そして、バトンは渡されたのレビュー・感想・評価
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錯覚の感動をさせられそうに
水戸さんが特におかしい。
水戸さんはブラジル行きを家族に相談せずに決め、退職も事後報告なのが酷い。娘の意思を尊重するにしても継母のところに置いて行くとか信じられない。
しかも、梨花は健康に不安のある継母だ。生活に十分な仕事もしていない。なのに実の娘を託すとかどうかしている。そもそもそんな身体の妻をブラジルの農場で働かせるつもりだったのか?それともまさかブラジル行き決定後に妻の病気を知ったのだろうか?冷凍食品で文句垂れているから知らなかったのかも知れないが、そんな嘘つき女なら、娘が尚のこと心配になる。
森宮さんは同僚が森宮さんを独身と思っていて、梨花は森宮さんに再婚を勧めていて、後に梨花に送られてくる荷物なは田中梨花とあるが。いつ離婚した?
梨花は自分の目の届かない家で、優子が他人の男たちと暮らすことに危険性は感じないのか。
たまたま良い人、いやもう仙人のような継父たちだったから良かったようなものだが、一歩間違えたら取り返しのつかないやり方だ。
パート収入で病気持ちなのに、優子を手放したくないと実父から引き離す無責任さ。高価な服は買ってしまう浪費家。よくあんなお金があったもんだ。
とまあ酷い登場人物たちなのだが、最後の泉ヶ原さんの説明で感動に置き換わる。
泉ヶ原さんだけは結婚中から梨花の病気を知り、離婚後も梨花の看病をして看取った真実の人だから。この物語では、唯一まともである。
だから一瞬感動方向に騙されそうになるが、いやいややはりおかしいだろ、とその錯覚に気がついた。
まあ珍しい作品ではある。
俳優たちの演技は良かった。3人の父親たちは良く成立させたと思う。
石原さとみのギャーギャー喚く演技も梨花役ならはまり役と言っていい。
原作を知る人たちから評判が悪いので、もしかしたら本なら感動できるのかも知れない。
タイトルありき
幸せしかない気持ちいい映画
在りえないくらいイイヒトたち
後半30分は涙…涙…。
娘を持つお父さんは泣くしかない
家のバカ娘には、こんなに愛情注げない!!って。
全体的に良いドラマだったけど、ママが病なのはちょっとお涙頂戴過ぎるかな。。。
どうでもいいけど、お父さんは萩原聖人かと思ったら違う俳優さんだった。
繋がる瞬間
原作は未読です。
みーたんの話と優子の話を別人のように並列に描きつつもこの2人が同一人物で時間軸が違うというのはわかりやすかったです。
交わる瞬間も驚きよりは「せやろな」の感想。
ある程度読ませる意図はあったと思うんですがどうやら原作にはないらしい「みーたん」というあだ名をつけてまで別人に見せるならもう少しサプライズが欲しい気もします。
でもみーたんの話と優子の話が交わる瞬間は美しかったです。
優子が森宮さんの元から旅立つ日の回想としてのタネ明かしにより、優子との出会いの日からそこに至るまでの森宮さんの心境に感情移入できて泣けました。
というか全体的に森宮さんの涙がずるいです。いい意味で。
他の父親たちよりは若く人生経験も浅いながらに精一杯愛情を注いできたのがわかるだけにその一生懸命さに心を打たれてしまう。田中圭さんめちゃくちゃハマってました。
あと泉ヶ原さんの役割が大きかった。2番目の父親ということで他の父親と違い大きな感動シーンはないですが資金のバックアップに加えて人格に優れ愛情深いというのが…彼に若ささえあれば正直森宮さんはいらなかったことになってしまうくらいほとんどを兼ね備えてましたね
岡田健史くんかわいい、ピアノのシーンもよかったです。
梨花さんは…うーん、男性を見る目が確かだったので結果的には良かったですが…愛情が深いのもわかりますがちょっとアレかな
色々ツッコミどころはあれど泣けるシーンは泣ける映画でした。
タイトルなし(ネタバレ)
昨日湊かなえの「母性」見たばかりのせいで、
ラストシーンと母性の台詞が重なった
「私たちの命を未来に繋いでくれてありがとう」
最初ファンタジー映画再生したかと思うほど
キラキラ〜ふわふわ〜ゆ〜〜〜〜っくりい〜
