ミッチェル家とマシンの反乱
配信開始日:2021年4月30日
解説
「スパイダーマン スパイダーバース」のフィル・ロード&クリストファー・ミラーがプロデュースを手がけ、人類に反乱を起こしたロボット軍団から世界を救うべく奔走する一家の戦いを描いた長編アニメーション。幼い頃から映画作りが好きな変わり者の女の子ケイティ・ミッチェルは、念願の映画学校への進学が決まり実家を出ることに。一刻も早く新たな環境へ飛び込みたいケイティだったが、自然を愛する父リックの提案で、家族揃ってケイティを学校まで送り届けるドライブ旅行へ出発する。そんな矢先、巨大IT企業・PAL社のロボットが人類に反旗を翻し、世界中が大パニックに陥ってしまう。周囲の人々がロボット軍団に捕らえられていく中、運良く逃げ延びたケイティたちは、世界を救うべく立ち上がる。2022年・第94回アカデミー長編アニメーション賞ノミネート。Netflixで2021年4月30日から配信。
2021年製作/114分/アメリカ
原題:The Mitchells vs. the Machines
配信:Netflix
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2021年12月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
僕がこれまでに観てきたアメリカ映画の中で、最も主要登場人物のメガネ率が高い作品だと思う。4人家族のミッチェル家がマシンが反乱した世界で人々を救うために活躍する物語だが、この4人家族中、3人がメガネだ。小学生の弟だけはメガネではないが、彼はまだ若いのでまだ目が悪くなっていないのだろう。しかし、彼が恋する隣の家の女の子もメガネをかけていて、本当にメガネだらけの作品だ。
メガネをかけていると、オタクに思われるのが嫌だみたいな記事をどこかで見かけてたが、この一家は確かになかなかのオタク一家で、そんな一家がオタクな知識を活かして世界を救う話であることがポイントになっている。この一家はオタクであることをこの作品はほとんど恥じていなくてすがすがしい気分になる。ロボットやAIを作っているのも、映画をつくっているのも大体オタクである。作り手たちの程よい自己肯定感が素晴らしい。
2023年5月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
2023年5月17日
映画 #ミッチェル家とマシンの反乱 (2021年)鑑賞
ソニーピクチャーズが制作したけど、パンデミックで公開できなかったためNetflixが約110億円で購入した作品
ネトフリ金持ってるな
2023年4月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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変人揃いのミッチェル一家が、人類を滅ぼそうとする暴走AIに立ち向かうというSFコメディアニメーション。
第49回 アニー賞において、脚本賞/長編アニメ映画賞を受賞✨
第27回 放送映画批評家協会賞において、最優秀アニメーション作品賞を受賞!
第17回 オースティン映画批評家協会賞において、アニメ映画賞を受賞!
あの超大傑作『スパイダーマン:スパイダーバース』でお馴染み、フィル・ロード&クリス・ミラーがプロデュース。この2人が作るアニメが面白くないわけがない!
