「懐かしさで一筋の涙が…はっぴいえんどを聴きたくなる」うみべの女の子 タヌキさんの映画レビュー(感想・評価)
懐かしさで一筋の涙が…はっぴいえんどを聴きたくなる
0年代のサブカル天下浅野いにお先生の名作漫画「うみべの女の子」の映画化は聞いてはいましたか、映画館で観るほどでもないだろうと思い、今まで観ずにいました。
登場人物が漫画のまんまのような容姿で特に磯辺役の男の子の演技が素晴らしい。特段驚くこともないが、当時漫画を追っていた身からすると懐かしさで目から1つ筋の涙が〜といった感じです。
本棚をぽけ〜っと観察するのもよし、中学生の性愛ってこんな乱れてんの?なんて思ったりもするかもしれないような映画です。
当時私は中学生でこの原作を手にとって、性描写の過激さに衝撃受けてしまい、今は立派な浅野いにおチルドレンサブカル女子として成長を遂げてしまったかもしれません。そんな懐かしも相まり、観る目線も変わってしまったため、感想を書かせて頂きますと、思春期って友達がズブズブに意味わからんようにセックスしてるところ見せてくるような変なやついるよな〜なんて考えたり。
先輩たちと遊びに行ったカラオケでの乱交加減とか、逃げ出す感覚は田舎の性に乱れた環境にいたため非常に理解できてしまいました。いやー怖いね〜、子供をこんな地域で育てたくないわなんて思ったり。
サブカル入門第一教科書のような映画ですね。磯部くんは年相応の男の子と考えてみていましたが、流石にうんちえちまで決行するのは早熟すぎんか??なんて思ったりもしました。まあ、ありきたりな好きな男の子の影響で最後は立派なサブカル女子へと変貌すると。
漫画を読んでいたら楽しい映画、他の方が書いてるようにステレオタイプの話のストーリーなのかもしれないですね。わたしは思い出美化マシマシなので。
そんな私は今まんまとはっぴいえんどを聴きながら、レビューを書いております。ちなみに大瀧詠一が一番好きです。はっぴいえんどメンバーの中で。
そんな個人的なレビューでした!