シン・仮面ライダーのレビュー・感想・評価
全886件中、681~700件目を表示
ありがとう庵野秀明!
庵野秀明監督のシンシリーズで、我が幼少期の昭和のヒーローが令和の世にどう復活するのか、興味津々で観に行きました。
本郷猛と一文字隼人の人物設定、緑川父娘との関係性、ショッカーという組織の目的など、オリジナルの設定に敬意を払いつつ、新しいものを作ろうとする気持ちが嬉しい。
旧1号ライダーの全身ダークグリーンのラインなしコスチューム。マスクからはみ出す後ろ毛。変身ポーズなしの風圧だけの物理的変身。変身ポーズが導入されてどこか幼稚さを感じて反発していた私は、そこをだいじにしてくれたことに大感謝です。
加えてサイクロン号の変形や、マスクの取り扱いへの矛盾や疑問を解決してくれた設定、なぜ2号ライダーが変身ポーズを取り入れたのかについて納得できるシーン。それならオリジナルで新1号が変身ポーズを取り入れたのかの説明もつくと感心しました。
庵野監督自身も自分の中で不可解に感じていた部分に整合性を持たせたいと思っていたのだなと共感。あー、なるほどねえ、うんうんとうなずく場面が多数ありました。
アクションシーンは血しぶき飛びまくりでしたが、まあそりゃそうなるわなと。殴って倒れて終わりなんてあり得ませんね。そこらが年齢制限がついている理由かな。ということは小さな子供むけじゃなく、大人向けの作品なのねと今更ながら納得。
CGはかなり荒っぽい作りだが、これはワザとでしょう。オリジナルやあのころの特撮にありがちな、糸がみえるとか、模型や合成丸出しの雰囲気をCGの中にも取り入れて、郷愁を誘ってくれているんだと思います。棒読み的な台詞回しも同様の演出だと楽しんでました。
ストーリーは、仮面ライダーだけでなく、石ノ森作品に貫かれる人の哀しみ、辛さ、そして幸せとは何かを主人公が苦しみながら探していくというコンセプトに沿ったものでした。それでいてヒーローもののレベルを超えない程度に深くなりすぎないように、抑制が効いている。 立花のおやっさんやFBIの兄ちゃんは出ないのかな?なるほど、そういうことか、というシーンもありました。
続編がないことを前提に、これだけたくさんの楽しめる要素をぶち込んでミキサーにかけて、ミックスジュースを作ってくれた庵野監督とスタッフに感謝です。美味しかった。ロボット刑事のトッピング付きが嬉しかったです。
変わらぬもの、変わるもの、変えないもの
平成から令和と仮面ライダーも
どんどん進化していて、もはや原型を留めていない。
もちろんいまの仮面ライダーもかっこよいのだけど
まぁ元来の仮面ライダーとは違うなぁと、
昭和女は思うわけです(笑)
やはり仮面ライダーのカッコ良さは
原点でもある仮面ライダー1号や2号なのです🦗
それが本作で現代に現れたらそりゃ胸熱です🔥
.
.
池松壮亮演じる本郷猛も
柄本佑演じる一文字隼人も、
しっかりとオリジナリティを保ちつつ、
現代風にもなっていてよかったです。
怪人たちもいいですねぇ🦂🕷
エンドロールを見て初めて豪華すぎるキャストに
驚きました。
唯一分かったのはカメレオンのあの子かな🤣
緑川イチロウ(森山未來)の戦闘シーンは
森山未來の華麗な舞踊を見ているようで
とても美しかった。さすがです👏
.
.
