そして、バトンは渡されたのレビュー・感想・評価
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「あなたはきっと、もう一度見て、もっと泣く。」
物語が始まって、どうやってこのふたつの家族が繋がるんだろうと思いながら、鑑賞をしました。
家族の絆とか愛する人との大切な関係性とか新しい考えを知れた気がしました。
みぃたんと優子さんが重なって、卒業式のシーンで森宮さんが大泣きして、釣られるように泣いて、なんとなく梨花さんも見えた気がして。優子さんがずっと笑ってるのも大好きなお母さんに言われた言葉を信じてのことで。
本当に素敵な家族のカタチを見れた気がしました。
泣いたという表現よりも幸せに涙したという表現の方がぴったりくるような気がしました。
しっかりとした事前知識を持たずに見て、エンドロールで原作が瀬尾まいこさんだと知り、納得できる世界観でした。
配信サービスにあがったら再びみたいと思います。
観に行って良かった。
まず、前提として原作は読んでいませんので原作ファンの気持ちは分かりません。
きっかけとしては妻に連れられて観に行きました。
結果からいうと観に行って良かったです。
邦画らしい凝った設定と描写で魅せてくれるいい構成でした。
全ての役者がはまり役で(個人的には大森さんは微妙でしたが)それぞれの演技が凄くてびっくりしました。
最初みてたときは演技に違和感を覚えてましたが、真実を知ったときに全ての違和感が晴れて、改めて役者さんってすごいなと思いました。石原さんにはいい意味で裏切られました。
自分は昔は感動系の映画とかお涙頂戴が気持ち悪いと思ってましたしいちいち泣く人の気持ちが分かりませんでした。でも色んな想いをして、一緒懸命生きてきて、そのなかで大切なものを見つけれたからこそ、それを改めて教えてくれる素直に感動できるいい映画でした。
大切な人がいる人こそ観て欲しい映画です。
是非大切な人と観に行ってください。
(是非皆さんのコメントを気軽に、自由にください)
石原さとみに完全に騙された。
途中まで天真爛漫(自由奔放)なキャラに上戸彩だと思っていたんですが、石原さとみなんですねw
コピー通り完全に騙されてました。
2回目は配信を待って家でゆっくり観ようかな。
岡田健史はもうちょっと演技の幅を広げて欲しい。
田中圭がずっと若いまんまなんでわかんなかったよ~
映画の日に初めて観ました。リピーターではありません。ちょっとあり得ない、込み入った話しでした。実話なら泣けたかもしれない。
泣いてる若い男性がいっぱいいたけど。リピーターかな?
女の人はあんまり泣いてなかったような。
ホリプロの俳優陣は石原さとみ、市村正規、戸田菜穂だけ。
石原さとみは魔性の女の設定で、同窓会の場面からお金持ち目当てだったので、チョコレート会社に勤めるサラリーマンの大森南朋の後妻とは。膝カックンでした。パートしながらのパンの耳のシーンも。次の市村正規は豪邸といい、木野花さんの女中さんのといいアリエールでした。田中圭は若いまんまだし、東大出には見えないし、え~ ミータンと裕子が同一人物?ってなかなか信じられませんでした。田中梨花は理由もなく、突然何で消えてしまったのか?触りもなかったし。それで、裕子と森宮さんはなぜ平然と暮らしていられるのか?えーっ?でした。
後で説明されるのは、梨花は病気で水戸さんと結婚したときにすでに子供の
産めない身体だった。市村正規と結婚したときにすでに再発して体調を崩していた。そして、約10年後に病気でなくなる。これはやっぱり、子宮頸がんでしょう。魔性の女だし。絶対ワクチン出る前だし。そうゆうお方がサラリーマンの後妻に入って、実は自分のためであっても、子供のピアノのためと言ってあんなに頑張るか~ 市村正規と結婚している時から次の婚活するなんてねぇ。いくらなんでもヒドいし、失礼だよねぇ。
岡田健史はまだ22で若いんだけど、中学聖日記(有村架純が先生役)でも中学生には見えなかったけど、こんども高校生には見えなかった。みんなピアノ上手すぎるし。卒業式に合唱コンクールするなんて、受験もあるし、一生懸命やる奴オランジーナ。それでまた健史君スゴい豪邸に住んでるんだもん。裕子の同級生役の萩原みのりさんたちも簡単に手のひら返すような軽さで、結婚式にはイケメン御曹司との結婚をひがんで、絶対来ないだろうと思ったけど。
