シン・仮面ライダーのレビュー・感想・評価
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「シン」シリーズの終わりかな?
おとなの仮面ライダー
庵野監督の「シン」シリーズは面白いですね。
今後も期待しています。
今回の「シン」は庵野節が薄目で、普通の仮面ライダーファンも観やすいかと。シンウルトラマンで、無理と思った方にもオススメです。
オープニングから、おとなの味付け。血しぶき多めで、リアリティないけど、おとなのヒーロー映画ならまぁ良いかと。
ストーリーも戦闘シーンも良いのだけど、人間をVFXで描くところは、日本映画の限界を感じる。
失笑。
だったら殺陣師入れた戦闘シーンの方が迫力あるかも。背景とかオーラとかは十分ですが。
要所要所、懐かしいキャラや懐かしい音楽出るとニヤニヤしてしまう。
人類救済というところが庵野監督作品らしいけど、、ちょい物足りないかな。
多少、期待を超えてこない感じの、物足りなさもあるけど、普通に映画として面白いです。
予算は少なめっぽいけど。
IMAXで観ましたが、IMAXは不要かな。
今後も「シン」シリーズは観てみたい。
シン.仮面ゲリオン
詰め込みすぎて溢れてる
非情になれ、しかし、優しさは失うな
作品の世界観が個性的であり、しっかりしていて揺るぎない作品である。登場人物のキャラは明確であり、分かり易い。この世界観に入れないと意味不明な作品になってしまう。この世界観に入ることが本作を楽しむ絶対条件である。
本作は、悪の秘密結社SHOCKERによって改造人間になった主人公・本郷猛(池松壮亮)が仮面ライダーとして、改造人間の生みの親・緑川博士の娘・ルリ子(浜辺美波)とともに、SHOCKERが送り出す怪人(オーグ)との戦いに挑んでいく、懐かしいヒーローアクション物語のリブート作品である。
TV放映開始当時に比べ、CG技術の進歩で、戦闘シーン、バイクの疾走シーンなどは格段に見応えのある出来映えになっている。
冒頭の戦闘シーンは過激であるが、正義行使のリアリティを見せつけている。正義を行使するとは敵を倒し血しぶきを浴びること。正義行使は、辛さを伴う茨の道であることを示唆している。心優しい主人公は正義行使に苦悩する。葛藤する。ルリ子に優し過ぎる、覚悟が必要と叱咤される。
ルリ子役の浜辺美波の振り切った感のあるクールビューティぶりが見事。迷いのない信念に満ちた台詞、行動は、力強さがある。彼女の過去描写は少なめ。主要登場人物も同様。主要人物像の掘下げ等のサイドストーリーは必要最小限にして、メインストーリーに絞って、迫力、スピード感を増すことを重視したと推察する。
迷える孤高の主人公は、SHOCKERとの戦いを通して、ルリ子と信頼関係を築いていく。そして、強さと優しさを併せ持つヒーローに成長していく。強くなければ生きていけない、優しくなければ生きる資格がないという言葉を思い出す。
新たなる希望で終わるラストが清々しい。続編を観たくなる。
本作は、確固たる世界観で、改造人間になった青年が、真のヒーローになるまでを描いた成長物語である。
シン・ゴジラを起点にした新解釈ヒーロー列伝も面白いが、そろそろ、新解釈ではなく令和の新生ヒーロー誕生物語が観たい。
仮面ノリダー?
庵野秀明ワールド全開、シン・ユニバースの仮面ライダー
人間臭いヒーロー映画
『シン・ゴジラ』、『シン・ウルトラマン』を経て最終章である今作。公開日より少し時間がたった後、ネットでは賛否分かれる評価だったので若干不安でした。なるほど、確かに賛否分かれる作品だと感じました。
『シン・ゴジラ』から今作にかけて人物関係が少なくなっていき、よりキャラクターの個人的な意思や理念が重視されている内容でした。『シン・ゴジラ』は組織的活動、『シン・ウルトラマン』はチーム活動、そして今作は個人的活動が色濃く描写されていました。
本郷・緑川・一文字の三人が中心となっていて、これまでとはスケールは小さいですが、庵野さんが描く「孤独なヒーロー描写」を表現していて、孤独を肯定してくれる印象を持てる内容でした。
愛や憎しみ・無力感・支配欲など人間が持っている感情的な部分が、『仮面ライダー』を通じて庵野さんなりに表現がされているのも面白かったです。「庵野さんってどんな人?」と思っている人はこの疑問を解消してくれる映画です。
しかし、特撮や庵野さんに興味のない人は楽しめないと思います。好奇心で観賞するのであれば、実写シンシリーズを鑑賞済みの上で映画館に行くと楽しめます。
名作と駄作は紙一重
どっぷりファンには物足りない
タイトル通りだと思う。
私はRXまでのTVシリーズしか見ていないので非常に楽しめた。
難しい事もわからないし、単純に仮面ライダー=バッタの改造人間がバイクに乗り、ライダーキックでショッカーを倒す、この基礎基本を再現しているだけで30数年前の子供時代に帰れたような良い映画だった。
が、クウガに始まる平成シリーズ、配信サイトでリブートされた重厚なライダーにどっぷり浸かってる方々には評価が低いのではないかなとも同時に思った。
映画としてはテンポ感が早過ぎる、シナリオあって無いような感じ、カメラが揺れ過ぎで疲れる等々金かけた同人だなと言うのが感想。
庵野監督信者にはおすすめできる
