鬼(1972)のレビュー・感想・評価
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白土三平先生のガロ創刊号で読んだのが最初。映画は二回目。 手塚治虫...
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白土三平先生のガロ創刊号で読んだのが最初。映画は二回目。
手塚治虫先生の安達ケ原とかこう言った日本の古典をアニメやコミックで再現する。もはや、芸術。
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親子の縁が枷になる瞬間
兄弟が狩りに出かけたまま自分を見捨てるのではないか、と疑心暗鬼に駆られ鬼となり、子を連れさろうとする寝たきりの親。
幼い頃は親に捨てられ、成長したら夫から追い出され、女手一つで兄弟を養った「人生で何一つ良い事がなかった」母親。
母親が子に執着する様は、親の介護を経験した私には、かなり刺さった。
鬼の手
寝たきりの母親を持つ兄弟が、鹿狩りに出掛けた裏山で鬼に襲われる話。
かなり短いストーリーなので内容には触れないけれど、生生しさを感じる描写の世にも奇妙な昔話という感じで、衝撃とやり切れなさがなかなか良かった。
緻密でない美しさ。
手作りの美しさ、というか、ぎこちない美しさ、というか、CG 表現などと違う細かくない美しさがなんとも言えず良い。セリフも少なく動きや表情も少ないのに十分伝わってくるのが不思議。人形と背景のペイントの融合もなんと美しいことか。
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