Mr.ノーバディのレビュー・感想・評価
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型にはまった、なろう系B級アクション
主人公が強いのはいいとして、そのヨボヨボの父親が異常に強かったり、最後に突然お助けキャラが姿を現したり。脚本がグダグダでリアリティラインの設定も適当過ぎるので、まったく乗れない。
主人公がある程度やられるアクションも、リアルなようでそうでもない。型にはまった、なろう系B級アクションで、それ以上でもそれ以下でもない。
あたま空っぽにして楽しめる爽快バトル
冴えない感じのお父さんが実はめちゃくちゃ強い元暗殺者でした。ってバッタバッタ敵を倒していく映画!
冴えない理由が「平穏な家庭のお父さんという生き方は本当の自分じゃないから」で、ある事件をキッカケに悪人と交戦してからは人が変わった様に生き生きし始めます。
バトルシーンも、家の中やカーチェイス、ホームアローンの様な仕掛けを使ったバトル、などなど様々な戦いを見せてくれるので中だるみがありません
特にラストの主人公が味方のスナイパーと主人公のお父さんの3人で無双するシーンは爽快感があり楽しかったです。だいたいこの様な映画(ジョンウィックやステイサム映画)は最後まで1人で戦いガチなので3人で共闘するシーンは新鮮でもありました。
王道アクションでスカッと出来る映画でした。
明るいジョン・ウィック
冴えないオッサン版ジョン・ウィック
とでも言うべきか。考えてみればどっちも覚醒のきっかけはなんだか大した話ではない気がするが…。
奥さんの実家の金物工場で働くハッチは、毎日同じバスで通勤し老人ホームにいる父親に会って家に帰る単調な毎日を過ごしている。ある日の夜遅く、二人組の強盗が家に押し入り金目の物を物色しているところをハッチが見つけるが、机の上の入れ物にあった数ドルを掴み逃げようとする。息子が一人を取り押さえるも、ハッチは息子に手を放すよう言い、息子が手を離したすきに殴られ、二人の強盗は逃げていく。
そんなことで、ますます家族から情けない父親のレッテルを張られる。
まあ、ここまでが前フリ。当然冒頭に出てきた太々しいハッチが本物、こちらは世を忍ぶ仮の姿。ある、実にしょーもない事がきっかけで彼はバスの中で大乱闘を繰り広げる。
ここの立ち回りで、こりゃあ只者じゃない感が一気に高まる。
そしてその大立ち回りの相手の中にでっかい組織に身内を持つ者がいて、主人公は行き掛かり上その大きな組織を相手にすることになる。
とか、この辺りの流れはもう、お題に挙げた言葉そのものなんだけど、まあジョン・ウィック様は普通にしているつもりでも只者じゃないオーラが隠し切れなかったけど、こちらは本当にごく普通のおっさん。傷の手当てで服脱いで見せる裸もバッキバキではありません。
だけど、なんというか人のシバキ方を熟知しているというか、攻撃が容赦なくて結構イタタってなるものが多い。スマートさではなく、もう肉弾戦の泥臭さ全開。
この映画のキモはまさにここ。とにかく創意工夫で人を痛めつける。殺人DIYが炸裂しまくる。それが、ひと思いに脳天バン!ってやるのではなく、結構痛々しい。グロ描写もそこそこにありなので苦手な人はちょっと注意なのかも。
出来事に対するキレっぷりのバランスが序盤は若干おかしいか?と思うけど、まあ細かいことは気にせずいこう。
あとは助っ人の存在。もう誰かは言えないし何となく途中で、もしや、って思うんだけどもう愉快痛快。XXが活躍する映画は鉄板で面白いの法則通りの映画だった。
正直、やられた方が思いっきりの流れ弾でご愁傷様だけど、まあどこを切っても悪そうなのでやられてよし。悪が100%の悪なので、やられ側への感情移入は皆無。大変清々しく主人公の活躍を見守ることのできる安心設計。
