そして、バトンは渡されたのレビュー・感想・評価
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まぁ、、、フィクションだからね
フィクション!フィクション!
現実だったら子供からしたら
迷惑な話し。
そしてグレない、みぃたん逆に心配。
伏線張り放題の
後半回収ラッシュ。
ただ、母親の無償の愛に注目すると
本当の親でもここまで娘の為に人生を捧げれるか
疑問である。
それが逆に母親である私は思うのです
こんな親だと子供は幸せだろうなぁと。
なんだかんだ、親子愛には弱いので泣きました(。-∀-。)
2回観ることで完結する映画
最後の結末を観て涙が止まりませんでした。
どうしてももう一度観たくなり、2度目の鑑賞をしました。
結末を分かった上で観ることで意味の分かる描写、登場人物たちの心情。序盤から涙が止まりませんでした。
是非2回観ることをおすすめしたくなる映画です、
笑っていればいろんなラッキーが 転がり込むの
このセリフがこの映画で最も好きです。
そして鑑賞後登場人物達の優しさがそう思わせてくれました。
病に冒されながらも元気なふり、身勝手なふりをすることができた石原さとみの原動力はみいたんへの優しさ、みいたんのことを大切に思う気持ちなんだと信じることができました。
卒業式やたくさんのセリフに伏線が散りばめられていてストーリーもとても楽しめました。
ラスト20分は涙が勝手に出てきました。
この映画は実は彼女のおすすめで観てきました。
彼女に3日既読スルーされてますが笑っていればいろんなラッキーが転がり込んでくるって信じています。
何も考えずに観れば良かったのかも。
泣ける映画という先入観を持って観てしまったのがいけなかったのか、全く泣けず、違和感でモヤモヤする映画でした。
まず、家族に相談もなく急に仕事を辞めて「ブラジルで起業するからついてきてくれ(^^)」といきなり言い出す実父の水戸さん。
え?
結局一人でブラジルに行ってしまった水戸さん。。
離れ離れになった実父と娘の手紙のやり取りを完全に阻止する義母の梨花さん、酷すぎる(T_T)
娘を取られるのが心配だとしても...、、
そしてだいぶ後出しで「手紙溜めてました、すみませんでした」と宅急便で送りつけてくる梨花さん。
もう時間は巻き戻せないんだから、それぞれの人生は進んでしまってるんだから、隠し通せばよかったのに、、と思いましたが、新しい家族を作っていた水戸さんに対しても恨むことなく祝福する娘...
お米が足りなくなるくらい家計がピンチなのにお洒落な洋服を沢山買ってくる義母に不安。
(娘の夕飯がパンの耳て...)
そして次の再婚相手は金持ちの寂しい老人。
理由はわかるけど極端すぎる。。
厳しいかもしれないですが、、
事情は分かるんだけど、親たちの愛情というより身勝手なエゴの押し付けに感じました。
実母に先立たれ、実父に置いてかれ、義母にも置いてかれる、という悲しすぎる現実。
後からちゃんと理由がわかるとしても、その時の子供の気持ちを考えると見捨てられ不安でいっぱいになるんでは、大人になってからメンタルこじらせないだろうかと個人的には心配になるような話でしたが、優子が真っ直ぐ育ったので、救いでした。
深く考えず突っ込まず、何も考えずに、純粋な気持ちで観たら良かったのかもしれませんが、結構モヤモヤしてしまいました。
子供を愛する、それは上から目線で描く事じゃないよなぁ
繋ぐ
父になるとは?母になるとは?家族になるとは?