いたよ❗
最近は疑似家族がテーマの映画が多過ぎじゃない。ブラック・ウィドウなんかはもう設定だからしょうがないけど。それの対極のDV、虐待モノはもっと多いのだけども。ミータンはこんなんじゃもう、メンタルボロボロになってもおかしくないんじゃないの。普通。東大出の四十歳代の独身エリート社員がコブつきのバツ2と結婚するなんて、ミータン目当てじゃないの?なんて、オソロシイことが頭をちょっとかすめました。
リピーターで、泣いてた方、ごめんなさい。こんなレビューで。でも、泣ける人は幸せなんだと思います。よかったですね。
優しい世界の話だった。
なんとなくこんな感じかなー?という大まかな想像通りだったけど、"ママ"については完全に想像とは違った。
みぃちゃん=優子かな?というのは早い段階で感じたけど、名前が違うから「?」と思ったらそういうことか💡
俳優が石原さとみだったので、その色眼鏡があったのかもしれないけど、完全に銭ゲバだと思っていたママはまさかの子ゲバ。
他人の子どもをあそこまで愛せるとか本当にすごい。
そして3人のパパ達もなんてできた人たちばかりなのか…。
特に市村正親。懐広すぎでしょ。
優しい世界の話だった。
"笑っていればハッピーなことが起こる"
本当にそうだと良いな。
ウルッとはくるけど、かなり無理あり
親の都合で4回名字(苗字?)が変わったのと、永野芽郁が彼女だったのが、ポイントなんだろうけど、親の都合で名字が変わったのは2回だけ。それに、自分のこどもを、名前と関係ないあだ名で呼ぶのはやっぱり不自然すぎる。
あと、そんな都合よく病気になるんかなぁというのも、なくはない。
でもまあ、石原さとみと永野芽郁が良かったので、観て損はなかったかな。
特報の書店員絶賛編で、「2時間泣き通しの映画は初めてです」とコメントしてる店員がいたけど、この映画(に限らず)の冒頭から最後までずっと泣いてたのなら、病院に行った方が良い。
演技は良かったが、リカさんに感情移入できない
結論、血のつながりは重要ではないということを言いたいのは分かった。それはテーマとしてはわかる。
しかしリカには全く共感ができないし、腹立たしくなるほどだった。
結局のところ、子どもを産めない身体だけど、子どもが欲しかった。しかしそれは自分の生きがいの道具としての意味合いが強く、高級な衣服は買うのにお米はない、に象徴されるように心から子どもを思っての選択ではない。常に自分自身を優先してのこと。
本当の愛情なら、どちらを(高級な服orお米)子どものために選択すべきかはわかるはずなのに。
自分(リカ)の存在意義を見出すために優子の母になったということだし、実の父親からしたら、手紙も渡されず、ありえないと思った。訴訟ですよこんなの。
だって、最初に言ってましたもんね、目的のためなら手段を選ばない、って。
たしかに夢おいびとで、面倒な父親だったかもしれないけど、愛情はあって、娘もあれだけ手紙をだすほど父親に会いたがってたのに、リカにむりやり引き剥がされたも同然。ありえないです。
とにかく実父と優子は本当に可哀想、被害者です。
わたしも子どもがいる身ですが、こんなことになる前に手紙返信こない時点で疑い、即帰国しますけどね。
それができない後ろめたさでも、あったのかと勘ぐってしまうレベルで実父もなぞ。
あと病気だとしてもほんとに優子を愛してるなら、ポッと出の男じゃなくて、実父に連絡しなさいよ。
田中圭がもし変質者だったらどうするの? みんないい人だからいいけど、母としての責任感がまるでない。
また母を失ったらかわいそうだから病気なのを隠したまま消える?え、そんなのいつか知るに決まってるし、母ならなにより、死に際娘に会いたいに決まってます。
リカがいなければ、たしかにみんな巡り会わなかったかもしれないけど、そんなの後付けの綺麗事です。
みんなよく納得するなあ。実父がアル中で、ブラジルで子ども作っちゃったくらいの設定にしないと、いろいろむくわれないです。
よかった点は時系列の演出(ここでみぃちゃんとゆうこが同一人物だと気づいたので)と、永野芽郁の瑞々しさ、彼氏役が懲りずに高校教師と付き合ってる設定、ピアノ(あれは惚れる)、市村さんの財力と包容力くらいですかね。
【嘘っぽくて作り物感が満載なのに、役者の演技によって泣かされる映画】