「3」なのは、121分の長尺の割には
内容がちょっと追いついてない感じでしょうか🤔
やはり特撮ヒーローものは30分くらいが
ちょうどよい。映画にするなら90分くらいが
ダラダラとならずいいような気がします。
仮面ライダーと庵野どちらに軸を置いて観るか
この監督の絵造りが好きなので予備知識なく勇気出して観てみました。前2作にある終末感がなく、そうかこれは仮面ライダーだからな、と途中から観る角度を変えてみたり。映画の選び方は人それぞれですが、庵野作品はある程度論理的に物事が進むので、脚本の矛盾が気になって話が入らないような事がなく安心できます。後半の表現は他の方が仰せのように「エヴァで慣れ」てます。
少し半端に振れれば「キャラ映画」と言われそうな内容ですが、きちんと物語だったのは初期ライダーが築き上げた枠組みや御約束事を守られていたからなのでしょうね。幸福とは何?という擦られ続けるテーマをあえて淡く描き、大人ヒーローの心情をデン!と前に置く潔さが決め手かなと思います。
過去作に見た哲学や社会派な雰囲気と遠く戸惑われる方もいるのでしょうが、これが庵野監督自身を築いてきたもので、スクリーンを通してその「よさ」を共有させられている感覚がなんとも面白いですね。
懐かしさと新しさの融合
YouTubeで公式アカウントが仮面ライダーを公開していたのでそれを少し視聴してから映画を観ました。
懐かしさと新しさが融合したような雰囲気で、リアリティーを追求しないアニメ的なCGの使い方とか演出がとても面白かった。
本郷猛の仕草などから感じるコミュ障、陰キャ感も良かった。
ウルトラマンより分かった
庵野監督の良さを全く理解出来ないタイプなので
分かっただけでも感動笑
チープさやCGの加減も絶妙なライン
特撮の世界観だと受け取りました。
わざとらしい血しぶきとか
BGMの入るタイミングなんかも
ヒーローモノのケレン味もあって
女性の悪役も良いスパイスになってたし
良かったと思う。
続編があるなら観たいと思います。
こだわり…?
まぁ好きにやったんだろうな、とは思うが一文字隼人の言と違えてスッキリしないのがね、なんとも…
あんなにウンジャラウンジャラ理屈こねる必要があるのかな。あんなに理屈こねなきゃ仮面ライダーの世界の整合性保てないならリアリティラインを変えてゴール設定変更すりゃ良いのに、と思いました。
めっちゃ血が出たり、「暴力」と言ったりするところは嫌いじゃないけど。
めちゃくちゃノリノリでやってた長澤まさみや西野七瀬は正解だったと思います。浜辺美波も青く光る目が画になってた。
しかしCGでしか出来ず、CGにしか見えないアクションはいただけない。少なくとも仮面ライダーとしてはいかがなものか… シン・エヴァもそうだが、そのあたり庵野はこだわりないなかな…?
マスクの美しさ
個人評価:3.8
美男美女がつくりだす贅沢な特撮。
仮面ライターのマスクがとても美しく作られており、改めて仮面ライダーというキャラクターデザインの良さがわかる。
庵野テイストだが、特撮のレトロな空気感や演出をそのまま残しており、それが途中から心地よく思えた。
大人が本気になって子供の頃からの夢を果たした様な作品に仕上がっており、愛を感じた。
最高です
言う事なしの面白さでした!
欲しい時に欲しい決めポーズと決め台詞!それでいてくどくなく、完璧なバランスで演出されていたと思います。
シンウルトラマンやシンゴジラとは違い、脚本の面白さやどんでん返しはありませんが、こちらはこれで正解だと思いました。
名シーン集のような構成でしたが、それがいいんです、久しぶりに映画を見て手から汗をかきました!!!!!
映画を観た後、初代ライダーを観ました!
仮面ライダーBLACK RX世代で初代ライダーは観た事がなかった、庵野監督作品なので観に行った。
エヴァのような演出もチラリとあり、庵野さんの映画に出てきた役者さんが勢揃いしていた。
途中テンポが遅く感じたのでセリフは早回しでも良かったような…
帰宅しすぐにU-NEXTの初代仮面ライダーを観て、映画のこの部分をオマージュしているんだぁ!とわいた!
