シン・仮面ライダーのレビュー・感想・評価
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面白かった!!も一度観たい!
TVシリーズの最初の、風を受けて変身する1号ライダーと、石ノ森章太郎の原作の仮面ライダー、この2つへの、揺るがないリスペクトが、まず、ステキです。
そもそも、、改造人間って?
、、、、という、当時の、子どもたちのオタクな疑問に、その頃の子供の一人として、しっかり妄想して描いているのがまた、いい!
石ノ森章太郎の漫画に出てくる脇役の女性は、子供には耐えきれないくらい、母性的な色気を持っていて、緑川ルリ子を浜辺美波にさせたあたり、うん!分かってるな!庵野さん!
浜辺美波さんは、滑舌だけもうひと頑張りしてほしいけど、すごく良かった!石ノ森章太郎の描く女性を体現しつつ、庵野さん的ヒロイン(綾波レイ?)の要素も表現してましたよね!
賛否両論、上等!
もっと盛り上がって欲しい!
傑作! 泣けた。仮面ライダーを知った!
こんなに泣けるとは思っても見なかった。深いところに届く感動があった。私は原作を読んだことは無いのですが、石の森原作が描いてみせた精神世界に忠実な映画だとすると、石ノ森章太郎さんに乾杯です。素晴らしい。(多分、映画には、さらに現代的な、ヒトに関する最先端のエビデンスや洞察が反映していると思われる。それが映画を見る私の心の深層を刺激し、ふるわせる。そういう意味で監督の庵野さんは観るものの想像力を喚起させる確かな技量と、人という存在への深い洞察力を持っている。)
二、三度ほど涙がとめどなくこぼれ溢れるのに任せたままスクリーンを見るしかない時があった。感動した。これは人間の現代的な基本問題へと目を向けさせ、それについて個々の人に想像させ、考えさせる真の(シンの)、そして真摯な芸術的映画だと思った。傑作!
単純に面白かった!
仮面ライダー自体あまり興味がなかったのですが、はじまって数分で引き込まれてしまいました。子供の頃テレビで観た仮面ライダーのアクションや手法などを取り入れつつ、多少分かりにくさはありますが、スピーディーで迫力がある映像になってたと思います。
ユニークなオーグメント達や戦いなどにワクワクし、ライダー達やサイクロン号もかっこよかったです。展開があっけらかんとしており、本郷猛とルリ子の暗い部分も重くなりすぎず、バランスが良かったかと。
昔テレビで観たショッカー軍団はバッタバッタと倒され、人間(元?)である事を忘れさせる所がありましたが、戦いで血を流す姿は、仮面ライダー・本郷猛の戦う事への葛藤を現したかったのでしょうか。
ラストの戦いは他の戦闘シーンと比べ、やや失速気味のように思えました。制作の意図や表現なのかもしれませんが、クライマックスには少し物足りなかったかな。
独特なセンスなど、庵野監督にしか作れない作品で、一見の価値ありだと思います。内容が違うので当たり前かもですが、シン・ゴジラとはテイストがガラリと違っている部分も良かったです。
1号と2号のバランス
仮面ライダー世代ではないため諸々前情報なし。
面白い。
敵キャラをどんどん倒す展開にダイジェスト感はあるし、人物背景はあまり語られないため、どのキャラクターにも感情移入出来ず淡々と進む感も。きっと裏にはもっと色々あるんだろうと想像してみるも、物語を俯瞰して見ている感覚。
メインのルリ子と本郷の繋がりも薄く感じる。
因みに一部不評そうなチープな戦闘シーンは気にならず。それが似合う雰囲気はある。
しかし。
あるシーンからグッと。
一見分かりやすい明るい2号のキャラクターが空気を変え始める。(もちろん2号にも色々あるはず。と、想像。孤独なはずだ。)
そして、本郷が一文字を呼び捨てにした瞬間。その時に感情を上手く表現出来ない本郷のキャラクターに魅了されていたことを知る。孤独な2人が繋がった瞬間。
2人がタッグになった瞬間にやった!と、思わず立ち上がりそうになる。単純にカッコいいし、なんだか本郷の変化が嬉しい。
やがて、本郷がルリ子に救われてたいたことにもはたと気づく。
池松壮亮も柄本佑も素晴らしい役者だ。ムードを醸し出し、ムードを隠す。あの2人だから良かった。キャスティング最高。
そういえば森山未來は森山未來だった。よいダンサーであり(あの舞!)よい俳優。長澤まさみも長澤まさみ。楽しんでた。西野七瀬は変身後の声の演技が思いの他良かった。
美少女マリオネット幻想 その他の幻想
ようやく見るました、
昔、仮面ライダーは、ちょっと怖くて見られない時期があった。怖いだけじゃなくて、怪しい雰囲気があった。
今作も、「お嬢さん」が、何度も操り人形にされちゃうという描写があるんだけど、「美少女マリオネット幻想」みたいな感じで、かなり怪しい。エネルギーを女主人に差し出して死んだりっていうのも怪しいし、そもそも、知らない間に勝手に肉体を改造されている、というのも相当だな。
