シン・仮面ライダーのレビュー・感想・評価
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石ノ森先生の雰囲気が出ていた
原作は未視聴、未読でシンシリーズが好きで見に行きました。
シン・ゴジラ、シンウルトラマンとはまたちがった作風に仕上がっていたと思います。
個人的にはシンシリーズで一番好きでしたが、人によっては合わないのかなとも思いました。そのため、賛否両論なんだな、と感じました。
石ノ森先生のサイボーグ009が好きで、原作をすべて読んだ私としては、優しすぎる主人公、自己犠牲というところに石ノ森先生の作風を感じました。そこはとても嬉しく、テンションの上がるものでした。
ただ、少し残念な点をあげるとすると、セリフが聞きづらいところ、またトンネルのシーンが見づらいところが挙げられるかと思います。
杞憂
「シン・ゴジラ」の発明的傑作に胸躍らせ、
その期待を「シン・ウルトラマン」で叩きのめされてから1年足らず。観るかどうかかなり悩みました。
小さいホールでしたが客は多く、
ほぼ男で年齢層高め🤣
冒頭の戦闘で気になったのは、
血が多い🩸
オーグ全員、マスクをしてる設定は分かるが、
声はアテレコで良いと思うけどなあ😩
聞こえ辛い。
古き良きのリメイクなので、
説明セリフは仕方なく、
逆にバークボーンが分かり易くなり有難い。
キャラ設定は行き過ぎたくらいで丁度良い。
長澤まさみも森山未來も良いと思う👍
その分、柄本のナチュラルさが逆に浮く。
ルリ子のキャラは、
もっと色の付いてない女優か、
新人くらいの方が良かったかな。
美波ちゃんは好きですが迫力が無い。
心配していたストーリーは、
意外とちゃんとしてた。
それぞれの闘いがその後の展開に意味があり、
カタルシスもあるので高揚感もある。
仮面ライダーvs仮面ライダー、という闘いは、
昨今のTV版と同設定にしてあり、
オールドファンには斬新かもしれないが、
20代以下には共感を呼ぶだろう。
結果、そこそこ楽しめたかな。
今後の心配は、
竹野内と斎藤を出していたが、ユニバース展開するならば、彼らの扱いはどうなるのか。名前が過去作と違うのも何故なのか。
一番萌えたのはサイクロン号でした🏍😁
カードは、コウモリとハチでした。
追記
オリジナルのテーマソングを流すだろうと思ったが、要望としては現代版にアレンジしたテーマソングを聞きたかった。
都市伝説
ライダーキックが超絶カッコイイ。
初見では「おお♪」と声をだしてしまった。
仮面ライダーの造形も大好き。
いちいち絵が決まるオリジナルのデザインに原作者のセンスを感じてしまう。
オープニングアクトが素晴らしく、改造人間とはどういう類のものなのか凄く伝わってくる。
規格外の力に翻弄され、生存本能が故に他者を駆逐する様が描かれていた。石森章太郎原作の陰惨たる空気感を作品全体からも感じられたように思う。
ただ…脚本が雑すぎないか?
編集もアングルも、映画ではなくまるでコミックに準拠してるような感じで…そもそも映画にする気がないのかとも思う。
「仮面ライダー」というタイトルは、今やファンタジーである。監督はファンタジーではなく、令和のこの今現在に、仮面ライダーを存在させたかったのかと思う。
どこかにショッカーという秘密結社があり
政府に特殊対策部隊があり
人知れず、組織と戦いその凶悪な野望を阻止し続けている仮面ライダーが、いると。
物語は脱走から始まる。
組織は刺客を次々と送り込む。
とてもとてもミニマムな世界観で描かれていく。
大々的な侵略戦争やテロをショッカーが起こす事はない。まだその前夜というか、決起にまでは至らないのかと思う。
そんなタイミングで、組織の秘密を知る人間が脱走するのは致命的だ。だから刺客を送る。
ほぼほぼ、その筋から離れない。
ショッカーが大量殺人をするような事もない。
水面下で粛々と牙を研ぎ世界への悪意を増幅させていく、悪の秘密結社ショッカー。
だから、誰もその存在を知らない。
ファンタジーではなくリアリズムを。
現実と紐付ける設定を。
