「小さな旅」コットンテール ふわりさんの映画レビュー(感想・評価)
小さな旅
主人公が亡き妻の願いを叶えるべく、イギリスのウィンダミア湖まで遺灰をまきに行く話。
登場人物の少ない家族間の物語で、上映時間94分も良かったです。
妻亡き後、魂の抜けたような主人公。
頑固さもあるのでしょうか、息子の声に耳を貸しません。息子はとても両親思いに見えるし、ものすごい確執がある感じではないようですが、喪失感の大きさからか通じあえません。
父には父の思いがあり、息子にも家族がいて、互いに気持ちを組むのが難しいところがありますが、でも、本当はそれぞれを尊重しているんだなと思いました。
妻との日々を振り返りながらの、家族とわかりあう短い旅ですが、演技っぽくないリリーさんが自然に見え、終盤息子に思いを語るところが泣けました。
コットンテールって何だっけ…と思いましたが、ピーターのきょうだいね。
若き日の兼三郎役の工藤さん、雰囲気リリーさんに似てますね、目がかわいらしい。
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・錦戸君久しぶりじゃん…って思ったのが見ようと思った決め手。ドラマ「不適切にもほどがある」も出てたし、今後も楽しみ。
・昔旅行した時、何となくイギリスは緑が濃いなと思っていた。海外はなかなか行けなくなったので、映画で雄大な景色が見られるのが楽しい。
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humさんのコメント
2024年3月6日
共感ありがとうございます。
錦戸さんの、すれ違いのモヤモヤ感などすごく自然な演技でしたよね。
イギリスロケと聞き、街並み、広がる自然、空気感など期待していたのでもっとたくさん味わいたい気もしました。
雄大な景色にいる後ろ姿はとてもすてきでした。