みたいなで離脱しかけた、1.5倍速で観た
石原さとみは最近同じ演技しかしなくなった
大森南朋の怒りの演技いつ見ても微妙
岡田健史久しぶり見た、
事務所の移籍問題知ってしまったせいで
なんだか
嫌がらせがくだらなすぎて謎だし
教師の一言で仲良くしてくるクラスメイトも謎
普通科っぽいのに
1クラスに3人も音大受ける生徒が居たり、
推薦で東京音大行ける生徒が居たり
卒業式でクラスごとの合唱があったり
高校生にもなって旅立ちの日に歌ってたり、
学校絡みの現実味のなさがすごい
娘の設定、高校卒業後から実家出るなら
短大でも大学でも大差ないのでは?とか、
栄養士取るなら管理栄養士目指したらいいのに、とか、
なんで栄養士取ってレストランで調理の修行……?とか
遡ると家に電子ピアノあったら
習ってなくてもいくらでも練習できるだろうし、
伴奏つまずくことがあってもその先弾けない、
なんてある…?とか
彼氏の設定も、
音大中退して料理の修行で海外行ってるとか
どんな世界の話ですかとか、
自転車より早くお店着いて
さらに料理提供までされてるほどの足の速さがすごいとか、
りんご農園行ったとき
一々出しゃばってくる感ちょっと鬱陶しかったりとか
あと人の手紙読むことや、
読んだって分かるようなことも
手紙の出し主にべらべら喋るとか、
ええ…?頭おかしいのでは…?で怖かった
親と血が繋がってないこと、
血が繋がってないのに養ってもらってること、
をずっと気にしてる描写によって、
親はすごい愛注いでるし、
娘もそれ感じてはいるものの
超えられない壁がずっとある感じだったから
特段感動とかもなかった
病気理由にしたらなんでも許されるみたいな
感動ストーリーになってるけど
こんなの現実で起きたら夫も娘も心の傷やばいし
自覚なくても心の成長にかなり影響与えるし
リアリティがなさすぎて
ああやっぱりこれはファンタジーだったのか、と思うなど
母親が美人でいい男捕まえるの上手くて良かったね
再婚相手の父親に愛されて良かったね
暴力振るわれなくて良かったね、の気持ち
バトンって表現もなんか…
幸せとか愛情注ぐとかそんな持ち回りみたいな
なんか気持ち悪かったなあ
◆ネタバレ備忘録
病気で子供を産めなくなった石原さとみが
早くに妻を亡くし小学生の子供が居る大森南朋と結婚
大森南朋は夢のためブラジルへ移住
石原さとみは体調面に不安があり
娘と日本に残ることを決める
父娘はお互いを恋しく思い手紙を書くも
娘を失いたくない石原さとみが両者の手紙を隠してしまう
石原さとみはその後、
娘がピアノを習いたがったので
ピアノのある豪邸に住む富豪と再婚するも
再婚相手が高齢で将来に不安を感じ
若くて学があり高収入の田中圭と再再婚
再再婚後、病気が再発したことを知られたくないため
夫娘に何も言わず蒸発
娘が結婚の報告をしに行こうとした矢先、
石原さとみは病気で亡くなりました、
娘の前から居なくなったのは
母親を2人も失うのはかわいそうだからでした、と
再再婚時の父親から聞かされる
娘の小役時代をみいたんを稲垣来泉ちゃん、
高校生以降の優子を永野芽郁、が演じていて、
みいたんの話と優子の話は別の世界線そうに見せて
実は繋がってましたーのやつ
最後は全親に祝福されて、
バージンロードで田中圭→岡田健史の場面で
田中「俺からのバトン、しっかりと受け取れよな」
岡田「そして、バトンは僕の手に渡された」
娘は親が3回も再婚して、
生みの親とは、死別、生き別れ状態、
最愛の母は何も言わずに行方不明、
なかなかに壮絶な家庭環境
だけど親たちからはたくさんの愛を注がれてきた
その愛のバトンが、親から旦那さんに渡された…
そうしてこのバトンはまた脈々と繋がれていく、
という話らしかった
涙と驚きと。
梨花の奔放さ、単に奔放なんだとまんまと騙されて『なんて女なんだ、、』と呆れ、秘密が明らかになったとき、涙、涙。。。
またお父さんたちはみーんな性格が成熟した人たちで、安心して観れました(余計、梨花の心理がよくわからん、という気持ちにさせられた)
ピアノに軸を置いたのも、素晴らしかった
久しぶりにいい邦画に出会いました。
最悪な映画…..
