劇場公開日 2021年12月24日

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:[]兄」劇場版 呪術廻戦 0 猪古都さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0シン・エヴァンゲリオン劇場版:[]兄

2021年12月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

元作は未鑑賞

露骨なシンジ君商戦はみっともなく恥ずかしいが、世間向けには成功しているのだろう。
無駄にテンポの悪いアニメ。
エヴァ由来の鬱屈シンジのターン全開で、序盤から数人集まるが個性が強すぎて会話がグダグダ。
それにつけてシリアスなシーンにいちいちコミカルなリアクションを入れるセンスの悪さ。
また、リアクションにいちいち1コマ1秒1セリフも採用してしまうリズム感の悪さ。
原作ファンに媚びるために仕方が無いのだろうが、不必要なキャラの描写を詰め、本来必要なキャラの描写や要素の回収を行わない構成の悪さ。など、センスの無さはひどいものである。

しかしながら、とくに後半の戦闘アニメーションにおいては非常に格好の良い出来であり、上記を踏まえても総評価☆4以上を付けざるを得ない。ストーリーに関しても決して悪くはなく、演出さえまともであれば☆5を付けることも出来たであろう。監督チェンジで。

良い点
・おまけシーンの意外性

悪い点
・シンジの声が乙に合っていない
・花澤香菜も露骨なファン要員か
・シンジやリカのキャラデザが変。とくにリカが子供の顔じゃない。
・無駄に早く消えるテロップを出す
・キャラ紹介シーンで肝心のテロップを出さない。
・とくに序盤が殺風景、人口密度がやたら低い光景。シンジも感情移入しやすいキャラではないので、導入の感情移入できる要素がおろそかと言える。
・トゲの台詞が設定ありきで、原始人のように全部「ウホ」などでも成立しうる
・準1級ボスが地味
・ラスボスに対しての人員配分が安易
・意味のないJK
・意味のない特級何とかを4つ宿したうちの何とかを1体
・原作キャラの見せ場作りが強引

その他点
・ED曲は3~4級
・ある路線ではシンジは神木にとられたので、パラレル化しても何らおかしくはない。
・監督の名前

猪古都