「石ノ森章太郎マンガ」シン・仮面ライダー NOMさんの映画レビュー(感想・評価)
石ノ森章太郎マンガ
シン何々物は、大体原作以上の物にはならず、せっかくリバイバルするんだから、新しい発想をってのが失敗してる気がする。
なので今回もそうだろうと思い、見る予定はなかったのだが…
オープニングがそのままだったり、登場シーンの、背景もそのままだったり、当時のオマージュが素晴らしい。
そう。最近の美顔アプリの様に、原作デザインを崩さず、ちょっとだけカッコよくなれば良いのだ。
予習で、動画を見て、当時の映像も見て、懐かしさで、満足し、これ以上満足出来る作品なのだろうか?
そう。わたしは昭和40年生まれの、リアルタイムで見てた者ですが、まだ低学年だった為、ただビジュアルだけの記憶。
アクションに凄くこだわったらしいが、そこは、今までのよくあるアクションと変わりなく思えた。
そこでは監督は失敗かも。
ただ、こだわったアングルや表情は、テレビで見た 仮面ライダーではなく、石ノ森章太郎のマンガの雰囲気が良く出てたのは、凄く良かった。
特に、女の子の動き、形、表情が石ノ森章太郎の描く、女の子だった。
賛否両論あるだろうが、リアルタイムなオジサンとしては、変身シーンとかもなく、あれだけ原作に忠実なシーンを作ってるのなら、もっとベタベタで、アクションも マンネリなチョップとキックだけぐらいで、ラストに向けてメリハリを付ければ、こだわりのアクションも際立ったのではなかろうか?
身体のシルエットと動きだけで、顔出し無しで俳優さんを使ってるのも こだわりなんだろね。
2号ライダーはスタイル良すぎて違和感にも見えた。
1号ライダーは、背格好がちょうど良く、後ろ髪が良い感じ!
淡々とした喋り方も良いし、キャストの選択は良かったが、死神博士みたいなんは欲しかった。
とても楽しめたが、分かりやすい結果としては、グッズも、パンフレットは買わなかった事かな。