「急がば回れ」コットンテール コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
急がば回れ
自分もそうだったけど、父親と息子というのは関係が難しい。
決して嫌いではないのだけど、どう接していいものか。
2人のやりとりが、観ていて共感だらけだった。
息子にとって母親のあんな姿はかなりショック。夫として見せたくないのもあるし、自分で出来るという兼三郎さんの意地っ張りな性格もあって、どうにも行き違いがもどかしい。
病院行く前に腕を組もうとするシーンは、ちょっとぶっきらぼうな愛情が可愛らしかった。
イギリス行ってからの兼三郎さんは、もはや偏屈じいさん。
はやる気持ちはわかるけど、それで結局遠回りになったり、トシと険悪になったり。
いろいろイラッとくるけれど、なにしろロケーションが美しい。
明子さん役は2人とも似てる。
木村多江さんはホント凄い女優さんだなぁ、観ていて辛くなるほどの熱演。
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