「13-10=3」クローブヒッチ・キラー bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
13-10=3
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程よい居心地の悪さと怖さ。レミントンM700で後ろから撃たれるのではないか?と言う父への不信。家族愛。魅力的で謎めいた彼女。
構成要素を並べて行くと、Student Suspense って言えば良いと思うんです。特に難しい話でもなく、複雑な謎解きや、隠された秘密の暴露でちゃぶ台を返しに来るでもなく、ラストを除けば一本道のシンプルな建付け。
主役は「荒野にて」以来のチャーリー・プラマー。ハマり役です。何処にでも居そうな、自己主張弱めで、反抗期なんてありませんでした(許されませんでした)的な感じのある、気の優しい男子。
シリアルキラーの本性を隠し、10年間、良い父親として生活して来た。その異常な衝動を抑えるために必要だったのは、床下に隠してきた「恐怖の記録」。それを焼却してしまったがために、衝動を抑える事ができなくなってしまったドン。
ここから物語は急転し、ラストの「I Love You」
彼は、Glock17の引き金を引きながら、おそらく、その言葉を口にした。
と言う、ここがダーーーーク。無茶苦茶ダーク。
ドキり。とした瞬間にシャッターが下りる終わり方が好き。
良かった。結構。
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