そして、バトンは渡されたのレビュー・感想・評価
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伏線のせいで展開が丸わかり
血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子。義理の父親、森宮さんと二人暮らし。将来のこと恋のこと友達のこと、うまくいかないことばかり…。 そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花。泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう―。全く違う2つの物語が繋がったとき、驚きとともに、今年最大の感動が訪れる、というストーリー。
名前を出さずにずーっとみぃたんと呼ぶので、これはきっと誰かなんだろうなぁと思ったら…。体の頑丈さに触れるところがあったので急に倒れたり死んだりするのではないかと思ったら…。というように丁寧に伏線が張られすぎて後々の展開が完全にわかってしまうので驚き、感動がやや薄い。
話自体や構成というより卒業式、結婚式、久しぶりの親子の再会などのシチュエーションにぐっと来てしまうのでこの話に感動させられてる感じがない。どの場面でも全員泣きすぎだし。
1番気になるのは、娘のためなら手段を選ばなさすぎる点。夫を変えたり、姿を消すことが最善と考えており、そして、それを全員が受け入れている点に違和感しかない。
特に手紙を送らないし、受け取ったものを渡さないのは非常に悪質で、あとから言い訳してもリカバーできない。
キャストは田中圭と石原さとみについてはやや無理のある世界観を成立させていたが、岡田健史の表情の硬さが気になった。
家族映画の最高峰と言っても差し支えない
レビューサイトでの評価が非常に高かったため鑑賞しました。原作小説は未読です。
鑑賞後にYouTubeでレビュー動画を探してみたら意外にも酷評が多いみたいです。レビューサイトは評価めっちゃ高いのに、なんだかギャップがありますね。原作が本屋大賞を受賞するほど人気の作品で、どうやらその原作小説から改変されている部分が結構あるみたいです。本作の肝の部分であるラストの伏線回収は映画オリジナルのようですね。軸となるストーリーは一緒なんですが、構成を変えることでまるでミステリのような伏線回収が繰り広げられるように改変されていて、その部分を「原作の雰囲気が壊れている」と感じてしまう人が結構いたみたいです。最近の邦画にありがちな安直なお涙頂戴に見えるシーンも正直あったので、そういうところが嫌われる原因なのかなぁ…。
しかし私個人はめちゃくちゃ楽しめました。本当に面白くて、家族映画の最高峰と言っても差し支えないレベルに気に入った映画です。キャストの演技、脚本やストーリー、演出に至るまで、挙げればキリがないほどに気に入った部分が多かったです。小説を読んでいないため「小説と違う」と憤慨する原作ファンの気持ちは推し量ることしかできませんが、原作を知らない身としては「一つの映画として観れば泣いて笑って楽しめる作品」という感想です。
予備知識は無い方がいいかもしれません。できれば予告編も観ないほうがいい。まだ観ていない方はこのレビューも今すぐ閉じた方がいい。そして今すぐ観てきて欲しい。面白いのは保証するので。
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幼いころは泣き虫で「みぃたん」というあだ名で呼ばれていた高校生の森宮優子(永野芽郁)は、両親の離婚や再婚によって4度も名字が変わり、現在は血のつながらない父親である森宮(田中圭)と生活している。クラスに馴染むことができないでいた彼女は、卒業式でのクラス合唱のピアノ奏者を半ば強制的に押しつけられてしまう。しかしピアノの練習をきっかけに天才的なピアノ奏者である早瀬(岡田健史)と仲良くなり、優子は早瀬に惹かれていくのだった。
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「みぃたん=優子」というのは映画後半で明かされるどんでん返しらしいんですけど、私は一番最初のシーンで「みぃたん=優子」だと気づいてそれが前提条件のように鑑賞していました。『アヒルと鴨のコインロッカー』とか『佐々木、イン、マイマイン』みたいな感じで現在と過去を交互に見せている演出なんだろうと思って観ていたので、普通に鑑賞後に他の方のレビュー見て「あれって別々の家族のように見せる伏線だったのか」って逆にびっくりしました。
登場人物全員が良い人でほっこりします。
主人公の優子も名前の通り優しくて思いやりのある子ですし、彼女の親代わりになっている森宮さんは言わずもがな。「歴代お父さん」「歴代お母さん」がみんな良い人ですね。
映画化もされた伊坂幸太郎の作品に『オー!ファーザー』という小説があるのですが、それとちょっと似た印象を感じました。
『オー!ファーザー』は母親の浮気によって父親が4人もいる高校生が主人公で、全く性格の違う父親たちとの交流によって主人公が色んなものを学び、成長していくという物語です。
本作の主人公である優子も、3人の父親と2人の母親から多くのものを吸収し、成長していきます。一見すると複雑で不幸な家庭環境のように見えますが、優子自身は全く不幸だとは感じておらず、むしろたくさんの愛情をしっかり受けついだことで、愛情あふれる優しい女性に成長できたのだと感じます。
自分も親の一人として優子の成長を見守っていたかのような、そんな気分になる素晴らしい映画でした。オススメです!!