初代ライダー1、2話だけでも観て欲しい。
やっちまったね、『庵野』さん
〔仮面ライダー〕は小学生の頃
リアルタイムで見ていた世代。
とは言え、そこは田舎のこと
首都圏のように土曜の19:30~ではなく
日曜の朝10:00~の、しかもかなり日にちが遅れてからの放送。
ため、初回が丁度、小学校の運動会にぶち当たり、
全校生徒の誰もが(除く、病欠者)
第一話の〔怪奇蜘蛛男〕を見ていないとの
殆ど笑い話。
当然、
新聞やテレビ等でも取り上げられた
「仮面ライダースナック」にまつわる騒動も
良く記憶している。
なんでこんな
やくたいもないことをつらつらと書き連ねているかと言えば、
本作に対しては述べることが殆ど無いような状態。
正直、『庵野』さん、失速してしまったなぁ、と。
〔シン・ゴジラ〕〔シン・ウルトラマン〕の系譜上に在るものだと
てっきり思っていたのに。
いや勿論、古いお話に
最新の科学を取り入れ、リブートするとの姿勢は共通。
が、会話を始めとするギャグはダダ滑り、
唐突感もあり、何故入れたのかすら判然とせず。
トンネル内でのバイクでのチェイスシーンは
〔トロン(1982年)〕で観たかのよう。
パイプラインをぴょんぴょんと
蚤のように飛び跳ねる場面に至っては
〔スパイダーマン〕もかくやで
既視感がありまくり。
目新しさがまるっきり無い。
格闘シーンのカット割りはぎくしゃくでチープだし。
一方で、役者たちの棒読みに近い科白は
捻じれた方向性の原作リスペクトとは評価。
「立花」「滝」等の名前の転用、
バックミラーの形が古い乗用車車の使用、
闘いの場所がダムや荒野等、は
同様の思惑か。
『石森』作品へのオマージュとしては
〔ロボット刑事K〕を出演させてみたりと
それなりに感じはする。
とは言え、構成そのものがかなり陳腐なので、
さほどの補強にはなっていないのが残念。
ざくっと纏めてしまうと、
ザ・昭和の残滓を拾い上げ、新たな要素を付加し紡いだものの、
『石森章太郎』のダークな世界観の再現には押し潰されてしまった帰結とみる。
正義のりこうと併せた、全体を貫くテーマも
どうにも浅薄。
不完全な「良心回路」のせいで
善・悪の狭間で苦悩する〔人造人間キカイダー〕、
「ブラックゴースト」に囚われ(やはり)改造されてしまう
〔サイボーグ009〕と、『石森』作品には近似の設定が多々。
自分に力を与えや者への反逆や
主人公(たち)の孤独な闘いと葛藤。
それだけをきちんと引き継ぐだけでも
十分に面白い作品になったと思うのだが。
世界観と閉塞感
そういえば子供の頃は悪役の存在意義なんて考えもしなかったな、と耽りながら鑑賞してました。
仮面ライダーがどのようにうまれたのか?敵の目的は?味方の目的は?という庵野さん的世界観はゴジラ、ウルトラマンと同じ流れです
一方、ちょっとだけネタバレなのですが
一般人との絡みがほぼゼロなのです
そのためいわゆる内輪揉めに終始するような閉塞感があり、好き嫌いが別れるところになりそうです。
序盤のCGなどはあえて昔風のぎこちない動きを表現しているように見えるのも仮面ライダーの世界らしいと感じるか違和感になるか別れるかもですね。
主人公がやや棒読みに聞こえますがだんだんキャラとして馴染んできます。
キャストも豪華で面白いシーンもあるので興味がある方なら観て損はないと思います。
感情移入がしにくかった
幼少期に仮面ライダーは初代〜RXくらいまで好きで、かなり見ていた者です
その視点からの感想を書きます
庵野監督が手掛けるので、かなりリアル寄りの展開にしてくるだろうと予測してたら、その通りだった笑
これは原作あったのかな?
脚本が庵野秀明と書いてあったから、かなり脚色されているように思う
ただ、それぞれのキャラクターの背景など説明不足の状態で身内が死んだり、急に泣き出したり、戸惑ってたり
なんでこいつはこんな感情になってるんだろう?と疑問が前半に多く出てくる
特に本郷猛への感情移入の出来なさには驚いた
まるでエヴァのシンジくんのように突然震え出したり、泣き出したりして、なんなんだこいつは?感を終始感じてしまった
本郷猛って、藤岡弘のゴッツイ奴をたくさん見てきたから...