◎鑑賞時は原作未読
〜映画の第一印象〜
ずるい、ずるいぞ、ずるすぎるぞ、この映画。感想を一言に集約すると、「ずるい」に尽きる。映画は矛盾点や違和感のある脚本なのに、役者たちの演技力がそれらをカバーしているからタチが悪い。まるで演技の暴力。そして、この映画に泣かされた自分が悔しい。映画館にこだまする誰かの啜り泣く音。泣かせにくるシーンの数々。涙、涙、涙。泣いてないシーンはどこ?と思うレベルで泣かせにくる。本当にずるい。これほどまでにキャスト陣の演技力に支えられている映画は少ないかもしれない。
〜泣くポイントは人それぞれ〜
上映中に啜り泣く音が聞こえてくるのだが、「えー、なぜここで泣く?」というシーンで泣いていて逆に笑ってしまった。すみません。自分がどこに感情移入し、他人がどこで感情移入するのかを知ることができるのも映画館の醍醐味だなと思った次第です。人と人は同じ映画を見ていても解釈は千差万別なのだと思わされますな。
〜考察〜
①親切な父親たちに共通すること、そして梨花
周囲の人の愛を精一杯受けて育った優子。映画を見た人の中には、こんなに親切な人々ばかりは都合が良すぎると語る人もいる。たしかにそういった一面があることは否定しきれない。現実は厳しい。本当の親子でもないのに、この映画に出てくる人物たちのように子供のために尽くせるか?と問われるとYESと答えられる人は少ないかもしれない。けれど、この映画に出てくる2人目の父親である「泉ケ原さん」、3人目の父親である「森宮さん」。彼らに共通することが一つある。それは余裕だ。金銭的余裕や心の余裕。それがあるからこそ、血のつながらない娘である優子のことを大切に思ってあげられたのではないかと。ある意味で、梨花の人を見る目だけは良かったのかもしれない。
②血の繋がった家族(早瀬君と母親)だから喧嘩できるのか、血の繋がらない親子(森宮さんと優子)だから喧嘩ができないのか。
この映画では、2つの家族を対比的に描くシーンがいくつかある。そして、早瀬君は森宮さん親子の血のつながらない関係は、お互いを尊重し合えるから羨ましいという。しかし、血の繋がった親子でもお互いを尊重することが大事なのではと思ってしまう。
親子の繋がりは血が繋がっているとか、血が繋がっていないとかじゃないと切実に思う。
③リアル感を描けているかどうか
この映画を見た時に、優子の周りにいる人々の親切心にはリアル感がないという意見がある。たしかに、現実は厳しく、血の繋がらない人のためにここまで奮闘できる人は少ないだろう。けれど、リアル感とは何なのか?映画に求めるリアル感とは、実際のところ鑑賞者がリアルだと思う感覚、つまり現実を押し付けているだけなのではないか?と私は思ってしまうのだ。かのアインシュタインが「常識とは20歳までに身につけた偏見である」と言っているが、世界のどこかには科学でも説明のつかない、自分の常識では測れない出来事が確かにある。そして、私は映画とはある意味で自分の常識の外を体験できるツールだと思うのである。と、話が少し脱線した…
映画に話を戻すと、確かに優子を取り巻く人物たちはリアル感に欠けているかもしれない。しかし、ここまでの考えを振り返って、見方を変えてみると、この映画の登場人物たちは、単に鑑賞者である我々が求めるリアル感からは逸脱した存在(常識外)なだけと考えることもできるということだ。
そして、自分に疑問を投げかけてみる。本当にこのような人たちは存在しないのか?と。
もし映画に登場する親切な人々が実際に世の中に存在していると思えれば、世の中は案外捨てたものではないなという見方もできる気がしてくる。このように、自分の常識に疑問を抱いたり、自分のリアル感に問いかける経験ができるのはやはり映画の醍醐味なのだろう。そこから、自分の常識を上書きするなり、リアル感を更新するのもアリかもしれない。
仮に、映画を通した個人的な考えの変化が集団に伝播したら、鑑賞者たちが語るリアル感に欠けるという意見すら、稀な意見になるかもしれない。
④拭えない気持ち悪さのようなもの
つらつら述べたが、上記の見方はこの映画を温かい目で見ようとすればの話だ。個人的にはやはりこの映画を肯定的に捉えることは難しい。
