劇場版 呪術廻戦 0のレビュー・感想・評価
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原作未読でも十分楽しめる一作。
人気の原作など全く未見のまま映画を鑑賞した観客による感想です。
京都アニメーションの『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のような超美麗の映像と較べると、ちょっと線の太い印象のある、いわゆる「ジャンプ漫画」といって連想するような絵柄、呪術を使った闘い、そして呪術高専という学園を舞台にしている、といった点から、よくあるジャンプ漫画の派生アニメなのかな、と思い込んでいましたが、その予想はおおむね良い意味で裏切られました。
ちょっと力強い画調は戦闘の雰囲気と良く合っていて、その迫力を十二分に味わうことができます。もちろん激しいアクションでも画面が破綻しない作画技術の裏付けが基底にあるのでしょうが。
物語全体が、本編の「前日譚」という位置づけだということで、主人公の乙骨君自身、何も分からないまま呪術高専に入学してきた、いう立場にあり、その視点が初めて本作に触れる観客と一致しています。これによって、物語の基本的な情報を過不足なく吸収できたと同時に、序盤からすんなり世界観に溶け込むことができました。劇場公開第一作を、前日譚(というよりスピンオフ)とした選定は、既存ファンを喜ばせるだけでなく、新規の観客にも訴求力が高い効果があったのでは、と思いました。
もちろん本作では、登場人物同士の友情、信頼、勝利が前面に打ち出されていますが、例えば五条と夏油との関係を追っていくと、作中五条が非情とも言える決断をした後、その背後にどのような意図があったのかが明らかになると、単純に友情は素晴らしい、と謳った作品ではないことが分かりました。
もちろん本作以降も続々と劇場作品が制作されるのでしょうが、初発としてかなりの完成度と成功を収めているようで、続きがとても楽しみです。次回作の前に原作ちゃんと読まないと…。
エピソード0なのに、すごい!!
鬼滅と同等か、それ以上にすごいよ、
と複数の同僚に1年以上前から言われていたけど、
原作もアニメも観る機会がなく、この映画の公開記念で放送された、
2021年の暮れの特番でようやく見て、予備知識もゲット。
もちろん、映画も観る気満々。
映画は初見の人にも優しく、説明付きの導入になっていた。
原作の1年先輩にあたる方たちの性格や人間関係もこれでよくわかったけど、
五条さんと夏油さんの関係がわかり、ますます続きが見たくなった。
戦闘シーンもすばらしく、いまどきのアニメはホントにすごいな、と感動。
この映画なら、何度でも見れるし、見ると思う。
あと・・・音楽もよかった。エンディング、ぐっときた。
この日以降、LINE MusicでKing Gnuを聞きまくったことに対する、説明はいらないでしょ。
相変わらず原作は読んでいないが、今なら最新19巻らしいし、ぼちぼち大人買いする予定。
ただし、鬼滅以上に家族に反対されているので電子版でこっそり笑
面白かった!