優子やその親となる大人たちが、そんな問いと向き合いながら、沢山悩んだり試行錯誤を繰り返したりしながら、温かくて優しい絆を繋いでいったのだなと思うと涙が流れました。
実の父親の事とか、学校の友人の事とか、原作を読んでないと強引に感じる部分はありましたが、梨花さんにフォーカスした原作には無いドラマチックな演出は伏線効果もあり感動的でした。
以下原作の感想になります。
出てくる人みんなの優しさと温かさに溢れていて感動しました。
普通の家庭に生まれ育った自分には想像すらした事の無かった、人との距離感・空気感が繊細に描かれているなと感じました。
学校で友人たちに避けられ孤立するのは平気なのに、家の中の空気には敏感で繊細で…(森宮さんと)言いたい事を言い合っているように見えて実はお互いに物凄く気を遣っていた事が露わになった時の戸惑う感じが好きでした。それは優子にとって家族というものがとても大切で特別なものである事の裏返しでもあり、血の繋がりとは別の特別な強い絆を感じました。
ある日突然優子の父親になる事になった森宮さんも、悩みや不安を抱えながらも、それ以上の情熱と愛情で優子に接する姿が微笑ましかったです。理想の父親像に猪突猛進するも、いつもちょっとズレていて、その様子が可笑しくて吹き出してしまうのと同時に彼の一生懸命さに心を打たれて激しく泣いてしまったり、本を読んでいてこんなに感情を揺さぶられたのは初めてかもしれません。様々な想いが繋がっていく後半は号泣の連続でした。
映画を観て泣いた人も、そうでない人も是非原作の方も読んでいただきたいです。それぞれに良さがあると思いました。
よかった
突っ込みどころがたくさん
原作とは違った良さ
石原さとみがきれいすぎる
号泣・・・心が温まりました。
『そして、バトンは渡された』鑑賞。
*主演*
永野芽郁
*感想*
原作は未読です。
これは心が温まりますね~泣きすぎて目が腫れました。
見始める前は、バトンってどういう事だろう?と疑問に思いましたが、見終わってから、その意味がわかりました。
後半は、見事な伏線回収、そして号泣。号泣。こんなに泣いたのは久々かも。
永野芽郁さんが可愛かった。石原さとみさん、田中圭さん、市村正親さん、大森南朋さんがとても良かった!みんな優しすぎる!
梨花が身勝手で自由奔放に生きる姿が最初は戸惑いましたが、とても素晴らしい作品でした。(^^)
とても感動しました。
そして、バトンを受け継いだ
2019年の本屋大賞受賞作である“令和最大のベストセラー”小説の映画化。
何やら物語に“秘密”があり、原作既読者からも映画鑑賞者からも感動ポイント。
どんなどんでん返しかと、開幕から色々色々予想しながら見た。
義父・森宮と2人暮らしの女子高生・優子。
父の再婚相手・梨花と暮らし始めた少女・みぃたん。
血の繋がらない2組の親子の物語が交錯して進行。
おそらく、どちらかが過去で、どちらかが現在。これはすぐに分かった。
直感で、梨花とみぃたんが過去。優子と森宮が現在。これは一応当たった。
では、この2組の親子はどんな関係性か…?
まず思ったのは、みぃたんと優子は同一人物。少女時代がみぃたんで、成長したのが優子。“笑顔”とか“ピアノ”とか、繋がるヒント。
…でも、それじゃあシンプル過ぎる。いったんこの予想は置いといて、別の予想。
みぃたんは優子の実母の少女時代。梨花は優子の祖母。
実は3世代に渡る親子の物語。
実際、梨花とみぃたん編では携帯は登場せず、“手紙”などアナログ雰囲気。優子と森宮編では台詞でLINEとか、あるシーンで“平成○年”の垂れ幕とか。
…と思ったら、梨花と森宮が会うシーンがあって、あれれれれ~!?
この線はナシ。中盤辺りから徐々に繋がりが色濃くなってきて、あの結婚式直前の子供いる告白で、遂に真相判明。
みぃたんと優子は同一人物。…って、最初の予想で良かったのかよ!
