クローブヒッチ・キラーのレビュー・感想・評価
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幻滅しても嫌いになれない苦しさを感じた。 最初から最後までハラハラ...
幻滅しても嫌いになれない苦しさを感じた。
最初から最後までハラハラさせる展開でたのしめた。
結構怖かった。
現実だったらありえない、納得の終わりではないし物議だらけだろう。
B級映画かと思いきや…
B級やと思って期待せずにみたけどまあまあ面白かった。
え!FBI Most Wanted のスコット捜査官やん!なんていうちょっとした再会。
襲った女性は死んでしもたんやろか?誰か教えて!あの遺体どこに置いたんやろう。叔父は恐らく親父の悪行を知ってしまって…って感じなんやろうなあ。息子に銃口を向けた時点でこの人は親としても人としても終わってるな。
鑑賞動機:あらすじ10割
父親が犯人なのか、という謎だけの話かと思っていたら、とても重いものを背負って生きていくこと選択する少年に呆然とする。彼の行く末が本当に心配だ。
母親が認識していた問題とは何なのか?
EDのこと。異性装のこと。SM趣味のこと。殺人のこと。
身内に犯罪者が現れた時
お父さんは最悪の殺人鬼でした…。
で、気が付いたらどうするの?と言うお話。
徐々に明かされていく親父の姿、遺してる遺品の山は気持ち悪い。
それにしてもバレたらやばいのに何で置いておくんだろう?記念的な何か?トロフィー?後で思い出しながら楽しむのか?
そんな身内が出たら、ラストもあれしかない。
父は殺人鬼
ボーイスカウトの隊長で、街の人々の信頼もある男。でも実は、、、
息子が車を借りた際に怪しげな写真を見つけ、父の趣味の納屋をこっそり探る。そこから怪しげな写真が出てきて、、、それがどうやら殺人事件の犠牲者では、と思える写真。
父が犯人?と家の中を調べ始める。
問い詰められた父親が、苦し紛れに言った言葉は足の不自由なおじさんがやったんだよ、という言葉。なんて父親だ、人のせいにする。
新たに犯罪を実行している場面に停めに入った息子の首を絞め殺そうとする。なんてクソな父親なんだろう。
あんな父親は死んで当然だか、助けた女性は全て見ているんだから、警察になんてはなしたのか?口止めしたのか、してないのか、その辺りが疑問!
父親を殺人犯と疑う息子の物語。
この手の設定の映画といえば、父親の疑わしさが
どんどん増していき、もう完全に犯人だと思った瞬間、
どんでん返し。意外な真犯人が現れて最後には捕まり
めでたしめでたし、というのが定番ストーリーじゃないかなあ。
え、犯人なの。そのままやん、と逆に驚いてしまいました。
暗いというか辛いというか、この青年にとって、
とんでもない話ですね。最後のセリフが印象的。
お父さん、あんた、最低だよ。
タイラーが心配
キリスト教信仰を重んじる小さな町で両親と妹の4人で幸せに暮らす16歳のタイラー少年は父親が隊長を務めるボーイスカウトで活動をしていた。ある日タイラーはエミリーとデート中に父の車からヌード写真の切り抜きを発見し、学校でヘンタイ扱いされた。父を疑ったタイラーは父の作業小屋に入り、床下から縄で縛られた女性などポルノ雑誌やポラロイド写真を見つけた。調査を進めていくうちに、10年前に起きた未解決事件、巻き結び(クローブヒッチ)連続殺人事件、の犯人が父親ではないかと疑うようになった。タイラーは同じく事件を調べている少女カッシと協力し、事件の真相を究明しようとする話。
父親が犯人なのは早い段階でわかるが、そうではないと思いたいタイラーは、叔父が犯人で庇ってる、という父親の言い訳を信じてしまい証拠の隠滅を見届ける。家族を想う気持ちとしてはわかるが、良かったのかは疑問に思った。
最後女性宅で猟銃を父親に渡した直後に父親に首を絞められ殺されかけカッシに助けられた時、初めて父親に見切りをつけ、母と妹を守るため父を殺すという結論に達したように感じた。
カッシの母親も被害者だった事がタイラーの行動に大きく影響されたんだと分かった。
自分で父親を殺害するなんて、他に手が無かったとはいえ、タイラーの今後、トラウマにならないか心配になった。
13-10=3
程よい居心地の悪さと怖さ。レミントンM700で後ろから撃たれるのではないか?と言う父への不信。家族愛。魅力的で謎めいた彼女。
構成要素を並べて行くと、Student Suspense って言えば良いと思うんです。特に難しい話でもなく、複雑な謎解きや、隠された秘密の暴露でちゃぶ台を返しに来るでもなく、ラストを除けば一本道のシンプルな建付け。
主役は「荒野にて」以来のチャーリー・プラマー。ハマり役です。何処にでも居そうな、自己主張弱めで、反抗期なんてありませんでした(許されませんでした)的な感じのある、気の優しい男子。
シリアルキラーの本性を隠し、10年間、良い父親として生活して来た。その異常な衝動を抑えるために必要だったのは、床下に隠してきた「恐怖の記録」。それを焼却してしまったがために、衝動を抑える事ができなくなってしまったドン。
