「クリスチャンのコミュニティ」クローブヒッチ・キラー talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
クリスチャンのコミュニティ
アメリカ合衆国の典型的な郊外の話なんだろうな。家庭での食事前のお祈り、あれはプロテスタント特有だと思う。知り合いのプロテスタントのお家(ドイツ)でも温かい食事の前は手をつないできまった言葉をみんなで言ってから食事が始まった。近所の人達は互いに知り合い、日曜の昼食後の散歩で彼らと立ち話をして情報交換。
教会中心のコミュニティーは狭い。洗車を子ども達がするのもボーイスカウトもとってもプロテスタント的でアメリカ的な気がした。家庭を大事にする父親。でも狭い地域で活躍するといっても子ども相手。昔の西部劇の時代ではもはやない。だから妻は夫の性癖をわかってたのではないかと思う。
マッチョな風土と女性をターゲットにする連続殺人は関係あると思う。昆虫採集みたいに写真や動画で記録されて保管されてそれを後から味わう。仕留めた獲物を眺めるように。スウェーデンの「ドラゴンタトゥーの女」も同様だった。必ず銃と縄がある。
そういう話に思春期のかわいい男の子が絡むから面倒なことになる。いろいろと関心を持ち始める時期と父親の「趣味」発見が重なってしまった。
タイラーにはあのコミュニティーから出て行って欲しいと私は思った。
これもフェミサイドなんでしょうかね。
まぁ、変態プレイで最終的に殺すんだから、違うのかもしれませんが。
ほんと、タイラーには徹底的に反宗教の道を選んでもらいたいです。
こんばんは!
なかなか難しい作品でしたよね。あんまり起伏らしい起伏がないので私も少し置いてかれそうになりました。
因みに私もあのコミュニティはタイラーにとってやりづらそうだな~と思いましたね。
兄貴の仕業は嘘っぱち、自演で写真も癖の一つで、その行き着く先が緊縛殺生だと認識しました。そして、兄貴の事故か娘の出生を転機に我慢していたものがコレクションを手放す羽目になって抑えられなくなったのかなという勝手な想像です。