「いい人たちに囲まれる幸せ」そして、バトンは渡された ねりまっくまさんの映画レビュー(感想・評価)
いい人たちに囲まれる幸せ
配役のバランスは非常に無難だなと思いました。お金持ちの役で出演されている市村正親さんもフィットしていましたし、子役の方も素晴らしい演技でした。欲を言えば、義理の父・森宮さんの役ををもう少し人の良い天然キャラな人だともっと好みでした。
原作を読み、映画を観てしみじみと思うことがあります。子育てを実の親だけの義務と捉えずに、いろんな人が関わっていいのではないか、と。多感な時期に扱いが難しい時もあるでしょうけど、家庭崩壊しているようなところよりももっと幸せな居場所はあるよ、と思うのです。
トー横キッズな少年少女や、それに近い子たちが、保護施設のような場所ではなく、もう少しゆるい関係性で居場所があると気持ちが軽くなるのではいかな。何かあったら訴えられるから、そんなことやる人はホントにいいひとなんでしょうけどね。でも、そんな環境があれば応援したいですね。
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