クラーク・ケント/スーパーマン… ヘンリー・カヴィル。
ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン… ガル・ガドット。
アーサー・カリー/アクアマン… ジェイソン・モモア。
バリー・アレン/フラッシュ… エズラ・ミラー。
バルコ… ウィレム・デフォー。
ロイス・レイン… エイミー・アダムス。
ジョーカー… ジャレッド・レト。
メラ… アンバー・ハード。
ジェームズ・ゴードン… J・K・シモンズ。
レックス・ルーサーJr. …ジェシー・アイゼンバーグ。
製作総指揮はクリストファー・ノーラン。
『ジャスティス・リーグ』の制作中、止むに止まれぬ事情により途中降板したザック・スナイダー。
それを引き継いだ『アベンジャーズ』(2012)の監督ジョス・ウェドンは無事映画を完成させ公開まで漕ぎ着けたのだが、興行的にも批評的にも芳しくない結果となってしまった。
そんなこともあって、DCファンの中でザック版『ジャスティス・リーグ』の公開を求める声が噴出。それはSNSを中心に大きなムーヴメントとなった。そしてその声に応える形で、ワーナー・ブラザースとDCはザック・スナイダー版の公開を決定する。
本作はワーナーが新しく始めた動画配信サービス「HBO Max」でリリースされたのだが、製作決定の裏側にはこの新サービスの目玉となる作品が欲しかったという会社事情もあったのだろう。
公になる前から、ファンの間ではその存在が噂されていたザック・スナイダー版『ジャスティス・リーグ』。確かに、撮影素材を編集したものがザックの手元にあったのは事実なのだが、それを映画として完成させるにはやはり素材が足りない。そこでワーナーは追加予算を捻出。ザックは散り散りになったキャストに再集合の号令をかけ足りないピースを撮り直し、それを再編集することによりついに想定していた通りの『ジャスティス・リーグ』を作り上げることに成功したのである。
ファンの要望に映画会社が応え、キャストもその意を汲んだ。異例中の異例とも言えるこの一連の動きは、途中離脱せざるを得なかったザック・スナイダー監督へのサプライズプレゼントのようなものであり、ファンの声がそれを成し遂げたという意味ではなかなかの美談であると言える。…ただ、一部のトキシックなファンが迷惑行為や暴言、脅迫などを行い問題となったのもまた事実。凶暴化したファンの声に応えるのは本当に正しいのか、ネットリテラシーやファンダムのあり方について考えるきっかけにもなるムーヴメントだったように思います。
さて、ここから本作の中身について触れていきたい。
この作品の最大の特徴……。それは長さだっ∑(゚Д゚)!!
そもそも、ディレクターズ・カット版というのは往々にして長くなりがち。他のスーパーヒーロー映画を例に出してみると、『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014)のディレクターズ・カット版である『ローグ・エディション』は、オリジナルが131分だったのに対して149分。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)のディレクターズ・カット版である『THE MORE FUN STUFF VERSION』は、オリジナルが148分だったのに対して160分。それぞれ大体10分くらい長くなっている。
まぁ長くなるといっても大体10分や20分くらいが普通。それじゃあ本作はどうなのかというと…。
オリジナルが120分なのに対し、『ザック・スナイダーカット』は240分。……240分んん!!??
上映時間はまさかの2倍。こんなん後にも先にも聞いたことがない。無茶苦茶もいいところ💦
ただこれ、内容が6章仕立てになっていることから察するに、元々はドラマシリーズのような形で配信するつもりだったんじゃなかろうか。それじゃあインパクトに欠けるというワーナーの意向もあってこんなクソ長モリモリ映画になったんじゃないだろうか。
一本の映画だと思うと長く感じるが、ドラマだと思えばまぁこんなもんだよね、という気もする。
ちなみにこの映画、DVDやBlu-rayだと〈前編〉と〈後編〉に分かれている。なら最初から前後編で公開しろよと思うのは私だけ?
120分も長くなっているのだから、はっきり言って中身は全然別物。ストーリーラインは変わっていないのだが、各キャラクターの背景がボリュームたっぷりに描かれているため、物語の解像度が格段に上がった。
特に印象が大きく変わったのはサイボーグとステッペンウルフ。オリジナル版では何なのかよくわからないキャラクターだったが、このザック版でようやく彼らの人物像を理解出来た気がする。
本作はただ尺が伸びただけではない。画面サイズからグレーディングにまで修正が施された、正にザック濃度1,000%なザ・ザック映画。アブラマシマシな映画界の二郎系ラーメンである。もちろん、ザック映画の特徴であるスローモーションもガンガン使われています。くどいっ!!