そういや予告編などで、名字が4回も変わったとか、父親や母親が数人とか言ってたっけ。シンプルに考えたら、そうだよな…。
あれこれあれこれ考え過ぎてしまったけど、お陰で開幕から集中して見てた分、気付いたらこの物語に入り込んでいた。
4回も名字が変わり、父親と母親が数人いるヒロイン、みぃたん=優子。(“みぃたん”の由来は、少女時代、“みぃみぃ”とよく泣いていたから)
実の両親。母親は物心付く前に亡くなり、父親と2人暮らし。“水戸優子”。
父親が梨花と再婚。梨花は血の繋がらない娘のみぃたんを可愛がってくれる。幸せの日々であったが、父親が新事業でブラジル居住を勝手に決め、離婚。梨花に引き取られる。“田中優子”。
苦楽の母娘2人暮らし。自由奔放な梨花は、男を取っ替え引っ替え。時には、年上の金持ちロマンスグレーと結婚。“泉ヶ原優子”。
貧乏暮らしから裕福暮らしを満喫していたのも最初だけ。自由奔放な梨花は窮屈な日々にうんざり。次の相手は、同窓会で再会した真面目さと高学歴だけが取り柄。“森宮優子”。
そんなある日、突然梨花は姿を消す。3人目の父親である森宮との2人暮らしが始まり、男手一つで育てられ、今に至る。
実に名字変わり4回、父親3人、母親2人。何と波乱万丈…。
本作もシリアスだったらかなり訳あり。
でもそうならないのは、ヒロインの健気さ、“親たち”の惜しみない愛情、そして本当の秘密…。
辛い事や嫌な事があっても、笑顔絶やさない優子。
それ故男に媚びていると、クラスの女子からは嫌われ者。
将来も悩み中。料理好きだから、料理の道へ進もうかな…。
今は卒業式で弾く事になったピアノに苦戦。ピアノを弾いていたのはみぃたん時代。猛特訓中。
そんな優子が周囲と触れ、自分や将来を見出だしていく。
料理好きになったきっかけは、料理得意の森宮の影響。いつも美味しい料理で心を満たしてくれる。
ピアノの特訓で知り合ったピアノの才能に恵まれた同級生男子・早瀬。お互い、心惹かれる気になる存在に…。
クラスの女子とソリが合わなかったが、事情が分かり、打ち解けると…。友達が出来た。
笑顔を絶やさない理由は、梨花の教え。
女の子は笑っているとより可愛くなる。笑っていると、幸せがやって来る…。
あまり訳ありの過去を振り返らず、こだわらないで生きてきた。
でも、森宮が早瀬との結婚を反対に、過去とまた向き合う…。
その過程で改めて気付く。
料理もピアノも笑顔も、親たちの影響、教え、出会いで今の私がある、と。
その過程でもう一つ、改めて気付く。
もっと早く再会したかった。
またもう一度、会いたい。
実父との再会。すでに実父は再婚し子供もおり、会うべきか躊躇していたが…、森宮の背中推しで決心。
実父は片時も忘れた事なかった。
自分もやはり、会いたかった。
再婚相手もいい人。子供も可愛い。
森宮もそうだが、出てくる人たちは皆、いい人ばかり。まるでファンタジーの住人。
2人目の父親の泉ヶ原なんて、リアルだったら相当可哀想。本人も怒っていいレベル。
なのに皆、優子の事も梨花の事も好き。
その泉ヶ原のある台詞にズバッと心打たれた。
「僕が梨花さんを好きな理由は、梨花さんが心からみぃたんを愛しているから」
こんな事を言えるなんて、スゲェ…。って言うか、そうだよな…。結婚した相手は、一人の親。その親が子を心から愛して当たり前。そうでなきゃ、家族になれない。
水戸も泉ヶ原も森宮も、梨花を好きなのは魅惑的な女性だからではなく、愛に満ち溢れた母親だから。
優子もそれをみぃたん時代から直にその肌で感じてきた。
じゃあ…、何故突然いなくなった…?
