「庵かけライダー」シン・仮面ライダー aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)
庵かけライダー
「良い」「悪い」が、ないまぜだったなあ。作りは10分に1度は庵野風で、まさに庵かけライダーだった。
面白いとは思うのだけど、子供と一緒に見ていた平成ライダー的なストーリー性は薄かったかな。当然、原テレビ作品へのリスペクトを表現するとこうなんだろうけど、成功している部分と、微妙な部分が混在して、どの立ち位置で見たら楽しめるのだろうと、観ながら焦ってしまう。シンプルに旧作へのオマージュ楽しめば良いのか、新たにクリエイトした部分か、はたまた豪華な俳優陣の活躍か。
一番楽しめたのは、ウルトラマン俳優陣と、浜辺美波かな。斎藤工と竹野内豊の「政府筋」コンビにニヤリとさせられ、その後に長澤まさみがまさかのいでたちで登場。この辺のやりたい放題は楽しかったのは確か。
明確にハマっていたのが浜辺美波。棒読みスタイルのセリフ回しと黒服とボブヘアでスレンダーなスタイルは、リアル綾波レイという感じで、ここも庵かけか。クールな人工物感があって、大写しにも映える。「エクス・マキナ」のアリシア・ヴィカンダーを思い出した。予告編にもあった、銃を構えた正面からのカットは、個人的に本作最高のシーン。
ともあれ、制作側が楽しんで作っていたのが伝わってくるのは確か。
そう言えば、大森南朋はペラペラ喋るので、すぐわかった(♪海老すくい〜とか歌いそうでハラハラした?)けど、
松坂桃李はどこにいた?
コメントする