ブルース・ウェインの髭剃りまでスローモーションにする意味は果たしてあるのか?スローモーションを少なくすればそれだけで1時間くらいはランタイム変わったんと違う?
スーパーマンのスーツがブラックだったり、ステッペンウルフの鎧がなんかギザギザのビガビガだったりと、キャラクターのコスチュームが違うというのも本作の拘りポイント。
それだけならまだしも、オリジナル版には登場しなかったキャラクターが多数追加されており、彼らの存在がオリジナル版との最大の違いであると言える。
悪の帝王ダークサイドや謎の火星人マーシャン・マンハンターといった新キャラクターを大胆に投入してきたのにも驚いたが、最大のサプライズはやはりジョーカー!🃏
バットマンとジョーカーの絡みって、このDCEUでは初めてなんじゃなかろうか?時は来た!それだけだ…って感じでテンション上がっちゃった!…にしても、ジョーカーのメイクがしれっと『ダークナイト』(2008)仕様に変わっているような…。『スーサイド・スクワッド』(2016)のチンピラ風はダサいと気付いてもらえたようで何より何より。
地味に驚いたのはウィレム・デフォー演じるバルコが登場していたこと。バルコの初登場は『アクアマン』(2018)であり、オリジナル版『ジャスティス・リーグ』には登場しなかったキャラである。『アクアマン』で唐突に登場したバルコに少々違和感を覚えたのだが、今作を観て納得。出演シーンカットされていたんだ…😅
アトランティスの現王への言及も為されていたし、『ジャスティス・リーグ』は次作である『アクアマン』への布石としても機能するはずだったんですね。
ダークサイドの侵攻、マーシャン・マンハンターの警告、ジョーカーとの共闘と、一気に風呂敷を広げまくった本作。ここまでやられると次回作が気になるのが人情というもの。
それじゃ、この次があるのかというと…。はいDCEU自体が閉店してしまいました。
風呂敷を広げるだけ広げてそのまま放置。「オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな。このはてしなく遠い男坂をよ…」未完!みたいな車田正美状態をハリウッド映画でやられるとは思わんかった。
こんなに長い映画を観させられた挙句打ち切りエンドって、観客からしたらたまったもんじゃない。下手に風呂敷を広げずに一本の映画として完結させてもらいたかった気もするが、まぁそこはザックだからね。しょうがないね。
本作を「壮大かつ重厚な超大作」と捉えるか「クソ長くて辛気臭い監督のマスターベーション」と捉えるかは観客次第。
ただ、薄味でペラペラだったオリジナル版に比べると監督の作家性が全開になっている本作の方が見応えがあるのは確か。キャラクター描写が濃厚なだけあってジャスティス・リーグのメンバーにも愛着が湧いたし、なんだかんだで結構楽しめたような気がする。
オリジナル版とザック版、どちらか一方をオススメするのなら自分は間違いなくこのザック版を推す。ただ一気見だと流石にダルいので、DVDをレンタルしてきて前後編を2日に分けて観るという鑑賞方法がベストなのではないでしょうか!
本作は父ザックから亡き娘オータムに捧げられている。この映画が「父と子」の物語だったのは、やはり娘への想いがあるからなのだろう。クライマックス、サイボーグへと贈られた父親からのメッセージは、ザックがオータムへと伝えたいことだったのかも知れない…😢
失われた続編
二回目の鑑賞
4時間でなおかつU-NEXTでしか
配信していないのでレンタルして鑑賞
劇場公開版は何回も見ているがやっぱり
物語の厚さと整合性が全然違う
実質サイボーグの映画でもあると思っている
ほど彼のシーンが増えていると同時に
魅力も爆上がりである
キャラクターの行動と結果一つ一つが
とても自然で納得のいくものであり
ジャスティスリーグ以外のストーン博士や
ステッペンウルフがとても良いキャラクターに
なっているので物語への気持ちの入り方が
劇場公開版と大きく異なった
次作への伏線もかなり増えており
続きが見れないのが本当に悲しい
何処かで救われる事を願う
個人的にバットマンとジョーカーの
対話のシーンが一番好きで
ジャレッドレトのジョーカーの魅力を
再認識できた
これこそIMAXで観たかった
通常版は、劇場公開当時にエキスポシティのIMAXで鑑賞しました。
元々このシリーズが大好きで、MOSとBVSも同じIMAXで鑑賞していたので、その集大成としてかなりの期待値でした。