しっかりと泣けます。
映画は、二つの家族のストーリーが進む。
すぐに泣く主人公優子(永野芽郁)は、みいちゃんとみんなから呼ばれ、実父はチョコレートの原料カカオを栽培する夢を追いかけ、単身ブラジルへ。実母を幼くして亡くしていた。
実父の再婚相手になった梨花は、ストーリーが進まないと病気である事をひた隠し、なんとか優子を再婚相手の裕福な新しい父(市村正親)に、ピアノの基礎を教われる環境をもらい、
新しい父は少し歳を取っていたため、3番目の再婚相手森宮さん(田中圭)と再婚し、優子を預け、隠れて闘病のためいえをでます。
ずっと、小さな子供(みいちゃん)と高校生の永野芽郁のストーリーが並列化で進むので、違う話が最後に繋がるんやろと思っていたが、なんとみいちゃんが大きくなった優子であり、
闘病後、梨花は亡くなっていた事を知る。
ここで大泣き。素晴らしい展開だわ。観て良かったぁ。
ちょっと白けた
やわらかで自然体な永野芽郁さん、フレッシュさ溢れる岡田健史さん、若者2人の存在感は素晴らしく、見ていて応援したくなった。一方で「隠れ主役」の石原さとみさん、田中圭さん、そして市村正親さんはいずれも個人的にはトゥーマッチな演技で、途中からはあざとすぎて胃もたれし、アレルギー反応が出てしまった・・・ いずれも名だたる俳優さんなので、きっと彼らの責任ではなく、監督や演出と自分の相性がダメなんだろう。オープニングの日テレのロゴで嫌な予感がしたのが、残念ながら当たってしまった。
父親3人、母親2人という複雑な物語を、永野さんが抑制の効いた演技でうまく表現していて、後半はグッとくるシーンが幾つもあった。ただ、ラストで「バトン」の意味が明かされた瞬間に、正直拍子抜けしてしまったのは自分だけ?(小説は未読) 安易に「女性蔑視」という言葉は使いたくないけど、あれだけ運命に翻弄されながら懸命に生き抜いてきた優子が主人公かと思ってたら、じつは「バトン」というモノ扱い。主人公は彼女(大切なモノ)を支えてきた人達が主人公だったと分かり、「なんじゃこりゃ」と白けてしまいました。彼女=バトンの「意志」はどうでもよいのか、バトンは自分一人では前に進めないと言いたかったのか…等々、観終って一人でぐるぐる考え込んでしまった。
周囲の人々が彼女に注ぐ愛情は(クセはあれど)素晴らしかったと思うが、個人的には無味無臭なモノ(バトン)よりも、自分の意志で奔放に生き抜くヒトの方に興味があるので、光るものはあれど全体的に低評価の作品とさせてもらった。
芽郁ちゃんの涙😂フルバージョンのオンパレード😁❣️
映画化って! こうなるのか!
監督の解釈、映画化へのこだわりが、見事!
こんなにも明るい映画に仕上げるとは・・!
キャスティングが全て!の仕上がりです。
石原さとみ起用、で決まりの映画🎦てす。
助演女優賞!だね。
これに、田中圭だもの、パーフェクト。
明るくハッピーな映画です。
バトンが渡される感を
編集、構成でうまく出していたのが、途中で分かった。
永野芽郁ちゃんそっくりの子役を
探し(きっと)起用した意味が
終盤でわかります!