蝶よりも花よりも丁重に扱え
原作の0巻を読んだ時の乙骨のイメージがシンジ君だったので素晴らしいキャスティング。
映像(サウンド含む)はもちろん、声優さんの声も良かったし、原作ではそこまで描かれなかった百鬼夜行の戦闘シーンもしっかり補完して存分に夏油vs乙骨のクライマックスを盛り上げてくれた。
素材を殺すようなソースやあんかけを仕上げにかけたり、フライに揚げたりせず、A級素材の味を生かし非常に上手く調理してくれたと思う。
開発スタッフの皆さんには素晴らしい映画を作り上げて下さった事に感謝しかない。
エンディングで最後にリカちゃんの目(呪霊リカちゃんの一つ目)の位置にタイトルの0の赤文字が被るように来るのも恐らく意図的にやってますよね。
恐らく今年度のマイベスト映画になりそうなほど出来栄えが良かったです。
星のマイナス0.5は大変失礼なことを言うが、King Gnuの主題歌があまり印象に残らなかった…
曲を聞き込んで覚えるくらい好きな状態で観ればとても良いエンドロールとして観終われたのかも知れない。
しかし、自信を持って進められる作品です。
久しぶりに面白いアニメーション
アニメ版を見て大して面白くなかったため。
仕方なくくらいで見に行った作品でしたが、面白すぎて3回見に行きました。
話自体は呪術廻戦ですが、主人公の変更によりどちらかといえば一昔前のジャンプ王道感が強め。
話自体が素晴らしいというよりも声優の緒方さんによるキャラクターの心情の表現がわかりやすく、キャラの変化や本質的な部分が掴みやすく共感もしやすいのが作品的に良かったかと。
また全般的にキャラの心情や状況を背景や映像的に表す場面が多いのもいいところですね。
タイトルへ入る手前のシーンで五条先生は日向へ、乙骨は日陰に入っていくシーンなどよくできていていいなぁと思います。
何よりもよくできているのはバトルシーンの描き込み方です。最近のアニメはコンピュータ処理の関係上CGやキャラを直線上でしか動かせず、それを誤魔化すために3d処理で角度を変えたり、曲線の変化をつけたりなど。言ってしまえば小手先の見栄えばかりを重視した作品ばかり、しかも視聴者もロクな作品を見てないのでそんな素人だまし演出を「神作画」などと褒め称える人ばかり。
こういったバトルアニメの演出としてはドラゴンボールが真っ先に浮かびますが、早すぎて見えない戦闘をどう演出するか、スピード感あるバトルをどう演出するかはドラゴンボールがベースになってしまっている面がとても強く感じます。
そのため今のUFO作品やワンパンマンのようなアクションが神作画と騒がれている作品はどちらかというと小綺麗になったドラゴンボールにちょこっと演出をたしているだけな印象。
今回の映画はバトルシーンだとは思いますが、これに関しては本当に手放しで褒めれるくらいMAPPAの本気を見た感じがします。
作品自体は主人公がドンドンインフレしていくのですが、とにかくその戦闘シーンの描き方が凄まじい。
序盤に同級生とのトレーニングでものすごく丁寧に殺陣をやってくれるので、キャラクターの動きがある程度リアルなものとして見えるところから始まり。
戦闘自体のレベルが上がるにつれて一つ一つの動きがどんどん加速していきます。
終盤になると上記したような直線での高速処理の俗に言えば今風ドラゴンボール戦闘になるのですが、本作だと最終戦ではさらにそこから加速した演出になり直線移動から出現ポイントや移動ポイントをずらすことで線と点と曲線の動きを視聴者の視点からずらすことでとてもハイスピードなバトル演出が行われ、とにかくこれが見ていて気持ちいい。
渋谷戦あたりでかなりフルスロットル感はあるのですが、最終戦あたりはもうブレーキ壊れてますよ?と言いたくなるくらいMAPPAの本気作画が見れます(笑)
話自体はどちらかというと好き嫌い分かれそうな王道系なので中盤までは退屈する方も多そうですが、アニメーションがすきなら是非見てもらいたい一作品です。
あとEDの曲も作品にあっていて素晴らしいですね。
しんみりとした愛情の歌から、最終戦を思い出させるような情熱の歌へ。
まさに乙骨という主人公のために作り上げられたような人作品だと思います。
観れば見るほど面白い作品!
素晴らしい
映画館で観る呪術廻戦、大迫力でした!
0の意味がわかった
面白かった。泣いた。
子どもと一緒にアニメシリーズを観たものの映画は子どものみ視聴。今回子どものための特典目当てで、私が鑑賞することに。アニメシリーズを見ていたからか、居眠りすることなく涙と鼻水にまみれて鑑賞。アニメの表情も声の演技もとても伝わってくるものがあり感動した。キャラクターのそれぞれに好感を持ち、ニヤニヤ、クスクス楽しめるシーンも多かった。ただ、誰かに勧めるのかといえば、私のようにアニメは見たけど映画館には行くほどでない人に良かったよという程度かな。観に行ってよかったです。
レビュー
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