日本映画によくある
上手く出来すぎお涙頂戴のごった煮。
この映画の中盤、肝になるミスリードはすぐに分かる、
ところどころの、箇所もうん。分かってた。だって映ってたもん。
そして死……
え?ママ全然クソ親なんだけど??
特に水戸はヤバいだろ……
実の娘を再婚相手に預けて
手紙だけ送り続けて
ブラジルから帰ってきても会わず、
再婚?!?!ハァ?!?!
そして土下座して謝るもなく
どの立場でもの言ってんの?が永遠に続く。
終盤の水戸のターンは、始終ハァ?!って感じで
今の妻の前で子供もいるのによくもまあ、色々話すな〜?!全員がどんな気持ちなの?
マジデよくもまあ、こんなストーリー考えたもんだよ……原作を知りたい…….
あと、すみません。子役がダメでした…..
正直、可愛くない。
良かったところはたった一つ。
『役者全員がよく泣ける』ってところ。
さすがプロだな〜
私はもう涙が出るどころか体の水分が全部蒸発してなくなりました。おしまい。
原作と違うじゃん。
違う話しになっとるやん、みーたんて誰やねん、と思うくらい違うんですよ、原作とこの映画のあらすじは。たしかに無理はある。だけど、涙の量はかなり多め。映画の方が。脚本と編集とキャスティングでのアレンジが素晴らしい。
原作は、ラストの方でページをめくるのももどかしいほどハマったので、映画を観るのは避けていました。
ところがどっこい。
いや、ハマったなんてものではない。
いつか観るつもりで録っておいた去年の放映を、CMとばしながら5回ほど繰り返し観てしまった。
主人公がそれぞれの家族で過ごす年代を変え、シーンも変えて、(映画では削ってたけど)原作の大事なセリフをちりばめつつも、死ななかったはずの人を死なせてまで、こね繰りまわしてひねり出した脚本だもの。そりゃあ無理も出ますって。でも原作の匂いを消さずによくぞここまで、と思いますよ。
キャラを少しずつ変えているから、役者ありきで当て書きしたとこもあるかも。でも素直な気持ちで原作を越えたと言えます。
それにしても美人だね、永野芽郁と石原さとみ。優子ちゃんの顎に手をやる仕草と目の演技、梨花さんの美魔女振りに何度も巻き戻しました。皆良い、はまり役。キャスティングの妙。
森宮さん、水戸さんの奥さん、泉ヶ原さん、みーたん、木野花さんの最後の涙。
ちゃんとCM無しのやつを観ないとイカンね。放映では無かった、エンドロールが良いという人もいたし。
バトンで辿る母の大きな愛情
原作未読
ないた。
ひたすら泣いた。
出会う人みんな良い人でよかった。
タイトル回収されるのも良い。
石原さとみかわいいなあ。
けど可愛いだけの映画じゃない。
自由奔放に見える母が娘のため、いろんな人に想いを託して…。
これが、母が娘のためにしてやれる最後のことなのか…。
本当良作でした。
22.6.30 スカパー
森宮父さんが中でも素敵!