2023年4月3日21時45分
コロナ対策が緩和され、新入社員達がカラオケボックスから、浮かれまくって大挙して出てくる今、現在も、仮面ライダーは、戦い続け、悪意ある野望を尽く粉砕していっているのだ、と。
監督はそんな仮面ライダーを撮りたかったのかもしれない。
強化スーツが洗濯できるとかは欲張りすぎた感もなくはない。
斎藤工の参戦は、シン・ウルトラマンとの関連を想起してしまう。滝と立花(オヤッサン)そう来るかーって感じではあったけどキャスティングは変えても良いように思う。
一体、何を見せられているのだろう
冒頭、バイクに乗った池松壮亮と浜辺美波が、ダンプカーに追走され、挟まれるシーンの疾走感には、これは面白いかもと期待させるものがあった。しかし、浜辺美波がクモオーグに捕まったところに、突然変身した仮面ライダーが現れ、血しぶきだらけの戦闘を経て助けたところに、父親の博士が現れ、聞き慣れない言葉を交えて仮面ライダー誕生の秘密を語るうちに、再びクモオーグが現れ、二人の目の前で博士が殺され…と観ていくうちに、一体、何を見せられているのだろうと思ってしまった。
あくまで仮面ライダーファン、特撮ファン向けに作られた作品なのだろうから、各種オーグメントのビジュアルや、プラーナ、ハビタットといった言葉や概念にも、面白がらなければ付いていけない。
役者陣が映画らしい魅力的な顔ぶれで、予告編やポスタービジュアルから、スタイリッシュな映像を期待していたのが、見込み違いというところか。
実際の主役である浜辺美波は可愛かった。池松壮亮は影が薄く、マスク越しの声が聞き取りづらい。仮面ライダー2号の柄本佑の方が声も通るし、キャラクター的にも面白みがある。
ラスト、死んだ二人の思いを継いで、バイクで橋を疾走する姿を空撮で捉えるカットは後味が良く、エンドロールの子門真人3連発は嬉しかった。
2号の仲間になる流れが雑じゃない?
仮面ライダーのことはほとんど知らない人間だが
庵野監督ということで見た
仮面ライダーは二人とも棒読みっぽい感じがするし会話が少ない
流暢にしゃべってセリフが多い浜辺美波が主役というイメージが強い
でも、途中でいなくなってしまうんだよな
全体的にアクションシーンは良かったと思ったが
量産型ライダー(?)とか全体的に
画面が暗いのでなにやっているかわかりにくい部分があった
設定はなんとなくわかりにくい用語でごまかしている感じがしている
最初で語られたAIを作った資産家とかの話は
後半ほとんど関係なくなったのが気になる
2号が出てきて戦って味方になるという流れが
なんか早いし雑だなと思った
あとサソリボーグの処理がギャグっぽい
ラストは敵を倒して終わりというわけでもなく
仮面ライダー1号もいなくなってしまうので
そこまでスッキリしない感じで終わるので
賛否両論が分かれそうだな
シン、シリーズ見るしかない
ゴジラ、ウルトラマンが刺さった自分は(エバはファンじゃないので?だった)見るしかなかった。果たして賛と出るか否と出るか。結果、いいじゃんコレって感じ。ラスボス戦であれあれ?って所があったが、及第点。今、邦画を劇場で見たいと思わせてくれる唯一の監督、満足でした。
原作をちゃんと知らなくても、原作の面白さを感じられた
考えてみたら仮面ライダーってちゃんと見てた世代ではないんだけど(むしろノリダー世代)、子供の頃に設定聞いて「改造されてバッタ人間にされちゃうなんて怖!」と思ったイメージ通りの作品でした。
シン・ゴジラがめちゃめちゃ良すぎたから、どうしてもそれと比べると万人受けする内容ではなかったけど、なんともジワジワくる面白さがあって私は好きでした。仮面ライダー感と庵野感とエヴァ感がジワジワと。
竹野内豊・斎藤工・長澤まさみの登場もよかった!
そして、藤岡弘版の仮面ライダーをちゃんと見てみたいなって気になりました。
これで庵野監督のシンシリーズも一段落なのかな?
もっといろいろ見てみたい気もするけど、シンシリーズじゃなくてもいいから、庵野サンの作品をもっともっと見たい。現場は大変そうだけど!
