「繋がる瞬間」そして、バトンは渡された なおさんの映画レビュー(感想・評価)
繋がる瞬間
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原作は未読です。
みーたんの話と優子の話を別人のように並列に描きつつもこの2人が同一人物で時間軸が違うというのはわかりやすかったです。
交わる瞬間も驚きよりは「せやろな」の感想。
ある程度読ませる意図はあったと思うんですがどうやら原作にはないらしい「みーたん」というあだ名をつけてまで別人に見せるならもう少しサプライズが欲しい気もします。
でもみーたんの話と優子の話が交わる瞬間は美しかったです。
優子が森宮さんの元から旅立つ日の回想としてのタネ明かしにより、優子との出会いの日からそこに至るまでの森宮さんの心境に感情移入できて泣けました。
というか全体的に森宮さんの涙がずるいです。いい意味で。
他の父親たちよりは若く人生経験も浅いながらに精一杯愛情を注いできたのがわかるだけにその一生懸命さに心を打たれてしまう。田中圭さんめちゃくちゃハマってました。
あと泉ヶ原さんの役割が大きかった。2番目の父親ということで他の父親と違い大きな感動シーンはないですが資金のバックアップに加えて人格に優れ愛情深いというのが…彼に若ささえあれば正直森宮さんはいらなかったことになってしまうくらいほとんどを兼ね備えてましたね
岡田健史くんかわいい、ピアノのシーンもよかったです。
梨花さんは…うーん、男性を見る目が確かだったので結果的には良かったですが…愛情が深いのもわかりますがちょっとアレかな
色々ツッコミどころはあれど泣けるシーンは泣ける映画でした。
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