なにこいつ?って思っちゃった
過去にも真仮面ライダーって作品で、グロ系の作品あったけど、主人公がこんなにメソメソしてなかったしなぁ
そして、それぞれのキャラが死んだ時に泡になって綺麗に消滅してしまうため、これまた感情移入できない
ルリ子が死んだ時も泡になって綺麗さっぱり消滅してしまい、本郷猛は泣いていたが、こちらはポカーンとしてしまった
敵キャラが泡で死ぬのはいいけど、味方も泡で消えるのはちょっとなぁ
これも原作の設定だったのかな?
あと、シリアスなストーリーに対して、絶望的にBGMがマッチしていない
いや、初代ライダー作品の時の効果音やBGMを、そのまま利用してきたからすごい懐かしかったんだけど、とにかくマッチしてない
冒頭で説明した本郷猛のコレじゃない感がすごく、ストーリーはエヴァっぽいのにBGMだけライダー
仮面ライダーとエヴァ両方好きだけどちょっとこれは、、、
全体的にはストーリーも仕上がってて、アクションもそれなりに楽しめたから、よかったけど、最高!とまではいかなかったかな
原作知らないからこういう感想になってしまうんだろうか?
仮面ライダー原作はどこかで読めるのかな?
少し探してみようと思います
子供の頃の思い出が蘇る
自分はBLACK世代で、初代ライダーの内容とかストーリーはあまり知らない。それもあるからストーリーを新鮮な気持ちで楽しめました。
庵野監督のこだわりの特撮と最新さを交えたこだわりが感じられて、好き好みはハッキリする作品です。監督が好きな人は楽しめて、ニヤリとする部分あるけど、純粋なライダーファンは違うかも?て思いそう。
シンシリーズは作っていって欲しいですね。
残念です。シン、シリーズファンですが。
2回目の感想追記。
勝手な感想だけど、ブラックサンとかぶる
民衆と、ショッカー、ライダーの絡みは、意図的に描かなかったのかと思った。
1回目の。シン、シリーズは、現代社会の現実に、
ゴジラとか、ウルトラマンが実在していたら?
というシリーズだと勝手に思っていた。
このライダーは、それが何も描かれていない。
ただ、コンセプトは良かったと思う。
人類の幸福は、特権階級と、民衆という奴隷で成り立つ。
奴隷である民衆には、何も考えさせずに、
魂の入れ物として存在させておく。最終的には
救済という名の死をあたえる。
これは、マトリックスの世界で、
肉体を発電装置として利用し、
脳内は夢世界の幸せを見せておくと、同じだ。
まあ、中国共産党と人民の関係もそうだけど。
あと、観測者のロボット刑事も、もっと活躍してほしかった。最後覚醒して、出てくるのかと思っていた。
どうせなら、キカイダー出てくれば?
仮面ライダーブラックサンは、良かったよ。
あっちが、良すぎて、それ以上を期待してたのに!
親父さんとの絡みとか、やっぱりそういうのも見たかった。
人間関係の絆を端折りすぎ?共感が湧かない。
泣きすぎ。
本郷猛の本気の変身ポーズの迫力が見たいんだよー!
ブラックサンでは、西島の本気が伝わるぞ!
懐かしさ+
子供時代に夢中になって見ていた仮面ライダーなので、とても懐かしい+新しい要素が入っていて楽しめました。一番の新しい要素は、血がドバドバ出てることでしょうか?スピード感も増し増しでしたね。最後が人情話的に終わってしまったので、それが少し残念でした。庵野監督の「シン」シリーズの常連役者さんが沢山出てます。そうだ、「K」は「ドクター刑事K」ですよね。
仮面ライダー旧1号のファンへ
仮面ライダー旧1号の現代のファンへのプレゼントのような映画でした。緑川ルリ子と本郷の関係、なぜ2号が現れたのか?ショッカー首領の正体は?昭和の時にはあやふやだったところが見事に描かれていました。やはり庵野秀明監督は職人気質なんだと思います。とてもライダー愛に溢れた映画でした。ありがとうございました。
こういうのでいいんだよ
シンウルトラマンの時もそうでしたがアクションシーンがカッコいいので細かいことはいいかなと思い素直に楽しめました
冒頭20分と2号との共闘シーンは特に熱くて好きです。
全886件中、681~700件目を表示