「感動作と言うべきか…」そして、バトンは渡された タルタルチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
感動作と言うべきか…
原作もレビューも見ずに観てみました。
ストーリー的にはところどころ穴というか隙がありつつも良く出来たお話だと思うし、出演者の皆さんは演技力も確かで自然に見られました、個人的にはみぃたん役の稲垣来泉ちゃんはすごく良かったなぁと…実際あんな子供いたら最高やろうな~
ピアノの伴奏の部分も岡田健史君なんかは半年前からレッスンしたこともあり触ったことのある人ではなくちゃんと弾ける人に見えたのは素晴らしいなぁ。
終わり方も綺麗にハッピーエンドで締めくくってくれたので個人的にはとても良かった、なんかもやもやした終わり方する映画って嫌いなんですよねここらへんの割り切り方は好感が持てます。
と、ここからは少し気になった点をしばし…
取捨選択は必要なのもわかりますが優子ちゃんと最初優子ちゃんにことごとく絡み倒していた女子〜ズがあんまりこれといった強い動機(一応美人先生に家庭環境を聞いたとは言っていますけど…)もなく急速的に親友ポジに落ち着いたのは流石に無理があるかと…
まぁ普通の友達程度ならわからんでもないけど結婚式にお呼ばれして喜んで参列しちゃうってなかなかの親友度だからね、もうちょい丁寧に描いて欲しかったなぁって気はします。
ってここはあくまでちょっと気になった程度なんだけど1番引っかかるのが…
小説とか映画とかあくまで作り物だから良いんだけど…
普通に一般社会として考えると梨花さんってヤバくね!!
途中から毒親としか見えなくて嫌悪感の方が勝っちゃって感動の部分があまり浸透してこないんだよなぁ…
正親パパ・圭パパが超絶聖人・仙人(梨花さんのことほとんど悪く言わないとかどんだけ達観してるんだよ)レベルに良く出来た人かつ優子ちゃんが超絶素直じゃなきゃ普通にグレると思うよ…
実は病気でとか、実は余命幾ばくもなく…とか言われても優子ちゃんのセリフ宜しく“子供なんだから隠さないでちゃんと話してよッッ!!”って言いたくもなるよ…
演技力やキャストの美貌・全体のストーリー構成は素晴らしいのでドラマ・映画の世界に没頭出来る人はとても面白く見れると思うので宜しければ。