かっこいいんだけど…
前半と後半で製作者が違うんじゃないかって思えたわ😅
旧1号のコート姿、ちょろっと出た後ろ髪、サイクロン号…自分的には好きです。
けど後半のCG満載のハチャメチャ具合はちょっと苦笑😅
内容に対して尺が足りない感も出てたなぁ…
あと浜辺美波さんかわいかった👌
シンプルに期待外れだった
言葉を選ばず言うならば期待外れでした。『シンゴジラ』『シンウルトラマン』と、往年の名作特撮のリメイクを製作してきた庵野監督ですが、右肩下がりにどんどんつまらなくなっていると感じます。
アクションが見辛く、設定が分かり辛く、ラストの展開は飲み込み辛い。
「辛という字に一本線を引くと幸せになる」とは劇中の緑川ルリ子のセリフですが、この映画の「辛い」はどうしたって観客には苦痛です。
しかしながら、好きか嫌いかと問われれば私はこの映画が好きです。
面白くは無かったけど、キャラクターは魅力的だし、実力派俳優を採用しているだけに役者陣の演技は素晴らしかったと思います。見せ場が随所にあるので退屈することもありませんでした。
・・・・・・・・・
頭脳明晰・スポーツ万能の天才である本郷猛(池松壮亮)は、悪の秘密結社ショッカーに攫われ、その体をバッタと融合させた怪物へと改造されてしまう。学生時代の恩師でもある緑川弘(塚本晋也)と娘の緑川ルリ子(浜辺美波)の協力でショッカーの基地から脱出した本郷は、ショッカーの殺し屋・蜘蛛オーグからの襲撃を受ける。
・・・・・・・・・
私個人の一番の不満点は、アクションシーンの見辛さです。
アングルの悪さや画面の極端な暗さ。とにかく戦闘描写が見辛い。特に顕著なのが終盤に仮面ライダー1号2号がイチローの元へ向かい、群生層のバッタオーグたちとの戦闘をするシーン。画面が暗くてマジで何も見えないし、敵も味方も見た目が似ているもんだから、敵と味方の判別がつかない。映画館のスクリーンは暗いシーンの描写に強いはずなんですが、それでも見えないレベルで暗い。間違いなくレンタルDVDやサブスク配信が開始されて、自宅のテレビで観たら真っ暗で何も見えないです。
ストーリーも正直ついていけなかったですね。
自分はウルトラマンの知識が無い状態で鑑賞した前作の『シン・ウルトラマン』では、ストーリー展開についていけずに置いていかれました。そのため本作の鑑賞前に、仮面ライダーについてある程度リサーチしてから鑑賞に臨みました。ただそれでも、ストーリーの展開が急だったり、キャラクター設定が説明不足だったりして、普通に置いていかれましたね。他の方のレビューを見てみても、端折られた部分が多いように感じている方が少なからずいるみたいですね。
本作には蜘蛛・コウモリ・蜂・蠍・カマキリとカメレオン・群生バッタ・蝶などなど次々と敵の怪人が現れますが、ほとんど苦戦することもなく撃退に成功します。見どころであるはずの戦闘シーンが流れ作業のようにポンポン処理され、盛り上がりに欠けます。「テンポが良い」というか「やっつけ仕事」って感じに見えてしまいました。
NHKで放送された本作の製作裏ドキュメンタリーについても触れておきます。私はドキュメンタリーは観ておらず、伝聞での情報しか知らないため、間違ったことを言ってしまったらすみません。
本作の撮影現場、撮影した映像を確認した庵野監督がNGを連発し、何度も何度も撮り直すことになります。激怒するばかりで具体的な指示を出さないNGなので、役者陣もスタッフも何が正解なのか分からないまま、繰り返し同じシーンを撮影します。下準備やスタッフとの情報共有やコミュニケーションが明らかに足りていない様子で、撮影現場の雰囲気はどんどん悪くなっていきます。
とある映画レビュアーさんが「庵野監督は準備された予定調和ではなく、アドリブでしか生まれない爆発力を求めているのでは」という考察をしている方がいらっしゃいました。確かにそれも理解はできるんですが、大量のNGを出して大量の撮影をして膨大な映像を編集して、良いシーンだけを切り取って繋ぎ合わせて作成された本作は、継ぎ接ぎで歪な映像に見えてしまいます。特に戦闘シーンは台詞量が少ない分、キャラ同士の位置関係や動きが観客にも把握しやすいように構図や動きを綿密に練って撮影しないと、ごちゃごちゃで分かり辛い映像になってしまいます。本作のアクションシーンは、まさにこの「ごちゃごちゃで分かり辛い映像」でした。庵野監督の狙いが完全に裏目に出ていたと思います。
ストーリーもよく分からないし、醍醐味であるはずの戦闘シーンもイマイチだったんですけど、個性豊かなキャラクターやそれを演じる俳優さんたちの演技には興奮しました。推し女優の浜辺美波のビジュアルの良さもさることながら、個人的に一番良かったと思うのは柄本佑さん演じる一文字隼人ですね。池松壮亮さん演じる本郷が根暗で声のトーンも低いのに対して、一文字は明るくてハキハキとしたキャラクターです。その対比が素晴らしく、二人が揃ったところでようやくこの物語が始まったような感覚がありました。
期待外れで酷い映画だったと私は思いますが、私は決してこの映画嫌いじゃないです。部分的には楽しめましたし、お金が掛かってる分、クオリティは高かったと思います。本作を「庵野監督の最高傑作」と絶賛する方もいるようですし、試しに観てみたらハマるかもしれませんよ?
