シン・仮面ライダーのレビュー・感想・評価
全647件中、321~340件目を表示
緑川ルリ子はポカポカする
導入で掴まれて、その後の(超)駆け足に少し萎えたのだが、中盤からの展開は胸熱でした。心情が滲み出る描写がほとんどない(苦手?)ので敵味方含めて入り込み辛いですが、上手く脳内変換出来れば非常に楽しめる作品だと思います。一作の映画にしちゃった所が何よりも凄いのかな笑
「緑川ルリ子」と「一文字隼人」そして「K」、オマケに「サソリオーグ」と「ハチオーグ」。この辺を眺めに行くだけでもアリなんじゃないかなー、って思いますよ。肩の力は抜き放題でね。
あー面白かった!!
誰や!つまらんて言ったやつ!!
割と難しい設定
Kのポジションが最後までよく分からず
ハリウッド(Disney)が仮面ライダー撮ったらどうなるかな?って想像してしまいました。
この時点で、僕はシン・仮面ライダーをポジティブに評価をしてないのでしょう。
好きだったのはサイクロン号のデザイン、トンネルのバイクチェイスシーン、ライダーキックのカット、西野七瀬の演技。
好みじゃなかったのは庵野秀明監督色の強い画角、ライダーのデザイン、怪人のボディのデザイン、シーンのぶつ切り具合、ストーリーテリングのまずさ、説明台詞の多さ。特にライダーのデザインはTHE FIRSTの方が好みでした。
既視感の強いシーンやカットが散見して、多少お腹いっぱいでした。
シン・ゴジラやシン・ウルトラマンが好みだったのは樋口監督の演出が好きだったのかと気付かされた一本でした。
あくまでも1作目のリメイクです
あくまでも1作目、本郷猛+一文字隼人版の劇場版です。現在のド派手な仮面ライダーしか知らない人が、その前提を知らずに見てしまうと不満たらたらになる映画だと思います。シン・ウルトラマンも、いまの技術なら「パシフィック・リム」みたいなもっとリアルな怪獣を作れたのに、あえて着ぐるみ感を出したように、本作もやり過ぎないように作られています。飛び上がって空中で回転して地上にいる敵をキックするシーンを、最新技術を使えばワンカットで作れるのにあえてカットを割る。ただ、あまりにもテレビ版の映像に寄せすぎて、ただの「新解釈のリメイク」になってしまい、もっと新しい映像が見たかった残念さがあります。事前情報なしに観に行ったのですが、エンドロールに大物俳優の名前が何人も出てきて「この人どこに出てた???」。一人だけポスターにも名前がない人がいますね。これから観に行く人はお楽しみに。私はいまだにわかりません
全体的にオマージュが強すぎる
一文字に託した!!
まず初めに、ストーリーがいきなり始まります。驚くと思いますが、ちゃんと、あとから説明されますのでご安心を。。。
仮面ライダーと言うことで、お子さんも観るような作品と考えると、ちょっと敷居が高く、仮面ライダーを知っている大人向けの仮面ライダーです。
内容はネタバレになるので、極力控えますが。。。
兎に角、一文字隼人役の柄本佑さんがカッコよすぎる。
颯爽と現れ、主役を喰う勢いで駆け抜けていき、物語も一文字に託して、締め括られます。
評価は、戦闘シーンでの過剰表現による低年齢層への配慮で−0.5、次回作への期待を込めて☆4.5といったところです。
まだ、ご覧になっていない方、是非ご覧になってみては如何でしょうか。
懐古世代の中高年をガッカリさせてしまった!
