劇場公開日 2021年6月11日

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「(上映されている映画館は少なめですが)わかりやすいし良い内容。」クローブヒッチ・キラー yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0(上映されている映画館は少なめですが)わかりやすいし良い内容。

2021年6月13日
PCから投稿

今年64本目(合計130本目)。 ※まだ書いていないのが大量にあるので実質的には70本目くらい。ぼちぼち書いていきます。

この作品、どうも「映画館を探す」で調べると、そもそも論で現在、2館でしか放映されていないんですよね…(理由は謎。そんなに変な映画でもない)。

閉鎖的というほどでもないですが、かなりの田舎が舞台のサスペンスもの。登場人物がそれほど多くはないので、物語の前半から最初に誰が犯人であろうという点は95%推測はつきます。
それだけだと普通のサスペンスものですが、かなりの閉鎖的環境の田舎が舞台なので、ここにさらにキリスト教の教会やボーイスカウト活動(この2つって何らか関係性あるんでしょうか?)が絡むと事情が複雑になり…というひねりが入っています。

日本では、ああいうもの(ネタバレ防止、物語内で、ひそかに保管しているもの)を「正当な方法で所持している「だけ」」であるなら、まぁ白い目で見られてもどうこう言われることは普通ありません(まぁ、道徳的にはかなりまずいですが…)。ただ、そこにキリスト教の教えや閉鎖的環境という問題が絡んでくるとそうもいかなくなります。また、そういうものを「持っているだけ」で、勝手に嫌疑がかけられるわけでもなく(せいぜい、怪しいなぁ、程度でしかない)、この辺は難しいですね…(日本とアメリカの宗教観の違いなど)。

一応、不穏当な表現・描写はありますが、一方で、単なるサスペンスものでもない、という点は結構ひねりが入っていますし、最初にもう犯人はこの人、っていうことがわかるので、そこをどう主人公たちが確固たる証拠をつかんで追い詰めていくか、そういう部分に後半は移っていきます。ここは色々な考え方があると思います。また、他の方のレビュー通り、このような事情のため、TENETのように「時間ずらし描写」が入りますが(後半、ネタバラシをするところ)、それも最低限ですし、それもないと意味不明になってしまうので、それは許容範囲内だと思います(逆にこれがないと、何が何なのか、推測して視聴しろになり、かなり難易度はあがってしまう)。

 評価は下記を考慮してフルスコア(七捨八入)でフルスコアに切り上げています。

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 (減点0.1) 単なるサスペンスものという考え方も可能ですが、この映画は上記のように、キリスト教文化やボーイスカウト活動などの文化を知っていないと理解できない点が多少なりともあり、その説明は少なめなのでわかりにくい人もいるかな…という印象はあります。とはいえ、日本ではこういう活動は決して盛んではないですし(コロナ事情で、教会さえ開いていなくてオンライン(youtube)ミサだったりするし…)、それほど深く知識が求められるわけでもないですし、知らないと理解不能に陥るわけでもないので、大きくは考慮しませんでした。

 ※ ただし、キリスト教独自の結構難しい語彙レベル高めの単語は、他の映画に比べると容赦なく出ます(字幕が丁寧なので、あまり気にはなりません)。

 (減点なし/他事考慮)シネ○ート心斎橋さん、「携帯電話の電源はオフにお願いします」とのことですが、全興連の「新しい映画観賞のマナー」の放映の中では「ココアを導入している場合はマナーモードにしてバッグに閉めてご鑑賞を」であり(電源を切ると、ココアは動きようがない)、どちらが正しいのか謎です…(多分後者)。

 また、この映画自体はG指定ですが、上映前の「予告編」でR18の映画の紹介(かなりグロテスク。アダルトなのではなく、表現がどきつい)をするのはどうなのか…と思いました(女性の妊婦の方を襲うという趣旨のホラー映画。見に行ったときは男性女性半々程度だったので、予告編といえどもあのグロテスクさだと、結構気持ち悪くする人はいかねない/ほかに他に放映予告作品もあるのに、なぜにR18映画の予告編を入れるのかがかなり謎)。
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yukispica