大人たちのエゴによって明るく振る舞うことを身につけたみぃたん(優子)。彼女は母親である梨花から辛い時こそ笑顔でいることが美徳であるかのように教えられる。そして、笑顔でいることを美徳として捉え、常に笑顔を振る舞う。果たして、同級生から虐げられていてもヘラヘラする様は賞賛に値することなのだろうか。「辛い時こそ笑顔でいること」は、ある意味で「呪い」だと捉えることもできるが、この映画ではそういった黒い面には焦点を当てず、お涙頂戴な話に仕立て上げている。そのことに対して、やはり拭えない気持ち悪さのようなものを感じる。やはり母親(梨花)の歪な愛と複雑な家庭環境の中で成長した優子が、梨花と再開して彼女を許すシーンは必要だったのではないだろうか。それをせずに、梨花を殺すことで涙を誘ったこの映画はやはり罪深いと考えざるを得ない。
〜違和感〜
・父親としての森宮さん
森宮さんは終始、父親に徹しようとする。枕詞には「父親として〜」と常に森宮さんにとっての父親であろうとし続ける。本人曰く、東大を出てから生きる意味を見失いかけていた時に、梨花と出会って生きる目的を見つけたと言っていたが、、、
結婚式直前に娘の存在を知るとか、結婚詐欺もいいところだろうに…
・手のひらを返す同級生
最初の方で、優子は高校の同級生とうまく交友関係を築けていなかった描写がある。しかし、優子の身の上話を聞いた途端、優子のことを疎ましく思っていた同級生が手のひらを返したかのように良い人化するのは下せない。その過程は描ききれないのかもしれないが、人は変化する時はするが、そこを軽んじると陳腐なものになってしまう。このように、ストーリー全体に対する細かな部分の配慮がこの映画には足りないと感じてしまう。良い部分はあるものの、涙という情への訴えが悪い部分を曇らせているため、割と高評価なのかもしれない。
〜この脚本では観客の涙は誘えても、本屋大賞は受賞できないだろう〜
この映画の場合は演出よりも、むしろ脚本の方に問題があると考える。今作の脚本の橋下氏は59歳らしい。人は年齢ではないが、描かれる世界にはどうしてもその人が育った世代観というものは出てきてしまうものである。ちなみに、この橋本氏だが、映画『いぬやしき』の脚本も書いているとか。自分史上最高につまらなかった映画だ。『そして、バトンは渡された』の原作の内容も改変するし、この人が脚本を書く映画は見るのをやめようかな(※改変が悪だとは思わない。映画にしかできない見せ方もあるから)。橋本氏は、話題性のある作品に参加させてもらって、そこそこ話題を呼び、そこそこの脚本が書けるから起用されているという感じか。BEST of BESTの芸術家というより、あくまで商業作家なんだなと。
酷評してるみたいになってしまったな…
うーん。橋本氏に対して何か思うところがあるわけではない。この方の脚本は原作を尊重する以上に、映画としてどう見せるかという点を考えているとは思う。が、仮に原作以上のものを映画にしたいと思うとき、やはり実力が問われるということが言いたいだけだ。この脚本では原作の軸である「優子の芯の強さ」が描ききれていない。それは田中梨花という人物を殺したことに由来する。彼は田中梨花を殺すとともに、原作のメッセージをも殺してしまった。つまり、『そして、バトンは渡された』の映画化における改変は脚本家として失格ではと思った次第。これでは結局、酷評したいみたいになってしまった…ohh
◎映画の残念な点
〜バトンについて〜
・この映画の描き方だと「バトン≒優子」になってしまっているんだよな。これはこれでシンプルで分かりやすい。伏線回収としてはこういう見せ方もあると思う。しかし、原作ではバトンは優子であり、森宮さんからの愛とか、思いやりとか、ピアノとか、より抽象的なものとして描かれていたような…その辺をうまく表現できていないのがなぁ、残念。
〜この映画の見せ方〜
・結婚はゴールであり、始まりであるが、幸せの形としてそこをゴールのように描いた点が、女の幸せは結婚であるという穿った見方に繋がりかねない。この物語の本質は結婚ではなく、親子の絆や愛とかにあると思うのだが…皆さんはどう思いますか?
〜この映画を一言であらわすと〜
【田中梨花(石原さとみ)という人物を中心に振り回される人々の群像劇】になってしまっているのが残念で仕方がない。
◎映画の中で良かった点
〜ロッシーニが聴きたくなる映画〜
「2人でロッシーニになろう」は最高のプロポーズなのでは?