ここから物語は急転し、ラストの「I Love You」
彼は、Glock17の引き金を引きながら、おそらく、その言葉を口にした。
と言う、ここがダーーーーク。無茶苦茶ダーク。
ドキり。とした瞬間にシャッターが下りる終わり方が好き。
良かった。結構。
ヘンタイ讃歌
これもアメリカの闇なのか、保守的でポルノを許さないほど信仰心の厚い町。16歳のテイラーが父親ドンのトラックを拝借して女の子とデートしたとき、車の中からポルノ写真が一枚見つかったというだけで「ヘンタイ」扱いされる。この町ではテイラーが生まれる前に10名の被害者を出した連続殺人事件により、毎年慰霊祭が行われていた。未解決のままの「クローブヒッチ(巻き結び)事件」だ。
自分がヘンタイ扱いされたため、父親の趣味である工具置き場ともなっていた小屋に潜入し、さらに如何わしい写真を見つけてしまう。そこで熱心に新聞記事を読む、5股疑惑もある「アバズレ」女のキャシーに協力を依頼し、父親ドナルドを独自調査するようになった。
ある時、家の地下室を発見し、さらなる疑惑の証拠写真や被害者のIDカードを発見するも、父親からキャンプという懐柔策により、伯父が犯人だとして納得させられる。しかし、そのドナルドのヘンタイ趣味が燃やされることによって、10年以上抑えてきた欲望がメラメラと・・・
犯罪は犯罪!親だからといって許せるものじゃない!という、元はファザコンだったテイラーが父の罪を暴こうとする物語。過去の罪を憎むだけじゃなく、反宗教的な行動にも出る。そして皆が改宗させようとするキャシーとも仲良くなるのだった。
実は裏ではこんなことしてました~というどんでん返しの構造はこうしたスリリングな作品には向かないんじゃないか?と感じたり、キャシーの復讐心がイマイチ弱かったりで、どうもスッキリしなかった。残された家族のことも考えると最善策だったかもしれないけど、他の遺族の思いも晴れないんじゃないか・・・と、結末には納得できなかった。ううむ。
狭いところでぐるぐる。じわじわ怖い
面白かった。最初から最後まで緊迫感がハンパない。
ストーリー展開は、ありきたりな展開になりそうで、少しずつずれていて、不思議な感じ。いい意味で予想外。
それを支えるのが主人公タイラーの、いつも怯えているような投げやりなような、感情のない顔。
彼は、巻き毛の友人のように、心底宗教を信じてるのではなさそうだし、信心深い町での異端児キャシーを嘲るでもなく、ただ家族に隷属している。
連続殺人の真相は、伯父と父なのか、父のみなのか、伯父の事故は自殺未遂なのか父によって仕組まれたものなのか。
暴けば暴くほど、その血を引くタイラー自身も、そのヘンタイの素質があるのでは?と見てる側に思わせる。
そして、始末の様子が最後の最後に回想として示されるが、正当防衛ではなかったこと。その時のタイラーがテキパキ生き生きしていることにぞっとする。
タイラーとキャシーの推理くらいで真相にたどり着くのに、迷宮入りしてた地元警察の無能さからすると、おそらくこちらもこのままになるんだろう。そして疑われずに健気な人として生きていくんだろう。
なかなか後味悪い映画でした(ほめてる)
秘密は触れない方が…
公開してる劇場ほとんど無い映画(笑)
しかも、公開期間一週間
予告編から、見たかったので😁
タイラーと父親は、ボーイスカウトで、家族で熱心に教会に通い、友達も宗教の教えが絶対という感じ
この辺りの考えがまず、アメリカっぽいなぁと思いつつ
良い父親のイメージが、強く描かれるほど、犯罪とのギャップが出てくるものの、秘密は沢山ある感じ
その秘密に気付きだしてからは、家族を信じたい思いで、否定するものの、
やっぱりかって、感じ😅
登場人物少ないから、犯人は疑い無いんだけど、もしかしてって…見れたので面白かったし、
別視点で、同じシーン見るので、整理しやすかった
ラストは、2人の秘密的な感じでもあり、犯罪が続くんじゃないかと思わせる感じ😅
何とも言えない不完全燃焼感…
アメリカの小さな片田舎で起きた、〝未解決〟の猟奇連続殺人事件の犯人が、家族や周囲からの信頼も厚い父親なのでは?…というストーリー。
あらすじや予告編を観て、かなり期待が高い作品だったのだけど、蓋を開けてみれば始まるや否や父親が犯人なのは誰が観ても一目瞭然で、サスペンス要素はまるでなし…
『自家用車のダッシュボードに卑猥なSMポルノ写真の切抜き』『庭の父親専用納屋に監禁され縛られた女性のポラロイド写真』『自宅地下の隠し部屋に被害女性たちの免許証の束』と言う具合に、息子にいとも簡単に決定的な証拠を見つけられるというマヌケっぷり…笑
息子からの疑いの目を薄々勘づいている親父殿の逆襲も何か中途半端…
まぁそうでしょうね!という、予想通りの展開と不完全燃焼なモヤモヤした終わり方…
逆に、10年間未解決だったことの方がミステリーだわ!笑
モヤモヤが残り 重たさを引きずる映画 犯人にとっては宝物(?)の ...