梨花は子供が出来ない身体。
だから、結婚した相手に子供がいたら、全身全霊全力で愛す。
ブラジルに行った実父・水戸からの手紙を渡さなかったのも、みぃたんが父恋しくならないように。みぃたんが自分から離れていかないように。それ故酷い嘘も付いた。
泉ヶ原との結婚も、みぃたんがピアノをやりたかったから。
森宮との結婚も、みぃたんに美味しい料理や平凡な家族を与えたかったから。
かなり強引。何て理由だ…と思う事も。
でも、それだけ“我が子”一番。みぃたんの為なら何でもする。
最大の謎。突然いなくなった理由。
ここまで子を愛する親ならば、その動機は何となく察しが付いてくる。
病気。
看病させる苦労をみぃたんにさせたくない。
苦しむ姿をみぃたんに見せたくない。
そんな思いにさせるならば、恨まれてもいいから、今も男たちを取っ替え引っ替えして、自由奔放に“生きている”方がいい。嘘を付いてまで。
そりゃないよ…。看病だってするし、昔も今も、苦楽を共にしたかったよ…。
だって、大好きな私のママなんだから。
それに、成長した私を見ていて欲しかった。
…いや、見ていた。
卒業式。ピアノを弾く姿を。こっそりと。
ママや親たちからの愛をたっぷり受けて育った今の私の姿を。
原作ファンで優子役を熱望したという永野芽郁の好演。
みぃたん役の稲垣来泉の可愛らしさ。
岡田健史も好青年。
田中圭、大森南朋、市村正親の三者三様の父親。不器用な大森/水戸パパ、紳士な市村/泉ヶ原パパ。
中でも、ちと頼りなさげで何かと父親奮闘するけど、時々空回り。だけど、美味しい料理とこれ以上ない優しさで満たしてくれる田中/森宮パパ。
男を虜にする魅惑の美女で、自由奔放な女性で、愛情深い母親。その魅力を存分に発揮した石原さとみ。
キャストたちのアンサンブルが心地よい。
本当に心地よい。
伏線や秘密明かしもあるけれど、はっきり言って話はご都合主義で、非現実的。
片親の都合で散々振り回された子供時代。成長してからの影響などあっても良さそうなものの、悪影響はナシ。超甘々のファンタジー。
だけどそれも含めても、この優しさ、温かさ、人と人の繋がり、家族愛が本当に心地よい。
見た後は幸せな気分に浸らせてくれる。
高級ではなく、それこそ森宮手作りの口に合った料理を食べたように。
『老後の資金がありません!』に続いての前田哲監督作。
あちらが軽快コメディなら、こちらは『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』路線の感動ハートフル。
本作でもまたまたその振り幅に感心すると同時に、『バナナ』『老後』『バトン』と連続良質ヒット。
ラストにシンクロするタイトルの意味。
子供時代、リレーでバトンを落とした事のある森宮。しかし今回は、バトンを落とさなかった。
“父親”としてヴァージン・ロードを“娘”と歩き、“家族愛”というバトンをしっかり受け渡す。
実に5回目の名字変わり。“早瀬優子”。
人一人の歩みって、本当にたくさんの人たちの支え、教え、愛がある。
それらを一身に受け、このバトンを繋ぎ渡していく。
バトンはしっかり渡された
序盤にみぃたんが優子(永野芽郁)であることに気付いた人は多かったのではないでしょうか。
そして物語の中盤に久しぶりに登場した梨花(石原さとみ)の髪がなくなっていることに、「梨花は病気だったんだ」と気付きました。
優子は梨花はどこかでフラフラして生きていてまた会えると思っていたのに、結婚報告する前に実は梨花が病気であったこと、そして突然の死の報告を受けて血縁関係のない育ての父親である森宮(田中圭)を責めるんですよね。
でもそれは誰が悪いわけでもなく梨花が望んだことで、優子に気付かれまいと必死に隠し通した母親としての想い。
実の両親に育てられたわけではないのに、ここまで純粋に真っ直ぐに良い女性へと育った優子。
血縁関係のない親たちの優子への愛情に感涙しました。
結局は人格
好意の受け取り方
原作の印象とは若干違うとは思いましたが、演者さんたちがとても良かった。原作、映画、どちらも号泣でした。
好きな作品だったので、丁寧に作ってあった事が、嬉しかった。
この作品は私にはとても難しく、大人も子供も受け取る側の姿勢が問われる内容かなぁと。
希望するものが手に入らなくても、与えてくれる愛情や役割に感謝し好意として、受け止める事ができるかどうかでその人の人生の幸福度は変わるんだとよ。と、問いかけている様でした。
その事についてこんなに軽やかに表現している作品もなかなか無いかと。この作家さんの力を感じる作品です。
大人の役割としては、子供に何かを選択させてしまったなら、その選択が間違ってなかったと思えるように全力でサポートしたいものです。
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