〜劇中に出てくる食べ物が飯テロすぎる件〜
餃子のパリパリ感といい、ご飯が進みそうな回鍋肉などはどれも実際に食べたくなるほど美味しそうだった。自分も美味しいご飯を作れる人になりたいと思いました。切実に…
〜映画からのインスピレーション〜
・最後に、この映画を通して自分の意識は何か変化したか?自分の中で何かを変えようと思っているか?
まずは、自分が優子の周囲の人々のようになれるような「余裕」を持つこと。いや、ちょっと待てよ。余裕は持つものなのか?余裕を持つというより、余裕を纏うといった表現が適切な気がする。余裕という服を身に纏い、「余裕のある自分」が自然体でいられる状態が一つの理想かもしれない。このように考えたのは、他人に対して親切になれる社会が仮に存在するならば、個人個人の「余裕」が鍵となると感じたからである。
〜映画館で見るべきか〜
映画館における音響、映像設備を使いこなせているかというと微妙。迫力とは無縁の映画。洋画に比べて邦画が低予算であること、そもそも映画のジャンルがアクションものではないからな。そのため、映画館の音響や映像美を体験すべく、映画館で『そして、バトンは渡された』を見るべきかと問われると見る必要はない気がする。
では、「家で見るか?」と問われると、最初の方が間伸びしてしまい、ここまで泣かされることもなかっただろう。隣の人とか寝かけていたし…結局、映画館で見たが故に、泣かされるというね。
〜泣いたシーン〜
①母目線の卒業式のシーン
▶︎カメラワークと音楽が迫り来るところ
②森宮さんが父親としてバージンロードを歩くことを勧められるシーン
▶︎友人は父親3人であるけば良いのではと言っていて確かにと思った(笑)
家族の形は十人十色
小説で大好きなストーリーの映画化だったので、楽しみに鑑賞しました。
小説以上に感動して泣きました。
石原さとみさん演じる母親は、自由でふらっと娘を置いていなくなってしまうという強引でお金使っちゃう性格ではあるけど、ラスト30分の自分の病気を隠し通してまで、どんな時も娘のことを第一に考えていたことに心を打たれました。
また、「泣いてちゃダメ!笑っていれば幸せが舞い込んでくるんだよ」っていうセリフによく親に言われていたことだと思い出しながら泣いちゃいました。
実の父親が海外へ仕事で行ってしまい、複雑な思いを抱えながら日本に残る様子を見て、自分の家族も、父が単身赴任だったこともあり、重ねて観ていました。
離れて会えなくても家族は家族。たとえ実の父親が再婚して、子供もいるとなっても会えば温かく迎えてくれるシーンに、家族の形は十人十色で形が変わっても、いつまでも家族でいられるんだと思い、ジーンときました。
血はつながっていなくても、お互いのことを思いやって過ごせていけたら、立派な家族だと思わせてくれた今年一番の作品でした。
そこに愛はあるんか!?
梨花が子ども欲しさに水戸さんに近づかなければ、ずっと水戸親子は何事もなく平和に暮らしたと思う
梨花の愛ってただのエゴでないの!?
星2つは大森南朋が好きなので・・
子を持つ親に夫婦で見てほしい
前半は、田中圭演じる森宮さんと永野芽郁演じる優子の父と娘の物語と石原さとみ演じる梨花とその娘みぃたんの母と娘の物語が同時に進行していき、後半は優子のその後が描かれている。
早々に前半の落ちに気がつき、そこから目に涙がどんどん溜まりはじめ、落ちがきたときには涙腺崩壊した。
原作は読んでいません。
いじめっこがいきなり仲良くしてくるの変、梨花が仕事中に森宮さんに会いにいくところあたりで時系列が混乱する、優子と早瀬くんが付き合うの早すぎ、とか気になるとこがあったがそんなことはどうでもよく本当にいい映画だった。
シンプルな心で見て欲しい。
命を懸けてバトンを繋いだ梨花、渡されたバトンを最後まで離さずに次に繋いだ森宮さん、二人の愛情を受け取った優子、これでいい!