今作もまぁ尖ってるというか狂ってるというか…😅とにかく、他では観れない映像表現が満載で、とっても満足出来る鑑賞体験となりました♪
お話としては超ベタな家族もの。家族一丸となって苦境を乗り越えることで、父と娘の確執も解消されるという、映画やドラマで何万回も観てきたようなヤツ。
ベタ中のベタということで、お話の展開なんかは開始10分くらいで全て想像できるし、実際その想像通りに進んでいく訳だが、親子の些細なすれ違いが冒頭から丁寧に描き込まれており、所々でつい落涙してしまいそうになった🥲
ベタな物語だからこその強度とでも言いましょうか。安心して感動出来る映画だと言えるでしょう。
お話のベタさとは対照的に、映像表現は革新的✨
ロード&ミラー×ソニー・ピクチャーズなんだから、そりゃもちろんCGのクオリティは世界最高峰。
今回驚かされたのは、その映像の見せ方。映像の上に別のレイヤーを重ねるというインスタのフィルター加工のような表現は、ただでさえ情報過多な映像を、さらにもう一段階上のカオスへと引き上げている。
これはSNSや動画投稿サイトの発達した現代だからこそ生み出すことが出来た映像表現なのだろう。
またこの映像表現自体がAIの暴走という事象を雄弁に物語っており、映像表現=作品のテーマ、という図式になっていることは非常に興味深い。
ただただ無茶苦茶なことをやっているのではなく、深謀遠慮の果てにこのスタイルに落ち着いたのだということが見てとれる、非常に洗練された作品である。
映画全体を埋め尽くす、ギャグ、ギャグ、ギャグの嵐‼︎
この圧倒的なボリュームのギャグこそ、本作の最大の特徴だと言えるのかも。
事によるとシリアスになってしまいそうな場面でも、隙あらばギャグをねじ込もうとするその姿勢には敬服するが、ちょっとやりすぎなんじゃねぇかな…💦という気持ちがしないでもない。
超巨大ファービーの登場とか、超巨大スマホを前に絶望するパパとか、ついつい笑ってしまう名場面も多かったのだけれど、ボリューミーすぎて胃もたれ。
あと、お母さん無双はちょっとやりすぎかな〜、と思った。これのせいで、ミッションが成功するかしないかのギリギリの緊張感が薄れちゃってた。
ギャグ満載の楽しい映画だが、その一方でスマホに依存しすぎる現代社会への警鐘という、社会的なメッセージも込められている。
数年前、スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンの著した「スマホ脳」という本が世界的ベストセラーになっていたけど、本作はある意味この「スマホ脳」の映像化だと言えるのかも。
「宇宙に放逐されるけど、まぁWi-Fi入るしそれも良いかな😊」みたいな、完全にネットに毒されてしまったおバカな人類を毒気たっぷりに描いております。
ミッチェル家が世界を救った後も、「世界を救ってくれたお礼にインスタフォローするわ!!」というセリフを入れてくるあたり、この程度の危機で人類が賢くなると思うなよ、という制作陣の辛辣な思想をひしひしと感じる。
最後までブラックユーモアたっぷり。これがNetflixの作品だというのも、なんだか皮肉が効いていて面白いっすね♪
気になる点としては「家族愛」の押し売り感。
クライマックス、父と娘が互いに歩み寄る事で絆を再構築するという展開は中々良い着地点だと思った。
問題はそのあとのエンドクレジット。ここで制作スタッフの家族写真を延々と観させられるという謎展開がはじまってしまう。
…いや、それは流石にやり過ぎちゃいます!?
「家族は恐怖の対象でもある」というのは、映画ライター高橋ヨシキさんの言。
どれだけ離れようと試みてもその繋がりを完全に断ち切ることが出来ないのが血縁の恐ろしさ。
家族関係に悩んだり苦しんだりしている人が沢山いるということは言われるまでもないことでね。それなのに「家族最高〜♪いぇーー🎉」みたいな、スタッフの家族写真をダラダラと流すというのは、ちょっと作品の私物化というか、制作チームのエゴみたいなものを感じて気持ち悪かった。
そういうのは作品に込められたメッセージで十分に受け取ったから!その上さらに押し売らないでくれ…😅
一家一丸となって世界の危機に立ち向かうという展開といい、ハイテンションなギャグの嵐といい、アメリカ版『クレヨンしんちゃん』みたいな作品だな、と思った人も多かったのでは?
私なんかはもう途中から、これ完全に『クレしん』やんけ!と思いながら観てました。
ロード&ミラーも、実は『クレヨンしんちゃん』からヒントを得てこの作品を作ったんじゃないの?あながちあり得ない話じゃない気がする…。
『クレヨンみっちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!マシン帝国の逆襲』という日本語タイトルで売り出してみる、というのは…ダメですよねやっぱり💦
気になる点もあるものの、間違いなく面白い作品!
絵柄は可愛いし、登場キャラも魅力的だし、このままシリーズ化して欲しいかも♪
2022年4月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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ネットでの評判が気になり鑑賞
良い感じに現代の問題を拡大解釈しててめちゃくちゃ笑った
ただ、良い話風に終わらせるだけじゃなくて、それすらも小馬鹿にする感じが好き
とりあえず家族は大切にしたいと思ったよね。
いやぁー、笑った笑った。
86/100