「違和感ある行動がキャスティングの妙で説得力を持つ」そして、バトンは渡された ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
違和感ある行動がキャスティングの妙で説得力を持つ
2つの時系列、登場人物で物語が進められていくのですが、名前が違うので同一人物ではなさそう。登場人物の行動も何か伏線を貼っていそう回収されず、結構無理のある行動をしたり、受け入れたりする人も出てきて、前半はなんだこれ、という感じながらもどうなるのかな、と引き込まれていきます。そして後半、全ての違和感がピッタリハマっていって、最後はもう、泣くしかないです、こんなの。期待せずに観にいって思わぬ傑作に出会えました。
茅野愛衣、石原さとみ、田中圭、市村正親、大森南朋、もう全員が常識ハズレだけどやりそうだなあ、という感じで、本当にキャスティングが完璧だと思いました。
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