平成シリーズのシナリオは良いが演出演技がクサくてちゃっちで見れない、リブートはそんな仮面ライダーは高尚で重いテーマじゃないだろw
(実はどちらも間違い。仮面ライダーはあくまでも小学生までの子供向けだが実はテーマは重い、リブート物も昭和シリーズって設定上非常に重いので)って言うゴリゴリの思い出補正でしか仮面ライダーを見ていないにわかにもおすすめ
赤いマフラー
ストーリーも格闘シーンもイマイチ・・・
「シン・ゴジラ」に始まる庵野秀明が携わる「シン・〇〇」シリーズの4作目。年代的には仮面ライダー世代ではあるものの、子供時代にライダーを観ていなかったので、懐かしさというものはあまりありませんでしたが、「シン・〇〇」シリーズとしての続き物と捉えて観に行きました。昔の作品を知っているゴジラやウルトラマンと違って、新鮮な眼で観ることが出来ましたが、その反面全く従来作品を知らずに観に行ってさっぱり理解出来ずに轟沈したエヴァンゲリオンの記憶もあるので、観る前はドキドキでした。
結果、背景も含めてストーリーや人物描写は理解出来ましたが、正直ゴジラやウルトラマンと違ってスケールが小さいというか、描かれている世界が主人公周辺に限定されていて、あまり心躍るような高揚感を得ることは出来ませんでした。
特に「シン・ゴジラ」は、東京を舞台にゴジラが暴れ回る展開で、非常にリアルに再現された東京の街が破壊されていくシーンに大いに興奮させられたものですが、本作では人気のない巨大プラントや屋内での戦いがメインであり、その迫力の少なさにちょっと拍子抜けしてしまいました。まあ等身大ヒーローの仮面ライダーに、ゴジラのようなものを求めても詮無いのですが、ショッカーが一般庶民を苦しめるシーンが全く描かれておらず、その結果ショッカーに対する恐怖とか怒りとか言ったものが観客サイドに醸成されないので、戦いが非常に平板に見えてしまいました。
ショッカーの親玉が、AI(人工知能)であるという設定は、今様の仮面ライダーを演出するという意味では興味深いものでしたが、登場機会が少ししかないため、最終的にあまり印象に残らなかったのが残念。もう少しライダー達との戦いに関与する場面を描いてくれた方が良かったような気がしました。
また、浜辺美波演ずる緑川ルリ子と森山未來演ずる緑川イチロー兄妹のキャラクターが、大した伏線もないままに大きく変化してしまった点も、「えっ」と思わざるを得ませんでした。単純明快な勧善懲悪物にせず、悪役も辛い過去を背負っていることを描くという手法は、鬼滅の刃などでも見られた展開でしたが、それにしては人物描写が浅い感じがして、悪く言えば子供騙しと感じたところです。
池松壮亮演じる本郷猛と緑川ルリ子の関係も、出会った当初は非常にドライな感じだったのに、あっという間に信頼関係を通り越して恋愛感情のレベルにまで発展してしまうのも、人間の感情ってそんなに単純なものかしらと思わざるを得ませんでした。
肝心のアクションシーンも、空を飛びながら格闘するシーンはチープそのもの。地上での戦いは、血がドバっと出るところだけが妙にリアルでしたが、大味な展開に終始しており、今一つでした。特に最後の戦いは、動きそのものが緩慢で、それをカバーするためにカメラを敢えてグラグラさせて臨場感を出している感じがしたのが非常に残念でした。
そんな訳で、仮面ライダーを初めて本格的に観ることが出来た本作でしたが、中身の方は「シン・〇〇」シリーズの中でも残念ながら最下位だったんじゃないかと思えましたので、評価は★2とします。
「シン」要素の答え合わせを楽しむ映画
シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンと観てきて庵野監督の「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」というのは各作品に仕掛けられた「シン」のダブルミーニング要素という謎かけを予想して見つけ出すオタク向けの高度なナゾナゾ遊びなんではないかと思う様になってきた。
今作の「真」要素ってのは、TV版よりも石ノ森先生の漫画版に寄せた感じな部分なのね。
ラストは、そうきたか!という感じなので、ピンと来なかったら漫画版の結末でググって欲しい。
一方、ライダーキックが昭和ライダーっぽいカット割りだったり、ここぞと言うところでテーマ曲が流れる演出はTV版にもリスペクトが感じられて大満足だった。
そして賛否両論ある「新」要素だけれど、仮面ライダービジュアルについてはあくまで改造人間である事を隠す「仮面」であるという漫画寄りの解釈を敷衍した結果だと思うので、個人的にはアリだった。ただ「怪人」をやめて「オーグ」にしたのはちょっとミスチョイスかと思う。
「神」要素はAI部分なんだろうけど、まんま別の石ノ森先生作品なキャラが出てきたりするのは、次の「シン」企画への伏線だったりするのだろうか。
仮面ライダーはスーパーマンなのか?よくわからんショッカー軍団・・
(顧客でもある)庵野監督のライダー愛が炸裂!入場特典は、目的の一つでもある西野七瀬演じる「ハチオーグ(返信前)」だったので万々歳!もう一枚は「豚男」じゃなく「コウモリオーグ」・・・。
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