口コミが両極端なので、気になって観てきた。そうそうたるキャスト陣。今時のVFXの映像。なのに映画のモチーフが掴めない、世界観がよくわからないうちにラスボス出てきて強制終了。仮面ライダーの家族愛?恋バナ?友情?がテーマ?子門真人さんの懐かしい、あの歌声と森山未來さんの美しい舞いの数シーンだけが記憶に残った。石ノ森章太郎先生の原作世界観はサイボーグと化した島村ジョウやフランソワーズの嘆きに始まり、昆虫人間に成った本郷猛の苦悩と葛藤に終わると言っても過言ではないと思う。そこをもっと描いて欲しかった。例の変身ポーズやライダーキックを見せるなら、現在地上波で放映中の仮面ライダーギーツの方がよほどカッコいい。懐かしさに誘われて観に来たであろう、かつての仮面ライダーごっこをしたおじさん、おじいさん達にため息をつかせる映画になってしまって残念至極。
今回は「信」とか「心」なんじゃないかと
まず思うのが浜辺美波が石ノ森章太郎の描く美少女の感じがすごく出ている点、いい配役だと思います。予告編をみたときはタキが女体化したものだと思っていたのですが、オープニングではアニメのキカイダーゼロワンのオマージュみたいで、しかも緑川ルリ子と名乗っているし。
そのルリ子の説明ではショッカー側のフィクサー的ポジションにはロボット刑事Kと石ノ森章太郎のスターシステムみたいな感じになってます。その他諸々、立花藤兵衛など原作の登場人物を同名のまま役割変えて使っています。(もしかして、原作の漫画は今回のような設定になってたりするのかな?)
音楽も昔の楽曲っぽいやつが使われており、庵野秀明にしては原作の匂い出し過ぎな気がしましたが、結局は人類補完計画なのかと・・・
戦闘員から吹き出る血しぶきが強調されてますが、サイボーグではなく人間ということになっているようです。恐らくバイオテクノロジーの産物ということなのでしょう。それを一撃で仕留める力を持っているという確かに人間離れした力をもっていますが、これまでのシン○○のような神の力という感じではなさそうです。
対するショッカー軍団もオーグメントと呼ばれる怪人をリーダーとした小隊で本郷猛に襲いかかるわけですが、一体倒されると次の怪人(オーグメント)がシルエットで登場という連続活劇感を感じさせる味付けは良かったと思います。
戦闘アクションシーンが若干しょっぱい感じで、ドラゴンボールのような空中戦はさすがに若さを感じました。アクションシーン全般を通してあまり殺陣を重視してないというかカット割りでぼやかすところが多かったように思います。
サバクトビバッタの相変異や昆虫の強弱順が逆順だったり(昆虫のダイヤグラムではバッタより蜂のほうが強いし蝶はバッタより弱いですよね。)結局はプラーナで決まるという、恐らくそれっぽいだけでいいというところでしょう。(蝙蝠は哺乳類ですし)
一番気になったところは、ルリ子が胸を借りるところ。
物凄くあざといところなのですが、このタイミングでそんなこと言わないでしょ。絶対、無理やり偉い人に言われて追加したのだとも思いましたが・・・
もしかして、あざとくないのでしょうか?
何だかんだ考察で楽しめたのですが、これまでのシン○○のようにばっちりキマッているわけではなく相当粗削りな感じでしたね。
春のタイムマシーン
映像がグロテスクだとか、CGが陳腐だとか、ストーリーが暗いとかといった批判が多いですね。でも、それこそが監督が作りたかったものなのです。
つまりこの映画はテレビ特撮としての仮面ライダーの再現、さらには仮面ライダー1号、2号の時代、オイルショックのあの時代を再現する映画なのです。
グロテスクで、陳腐で、暗い世相、それが昭和仮面ライダーの登場した時代そのものなのです。
この作品はタイムマシーンだと思います。50代後半の私は、小学生時代の土曜日7時半に戻ることができました。まだ生まれていなかった人は、令和という離れたところから昭和を眺めるのではなく、ぜひこの時代を体感してください。体感というのは、映画というメディアだからこそできる経験です。
庵野監督作品には変な用語が沢山でてきて、話が理解できない、という方も多いようですね。大丈夫です。無視してください。
庵野監督の繰り出す変な用語は、雰囲気作りのためのブラフなのです。エヴァは難解なストーリーが話題になったので、何か背後にしっかりとしたストーリーや思想の様なものがあるのではないか、と詮索している人が多いですよね。でも本当は何もありません。何も無いからこそ、ただ難解な用語を感覚でばら撒いたからこそ、エヴァが難解な作品であると当初誤解されていたのです。
庵野監督は感性の巨人なのです。理性的なことはほぼ無視しているからこそ、素晴らしい作品が生み出せるのです。庵野ワールドは考えるものではなく、感じるものなのです。
だからこの作品は、映画史に残るタイムマシーン映画となることができたのです。
かっこいい日本のヒーロー
全647件中、321~340件目を表示