ちょっとプロットがジョン様寄り過ぎなのが若干の減点。だけど短い尺で起承転結きっちりあって、冒頭の件にちゃんと戻ってスッキリ爽快。
あー楽しかった、と観終われる余韻は娯楽映画として十分合格点だと思う。
オデンカークの当たり役になるといい
ミスター・ノーバディ
筋書きは単純で、構成が『ジョン・ウィック』によく似ている。また、初老の男が自らの出自を明かさずに平凡に暮らしている設定は『イコライザー』や『96時間』などでも繰り返し語られてきた構図だ。特徴的なのは、徹底した暴力の描写と、殴ったほうの拳も折れているんじゃないかというほどの、痛みの伝わり方だ。そして、主人公が強すぎないのがいい。5対1で闘えば、それなりにケガをする。
ところで自衛のためならば異文化のならず者たちを叩きのめそうが殺してしまおうが個人の自由なのだろうか。この問題では、よくアメリカの憲法が引き合いに出され、銃の規制なんかに従う気のない市民たちにとっての錦の御旗になっている。
『女神の見えざる手』と対極の映画だろう。
『ブレイキング・バッド』の主人公が平凡な化学教師だったように、この映画では主人公が“何者でもない”会計士に過ぎない。冒頭には、冴えない男がゴミ出しもろくにできない様子が繰り返し描かれ、社会のひずみに飲み込まれたマイノリティは犯罪に手を染めることでしか生活が出来ない。子供のミルク代を稼ぐために、裕福そうな家に強盗に入るヒスパニックの夫婦を、一瞬で小物だと見抜くと、自分は被害者にもかかわらず強盗にもうそれ以上危害を加えようとしない。たとえ自分が手傷を負っても、家族から失望されようとも、近所中の笑いものになろうとも、かたくなに何かを守ろうとしているように思える。それは、明かすことのできない秘密。それこそがこの男の正体で、映画の主題でもある。
どうやらシリーズ化されるようだ。
コロナ禍で、先の見えない状況だ。映画の製作も二転三転するようで、予断を許さないが、オデンカークの当たり役になるといい。『ベター・コール・ソウル』の味のある演技を、もっと見せてほしい。
以上に上げた映画やドラマを楽しめた人ならば、きっと気に入る映画だと思う。
後半は雑だった
ランボーのニセモノぽい...
映画館で見とけばよかった。
おっさんの夢がつまった名作
終始、笑ってました。シリアスとコミカルの混ざり具合が絶妙で派手なアクションシーンなのに可笑しくて仕方ない、という、なんだろ、バイオレンス・コミカル・アクションという感じです。アクションもギミックもコミカルも楽しめます。
序盤はちょいちょいコミカルが混ざりながら、家族にぞんざいに扱われ、職場でも部屋に籠りなんかやってるだけで存在感がない、毎日/毎週、ルーチンワークで過ごすおっさん(ハッチ)。しかし、家に空き巣(強盗)が入ってから歯車が回っていきます。それが雪だるまが回り下って加速して大きくなるようにテンポよくスケールがでかくなっていきます。
いや、おじさんさあ、実はさあ、という流れがゾクゾクしました。憧れません?普段はボサッとしたおっさんだけど、なんかスイッチ入るとすげえおっさんになってるとか。それでした。そして、ノーバディってとても意味のある・・・。
それから、シーンそれぞれで流れる懐かしい音楽にもグッときました。場面場面にピッタリです。
肉を切らせて骨を断つ
ジョンウィックを書いている人がつくってHardcore Henryの演出家が監督したアクションスリラーというかアクションコメディ。
さえない中年、いけてない父親だがほんとは最強の暗殺者。最強の強はむしろ凶に変換したいほどだが、Derek Kolstad(ジョンウィックのライター)が書いているので、つねに満身創痍、肉を切らせて骨を断つという慣用句の映像化──と言っても遠くなかった。
見てて痛い。(この痛いはイタいという意味の痛いではなく本来の意味の痛いです。)見てて痛いわけはないが、痛みが伝わってくる感じ。