当時は、これ以外のバージョンは存在しなかったので、それなりに満足はしていましたが、モヤモヤしたツギハギ感やトウトツ感があった記憶があります。
今回、レンタルブルーレイでザックスナイダー版を鑑賞して初めて、モヤモヤ感の理由が理解出来ました。
今にして思えば、通常版は単なる予告編だったと言っても過言では無い位の別物でした。
今回新たに追加撮影したのはエピローグ後のラストシーンだけらしいので、当時は2時間程度だった上映時間が、今回は4時間程度になっていることから考えても、既に撮影済のシーンが2時間近くあったという事になるります。
劇場での上映時間の制約等の大人の事情があったからでしょうが、よくも半分近くもカットしてツギハギにしたものだと呆れます。
上映時間はほぼ2倍になったとはいえ、無駄だと感じるシーンはないので、冗長な感じも無く、退屈せずに全編を鑑賞出来ました。
敢えて残念な点を挙げるとすれば、このバージョンこそ、IMAXで鑑賞すべきであったと思う事です。
今後、DCではまたリブートを計画しているそうですが、ザックスナイダーの手掛けたシリーズの集大成を見届ける事が出来て大満足でした。
面白すぎる
上映版と印象が全く異なり、とてつもないクオリティになっている。
これがもし本来の形で上映されていたら、伝説になっていただろうと思える。
それぞれのキャラクターの人物をしっかりと描き切り(アクアマンは少し省略気味だが)、それぞれにド派手な活躍シーンも用意されている。
特に最終戦はとにかく怒涛で他のアクション、SF、ヒーロー映画におけるクライマックスとなるシーンが5本分ほど重なったような全部載せ超豪華展開で、恐らくヒーロー映画の最高峰と言える。
新作「フラッシュ」の予習として
DC1年生(なんなら入学してない)なので一通りDCバースを理解するために鑑賞。
前情報なしの4時間は流石にきつかったので4日に分けて1時間ずつ消費…(笑)
マジで「フラッシュ」見るためだけの予習なので65%ぐらいしか理解できなかったけど
なんとか設定は叩き込めました。
正直マーベルシリーズと比べて評価したいところだけど、野暮だしファンの方に失礼だと思うので控えます…
アクアマンとワンダーウーマンはツボです。
ハイスピード映像
インフレを起こすと、何が速いのか分らなくなる弊害を、長時間の上映時間で感じてしまったのは残念だった
もう今作品の続編は作られないことは分っているので、時折差込まれるシーンや、ブルース・ウェインの夢の出来事等、逆に観客に考察の余地を残す意味で面白いかも知れない なにせマルチバース、幾つもの結果が当たり前の世界観なので、そこに正解を求める事自体、野暮だろう 去る人、残る人、その組み合わせは無限大だし、物語も同数
それにしても、ガル・ガドゥットの眉間の皺が、プライベートでも頻繁に起らないで欲しいと祈るばかりである
全てが理想的
最悪だった劇場版をザックスナイダー監督の理想形に戻してくれたことに感謝‼️アクションはもちろん、ヒーローそれぞれのドラマに深みが加わり、特にフラッシュとサイボーグのオリジンとして見事な出来栄え。ダークサイドとステッペンウルフのキャラ設定も劇場版とは全く違っていて印象深い。そしてバットマンとジョーカーの会話は世紀末的な風景と相まって強烈でした。ただもう続編はいいかな。このスナイダーカットを観ていると、ダークサイドの侵略により地球が荒廃し、ロイスレインを失ったスーパーマンが闇堕ちし、ワンダーウーマンとアクアマンは死亡、フラッシュが時間を巻き戻して解決みたいな流れが大体わかってしまうので・・・
見るのが遅すぎたか。。。
劇場版やアクアマン単独映画、フラッシュのドラマなども見たので、あまりキャラの掘り下げにありがたみを感じず、次に続くキャラも続かないらしいので、侘しさしか感じない。もう少し早く見るべきでした。
むしろ長すぎてたまに見返すなら劇場版かなぁ。。。
ダークサイドよりステッペンウルフの方がカッコよくて強そうに見えたのは私だけでしょうか。。。
BORN TO BE WILD
本来、あるべき、作られるべき、だった、
完成版、完全版、ザック・スナイダー版。
通常版は評判悪いみたいなんで、コッチを観ました。
でも、長かった(笑)
241分(笑)
そのうち10分ぐらいはエンドロールだから、本編は4時間きりますね(笑)
楽しみにしてたけど、やっと観れたけど、なんか幼稚です…
ステッペンウルフのデザインとか…
戦隊モノっぽい(笑)
『アベンジャーズ』でも言える事なんだけど、ヒーロー大集合って戦隊モノ感がスゴくなる(笑)