ぜひ子供を持つ親に夫婦で見てもらいたい映画です。
最後、バージンロードを歩く場面、バージンロードを水戸さん、泉ヶ原さん、森宮さんで繋いで欲しいと思いながら見てたけど、バトンはすでに森宮さんに渡っていたから、あれで良かったと思いました。
そして永野芽郁たんかわいいね。
感動作と言うべきか…
原作もレビューも見ずに観てみました。
ストーリー的にはところどころ穴というか隙がありつつも良く出来たお話だと思うし、出演者の皆さんは演技力も確かで自然に見られました、個人的にはみぃたん役の稲垣来泉ちゃんはすごく良かったなぁと…実際あんな子供いたら最高やろうな~
ピアノの伴奏の部分も岡田健史君なんかは半年前からレッスンしたこともあり触ったことのある人ではなくちゃんと弾ける人に見えたのは素晴らしいなぁ。
終わり方も綺麗にハッピーエンドで締めくくってくれたので個人的にはとても良かった、なんかもやもやした終わり方する映画って嫌いなんですよねここらへんの割り切り方は好感が持てます。
と、ここからは少し気になった点をしばし…
取捨選択は必要なのもわかりますが優子ちゃんと最初優子ちゃんにことごとく絡み倒していた女子〜ズがあんまりこれといった強い動機(一応美人先生に家庭環境を聞いたとは言っていますけど…)もなく急速的に親友ポジに落ち着いたのは流石に無理があるかと…
まぁ普通の友達程度ならわからんでもないけど結婚式にお呼ばれして喜んで参列しちゃうってなかなかの親友度だからね、もうちょい丁寧に描いて欲しかったなぁって気はします。
ってここはあくまでちょっと気になった程度なんだけど1番引っかかるのが…
小説とか映画とかあくまで作り物だから良いんだけど…
普通に一般社会として考えると梨花さんってヤバくね!!
途中から毒親としか見えなくて嫌悪感の方が勝っちゃって感動の部分があまり浸透してこないんだよなぁ…
正親パパ・圭パパが超絶聖人・仙人(梨花さんのことほとんど悪く言わないとかどんだけ達観してるんだよ)レベルに良く出来た人かつ優子ちゃんが超絶素直じゃなきゃ普通にグレると思うよ…
実は病気でとか、実は余命幾ばくもなく…とか言われても優子ちゃんのセリフ宜しく“子供なんだから隠さないでちゃんと話してよッッ!!”って言いたくもなるよ…
演技力やキャストの美貌・全体のストーリー構成は素晴らしいのでドラマ・映画の世界に没頭出来る人はとても面白く見れると思うので宜しければ。
92%が泣いたと言う映画を、おっさんが観てみた
92%が泣いた映画と言われると、身構えちゃいますよね。
映画を観てよく泣くおっさんの私は、まんまと泣かされるんだろうと思いつつ鑑賞したわけです。
だけど、始まってみると、ストーリーのわりに温かい空気が流れている映画に感じたんですね。
原作は未読なんですが、瀬尾さんのイメージに合う温かさかな。
永野さん自身も温かい空気を纏っている気もするし。
そんな雰囲気の中で迎えた卒業式のシーン、感動的な良いシーンなんですよね。
なんだけど、ここまで駆け足気味だったせいか、登場人物達と一緒に泣けないんですよ。
この時点では、そんなに泣ける映画だとは思わなかったんです。
けれど、この映画はここからでした。
結婚の許可を得る為、今までの親に会いに行きます。
実際、結婚って疎遠になっている人に会う機会になる事も多いじゃないですか、この話の展開は巧いなと思いました。
でね、誰かの幸せを願った行動って、なかなか受け手にその思いの全ては伝わらないものですよね。
また、その行動が必ずしも正解とは言えない時も有る。
だけど、その思いが伝わった時、行動ではなくその思いこそが、受け手を幸せにすると思うの。
その辺の感覚を、役者さんの上手な演技で見せてくれるから、終盤は涙が止まらなくなりましたよ。
音楽もいいしね。
身構えて観たんだけど、やっぱり泣かされちゃいました。
ところで、優子の同級生のかわいい子は誰かなと思ったら、萩原みのりさんなんですね。
萩原みのりさんの出演作いくつも観てるのに、かわいすぎて気付きませんでした。
ムチャな話・・・なんだけど、やっぱり泣いちゃう!