マゾではなく映画的アイデアとしての徒手空拳。あえて飛び道具(銃)が使われず殴る蹴る突く刺す切る。こっちもそれなりにやられることが映画的高揚に変わる愉しさ。加えて傷を負うのが絵になる男ボブオデンカーク。笑うところじゃないのに、なんか笑えてくる苦み走った険しい表情。キアヌリーヴスがやるとアクションスリラーになって、ボブオデンカークがやるとアクションコメディになる──という感じ。さえない男オデンカークの魅力全開で哀愁と愛嬌がだだ漏れだった。
リアリティには消極的。ありえなさを無視し、むしろがんがん飛躍させる。ばかばかしさと紙一重ながら痛快。親父役で出てくる“ドク”なんて施設に隠居しヨタヨタにもかかわらずショットガン持たせたら一騎当千なのだった。
そんな飛躍を支えるのがHardcore Henryのイリヤナイシュラー監督。冒頭で平凡な男のルーチンをパタパタ絵にする。だいたい100bpmぐらいのメトロノームでタイムカードの打刻音がベル。ハッチマンセル(オデンカーク)が、毎朝ゴミを出し遅れるダメ亭主だっていう図を小気味よく伝えてみせる。このつかみで完全につかまれた。ナイシュラー監督、Hardcore Henryで長編映画デビューする前はミュージックビデオつくってたそうだ。なるほど。
Imdb7.4、RottenTomatoes84%と94%。
英語ウィキによると続編の予定があり、予定通りなら2023年に撮影に入るとのこと。さらに執筆者もスタジオもジョンウィックと同じなので作中クロスオーバーの可能性があるそうだ。ジョンウィックとハッチマンセルが同時にあらわれたらそりゃあすごいけれど、ふたり(リーヴスとオデンカーク)が真剣な顔すればするほど笑ってしまいそう、な予感。
ちょい役だけどマイケルアイアンサイド!がでていた。スキャナーズで顔芸するマイケルアイアンサイドがすきなんだ。
大事なものを奪われてブチギレ、マフィアのボスの身内といざこざ起こし...
爽快アクション!
さえない中年男性と思わせてからの実は…ってストーリーでアクションもの。
映画サイトのあらすじが「平凡な暮らしから、意図せず激闘に巻き込まれる」とか
「世の中の理不尽に怒りを爆発させて大暴れし」とか書いてあるけど、あえてのミスリードかな。
なんかライアン・レイノルズの『フリー・ガイ』みたいな空気に見せかけてるけど、
どちらかと言うと『ジョン・ウィック』や『イコライザー』に近いので、これらが好きな人は楽しめそう。
選んだ相手が悪かったのだ。眠りから覚ましてはいけない男を起こしてしまったんだ。
さぁ、何者でもない男が影の内から動き出すぞ!
個人的にじじいが良かった。痛快とはまさにこのことって名場面があるのでオススメ。
中2病的最強オヤジ!!!
これぞ中2病の夢!!!
普段は冴えない中年なのに、実は会計士という名の
殺し屋!!!!
男子なら一度は憧れる鉄板設定!!
ベットでは、奥さんに枕の壁を作られて
息子には腰抜け扱い
唯一慕ってくれるのは、幼い娘だけ。
そんな、哀愁漂うお父さんの
の本当の姿が徐々に明るみになっていきます。
まず、手始めにバスでのチンピラボコボコ事件や
自分を殺しにきたマフィア構成員たちを、めっためたに
返り討ちにしたあと、ソファーに並べて昔語りしちゃうシュールな場面も最高に笑える。
とにかく初めから終わりまで、痛快で爽快です!!
というか、主人公のお父さんあのドクですよね!!!
バックトゥーザフューチャーの!!!
それかアダムスファミリーフェスターおじさん笑笑笑
あんなにヨボヨボなのに、敵をガッツリ返り討ちにするところが、かなりツボでした!
ストレス発散にピッタリの良作です!!
これ大好き!
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