モヤモヤが残り
重たさを引きずる映画
犯人にとっては宝物(?)の
証拠品を燃やしてしまったから
新たな宝物を収集したくなったのか?
母親はどこまで知っていたのか?
夫が苦しんでるのを知っていながら、
なぜ1人残して里帰りをしたのか?
襲われた女性はどうなったのか?
警察には通報しなかったのか?
気を失っていて
タイラー達には気づかなかったのか?
タイラーは父親を信じているからこそ
真相を知ってスッキリしたかったのだと思うけれど
父親の領域に踏み込まずにいれば
この先もずっと平穏な暮らしが
続いていたのか?
父親の名誉と残された家族を守るため
若くして
ずっしりと重たい十字架を
自ら背負ってしまったタイラー
果たして、一生背負い続けていけるのだろうか?
ポラは濡れていないし振っちゃダメ
信仰心の強い田舎町で発生した「グローブヒッチ」と呼ばれる犯人による連続緊縛殺人が止まって10年、16歳の少年が父親を疑う話。
ボーイスカウトの指導者である父親を持つ主人公が、車の中でみつけた雑誌の切り抜きが基で四面楚歌となり、その出所に疑問を持ち巻き起こるストーリー。
信仰心皆無な自分からしたら、洗脳かとも感じる程の信仰心を持つ背景の中で、疑念の目が犯人の本性を呼び起こし、沈黙を破らせて行く様には期待値が高まる。
そんなワクワクとドキドキなお話しがテンポ良く展開していき…実は、と巻き戻されたのは、そんなの判りきっているのに何で?テンポ乱すだけじゃん!一回目のヤツいらないじゃん!わざわざ説明いりますか?と少し醒めてしまった。
とはいいつつも愉しみながら少し冷静になったところで山場をみせられて、再びストーリーに乗っかって持ち直し!!
「カチッ」っていう件、どちらの心情を考えても堪りません!!
エピローグの後出しは流れ的には気にならなかったけれど、血を流し気を失う程なのに痕跡は?と最後の最後で又少し勿体なさを感じさせられた。
と、演出に難が多々あったけれど、こういう気分の悪いヤツが好きな自分的にはなかなか面白かった。
父親の素顔
主人公の16歳の少年タイラーは父親が率いるボーイスカウトで精進している。
ある日彼女が父の車からポルの写真を見つけ周囲からヘンタイ扱いを受け孤立する。
タイラーにとってはもちろん自分には身に覚えのないポルノ写真。その真相を突き止める為父親のガレージなどに忍び込み徐々に父親の隠れたそして行き過ぎたSM絡みのポルノ趣味を知ること。
同時に10年前にこの町で起きた十数人の被疑者を絞殺した事件に父親が絡んでるのではないかと疑う。
同じく学校内で変な噂が立ち孤立している少女カッシと父親の真相を追っていくストーリーである。
登場人物が少ない為早い段階で父親が殺人鬼である事は読める。また少女カッシは母親がおらず、母が父親の被害者であることも早い段階で読める。そういう点においては大きな裏切りある展開ではないがこの作品の面白いところはやはり少年タイラー視点から父親を疑い追い詰めていく心理描写がこの作品はとても見応えあり惹きつけられた。
早い段階で疑い父に問い詰めるもやはり父の口車に乗せられまた父の言う事を信じたい気持ちが先行してしまう。
ただ100%疑念が晴れたかというとそうではない。そのモヤモヤする葛藤と父に母を殺されたカッシの存在が彼の正義心を後押しする展開は見やすい。
カッシのサポートもあったとはいえ最後の最後まで父を信じ、殺人犯ではなく父として葬ったところは本来父親が持つべき家庭への責任感を16歳のタイラーなりに果たそうとしたように見えた。
犯人とはわかっていながらも父親とタイラーの身を案じながらハラハラドキドキしながら見れて楽しむことができた。
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