「キャスティングは素敵なんですけど…」そして、バトンは渡された yumさんの映画レビュー(感想・評価)
キャスティングは素敵なんですけど…
今回ラストが原作と違うとのことで、
原作を読んで原作のファンになってしまったら映画を楽しく見れなくなるかもしれないと思い、前情報なし(映画予告は見ました)で観に行きました。
原作はとても素敵なお話なんだと思います。
読書が好きなので(映画鑑賞も好きです)読んでなくてもそれは理解出来ました。
想像するに映画にするには壮大で難しいんじゃないかな…っていうのが正直な感想。
入れなきゃいけないシーンが多すぎて(又はそもそも長すぎて?)端折り方が雑です。
衝撃のラストってほどでは無いですし、もう一度見たくなる訳でもないですし、
周りから聞こえる涙を啜る音は「泣ける」を信じ込んで泣いてるのかな…って思うほど泣けるシーンは無いです。
どうせラストを変えるなら(元を知らないけど)、
もっと共感させる方向に出来たんじゃないかなぁと。
イマドキ役者が泣いてるからこちらも泣く程見る側の目も低くは無いと思いますし。
私の心が汚れてるのかなと思いましたがレビューを読んで同じような感想の方が他にもいらっしゃって少し安心してしまいました。
キャストは素敵な方ばかりが揃っていたので安心して観ることができました。
稲垣来泉ちゃんが可愛い服着て可愛く笑って泣いてるだけで正直最高かなって思います(笑)
ただ演じる側もこの脚本じゃ困っちゃうんじゃないかな…。
とにかく脚本が、、って感想です。
いじめっ子役、もっと無名な子でも良かったんじゃないですかね。
この作品で微妙だったと言われたら可哀想。
恋人役も、系列違いますが(懐かしき中学聖日記…)と思いながらラブストーリー見てましたが最後の一言言わせるためにこの子使ったのかなって思いました。
ラストの中のラストシーンに焦点を充てた話ではないと思うので、
永野芽郁ちゃんがこれからどう生きてくかを想像したくなる終え方にして欲しかったですね。
また脚本の話になってしまいました、、。
田中さんのお父さん役、あのお芝居には泣けるかな。
永野芽郁ちゃんは良い。あの子お芝居できる子だからヒロインでもあーゆーちょっとだけ普通じゃない役やって欲しいし、所々あのお母さんが育てた子感のある演技に感動しました。
二度、三度と映画館に通いたくなる作品はこういうものじゃないですし、
97.8%が泣いたってどうして泣けるんでしょうか。
涙もったいないからもっと愛と熱意のある作品見た方がいいです。
せめて原作通りのラストだったら原作ファンも遠ざからずに居て貰えたんじゃないかって思います。
かと言って原作も読みたい!と思う程の出来が映画には無かったので本の宣伝になってるのかな…とも思いました。
やらないよりは宣伝になると思うんですけど、もっと、なんか、んー…言葉が見つからないです。
違くない…?みたいな感じでした。
ネタバレなしにしたくて細かいことは書けなかったのでよく分からない感想になってしまいましたが、
あまり期待して観に行くことはオススメしません。
このキャストの中に推しがいるなら観に行った方がいいかもしれません。