別要素の綺麗な融合
言い方は悪いが、その時の必要性に合わせて夫と暮らしを変えてステージアップする女性、梨花が石原さとみ。
梨花は笑顔が最強の自分の武器だと気が付いている。
だから、笑っていれば3割増。
笑っていれば運が転がり込むと継子に教える。
継子のみぃたんこと優子役は永野芽郁。実母を早くに亡くし、実父はブラジルにカカオ豆の事業に行き置いていかれる。ブラジルとの文通は届かず(梨花に止められている)。
そこから、みぃたんにとって親=ママ=梨花に。
後から振り返れば、寝てばかりなシーンがあったが、元々病弱だったとは。具合が悪くても、海に連れて行くなど、みぃたんに梨花なりにできる限りのことをしていたことが伝わっていたからこそ、優子はママっ子に成長。
でも実父不在となり、梨花は資金を婚活に回し、家庭困窮。泉が関さんという、初婚の妻に先立たれた男の後妻として、新しい夫を確保する。
みぃたんはピアノの夢を叶える事ができた。
しかし泉が関さんは高齢。梨花の体調も悪化。
治療しながら同窓会で次の婚活。
梨花と同い年、東大での森宮さん(田中圭)を見つけ出し、結婚式の場でみぃたんの存在を打ち明ける。
そこからはみぃたん=優子にって、お父さん=森宮さん。
父親が森宮さんで、本当に良かった。
・お人よし
・美味しいご飯で優子がホッとできる居場所を提供し続ける
・父親らしさにこだわるが、それを打ち明けられる、かっこ悪いところを見せることを隠さない本当の自信
・学業
実父は手紙が届かなくても、帰国時に日本に会いに来る事はいくらでもできたはず。それを惜しんだ実父より、森宮さんだなぁ。
田中圭そのものには特にアドバンテージを感じないのに、水上恒史というイケメン枠も、理解がある優しいお金持ちの泉が関さんも出てくるのに、理想的な父親に森宮さんがなるのはやっぱり、ごはんの力=直接的に育てていることが大きいと思う。
その森宮さんの元からも、梨花は治療でいなくなる。
そこで優子とは今生の別れとなったが、
泉が関さんには梨花は治療などで世話になり続けたようだ。
優子の願い、「ママに死んでほしくない」を最期まで貫いて、優子には病気だと悟らせることはせず、亡くなったことも泉が関さんと森宮さんを経由して優子の耳に入るほど。
優子が、「ママに会いたかった。森宮さんがちゃんと見てないからじゃん。」こうぶつけられるのは、森宮さんがしっかり父親だから。それでもママと言うかと森宮さん目線だと思うが、森宮さんという父親いてこその「ママに会いたかった。」こうなるまでにどれだけ森宮さんが頑張ってきたか。とても感激する。
ママの根性と常に笑うところは、しっかりと優子に受け継がれた。男性を見る目は、これからわかるかな。
作中、お肉とフォアグラの融合料理の由来ともなった、音楽家であり料理かでもあったロッシーニが出てくる。
・父親と母親の組み合わせが変わっていく
・ピアノが好きな優子と、料理がうまい森宮さんとの暮らし
・早瀬くんと優子の、全く違う育ち方の2人の、料理と音楽の融合
が出てくる。
全然違う出所であっても、尊重しあい、味わう人に心地よく、綺麗に合わさることは可能なんだなと思わされる。
継父と継母に囲まれ育つ優子だが、下手したら継父に乱暴されたり悪戯されたりしていた可能性もある。
心が綺麗な父親達に恵まれていたから、綺麗な話にまとまるが。でもそういった男性達を婚活から見つけ出し、結婚までまとめてくるのも、梨花の見る目と実力。
元々チョコレート工場にいた時は、全く派手には見えないのに。
失恋ショコラティエの延長のような石原さとみの、衣装を見ているだけでも面白く、スタイリストさんが気になる。
綺麗で可愛く愛嬌がありただの馬鹿には見えない、ちょうど良い美貌を兼ね備えた石原さとみだからこそ、成り立つ継母像。
そして石原さとみがそうした美貌を持つのは、そう見せずにぎっしり努力して磨き上げる石原さとみの現れで、その人格が容姿や表情にしっかり現れ、役にも反映されている。
素の石原さとみの、人に動いてもらう前提の声かけやぶっきらぼうな応答に驚いた事があるが、そうした一面も、役に反映されている。
人って見ているんだなと思わされた反面、
血の繋がりがない間柄なのに、永野芽郁はしっかり石原さとみの娘に見える。
目のぱっちり具合よりも、芯がとても強く根性があるのに、奥の実際を悟った上で、親しみやすい言動をあえて取るところが。
梨花と優子というよりも、女優としての石原さとみと永野芽郁の共通点が見えた気がした。
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