これどこで泣くの!?と観客はトリックにかられる
期待しないで行ったのにすごく良かったです
”旅立ちの日に”が良い味だしてる。。
落とさなかったバトン??
結婚して、ハッピーエンドなのか笑笑
その後のストーリーまでサクサク言って欲しかった。
個人的には、サクサク飛ばして、結婚、離婚さらに、主人公の子供のその先まで
言って欲しいとか。笑笑
Et connected baton
個人的には、結構えもってしまいました。笑笑
お父さんが4人だか、どうなのか。笑笑
離婚が増えてきてるのか、こんな現代を反映しつつ、
さらっと。笑笑
また、見たいと個人的には思いました。笑笑
とんでもない女優達の共演
たまたま!
たまたま私はかなりの序盤に
カラクリがわかってしまい
“謎に包まれてる感”は
ほぼほぼ無かったけど
それでも、良い映画だったし
良いお話だし、観てよかった。
まーそれにしても
「女の子にはグサグサだろーな」って思ってたら
想像どーり!!!
私の周りの女性陣、全員号泣(たぶん)!!!
物語、演出共に、そりゃ刺さるわ!
ってシーンばかり。
これはもう素晴らしいとしか言いようにない。
監督の勝利です。
と、演出部を褒めましたが
俳優部もハンパねぇ。
永野芽郁さんは深夜のドラマから
注目してたので上手いのはわかってるが
更に上を行きましたね。いい女優さんだ。
石原さとみさん。こんなに芝居上手かったですか?
この作品は石原さとみさんに掛かってるますが
(特に終盤)完璧にやりこなしました。
そして、子役の稲垣来泉ちゃん。
………天才ですか?天才ですよね。
とんでもない上手さと
とんでもない可愛さ。
子役にありがちな“子役芝居”じゃないんです。
生なんですよ。
10才でしょ?うちの子と同じ?うそっ!?
参りました。
ぶっちゃけ「最近下手な女優が多いなー」
って思ってたんですよ(すみません)でも、
全てをひっくり返しましたね。
人の心を熱くする
素晴らしい作品でした。
涙が溢れました
家族ではなくとも、人のために生きるということの意味
感動して泣けました。最後はこういうことだったのかというミステリーな要素も入っていて、最後にちりばめられた伏線回収があって、感動は増幅されました。脚本も王道をいっているようで凝ってるなぁと思いました。
キャスティングも見事で、主人公のみぃたん、天真爛漫に(みえる)血のつながらないママ、生みの朴訥な父親、育ての奥手の父親、経済力のある老齢の父親、それぞれの俳優がまさに自然にそのひとそのものに思えるくらい。演技ももちろんよかったけれど、ベースのキャラクタが合っているなぁと思いました。
コロナ禍でマスク社会になって他人の表情がなかなか読めなくなって、世知辛い感じになっている昨今だからこそ、ひとりの子供にかける愛情、他人のために生きることのすばらしさ、それは血のつながりだけではないということ、そんなことを感じさせてくれる映画で、とてもよかった。
いまだからこそたくさんのひとに観てほしいと思った映画。
良い映画でした^ ^
幸せなお話。
期待以上
色んな人の愛を感じることができる映画でした。
序盤は2つの家族の物語が同時進行で進んでいっているのかと思っていたら卒業式のピアノのシーンで全てが繋がってとても鳥肌がたったし、ほんとに涙がとまりませんでした。
何より、旅立ちの日にという曲がバックに流れ、永野芽郁ちゃんや田中圭さんの涙をみると余計に溢れるものがありました。
だけど、その後は号泣というほどのシーンはなく期待しすぎたかな?と思っていたら最後にとびっきりの感動をぶち込まれて号泣でした。もう嗚咽しそうでした。
何よりタイトルの伏線回収が完璧でした。
石原さとみさんの役は多少設定に、違和感を感じることもありましたが大目に見ればどってことないです。
この物語は、親世代の方や、両親が変わったりしてる方にも響くものがあると思います。
みないと損だと思いました。
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