3回観ました
3/19.21.4/2で3回観ました。
今年8本目
初回にタイトル画面観た時点で映画館で観て良かったと思えました。
戦闘シーンの合成具合が始めは気になってましたが、2回、3回と観ていく内に気にならなくなりました(慣れたのだろう)
仮面をかぶると生存本能が上がると言うが、性欲は上がらないらしい、蠍オーグの失敗例を踏まえたのか?
トンネル内の戦闘も初回では「真っ暗で紅い目しか見えんやん」と思っていたが、2回目以降は慣れてきたのか意外と見えて楽しめる様に。
この仮面ライダーでの残念な点はショッカーが「イーッ!」って言ってくれない所だが、代わりに2号ライダーが言ってくれる所は本来笑うシーンでは無いが笑ってしまう。
1回目、3/19 小牧コロナ
2回目、3/21 モレラ岐阜(TOHO)
3回目、4/2 イオン各務原
まぁまぁ楽しめた
スナック菓子の仮面ライダーカードをそれなりに集めたリアルタイム世代。
(ライダーと言えば1号、2号、V3世代・・・あとは知らん)
だが、当時の内容をまったく覚えていない・・・
主題歌は分かるのだが。
悪評も多かったので、見ないでおこうとも思ったが、見るなら音響含めて映画館で観るべきだなと思い、観に行った。実際、そんなに騒ぐほどひどくないのでは?
庵野監督らしい?、なんだか理屈っぽい話だったが・・・
壮大な話のように見えて兄妹喧嘩な感じもして、ちょっとチープな感はある。
1号の池松は、横道世之介の倉持のイメージが強く、本郷猛と言われてもなぁ・・・と思わなくもないが、若いイケメンじゃなく、やはり適役だったのか。
2号の柄本も、同じく横道世之介の小沢のイメージで・・・ あぁ、高良健吾をどこかに配しても良かったような。あのニヒルな感じの一文字隼人と言うより、若干、コメディリリーフな感が。
1号2号が並ぶと、柄本って長身だったのね、と初めて知った。
若干、安っぽい感じがする場面もあったが、当時のTV版のチープさを表現している?
シン・ウルトラマンの面々が出ているのは、「シン」シリーズだから?
長澤まさみのパートはギャグにしか見えなかったが、やっていることは、なかなかにグロい。よくあんな頭にできたと感心する。
ダムのロケがあるのは仮面ライダー、キカイダーでもおなじみ?だが、ちょうど紅葉の季節での撮影だったのか、画がきれい(総じてロケの背景は良いように感じた)。
1号2号のリアルタイム世代は、とりあえず映画館で観るべき、とは思う。
(今の世代が面白いかどうかは、知らん! これが今どきのイケメン俳優だったら興ざめ・・・日曜の朝のやつでやってろ!になってしまいそう)
エンドロールは、懐かしソングがそのまま聞けて、うれしい。
感動するか?と言われれば微妙だが。
パンフレットは完売で買えなかった・・・
賛否分かれそうな印象
仮面ライダー自体見たことないため一切の情報もないまま鑑賞。
テンポは早いが内容も理解出来るし登場人物達に感情はあまりないが、その中でも関係性の変化などわかるようになってた。
バトルメインでアクションが好きなら楽しめる作品ではないかと思う。
庵野さんらしいカメラアングル、カット割り等少なからずあったが今までのシンシリーズほどクセは感じなかった。
原作を知らない分余計な感情がないのも楽しめたポイントかも。
主題歌とかも無く、仮面ライダーと言えばというあの歌が流れるのはよかったポイントだと思う。
仮面ライダー知らない世代
庵野秀明監督の三作目、シンシリーズは全作みました
仮面ライダーはクウガやアギトが当時あったようなそんな所での視聴
映画の感想としては冒頭からのカメラの寄りはあ、あれは!?という演出が懐かしい反面新しいような演出で良かった
仮面ライダーの力をまざまざとみせつけてると言わんばかりの血飛沫、視聴制限はかかりますねあれは
粉砕してるレベル
流れとしてはコウモリやらハチやら現れて相棒のルリ子と後に改心し味方になる2号と倒していくみたいな、カマキリとカメレオンの合体は今作初でしょうかね(笑)出番は少なかったけどジッパーから出るブレードかっこよかったな、へし折られたけど(笑)