ン十年前の話ですが、坂口良子さん主演のドラマが、ある事情(本作と似ている)を抱えたシングルマザーが娘の為に婚活を続ける話でした。その当時に婚活という言葉はありませんが。
切羽詰まっていましたが、なりふり構わず、では無くて、相手の事を考えて身を引いたり、自分から断ってしまったりで毎回上手くいきません。でもフラれても坂口さんはカッコ良く、毎週母と楽しみにしてました。
それと比べると、本作はファンタジーだなあ。話が出来過ぎだし、登場人物(大人たち)にあまり共感できないです。それでも泣いちゃうのは、何なんでしょうね。自分がこういうのを求めてたのかもしれないです。
石原さとみさんが可愛いからかな。田中圭さんもすごく良かった。
それに、永野芽郁なんてキライだもんねと思っていたのに、花嫁入場の場面で、永野さんが照れ隠しのように「じゃ、行こっか」と言い、歩き出したベール越しの伏し目がちの表情の美しさにヤラれました。
想いのバトン
中年の男性はかなり涙腺を刺激される作品です。
バトンを繋ぐ梨花と三者三様の父親。それぞれの父親が大切に娘を想い、梨花と娘と父親がしっかり手を握る姿が想像でき、それぞれの写真がとても素敵でした。
その中で育った娘が結婚しようとする時に知る真実。
いつその真実を聞かされるかにより心情の変化はあるだろうけど、全ては娘の笑顔のため。
そしてその笑顔を守ろうとする家族の素晴らしさに拍手を送りたいと思います。
そのバトンをまた新たな家族の元に。
最後の笑顔がこの想いの大切さを受け継ぎ希望に満ちた笑顔の様に思えました。
原作に強い思い入れがあるから自分には無理だった
監督も脚本家も原作のこと好きじゃないでしょ、たぶん。
原作を読んだ後にはそれぞれのキャラクターが愛おしく思えたけれど、映画のキャラクターたちは原作の要素を表面的にはなぞりつつ、泣かせる要素を山盛りにするために舞台装置としてチグハグな行動をさせられているからハリボテ感がえぐい。
特に森宮さんに優子が理不尽に怒鳴った後に謝らずに結婚式でハッピーエンドでしたって何?原作にない蛇足シーンを追加したなら回収して為人を補強する演出としてくれ。
原作の優子なら絶対に言わないし言ってしまったら謝る。
原作に対する解像度が低すぎて気絶しそうになった。
あとは単純に映画としての出来も微妙。
演出が全体的に古くてダサい、セリフが冗長で何もかもを説明しきるから余韻が全く残らない。
原作の洗練された物語運びが台無しにされてる。
幼少期をみぃちゃんという別人の物語としてミスリードを誘う進行にする必要が本当にあった?
早瀬くんのピアノを初めて聴いた時の光の演出、そういうギャグかと思うほどダサかった。譜面が散らばったシーンは撮影した素材無くしちゃったのかな?とさえ思った。
演出の何もかもが効果的に実行されていない。
このバトンを多くの人に渡したい
しばらく映画館から遠ざかっていましたが、原作既読でどうしても観たい映画でした。感動の原作をどのように映像化しているのか期待の作品でした。
キャスティングが素晴らしい。どのキャストもピッタリでした。
優子役の永野芽郁さんの、涙の演技は最高ですね毎回泣かされてしまいます。田中圭さんの森宮さん、もう少し歌のシーン(原作では感動のシーンなのですが)が観たかったですが、役の再現度はさすがです。(ミートソースを優子と食べるシーンで2人とも白い服を着ていたのはドキドキしました)梨花役の石原さとみさんもイメージしていたままの梨花でした。特出すべきは早瀬役の岡田健史さん、本当に良い役者になってきたと思います。大河ドラマでもとても印象に残る演技をしていましたが、ここ数年で急激にうまくなっていると感じます。また、みぃたん役を好演している稲垣来泉さん(アンナチュラルで石原さとみさんの幼少期を演じていましたね)も将来が楽しみです。
優子の「みぃたん」設定(原作では「優ちゃん」でした)、水戸さんがブラジルに行く理由、高校の友人との関係、梨花が亡くなる設定等々は映画オリジナルで、原作との違いで違和感があるが、1本の映画として作品を成立させるためには有りだと思いました。
感動が溢れて幸せを感じることの出来るラストです。
このバトンを多くの人に渡したくなる非常に満足度の高い素晴らしい作品です。
観客動員100万人突破!
報知映画賞 主演女優賞 永野芽郁さん!
監督賞 岡田監督!
おめでとうございます。
全135件中、61~80件目を表示