劇場公開日 2021年10月29日

  • 予告編を見る

「女優陣が素晴らしい☆」そして、バトンは渡された いも煮さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0女優陣が素晴らしい☆

2021年10月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会、映画館

幸せ

「私は苗字が4回も変わりました」という映画予告
「“優子”という名前は2文字の姓でも6文字の姓でもしっくり合う」という原作

どんなに苗字や環境が変わろうともしっかりと自分を生き抜いている主人公に心惹かれます。

イジメにあっても笑顔で返す、担任の心ない一言にも正論を貫ける優子(永野芽郁)。
世の中 “偽”がつく善はあらゆるところにあって、そんな中で本音をポンポンさらけ出し欲しいものを手に入れる梨花さん(石原さとみ)はやっぱり魅力的なんだなぁ。

やってることは一見、はちゃめちゃに見えるけど彼女の生き方には嘘がない。ただ一点を除いては。
そんな人を惹きつけてやまないオーラを持つ役どころには石原さとみはピッタリハマっていて、みぃたんでなくてもこんなママが欲しいと女の子なら思うはず。

そして、みぃたんを演じる稲垣来泉ちゃんの巧いこと!いつもながら自然な涙に演技ということを忘れさせられます。

原作を読んでしまってから観たために驚きは少なかったけれども 小説ではなかなか脳内再生できないピアノ曲やコーラスの調べが物語を盛り立て感動のラストへと導いてくれました。

観終わって森宮さん(田中圭)の作る餃子が無性に食べたくなりました。

いも煮