本郷の葛藤が垣間見えましたがそれを2号が支える、終盤にかけては世代は受け継がれるものなんだなと。あとCGは全体的にシンシリーズにしてはなんか安っぽいしライダーキックは良いんだけどもなんかあっさりしてるというか。現代のライダーの技の派手さを売りにしてるところが裏目に出てる様をみてるようでした。そこが良さなのかな、必殺技って。
キャストはそれぞれ良かったです、若い故にマイナスな点が演技力に出てるというか。
仮面ライダーの映画を初めてみた感想としては辛口になります、子供世代や子供熱にほのめかされた親御さんや昭和の仮面ライダーをみていた方とは印象は異なります。
もう一度みたいと思える作品ではなかった。
言い表せない
面白かったとは言えない。
でもつまらなかった訳でもない。
見所は十分にあるが、物足りないと感じる部分もある。
映画として楽しめたのは間違いないのだけれど。。
仮面ライダー世代ではないので、どこまでオリジナルの設定を周到しているかがわからない。
どこまでも庵野秀明の世界観と作り方で出来ていると感じた。
いわゆる勧善懲悪の物語では無い。
正義のヒーロー物語とも思えない。
自分の正義や幸せは、他人の正義や幸せとは異なる。
正義の反対は悪ではなく、もう一つの正義と言える。
幸せの形は人それぞれで、正解なんてない。
内容の感想をうまく言い表す言葉が見つからない、。
役者陣は素晴らしく、この人たちじゃないと映画として成立しなかったんじゃないかと思わせる程だった。
庵野組と呼べる役者陣ができ上がってきてるな。
どこまでも果てしなく庵野秀明の世界観で終わる。
とても楽しかった、としか言いようがないです。笑
予想以上につまらなかった
少しはレビューを見ていたので、賛否が分かれているのはわかった上で、昭和世代なので楽しめるのかなと期待して行きました。確かに冒頭のアクションシーンは仮面ライダーの破壊力が伝わってきて、テレビでは見せられないよねと思いながら楽しめましたが、中盤からは一気にグダグダ感が出てきて退屈しまくりで、何度も寝そうになってしまいました。特に敵のオーグとの戦闘はどれもだめだめで、CGもちゃちだし、戦闘に緊張感がないどころか、コミカルにしか見えませんでした。長澤まさみもあんな役で出なけりゃいいのに、シン・ウルトラマンへの出演へのお礼?なんですかね・・・ラストも続編を匂わせていましたが、「シン」シリーズそのものにも、もう興味を失ってしまいましたね。
冒頭から引き込まれて期待しましたが…
テレビシリーズの仮面ライダーは、子供の頃にスーパーワンを見ていたような記憶はある、初代ライダーは懐かしの映像などで見たことがある、という程度の者です。
「シン・ゴジラ」が面白かったので、こちらも興味があって観に行きました。
冒頭のスピード感ある展開に引き込まれ、予想外のバイオレンスな描写に唸らされ、人ならざる力を手にした恐れや正義のための暴力の是非など、そういったテーマを扱うのかと期待させられました。
池松壮亮の演技や佇まいも、そんなダークヒーローの哀しみや優しさを表現するのに合っていたと思います。
昭和感のある特撮アクション、唐突な場面切り替えなど、シュールさのあるシーンも楽しめました。
商店街を歩いていると段々と背後に人が、そこへスーツ姿の敵が飲み屋から出てくる、このシュール感なども好きです。
とは言え、楽しめたのも前半あたりまでで、後半の家族の情に訴えるような流れや暗い空間でのCG感の強い戦闘シーンなどは個人的にはイマイチでした。
現実世界に非現実的なものが現れるという映像が特撮の面白いところではと思うのですが。
なので、蜂オーグ戦や蝶オーグ戦など、暗い広い現実味のない空間で戦っているのはさほど面白いと思いませんでした。
変身シーンやアクションの動きなどは良いと思うところもありましたが。
正義と暴力のあり方について描かれるのかと期待してしまったため、本郷の苦悩も何となくな雰囲気でフェードアウトして、ルリ子の家族の物語にスライドしてしまったのも、うーん…と。
