「いい感じで騙されて、最後はウルウル。」そして、バトンは渡された 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)
いい感じで騙されて、最後はウルウル。
予告編を観て予想していた2つの家族の関係は当たり。ただ、石原さとみの演じる母親の行動が、ずっと騒がしくて勝手気ままでイライラ。最後にその理由を聞かされるんだけど、俺にとっては理解できる様なできない様な微妙な理由。だけどウルウルしちゃいました。
現代社会ではいろいろな家族の形があるんだな。離婚しても血縁が無くならないのは分かるけど、血が繋がっていない父親が3人もいるんだとさ。
それにしても永野芽郁ちゃん、良かったです。女子高生に見えました。演技の幅、広がったね。田中圭の安定の顔芸、市村正親の金持ちっぽさ、大森南朋の親しみやすさ。などなど良い人ばかり。ただ、この手の作品って過去と現在を行ったり来たりするんだけど、同じ役者さんでやる時は、もう少し変化つけておいて欲しいよ。時系列が分かりにくくなっちゃうじゃん。わざとだろうけどね。ゴチャゴチャ考えながらも最後はウルウル。シアターもグズグズだらけ。エンドロールのピアノがジワ〜と入ってきました。楽しかったです。
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