「感情移入は無理でした。」そして、バトンは渡された eigasukitarohさんの映画レビュー(感想・評価)
感情移入は無理でした。
クリックして本文を読む
3人の女性が主軸となって物語が進んでいました。
ですが、結局のところ『りかさん』に振り回される人々の物語のように感じました。
まずこの人に感情移入するかいなかで、この映画を感動作と嘯けるか否かで分かれると思います。残念ながら私は圧倒的後者でした。
『りかさん』が個人的な欲求のために水戸さん(みいたん=優子のぱぱ)と結婚し、海外にいくと優子が可愛そう(それは分かる)という理由で親子を離れ離れに。そうかと思えば、優子のためにとお金持ちの人と再々婚し、時期が来たら優子をおいていく。再々婚相手の泉々原さんもだが、実父もいないなか1番信用していた人に置いていかれる優子が可哀想だった。そして次は、エリートで貯金のある森宮さんと再々々婚し再度置いていく。
要するに、男性方はりかさんの欲求を満たすための手段でしかなく、自分のことしか考えていない女だと思いました。
登場人物みんな脳内お花畑すぎて、「それでも君(優子)をりかさんは愛してたんだ」みたいなセリフを言っていたが実の親子を引き離した上に音信不通に意図的にさせる、寂しい老人の優しさに漬け込む、初婚の男性に子供がいることを隠し、強制的に父親にさせた上に子育てをさせる、、、
見ていた人は泣いていた方もいましたが、私はりかさんの身勝手さに呆れて終始失笑でした。
「ここで泣かせるぞ!」みたいな演出もお笑い種です。お金を払ってみたことに対して悔し涙はでましたけども。
コメントする