ルリ子が急に甘えてきたりするところも、本郷との信頼関係ができたという描写かもしれませんが、キャラが変わり過ぎではと思ってしまいました。
急に信頼してますよとアピールするようなやり取りを入れなくとも、食事のシーンなど淡々としたやり取りながらも、それが積み重なって信頼関係ができていたという感じでよいのでは?と。
なので、ルリ子の残したメッセージの場面なども、そんなに響かなかったというか。
ラスボスが結局家族の情にほだされるような展開も、イマイチと感じてしまいました。
用意周到というセリフも、あまり乗れなかったというか。
用意周到と言う割には隠れ家に侵入されていたり、なんだかなと思ってしまいました。
出演者の演技などは良かったと思います。
池松壮亮と対称的な柄本佑の爽やかさも好感が持てましたし、浜辺美波のクールビューティーぶりも良かったです。
怪人たちもそれぞれのキャラクターを上手く表現する演技だったと思います。
イマイチ入り込めない。
改造されている仮面ライダーだからなのか、台詞が
棒読みみたいな池松さんと、ちょっと背伸びした感じの
する役柄の浜辺さん。それならよっぽど敵オーグの
西野さんや長澤まさみさんの方が役柄として魅力的でした。
アクションシーンも最初のうちは、ワンパターンで地上で
闘い、そしてライダーキック。2回同じパターンで闘ったから
途中、特殊機関を出してきて闘ったと説明するだけ。
ドラマパートも、仮面ライダーが戦う確固たる理由や決意
みたいなものがわかりにくいし、伝わってこない。
自分のパワーの強さに悩むのも一瞬で、あのシーンはいらない。
「エヴァ」みたいに暴走しても面白かったかも。
仮面ライダーを止めるための仮面ライダーとか?
庵野さんは人の感情を描くのが不得手なのかな?
「シン」シリーズで一番、楽しめなかった。
エンディングロールにプレゼント
シン・シリーズはエヴァンゲリオン以外は昭和世代か庵野秀明ファンに分かれると思いますが、エンディングロールに
昭和仮面ライダー世代に曲のプレゼントがあります。
ストーリーの感想は大満足でした。
ゴジラ、ウルトラマン、そして等身大の仮面ライダーと順を追ってヒューマンドラマ色が強く出ており、その辺の設定も特撮ヲタの庵野秀明監督だけにとどまらず濃厚な内容でした。
う〜ん、良さがわからない
昭和仮面ライダー世代ですが、全く良さが分かりませんでした。
長々書く気もないので気になったポイントだけ箇条書きで。
・全てが唐突
・全てが陳腐
・謎の機関好きですね
・説明じみた解説会話がくどい
・キャラに入り込めるほどの物語なし
・仮面(ヘルメット)持ち歩くのか、勝手に出てくるのかどっちだよ
・背後からの仮面がヘルメットっぽくてイマイチ
・人類補完計画ですかね?
・エヴァっぽい要素入れるの好きですね
・最後の戦いがただの喧嘩みたい
劇場で鑑賞したのですが、子連れの親子もチラホラいて小学生や中学生を連れて来られてましたが、その子達にはきっと楽しめなかったのでは?と思い気の毒でしょうがなかったです。
壮大な自主制作映画かと!?
放送当時には仮面ライダーベルトを親にねだって買ってもらった身としては、登場時や変身シーンの効果音が当時と同じで一気に懐しくなりました♪
そしてストーリーはともかくも、浜辺美波が最高に可愛らしく撮られているという噂どおりで、彼女を愛でる作品となってます。
ただ興行成績がイマイチということだそうで多くの批判も見受けられますが、これは庵野秀明監督が撮りたい作品を望むとおりに制作した作品だと割り切ることが必要だと感じました。
そもそも彼は大学生当時から自主制作映画を撮っていたそうでありますが、その規模がかなり大きくなったものだと理解すれば、納得の映像作品とはならないでしょうか。
そうとなれば全国公開している映画ではなく、大学の学園祭もしくは特撮やSFのイベント会場で、庵野監督がどうだ見てくれと上映しているのだと想像してみると、おおこんなの撮りやがったのかと温かい目で鑑賞できるでしょう!
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