幼稚だな…と思いながら観ました(笑)
楽しみにしてたし、やっと観れたけど、マーベルの方がいい…(笑)
なんかガッカリ…(笑)
甘めの星4つ。
80点ぐらい。
蒔いた種が芽吹くことを祈って
DCエクステンデッド・ユニバース第10作。
"マン・オブ・スティール" 三部作第3部のD.C.版。
Ultra HD Blu-rayで鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読。
「スナイダー・カット」の公開を求める運動には、ツイッターの投稿にハッシュタグをつけて微力ながら参加しました。
当初は製作されない可能性が高かったのであまり期待していませんでしたが、いざ決定した時は大変嬉しく思いました。
オリジナルの「ジャスティス・リーグ」もまぁまぁ面白かったですが、ストーリーの大枠は殆ど変わっていないにも関わらず、がらっと雰囲気の違う作品になっていて驚きました。しかもこのバージョンの方が数倍面白かったです。
本作が初登場だったヒーロー(アクアマン、フラッシュ、サイボーグ)の紹介はオリジナル版よりも厚みがあったし、チームアップの瞬間は一層胸アツでした。サイボーグがこんなにも物語の鍵を握るキャラだったとは意外でしたし…
マーシャン・マンハンターやダークサイドは、オリジナル版では丸ごと存在が削られていたわけですが、それでよくもまぁストーリーが成立していたなと、逆に感心させられるほど筋に食い込んでいたのでめちゃくちゃ驚かされました。
無理してMCUを真似せず、独自の路線を貫き、このバージョンを当初から公開していれば、DCEUにはもっと明るい未来が待っていたのではと思わずにいられません。興行面も考えないといけないので、難しい判断でしょうけれど…
ユニバースの最悪な未来を予感させながら、微かな希望も抱かせる見事な結末でしたが、ワーナーとDCの方針を鑑みるに、今後、ザック・スナイダー監督が蒔いた種が無事芽吹くことはなさそうな様子なので、大変残念です。
[余談]
戦略を転換させた後のワーナーやDCのやり方はあまりに非情過ぎるのではないかな、と…。利益をあげなければならないことは分かりますが、キャストやスタッフ、作品自体を蔑ろにするような行為だけはして欲しくありませんでした。
※修正(2024/03/26)
各シーンの丁寧な魅せ方、物語のわかりやすさに興奮。
豪華な顔ぶれにも関わらず、あまり印象に残らない作品になってしまっていたジョス・ウェドン版。本作はそれを各パートに分けて、わかりやすく世界観から再構築したザック・スナイダー版。
人物の深掘りと行動の動機付け、これがどれだけ重要かを改めて再確認させられる。特にZS版はステッペンウルフの意味合いが大きくなり、物語が一気に楽しくなった。
JW版ではチョイ役になってしまっていたフラッシュ、ビクター、アクアマン。それぞれの父などのバックボーンがしっかりと見える様になって、ちゃんとヒーローになっており嬉しい。個人的にはビクターが哀しくも救われていて良かった。
尺を長くすれば伝えたい事、観せたい表現はもちろん出来る。だが、今作は監督の独りよがりではなく『ファンが望んだ形』というのが全て。
ではザック・スナイダー監督が最初から2時間にまとめていたらどんな作品になっていたか、、、という所もあるが、、、今作に関しては、4時間という長尺でやりきってくれた事が、素直に楽しかった。
JW版には無かった、ZS版エピローグは必見。ワクワクとこれからの大きな期待は止まらない。
言うほどか…? 60点
つまらないものから、長くてつまらないものになったという印象。DCはバットマンしか興味がないからかもしれないけど。
もちろんいいシーンもあったし、画作りへの拘りは痛いほど感じたけども、ジョス版でピンと来なかった人は今作でも楽しめないと思う。
そしてよくよく思い返せばザックスナイダーの映画好きじゃなかったわ、俺。
でもずんぐりむっくりなバットマンのビジュアルはめっちゃ好き。
2022年 81,82本目
レンタルだと前後編のためこの表記です。
再撮影に70億?上映時間4時間ならばキャラクターの掘り下げしっかりできるよね。
途中離脱した作品とはかなり異なっていて自分はこっちの方が好きです。色々前途多難あった本作ですがやっとスッキリ。
バットマンもロバートに変わったし、ジャスティスリーグ2はいつ観れるのかなぁ
てかそもそも作られるのか笑笑
全58件中、1~20件目を表示