元の『仮面ライダー』には、そういう変な幻想もたくさん入っていて、それを一個一個取り出して、楽しむ映画なのかなー、と思うと結構、面白かった。
アップロード計画は、よく分かんなかったけど…。
CGもアクションもチャチで、とにかく酷い、みたいな感想を書いていた人がいて、総ツッコミを食らってたけど、まぁ、評価が分かれるのは分かる。
一号ライダー世代には
震
予想以上
サイクロンで走る姿はカッコいい!けど…
小さい頃から仮面ライダーが好きだったので、一体どんな作品になっているのだろうと興味があり鑑賞。
サイクロンに乗って変身するシーンなどはカッコいい!と思ったけど、アクションはあまりという印象。
シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンも観たけれど、それらと同じ特撮のクセ(?)みたいなものを感じた。仮面ライダーはウルトラマンやゴジラとは違って等身大であり、あの生身だからこそのアクションが良さだと思っていた故に、そこが少なかったのは残念。
また、作品に色々詰め込もうとしすぎている感も否めない。ショッカーそのものやシステムに関する設定が小難しく、もっと作品に活きてくるのかと思いきやそうでもない印象。
ショッカーにもあまり恐ろしさが感じられない。(世界征服でなく人類の幸福がショッカーの掲げる理念ということなので、人々をあからさまに恐怖に陥れる描写は必要ではないのかもしれないが。)
もっと怪人一人ひとりの能力を引き出したストーリーも欲しかったし、それをしようとするとあの作品時間であの怪人の数には無理があるのでは。
他方で俳優陣の演技は素晴らしく、仮面ライダーの葛藤はよく描かれていると感じたし、庵野監督の仮面ライダーへの愛はしっかりと感じられる作品だったと思う。
情報は昔のパチンコで少しだけでしたが…
うーんいまひとつ盛り上がらない
サイコーにカッコいい
ありがとう、そして…
この映画は、庵野監督の「仮面ライダー」という原作漫画やテレビ版初期作品に対する愛と、いつものアニメ制作現場とは勝手が違うことに苦しみもがく姿を見せられるという作品です。
個人的には原作漫画のキモであるシーンをラストに引用してくる庵野監督は分かってるな、と泣けてくるのはいいとして、
役者も頑張っているし、全編にわたって庵野監督の仮面ライダー愛で貫かれていて、それだけで満足しそうになる。
しかし、
物語の設定を放映当時とは変わってしまった時代背景や敵の存在を現代に合わせて改変するにしても、
当時の怪奇ドラマのような雰囲気は保ったまま、結局はエヴァになっちゃてるし、
当時のアクションを現代風にアレンジできたはずなのにショボいし(肉弾戦ならいろいろハリウッドにも参考になる作品は数多くあるはず)、
(わざとなのか)カクカクしてすぐバレる(しかも何をやっているか分からないシーンまである)ほどチープなCGだし、
社会との接点が希薄だし、
(これだけ暗躍できる敵組織ショッカーとの繋がりも少しは疑うべきなのに)政府機関を妙に信用するし、
いろいろ粗が多いのも事実。
更に登場人物の感情に対する描写が不足(邦画にありがちな大袈裟に泣いたり叫べばいいという意味ではない)しているので、
例えばあのラストに至るまでの感情描写が希薄なので原作漫画を知る者以外には響かない。
本当に勿体無い。
それでも「初代を知る世代の代表として制作してくれた庵野監督ありがとう!」と言いたい。
そして「もっとなんとかなったのでは?」とも言いたいのです。
おもしろかったです。
アクション、演技は申し分ない
戦闘シーンも迫力があり楽しめましたし、俳優陣の演技も良かったです(本郷猛はもう少しセリフに抑揚があってもいいとは思いましたが)。特に柄本佑はああいう演技も出来るんだと強く印象に残りましたね。主人公達をはじめキャスティングも良かったです。またコスチュームやバイクの造形もカッコ良くて、かなり気に入っています。
映画自体の感想です。
全体構成としては把握できますが、序盤の足早感や、場面が切り替わる箇所が他の映画に比べると多くあったので、こちらで考えてシーンについていかなければいけませんでした。そのあたりも原作のライダーを意識した部分とは思います。テレビ放送なら受け入れられますが、映画となると私には気になるところでした。
(本音を言えば、アマプラとか配信サイトで複数話にして、テンポを落として観たい気もします。そうなると映画館での臨場感は無くなってしまう訳ですが)
総評としてはキャスティング、演技、デザイン、アクションシーン、ストーリーいずれもいいです。ただテンポ感だけが受け入れがたいものでした。滅多に投稿しない感想を書いている時点で、語りたい気にさせる映画なのですがね。
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